セリス解放戦争後、平和を謳歌する諸国とは対照的に苦渋を舐めさせられてきた国があった。 敗戦国ながら本領をそのまま安堵されたトラキア王国だったが、 痩せた大地と、フィリップの祖父トラバンドが築いてしまった「ハイエナ」の汚名が 戦後復興を阻み、厳しい経済状況が続いていた。 こんな状況で今回の大戦が勃発し、新国王フィリップは「ハイエナ」の汚名を返上すべく勇躍する。