ヴェスティア・シレジア・アグストリアの騒乱はついに最も不安定な地トラキア半島にまでその戦火を及ぼした。 20年前にトラキアの盟主として南北共存を訴えてきたリーフの容態は重く、そしてその嫡子キュアン2世の周りでは 旧ミレトス家の人間たちが旧領復帰を求めやかましく騒ぎ始め、半島は俄かに騒然としつつあった。