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アルカナを巡る旅(旧作版)

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タロットカードの大アルカナを巡る旅
これは人間の生涯の縮図であり、愚者から宇宙のアルカナに辿り着いたとされることからも、ゲーム中でも重要な要素である。

かつてのペルソナ使い達も同じように戦いを通じ、アルカナの旅路に至ったのか。これも不思議と当てはまるものがある点で興味深い。
(P3のマルセイユ版タロットと違い、通常のタロットに倣ったアルカナの並びになっているが)

・女神異聞録ペルソナ
ピアスの少年 皇帝→法王
予期せず事件に巻き込まれ、仲間達のリーダー的存在になったが、「皇帝」の意味する「統率力」「決断力」そのものに仲間達をまとめ、また決断を誤ることがなかったことがセベク編・雪の女王編双方の事件を真の解決へと導いた。
卒業後は心を通わせた仲間達と別れ、単身夢を追い旅立つが、「法王」が意味する「精神的な導き」のない旅路で夢を見つけることが出来たのか、それは共に戦ったプレイヤー自身が見出す答えである。

園村麻希 女教皇→女帝

南条圭 法王→恋愛
「恋愛」のアルカナは「調和」「交流」を意味し、期せずして一線を引いていた同級生達と事件の解決の為戦う中で心を通わせた事が当てはまる。
仲間との交流で山岡以外に心を許せる者を得たことが、彼を「法王」の逆位置が意味する「狭量による孤立」に導かなかったのも決して無縁ではない。

稲葉正男 戦車→剛毅
「剛毅」のアルカナは寛大、強固な意志を現し、片思いしていた麻希に振られる形になってもピアスの少年に嫉妬することもなく、異国の地で単身アートに打ち込む精神的な強さに昇華できた彼の姿はまさに「剛毅」そのものだといえる。

上杉秀彦 正義→刑死者
「刑死者」のアルカナは試練、忍耐を現し、セベク・スキャンダルの中で封じてきた自分自身の過去と向き合い、それを乗り越え芸能界で活躍し、その過去を笑い飛ばせるほどになった彼の姿は「刑死者」に当てはまる。

桐島英理子 審判→宇宙

綾瀬優香 魔術師→女教皇

黛ゆきの 女帝→皇帝
「皇帝」のアルカナは意志の力、行動力を現し、ペルソナ2罪において藤井俊介の死という絶望に囚われるが、彼の想いを無駄にしない事を誓い、「杏奈を助ける」という誓いを果たす力に繋がった。
しかし達哉がその時に突き放すと「皇帝」の逆位置の意味する「無気力、精神的な弱さ」に呑み込まれ、シャドウにのっとられる所が表裏一体といえるか。

城戸玲司 死神→節制、悪魔→塔→星
「節制」のアルカナは「交流」「協調」を意味し、「死神」の逆位置が意味する「変化の時」にてピアスの少年をはじめとした仲間達との交流がそれに当てはまる。
もしそれを知らなければ「悪魔」のアルカナが意味する「暴力」「執着」という形でしか決着を付けられなかっただろうが、仲間達と共に戦う事でその目的が「守る為に戦う」ことに変わっていき、「塔」の唯一前向きな意味である「過去の清算」を正しい形で成し遂げることになった。そして卒業後には仲間の中で一番早く将来を誓い合う相手に巡り合えたのも、「星」が意味する「希望」「明るい未来」を自分の手で引き寄せた事につながる。

・ペルソナ2~罪
周防達哉 太陽→審判
「太陽」の逆位置が意味する「判断の過ち、現実からの逃避」のように、ペルソナ2罪のラストで忘却を拒否するという「判断の過ち」を犯した事がペルソナ2罰世界の破滅の引き金となる。
しかし「審判」とも取れるその戦いの中で、拒絶しながらもその足跡を追ってきた舞耶達を受け入れ、共に戦う事でペルソナ2罰世界の破滅を防ぎ、「審判」が意味する「物事の好転」を成し遂げた。

三科栄吉 死神→節制
「節制」の逆位置には「愛情の行き違い」の意味が存在し、幼い頃の華小路雅とのすれ違いによるトラウマがそれに当たる。
その過去を嘲笑う自分の影との戦いに決着をつけ、華小路雅と本当の意味で心を通わせた事から、「死神」の意味する「古い自己の死」「再出発」を完全に成し遂げることが出来た。

リサ・シルバーマン 恋愛→戦車
「戦車」の正位置の意味する「積極的な行動」は達哉に対し積極的にアプローチしていたことが該当するが、例え幼い日の記憶を奥底に封じ込めていても、初恋の相手であった達哉の事を無意識に覚えており、そのことに対しての強い意志・行動も「戦車」の意味するものだと考えると興味深いものがある。

天野舞耶 月→太陽

黒須淳 運命→正義
「運命」の逆位置が意味する「不幸」は、幼い日の事件による達哉とのすれ違いとその苦しみ、悲しみを利用されジョーカーとして操られていたことを表す。
しかし達哉達との戦いの果てにジョーカーの呪縛から解放され、「正義」の正位置が意味する「正しい判断」として自分の父を偽るニャルラトホテプと戦うという決断、そしてその戦いの果て世界をリセットしてしまうことになるが、唯一記憶を取り戻さなかったことで「こちら側」の崩壊を間接的に食い止めた行動に繋がるのである。

・ペルソナ2~罰
芹沢うらら 星→月
「月」の意味する「隠れた敵」のように、JOKERに取り憑かれ舞耶に襲い掛かったり、シャドウの自分と戦ったりと「自分の負の部分」から生じた敵との戦いが多かった。
しかしそうした「自分の負の部分」との戦いを通じ自分自身を見出し、「月」の逆位置の「徐々に好転する」という意味の通りに、戦いの後新しい道を見出していき依存心まみれの自分から脱却していった。

周防克哉 正義→刑死者

パオフゥ 刑死者→死神
「刑死者」の逆位置の意味「犠牲」が意味するように、自分の命(または舞耶達仲間の命)を犠牲にしてでも宿敵である須藤竜蔵と云豹を倒すつもりだったことがうかがえる。
しかし舞耶達の助力と自分自身の心の成長を経て、自分・仲間両方の犠牲を出さず復讐を成し遂げ、「死神」の逆位置の意味「死からの再生、やり直し」を達成したのである。

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