ノルゼリアでの両国の名将の死により、再びリーベリア大陸は戦渦の渦に巻き込まれることになった。リーヴェ王国とカナ ン王国の二大軍事国家の戦いは戦況が膠着状態になっており一進一退の攻防が続いていた。そんな中、リーヴェ王国の四公爵家の一つ、ゼムセリア公国のドル ム・レンツェンハイマー親子がカナン王国に内通してリーヴェ王国を裏切った。このことにより戦況は一変、ゼムセリア軍に兵を向けなければならなくなったラ ゼリア軍の後退と同時にリーヴェ王宮が陥落し、リーヴェ王国がここに滅亡する。残ったラゼリア軍もまたカナンとゼムセリアの挟撃にさらなる後退を余儀なく され、公子リュナンは父グラムドの親友であるヴァルス提督を頼りグラナダへ撤退する。一方同盟国のウエルト王国はマール公国などの西部諸侯連合を引き連れ て、ラゼリア公国を援護すべくバルト要塞へと向かっていた。