夢幻泡影カノン

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makian

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夢幻泡影カノン


概要

マキアンにより解釈されるタクティカル祓魔師世界観。
主に【コアカノン】とヴォーパルのっち氏制作のタクティカル祓魔師TRPGにおけるワールドパート掲載の【永慈カノン】から着想を得て、マキアンの独自解釈を元に存在する。

世界観について

2040年代、日本は「嘉奉」という元号を採用し、超常が日常となった世の中を築いている。
また、このカノンにおいては根幹の設定に抵触しない限りカノン外に存在する全てのデータとの共存を可能とする。

このカノンにおいて、カミガミとは今いる人々の前世代の人間であり、今の我々もまた新たな人間として進化を続け、いずれはカミガミとなる。

独自単語、独自解釈


  • 進化もしくは真化、新化。
 もしくはシン化。
 チャールズ・ロバート・ダーウィンはその日、カミガミと接続した。

  • 霊力
 世界に存在する全ての意識、もしくは自我と呼ばれるもの、そして霊体を構成するモノ。
 かつては人間の観念で定義できるもの、人間の力で操ることのできるものとして扱われていたが、現代ではその認識は改められつつあり、環境庁神祇部主導でより寄り添う形での人間社会との共生を図られている。

  • 霊体
 人間の本質。形ではなく、その本体と言って差し支えないもの。肉体はその霊体の殻。被呪耐性は肉体と霊体の恒常性を表す。

  • 加護と穢れ
 同一軸上に存在するもの。霊力にプラス、マイナスの性質を与えることで変化する。
 プラスであれば加護、マイナスであれば穢れに転じ、加護は現世で生きることのできる者に、穢れは幽世及び現世双方で生きることのできる者へなんらかの変化を齎す。
 しかし人にとって穢れは恐れであり、加護とは狂気と言える。穢れは得体の知れない不安、そして恐怖。加護はより高次の存在へと繋がることの高揚、全能感、そして逸脱である。

  • 結界
 区切り。有と無ではなく、有と有を区切るものであり、幽世も現世も一つの結界と定義される。この認識は一般には一切出回らないよう、最大限の統制がなされている。
 現世は結界であり泡である。その泡が割れた時、現世の中の全ての物は幽世という有ることだけが有る世界に放り出されるだろう。

  • カミガミ
 今の世界ができるより前に存在した、今いる人々の前のヒトビト。彼らは一人一人が一つの世界として、そして一つにして全なる存在として在った。しかし彼らは無限に続く増殖の末に自滅因子を生み出し、そして形を保てなくなった。彼らは確かに全能であったが、しかし恒常的な存在ではなかったのだ。
 そんな中、カミガミの中で永い時を経て、今の人々の形に進化しつつあった一部のカミ「神」だけが残った。
 彼らは、無限の霊力と全ての原型という情報体となったカミガミを利用することにした。
 有限にして夢幻の「現世」と無限にして夢幻の「幽世」を結界でもって隔て、現世に人間のタネと一つの世界を作り、残ったリソースと現世に合わないかつてのカタチを幽世に押し込めたのだ。

  • 境界異常
 現世という巨大な結界に生じた破れ。循環できず腐り果てた幽世の霊力は穢れとなり、汚濁は現世という清流は流れ込む。界異は幽世に放棄された現世に合わないかつてのカタチ、それを型にして現世における人々の何らかのイメージを取り込み、実体を待ったモノ。死してなお自らの意思で動くものなど正しく界異だ。
 通常、界異は放置していても現世の中で希釈され、いつかはその形が解けるものである。
→縁起
 界異を縁起とする、それ即ち現世に有り得ない存在である界異を有り得るものとして再定義し、現世に繋ぎ止めること。またそのもの。

  • 進化
 人間は進ませる性質を持つ加護によりその姿形を長い年月の間に変化させる。

  • 真化
 今いる人間はかつてあったカミガミの想定を超えた真なる人間と化しつつある。

  • 新化
 新たな人間である今の人々は既にカミガミを超える面を手にした。これから先もそうしてカミガミを超えていくことだろう。

  • 心化
 それは心。現世を生み出した者達もまた新たな人間へと進化する途中で得た自我。

  • シン化
 新たな人間はカミガミとなる。儚い夢幻の世界で進化を、真化を、新化を続けたその先でシン化し、新たなカミガミとなるのだ。


関連ページ

【カノン所属キャラクターデータ】
在原由良来
朝霞刀岐

【カノン所属作品データ】
由良来祓魔譚
物部薙の開発記録

権利情報

代表権利者 マキアン
権利者 なし
コンタクト先 https://twitter.com/Makianpan
連絡不要の使用範囲 あくまでマキアンが創作する上でこのカノンを使用しているだけですが、基本的に使用範囲はフリーです。
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