ここでは本小説では表立って説明されることが少ない人物設定をここで並べていきます。

 

全く触れないわけではないですが、概ね本小説では既成事実での登場になりそうです。


 


アクエリア 前ヴェスティア帝国最終皇帝

ライト・セーナ・アルドと続いてきた前ヴェスティア帝国の最終皇帝。エレナの末裔。
人竜戦役後600年の魔大戦中に前皇帝が暗殺されたことにより即位し、
魔大戦への介入を宣言、シレジアやトラキアの亡命皇族と共に共同戦線を張り終戦の決め手となった。
その後、アウロボロスの再厄を受け、帝政を停止させて前ヴェスティア帝国が終焉を迎えることになる。

政治力と決断力に関しては歴代皇帝の中でも随一とされ、アウロボロスの再厄の張本人たるエレナも
彼女の器量は評価していた。惜しむらくは彼女の戦闘能力がほぼほぼなかったことである。
性格も温厚篤実で、彼女の下で荒廃したヴェスティアでも数多くのものが慕っていた。


*---------------------------------------------------------------------------------*


ガイアス 海賊上がりのヴェスティア皇帝

人竜戦役100年後にヴェスティア皇帝に即位した海賊上がりの男。通称、海帝。
一説にはリーベリアの英雄ホームズや、その親友シゲンの末裔とも言われているが、詳細は不明。

前皇帝(セドナの孫)からの禅譲を受けて即位するも、五武王の強い反発を受ける。
今後の政権運営の支障となると判断し、ガイアスは先制して五武王に宣戦する(⇒海帝戦役)。
巧みな攻守と外交、離反政策によって勝利したガイアスは帝国の改革に着手し、
皇帝権限の強化を図ったという。

海帝戦役で使っていた試作銃がきっかけとなり、弓の強化版として帝国に火力兵器として広まった。
そしてそれが産業革命を引き起こし、魔大戦の遠因となっていく。


*---------------------------------------------------------------------------------*


偽セーナ 戦女神の再来を宣した戦乙女

双龍戦役の5年後に突如として現れた、セーナの再来を名乗る戦乙女。
手配されていた双龍戦役の黒幕を差し出すことでヴェスティアの帷幕に入りこみ、
グリューゲル出身のものたちからの信頼を得て、瞬く間に帝国内での一大勢力となる。
一見、皇帝直属勢力の権力強化に貢献しているように見えたものの、その実は帝国転覆を行おうと計画していた。

しかしヴェスティアーナによって内幕が漏れたことで皇帝から追及され、
グリューゲル村を中心にして大規模な反乱を起こすことになる(⇒偽セーナ騒動)。
一時はヴェスティア帝国相手に優勢に戦を進めていくものの、
ヴァーナから帰還したカタリナによって連戦連敗し、部下に裏切られたことで勝敗が決することになる。
しかし彼女の亡骸は見つからず、その生死は不明となる。


*---------------------------------------------------------------------------------*

最終更新:2020年02月16日 18:11