n次元単体の重心の定義
n次元単体の各i点(i=0~n)からある点に向かうベクトルの全ての合成がちょうど ゼロベクトルとなりつりあうようなそのある点をn次元単体の重心と定義する。
これより、n次元単体の0点からこの重心への方向ベクトルを
、
原点からn次元単体の重心への位置ベクトルを
とすれば、
が成り立つ。
原点からn次元単体の重心への位置ベクトルを
n次元単体の重心への方向ベクトル 
定義より、n次元単体の重心への方向ベクトルは
と書ける。
n次元単体の重心への位置ベクトル 
定義より、n次元単体の重心への位置ベクトルは
と書ける。
重均半径 
また、(n+1)点
からのベクトルの長さの自乗和
が最小となる点を
とすれば、
が極小値をとる条件
から、重心
においてこの自乗和は最小値
をとることがわかる。
よって、
の最小値をベクトルの数で割った値の平方根を重均半径
とし、正方行列
の対角成分の総和(トレースと呼ばれる)を
で表せば、
より、
と書ける。