未だにミュー軍の猛攻が続くリグリア要塞に一人の女魔道士が降り立った。 彼女は一方面のミュー軍の不死の軍・エインフェリアをを灼熱の炎で灰塵に帰させ、 リグリア要塞の守備兵たちにこう言い放った。 「我が名はヴェスティア前宰相のミカ。ヴェスティア皇帝セーナの勅使として ヴェスティア皇太子アルド様に取り次ぎ願います。」 一瞬、何を言っているのか、わからない守備兵たちだが、 セーナ復活の意味を知るとそこここで大歓声が津波のように上がっていった。
第一部 息吹
第二部 支える者
第三部 吹き始める風
第四部 彗星の恐怖
第五部 戦乙女動く
第六部 ティルナノグの星祭り
第七部 皇帝の器