内閣総理大臣(日本国)

日本国の首相。作中では「首相」と書かれることが多いが、「首相」というとたいていは「行政・外交の責任者」を示し、実際の肩書は異なることが多い。

「総理大臣」("Prime Minister")という言い方は、日本やイギリスのような君主制の国における、厳密な意味では「君主(天皇・国王)の下で為政を執り行う者」を指す。
この世界の登場人物ではロウリア王国マオスがその立場にあたる*1

書籍版では、日本国の首相については特に名前などは言及されていない。
ブログ版で公開された小話においては、転移当日の内閣総理大臣は「武田 実成」という名前であることが判明している。

小説版では、ロウリア戦、パーパルディア戦の頃は、エスカレーションを恐れる発言をしている。その一方で、下から上がってきた提案などは割りとポンポン受け入れていたりもする。
実際の日本だと財務省が嫌がりそうな気がするが、事態が事態だけに、財務省も強いことが言えないかも知れない。

なお転移後に政権交代や総理の入れ替わりは起きていないため、今のところは全て同一人物だと思われる。

コミカライズ版では、容姿は当初、メガネをかけている以外は、特に誰とも特定できない容姿をしていたが、話が進むごとにだんだん岸田文雄第100代内閣総理大臣に近づいていき、日本国がルミエスを元首とするアルタラス王国臨時政府を承認した事に関するルミエスの記者会見時のツーショットでは、かなり岸田総理に酷似する。

余談だが、3話でカナタと握手をした人物がいるのだが、仮に総理大臣だったするとWeb版、書籍版と違って総理の入れ替わりが起きていることになる

コミカライズ版では、パーパルディア皇国の侵攻が予測されるフェン王国への渡航者についての閣議の際に困惑した顔を見せているが、レミールがニシノミヤコで囚われた観光客200人を虐殺した後は、思い切った言動が目立つようになっている。。しかし皇都爆撃の説明を受けた際に無差別爆撃と勘違いして狼狽えるなど原作や元ネタよりも弱気で頼りない言動が目立つ部分がある。

関連項目
人物日本国

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最終更新:2025年04月11日 15:46

*1 民主主義国では「大統領」、社会主義国では「国家主席」と呼ばれる、特定の縁戚以外で選出される国家元首も、通常はその下に行政の執行者を置いている。アメリカのようにあくまで大統領の権限の下で執行を行う場合もあれば、ドイツやインドなどは君主制の日本やイギリス同様、大統領がほぼ名誉職で、首相が執政の責任者という場合もある。完全に「国家元首」と「行政の責任者」を兼ねる場合を「総統」と言い、この肩書を聞くと大抵の人はドイツのチョビ髭を思い浮かべるだろうが、中華民国(台湾)も総統制である。