るみえす
パーパルディアを倒そうではありませんか!!
アルタラス王国王女(のち女王)。書籍版第2巻の表紙や挿絵では20歳くらいの細面で長い黒髪の美女、
コミカライズ版では長い青髪の
プロポーション抜群の美女として描かれている。
因みに、初めてインターネットを使った異世界の国家元首級の人物と思われる。
家臣の
リルセイドとは長い付き合いらしく、コミカライズ版では所々で百合百合しい絡みをしている。
亡国、そして亡命
高潔な精神を持つ父母に育てられたためか、若いながら国民からも慕われる人格者であり、外交官として父親である
ターラ14世を助けていた。
清楚系の美女であるため
パーパルディア皇国の駐アルタラス大使
カストに目を付けられ、彼の個人的欲求を満たす奴隷として引き渡しを要求された事が祖国滅亡のきっかけになる。
皇国との戦争が始まる直前、娘の将来を案じた父親が用意した偽装商船タルコス号に護衛数十名を伴って乗り組み、王都ル・ブリアスを脱出。
船は南海海流に乗り、
ロデニウス大陸の
クワ・トイネ公国沖合いまで流されたところで
海上保安庁の巡視船「
しきしま」に保護され、父親が示唆した
日本への亡命に成功する。
父親を含む親族全員と多数の国民を殺害し、祖国を滅亡に追いやったパーパルディア皇国を当然ながらひどく憎んでおり、「
悪魔のような国」とまで表現している。
ちなみに、祖国脱出~日本に保護されるまでの経緯は、Web版と書籍版、コミカライズ版でそれぞれ少しずつ異なる。
Web版では食料が尽きる寸前に海上保安庁に保護されただけだが、書籍版では食料不足に陥ったところに海賊の襲撃を受け、戦闘中に受けた矢に塗られていたサソリ毒により
意識不明の重体に陥っている。その後、ヘリコプターで緊急搬送された
クワ・トイネ公国の自衛隊病院とその後に移送された日本本土での治療により全快。
コミカライズ版の流れは書籍版とほぼ同じだが、一行を旅芸人一座に偽装し、アルタラス東南の元海賊の砦を転用した秘密港から脱出、クワ・トイネ公国を目指している。偽装の関係で、この時は王女にしてはやや露出の多いアラブ風の踊り娘の衣装を身に纏い、船内では食事の準備を積極的に手伝うと言う家庭的な一面を見せている。また、海賊に襲撃されたのは、
ロウリア沿岸とされている。
再独立と女王即位
亡命後は留学生に身分を偽装して過ごしていたが、日本とパーパルディア皇国の開戦後、日本政府からの要請に応じ、アルタラス王国正統政府樹立と
フェン王国の戦いにおける
パーパルディア皇国の惨敗を公表する。
また再独立支援の見返りとして、王都ル・ブリアス郊外に
ムーが建設したルバイル空港の
自衛隊基地転用を日本政府に許可。
自衛隊と地下抵抗組織の反撃により、
祖国から皇国軍が一掃された後に帰国し、王位に就く。
更に日本の『
パーパルディア皇国を解体する』という思惑に乗り、魔信を通して
皇国の惨敗を公表した上で、皇国属領の住民に対して反乱の呼びかけ(の形をとった
扇動)を行う。
この演説をきっかけに、パーパルディアの全属領で一斉に大規模な反乱が勃発。それが
実質的なとどめとなり、パーパルディア皇国は国そのものが崩壊して完全に没落。
結果的にではあるが、彼女は「
パーパルディア皇国を崩壊と没落に追い込み、列強の座から転落させる引き金を、自らの手で引いた」ことになり、犠牲になった父親や国民の仇を討ったと言える。
戦後、祖国に皇国からの
シルウトラス鉱山割譲に加え、自身の身体目当てに下種な要求を行った皇国の元駐アルタラス大使カストに事実上の死刑宣告を行っている。
再び日本へ
亡国の姫ということもあり、儚げながらも気丈でおしとやかな女性と言う印象が強いが、それは祖国滅亡と親族全員の死、そこからの亡命政府樹立と女王即位という過酷な環境によるもの。
第4巻特典『ルミエスの再訪日』で見せた素の彼女は…
再独立から2年経って国内の混乱も落ち着いた事もあり、中央暦1642年4月中旬から亡命時に通っていた日本の大学へ再留学している。
大学での専攻は経済学で、日本人の友人からは「
ルミちゃん」の愛称で呼ばれている。
箱入り娘であるためか、初めて乗った電車の発進時に顔面から転ける程の重度の
運動音痴、パフェ12杯を平然と平らげる極度の
甘党、咄嗟に攻撃魔法で
ゴキブリ退治をしてしまう程の
虫嫌いである事が判明。
存命中の父親に怒られた際は、かわい子ぶった『
てへっ☆』で誤魔化していたらしい。
父親には通用していた様だが、同じ女性である
リルセイドには効かなかった模様。
…とまぁ、とんでもなくドジな女の子であることが判明してしまったのである。
まだ若いもののただ一人の王族であるため、お婿さん探しが急務と思われるが、その行方が少々心配になるほどのドジっ娘ぶりである。
また彼女の個人的欲求が原動力と思われるが、日本でのパフェとの出会いは、結果的にアルタラス王国の特産品開発へ繋がったようである。
なお、第6巻においてまさかの再々登場を果たす。
約2か月間の短期留学だったはずが、1年以上経った中央歴1643年7月になっても日本に居座っている様子。
スーパーあずきスティックが好物になったり、オープンキャンパスの手伝いをしたりと、すっかり日本に馴染んでいる。
また、美貌に惑わされない日本人男性の友人も出来た様である。
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〔最終更新日:2025年07月11日〕
最終更新:2025年07月11日 01:06