ろうりあおうこく
この異世界において最初に日本と敵対することになった国家。
第三文明圏の東側外縁部に位置する
ロデニウス大陸に領土を持つ絶対王政の国であり、多くの国を征服しており、仕上げとして残る二か国を侵略して同大陸の統一を目論む。
首都は
ジン・ハーク。人口は約3,800万人と
文明圏外国としてはかなり多いが、人的資源の質が悪い。一方で、
亜人の根絶を国是としているが、国民と高官以外の兵士には不当に奪われた領土の奪還と教育しており、根絶を心から望んでいたのは王家だけだった。またコミカライズでは、亜人への排除政策で国を一つに結束させたと書かれているので、富国強兵の一環であったことが分かる。
後述の支援と国民への度重なる重税によって、クワ・トイネ侵攻時には王国直轄軍だけでも陸10万以上と海軍約14万と
ワイバーン500騎、加えて侵略した土地の諸侯軍40万と合計で64万の大軍を誇った。文明圏でも「ちょっとした大国」と認識されており実際小中規模の
文明国なら数で押し切れると思われる。
しかし、
アルタラス王国の様に
文明国の兵器研究によるものではなく国家規模による評価であり、大砲などの文明国水準の装備は一切保有しておらず、有力な文明国や
列強と戦える戦力は無い。また上記の重税によって国内での不満は多く諸侯も忠誠を誓っていない。
パーパルディア皇国と同じく属領はすべて失ったが、あちらとは違って属領に依存しておらず、軍以外はほぼ無傷で、しかも日本の恨みを買っていなかった。そのため戦後は、日本企業が積極的に進出している。それゆえか、比較的早期に復興できた模様。
自衛隊が間近でロウリア軍を吹き飛ばしたせいか、「竜の伝説」によると王都ジンハークでは日本への恐怖が未だ残っており、そのおかげで日本のインフラ系企業は事業用の土地確保がかなり順調らしい。
グラ・バルカス帝国との戦いの頃では、その広い土地と日本と他の国との海路の要所として、ハブ港としての機能をはたし、それらの貿易品を保管する大倉庫地帯が作られている。
戦後の軍は、当然ながら一気に軍縮へと流れが変わり、定員数と給与が大幅に引き下げられたため、退役者が続出。
トップクラスの力量を持つ竜騎士も、妻子を養うのを優先して日本企業に転職した。
もっとも、書籍第1巻特典「ロウリア王国海将
シャークンの驚愕」や書籍第2巻特典「虚構の英雄」の内容から察するに、
シャークンと
ターナケインの尽力で、後に軍事面も劇的に回復・発展することがほぼ確定している。
ちなみに「
日本軍」の実力を目の当たりにした経験があったため、酒場「
竜の酒」の酔っ払いたちのごとく、パーパルディア皇国は日本に敗北すると予測した国民が多かった。
グラ・バルカス帝国の評価も似たようなものだったが、グラ・バルカス軍を直接見ていないため、こちらは若干の不安はあったようである。
地理
- ジン・ハーク - 首都。巨大な三つの城壁で守られているロデニウス大陸最大の都市。
- ビーズル - 多数の工場が存在する工業都市。5万人以上の兵士が駐屯している。
政府関係者
軍関係者
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〔最終更新日:2024年01月20日〕
最終更新:2024年01月20日 20:26