りばる
まさか、[[日本国]]にとっては[[グラ・バルカス帝国]]さえも弱敵だというのか?!
弾薬の威力にさほど差が無く、物量は帝国が圧倒的に上だというのに!
何故だっ?!何故なんだっ?!
根拠としてグラ・バルカス帝国の軍艦の方が主砲の威力が上と判断したこと、軍艦の防御力・生産力・保有艦艇数はグラ・バルカス帝国が圧倒していること、船速度は大差がないこと、帝国は空母を保有するが日本は保有していないこと、陸の戦いも戦車は双方が所有しており装備に差はないと判断したことによる。
上記の内容は「表面的には間違いではない」が、日本の兵器の性能を表面的にしか捉えていないため、結局は肝心な部分の抜けた、致命的な分析ミスになってしまっている。というより既に宰相の調査で日本が魔帝並の兵器を保有しているという報告が上がっているのにも関わらず、それを一切考慮しなかったことは大いに怠慢だったと思える。
ましてやリーム王国軍は日本と国交を結ぶ前から熱心に研究し短期間でコンパウントボウを輸入しアラミド繊維の複合盾を製造していたのにも関わらず、トップのリバルがその程度の認識しかしてないのは、些か不自然に思える。
また、日本の艦隊がグラ・バルカス帝国本国艦隊・第52地方艦隊
死神イシュタムを
ムー近隣で殲滅したことは把握していたのだが、位置関係からムーの航空部隊も必ず関与している(日本単独で撃退した訳ではないと)と決めつけている。
王から「国家運営の大切な情報、戦力分析が間違っていましたでは冗談にならぬ」と念を押されているが、間違いないと断言し、リームがグラ・バルカス帝国側に立つ決定的要因を作ってしまった。
そして前述の通り、彼の分析や判断は致命的に間違っており、リーム王国の基地を出撃したグラ・バルカス軍は、一隻の艦も、一機の航空機も残さず全滅する歴史的大敗。
日本の反撃により、グラ・バルカス軍基地が一撃で破壊される光景を目の当たりにし、自身が致命的失敗をしたことを思い知らされる。
そのままリーム王城の崩壊に巻き込まれ、国王バンクスと共に瓦礫の下敷きとなって死亡。
ハイエナ行為が目立つリーム王国だが、彼自身は真剣に祖国の未来を考えて行動しており、グラ・バルカス帝国側への寝返りも国を滅ぼす訳にはいかないと思ったが故だった。
しかし、その彼の判断が国の落日を招くという、あまりに皮肉な結末となってしまった。
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〔最終更新日:2025年01月29日〕
最終更新:2025年01月29日 20:23