概要
2023年4月5~6日にかけて、pixivに性的な表現を含むウマ娘プリティーダービー(以下ウマ娘)のイラスト(通称ウマエロ)を投稿しているアカウントに対しpixiv事務局よりアカウント停止措置がとられた騒動である。
当時の状況
株式会社Cygamesが運営しているウマ娘はかねてより公式の二次ガイドラインにて「性的描写を含む二次創作」を禁止していた。
「ウマ娘 プリティーダービー」の二次創作のガイドライン
https://umamusume.jp/derivativework_guidelines/
https://umamusume.jp/derivativework_guidelines/
これは、ウマ娘には実在の競走馬の擬人化キャラが登場する関係上、なにがしかの騒動が起きた際に通常のゲームよりもはるかに多方面に迷惑がかかるためである。
にもかかわらず、サービス開始以前からpixivを始めとするイラスト投稿サイトにてウマエロを投稿するものが後を絶たなかった。
また、イラスト集の販売、pixiv fanboxやpatreonなどのプラットフォームにて収益を上げるものも存在した。
ガイドラインがある故に絵師の新規参入が少なく、いわゆる「ブルーオーシャン」のような環境となっていたところにアメリカの禁酒法よろしくガイドラインを意に介さないものが参入し活動していたのである。
当時より通報からの削除のやりとりはあったものの、SNS上で大きく騒動となることは稀だった。
なお、手描きのウマエロについてはピクシブ百科事典が詳しいのでそちらに譲るものとする。
また、イラスト集の販売、pixiv fanboxやpatreonなどのプラットフォームにて収益を上げるものも存在した。
ガイドラインがある故に絵師の新規参入が少なく、いわゆる「ブルーオーシャン」のような環境となっていたところにアメリカの禁酒法よろしくガイドラインを意に介さないものが参入し活動していたのである。
当時より通報からの削除のやりとりはあったものの、SNS上で大きく騒動となることは稀だった。
なお、手描きのウマエロについてはピクシブ百科事典が詳しいのでそちらに譲るものとする。
経緯
2023年4月初旬、画像生成AI関連の話題の中でAI製のウマエロを大量に投稿する者の存在がTwitterで話題に上がりはじめる。
4月5日、「AIウマエロ大量投稿アカウント」を取り上げたツイートがバズる。
loading tweet...— 会木 (@tatatataniguthi) April 4, 2023
4/6、pixiv事務局より、pixivにてウマエロを投稿していたアカウントに対し、該当作品を削除するまでのアカウント停止措置が取られた模様。
この措置により、pixivにあるウマエロが投稿者の手により大量に削除された。
この措置により、pixivにあるウマエロが投稿者の手により大量に削除された。
措置が取られたアカウントの一例
- ツイート削除済みのためスクリーンショット
- 停止処置がとられたFANBOXアカウント
結果
多くの規約違反アカウントが削除されたが、その中にはアカウントを作り直したり、再び活動を再開しようという動きも見られる。
話題にはなったものの根本的な解決には至っていないというのが実情であり、引き続き注視する必要がある。
規約違反の画像を発見した場合は、早急に株式会社Cygamesに通報を行うこと。
話題にはなったものの根本的な解決には至っていないというのが実情であり、引き続き注視する必要がある。
規約違反の画像を発見した場合は、早急に株式会社Cygamesに通報を行うこと。
株式会社Cygames お問い合わせ窓口
https://form.cygames.co.jp/
https://form.cygames.co.jp/
備考
重ねて言うが、ガイドライン違反ウマエロの問題はAI登場のはるか前から起きていたものである。したがって「AIがダメで手描きならOKなのか」という意見は、この騒動だけを見ての反応であることを付け加えておく。