ふぇんおうこく
縦150km幅60kmの、まが玉を逆にしたような形の島を国土とする
文明圏外国。首都はアマノキ。人口は、Web版では500万。書籍版ではおよそ70万。建物と人の服装は戦国時代の日本に酷似している。
魔法や
ワイバーンを持たず、国民全員が教育として剣を学ぶ。生活レベルは低く国は貧しいが、国民の精神的なレベルは高く誰もが礼儀正しい。
日本では忘れられた
真の武士道が存在する。
技術力は文明圏外の中でも低いが、国民全員が剣を学んでいるため、国軍である武士団の戦闘能力は高く剣の切り合いなら
パーパルディア皇国の兵士を上回る。武士団の見た目はまんま戦国時代の鎧武者と足軽で武器は刀や槍を装備している。
また魔法や
ワイバーンが存在しない圧倒的な不利をカバーするためか、
魔導砲を極秘ルートで一門仕入れたり、実践可能な日本の戦術を短期間で習得するなど戦力を増やすのに力を入れている。
パーパルディア皇国からの領土献上要求を拒否したため、懲罰攻撃を受けることになる。
一度目の懲罰攻撃は、「軍祭」(5年に1回開催)で皇国監察軍戦列艦20隻の攻撃に巻き込まれた護衛艦隊と巡視艇の反撃で危機を回避。
その後は日本と国交を締結したらしく、日本との間で水中翼船などの高速船の定期便が出るようになっている。この航路を経由し、日本からは大勢の観光客が訪れることになった。だがそこへパーパルディアの攻撃が再度行われる。
二度目の懲罰攻撃は、首都侵攻寸前まで追い詰められるも、
自衛隊の参戦により皇国軍が実質的に全滅。危機から抜け出すことができた。
+
|
コミカライズ版では流れが若干異なる。 |
コミカライズ版では、パーパルディア皇国正規軍による本格侵攻の段階では、まだ日本とフェンの間に正式な国交は開かれていない。日本人観光客は、 クワ・トイネ公国の港湾都市を介してフェンに渡航していた。
パーパルディアの侵攻が迫っているにも関わらず、正規の外交ルートがない状態で日本人観光客が押し寄せていることに、日本・フェンの双方が現状を危険視していた。
あまり日本国内の閣議シーンが描かれないコミカライズ版において、珍しく閣僚たちがこのことについて苦悩している様子が描かれている(ここで正規の国交がまだないことが語られる)。
ゴトク平野の会戦も、 ベルトラン率いるパーパルディア皇国軍は山岳部の街道から平野に出てきたばかりのところで、アマノキ到達まではまだ間があった。なので、自衛隊の揚陸の際も、小説版と異なり、漁民と思われる地元の平民が 陸の上を走る舟を見て呑気に「なんだあれ?」状態になっているのを、フェン兵が追い払うというシーンになっていた。
|
その後ニシノミヤコでは、
自衛隊の活躍によって救われたことを記念し、船の形に組んだ木を焼く『火柱祭り』が毎年開催されることになる。
国名の由来はスポーツのフェンシング(Fencing)であると思われる。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したい[[コメント]]の左側にチェックを入れて下さい。
ここを編集
〔最終更新日:2024年02月05日〕
最終更新:2024年02月05日 21:07