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ハオ - (2025/06/10 (火) 20:10:05) の1つ前との変更点
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#image(hao.jpg,width=200,)
&font(25,b,i,#ff7c00){「ちっちぇえな」}
週刊少年ジャンプにて連載されていた武井宏之氏の漫画作品『シャーマンキング』の登場人物にして、同作の[[ラスボス]]。
主人公の[[麻倉葉]]と瓜二つの顔をした少年で、素肌の上に直接マントを纏っている。
グレート・スピリッツ(以下G.S)から誕生した5大精霊の一角で[[火]]を司る「スピリット・オブ・ファイア」を持ち霊としている。
アニメ版の担当声優は[[高山みなみ>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:高山みなみ|]]氏(新アニメ版でも続投)。
海外版では「Zeke Asakura」と表記される。
その正体は劇中の1000年前に存在した麻倉家の開祖である大陰陽師「麻倉葉王」の転生体。
生前の幼少期に、霊と会話出来るために周囲から「[[化けギツネ>キャスター(Fate/EXTRA)]]」と呼ばれ恐れられた母「麻ノ葉」&link_anchor(*1){*1}が殺害された事をきっかけに、
&b(){「シャーマンキングとなってG.Sで霊の見えない人類を滅ぼし、優れたシャーマンだけの世界を作る」}という思想を抱き、麻倉家と敵対。
陰陽道を究め、泰山府君の祭で閻魔大王と契約する事により自らの輪廻転生を自在に操る術を会得しており、人格や記憶を保ったまま転生する事が出来る。
少なくとも2回は麻倉家のシャーマンに殺害されてその試みは阻止されたのだが、理想実現を諦めるつもりはなく、
「シャーマンファイト」が起こる現代において、今度こそシャーマンキングとなるべく、葉の双子の兄として生まれ変わった。
卓越した陰陽師であり、何度も転生して死を超越した事により、&b(){125万}という他のシャーマンを軽く凌駕する巫力値を誇る
(参考までに葉の最終決戦時の巫力は10万8千、神クラスのシャーマンであるサティが70万)。
また、大陰陽師としての知識から自然の摂理を表す五行を完全に把握し、全ての森羅万象を読み解き気を自在に操る事が可能で、
スピリット・オブ・ファイアの属性を木火土金水の属性に自在に変化させ、持ち霊の属性上の弱点を突く事が出来ない。
加えて、生前に「超・占事略決」&link_anchor(*1){*1}なる強力な数々の巫術を開発しており、
巫門遁甲(巫力の受け流し)、三日月ノ祓(O.S.の強制解除)、呪禁存思(蘇生術)、禁人呪殺(魂を引き剥がす即死技)などを使用できるばかりか、
自分の部下にこれらの技能を授けて強力なシャーマンの軍団を結成している。
このため、ハオの部下には不意打ちとはいえ前述の即死技で遥かに格上のシャーマンであるサティを殺害した者もいる。
その他にも、1000年前に「乙破千代」という霊から与えられた読心術により、[[人の心を読む事が出来る>古明地さとり]]。
ただしオンオフができず絶え間なく他者の思念が流れてくる上に、
大抵の場合心を読めると知られると恐れられるため、本人はあまりこの力を好んでいない。
部下達からは「ハオ様」と敬われているものの、それは人の心を読む事が出来る読心を利用して、
彼等の良き理解者をただ演じていたに過ぎず、実際には共感意識は皆無で、死亡しようが何とも思わない。
自分に協力を示さない者はそれ以下で、優れたシャーマンだろうが虫を潰す感覚で殺害する。
[[リゼルグ・ダイゼル]]の両親もその犠牲者である
(一応「シャーマンキングになれば再生出来るから」という考えが根底にあったようだが、命を軽んじている事には変わりはない)。
例外は意図せず弟として生まれた葉&link_anchor(*2){*2}と、唯一友人だったと称する[[ネコマタ>橙]]の精霊「マタムネ」くらいで、
彼らに対しては執着する言動を見せている。
また、[[恐山アンナ]]に対しても母の面影を感じて、強い関心を寄せている。
500年前の前回大会では「シャーマンファイト」を運営するパッチ族に転生しており、
その子孫も物語の主要人物となる。
なお、ハオ組が愛用している「HAO」印のブロックグッズは本物のブロックトイ会社を乗っ取って作らせているらしい。
……これだけだと意味不明だが、ハオ組には持ち霊であるネズミの骨を仕込んだ特殊なブロックトイを媒介としたO.S.を使うブロッケンがいるので、
恐らくは彼用のブロックを作らせるついでに身の回りの装備やアクセサリーなども作らせているのだろう。
#region(『FLOWERS』ネタバレ)
シャーマンキングとなったハオだが、葉達の尽力と自らの憎しみの根源であった母の魂との再会を経て、
葉達に時間を与える事を決意…したが、思わぬ形で彼のシャーマンキング化に待ったがかかった。
なんとシャーマンキングは遡って7代前までの先任者達に「キング就任の拒否権」があるという事実が判明したのである。
一度はパッチに転生したハオが知らなかったので一度も実行されなかった類のルールだったようだが、
ハオは何度も転生して色々とやらかしたせいで歴代シャーマンキング達の心象は最悪意外の何物でも無く、
特に先代シャーマンキングであるヤービスからは直接対峙した事もあって酷く嫌われ、改心したくらいでは認められなかったのである。
とはいえ、シャーマンキング同士が直接戦うと被害が凄まじい上にそもそも殺せず、心も折れないため話し合いでの決着も不可能なので、
ハオのシャーマンキングへの就任を懸けて、ハオも含む歴代シャーマンキングの選出したシャーマン達を用いての代理戦争、
「フラワーオブメイズ」が開催される事になった。
#endregion
#region(プリンセスハオ)
今でこそ評価されている『シャーマンキング』だが、連載末期にアンケートの低迷により打ち切りとなっており、
後年完全版として最終決戦が加筆されて完結に漕ぎ着けたという経緯がある。
そして肝心の打ち切り時の最終回なのだが、登場人物達が&b(){俺達の戦いはこれからだ!}的な雰囲気を出して明日の戦いに備えて眠る……までは良かったのだが、
最後に予知夢として、
&b(){「[[RPGの勇者>ドラゴンクエスト3勇者]]パーティみたいな格好をした葉達と、[[ラスボス]]であるハオの悪い顔をバックに、&br()&space(4)妙に似合う[[女装>ジョセフ・ジョースター]]をしながら目を瞑った[[捕らわれのお姫様>ピーチ]]みたいなハオが描かれた絵本の表紙のような1枚絵」}
で締めるという、数ある打ち切り漫画の中でも突出して意味不明な終わり方をしたため、読者から史上最悪の打ち切りとして話題になった
(一応モノローグで「捕らわれの姫こと憎しみに捕らわれたハオを救う」という意味が説明されてはいたのだが、
如何せんボスに辿り着く直前の前哨戦半ばのタイミングだったので、消化不良かつ唐突な印象が強すぎた)。
あと、最終ページに脈絡なくみかんがあったのは「未完」を暗喩するダジャレであり、それも後々までネタにされる羽目になった。
これに対して、武井氏は連載終了直後にアニメ版のオープニングテーマやアンナ役を務めた林原めぐみ氏のラジオに手紙を送り、
連載終了が不本意なものであった事を明かしており、「ダイジェストで完結はしたくなかった故のあの絵(意訳)」という意図を述べている。
&nicovideo(sm16018596)
そして後年、いざ完全版が発売されるや否や、その展開が「憎しみに捕らわれたハオを葉達が愛と優しさで救済して野望を断念させる」、
という上記の絵を体現したような最終決戦だったため&link_anchor(*3){*3}、逆にいつか必ず続きを書くと言わんばかりに妥協しなかった作者の評価が上がる事になり、
同時に上記の打ち切り版の絵も「後の展開を1コマに収めた代物」と称されるようになった。
ただ、シリアス全開のラスボスを夢とはいえ捕らわれプリンセスに描いて締める超展開が読者に与えた衝撃は大きく、
現在でも超展開の打ち切り漫画について語る際に、一種の物差しとしてプリンセスハオが度々挙げられるようになっている。
%%「連載終了直後の時系列」に当たる場面でもその夢を見た(モノローグの主でもある)当人が悲鳴を上げて跳び起きてるし%%
なお、作者は続編『シャーマンキングFLOWERS』の連載を『ジャンプ改』にて開始した際、同誌の休刊により打ち切りを余儀なくされた時も、
やっぱりダイジェスト完結を拒否したらしく、いかにも続きますという消化不良的な終わり方をしていた
(その後、幸いにも講談社に移籍して『SHAMAN KING THE SUPER STAR』として連載は再開された)。
#endregion
----
**MUGENにおけるハオ
#region(Ryou氏製作)
-Ryou氏製作
『シャーマンキング スピリット オブ シャーマンズ』の[[スプライト>ドット絵]]を用いたキャラで、CPU専用であり人操作は不可能。
ハオは基本的に動かず、スピリット・オブ・ファイアが主に攻撃を行う。
スピリット・オブ・ファイアは巨体であり、挙動こそ遅いもののリーチは長くダイナミックな攻撃を繰り出す。
だが、投げを喰らった際に対戦キャラによっては変な方向を向いたり消えたりするので注意。
[[超必殺技]]では炎による攻撃を行う。
#endregion
#region(kimisei氏製作 『JUS』風)
-kimisei氏製作 『JUS』風
『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風[[ドット>ドット絵]]を用いた[[MUGEN1.0>新バージョンmugenについて]]専用の[[ちびキャラ]]。
五行の属性の陰陽術で攻撃する技を使用し、特に炎の飛び道具が強力。
超必殺技ではスピリット・オブ・ファイアを呼び出して攻撃させる。
[[AI]]もデフォルトで搭載されている。
|DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/rQyfDVy4wsA){320,240}|
#endregion
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ハオ],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ハオ],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ハオ],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー
----
&color(red){&aname(*1,option=nolink){*1}}
元ネタは明らかに実在した陰陽師''安倍晴明''とその母とされる狐葛の葉の伝説だが、
ハオが「史実における晴明に相当する人物」%%なのか「晴明に対抗して自著に『超』と命名した人物」%%なのかは明言されていない。
ちなみにネタか真面目化かは不明だが作者はハオの性格上のモデルは[[マイケル・ジャクソン]]と回答している。
&color(red){&aname(*2,option=nolink){*2}}
ハオの双子の弟として生まれた葉はハオの半身、欠けた魂か器の一部と推察されており
(実際容姿だけでなく根幹に人間不信気味な部分があるなど内面が酷似している)、
葉の家族は「ハオへの対抗馬に成り得る」と自分達ではなく葉にハオ打倒を託す方針を取り、
同様の見解を持っていたハオも意図的に今代の麻倉家は殺害せずに葉を育てさせて、
機が熟した所で葉と同化してさらなる力を手に入れるつもり、と本人の前で公言していた。
……が、実は内心弟として&b(){ハオ本人が自覚していた以上に愛着を抱いていたのであった。}
旧アニメ版では葉もまた葉王の生まれ変わりであり、ハオは葉の魂を吸収する事を目的としている。
ストーリーが原作と大きく変更された終盤になるにつれて、性格も%%小物%%王道のラスボス然としたものになっていった。
&nicovideo(sm14686643)
&color(red){&aname(*3,option=nolink){*3}}
ラスボスと和解するという展開はジャンプ漫画においては珍しいが、
こうした作風は作者の武井宏之氏がアシスタント時代に同門だった[[尾田栄一郎氏>モンキー・D・ルフィ]]との出会いで、
「王道では(尾田氏に)勝てない」と認識を持った事が理由との事。
----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:高山みなみ|,ラスボス,兄,陰陽師,シャーマン,転生者,マント,精霊,炎使い
#image(hao.jpg,width=200,)
&font(25,b,i,#ff7c00){「ちっちぇえな」}
週刊少年ジャンプにて連載されていた武井宏之氏の漫画作品『[[シャーマンキング]]』の登場人物にして、同作の[[ラスボス]]。
主人公の[[麻倉葉]]と瓜二つの顔をした少年で、素肌の上に直接マントを纏っている。
グレート・スピリッツ(以下G.S)から誕生した5大精霊の一角で[[火]]を司る「スピリット・オブ・ファイア」を持ち霊としている。
アニメ版の担当声優は[[高山みなみ>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:高山みなみ|]]氏(新アニメ版でも続投)。
海外版では「Zeke Asakura」と表記される。
その正体は劇中の1000年前に存在した麻倉家の開祖である大陰陽師「麻倉葉王」の転生体。
生前の幼少期に、霊と会話出来るために周囲から「[[化けギツネ>キャスター(Fate/EXTRA)]]」と呼ばれ恐れられた母「麻ノ葉」&link_anchor(*1){*1}が殺害された事をきっかけに、
&b(){「シャーマンキングとなってG.Sで霊の見えない人類を滅ぼし、優れたシャーマンだけの世界を作る」}という思想を抱き、麻倉家と敵対。
陰陽道を究め、泰山府君の祭で閻魔大王と契約する事により自らの輪廻転生を自在に操る術を会得しており、人格や記憶を保ったまま転生する事が出来る。
少なくとも2回は麻倉家のシャーマンに殺害されてその試みは阻止されたのだが、理想実現を諦めるつもりはなく、
「シャーマンファイト」が起こる現代において、今度こそシャーマンキングとなるべく、葉の双子の兄として生まれ変わった。
卓越した陰陽師であり、何度も転生して死を超越した事により、&b(){125万}という他のシャーマンを軽く凌駕する巫力値を誇る
(参考までに葉の最終決戦時の巫力は10万8千、神クラスのシャーマンであるサティが70万)。
また、大陰陽師としての知識から自然の摂理を表す五行を完全に把握し、全ての森羅万象を読み解き気を自在に操る事が可能で、
スピリット・オブ・ファイアの属性を木火土金水の属性に自在に変化させ、持ち霊の属性上の弱点を突く事が出来ない。
加えて、生前に「超・占事略決」&link_anchor(*1){*1}なる強力な数々の巫術を開発しており、
巫門遁甲(巫力の受け流し)、三日月ノ祓(O.S.の強制解除)、呪禁存思(蘇生術)、禁人呪殺(魂を引き剥がす即死技)などを使用できるばかりか、
自分の部下にこれらの技能を授けて強力なシャーマンの軍団を結成している。
このため、ハオの部下には不意打ちとはいえ前述の即死技で遥かに格上のシャーマンであるサティを殺害した者もいる。
その他にも、1000年前に「乙破千代」という霊から与えられた読心術により、[[人の心を読む事が出来る>古明地さとり]]。
ただしオンオフができず絶え間なく他者の思念が流れてくる上に、
大抵の場合心を読めると知られると恐れられるため、本人はあまりこの力を好んでいない。
部下達からは「ハオ様」と敬われているものの、それは人の心を読む事が出来る読心を利用して、
彼等の良き理解者をただ演じていたに過ぎず、実際には共感意識は皆無で、死亡しようが何とも思わない。
自分に協力を示さない者はそれ以下で、優れたシャーマンだろうが虫を潰す感覚で殺害する。
[[リゼルグ・ダイゼル]]の両親もその犠牲者である
(一応「シャーマンキングになれば再生出来るから」という考えが根底にあったようだが、命を軽んじている事には変わりはない)。
例外は意図せず弟として生まれた葉&link_anchor(*2){*2}と、唯一友人だったと称する[[ネコマタ>橙]]の精霊「マタムネ」くらいで、
彼らに対しては執着する言動を見せている。
また、[[恐山アンナ]]に対しても母の面影を感じて、強い関心を寄せている。
500年前の前回大会では「シャーマンファイト」を運営するパッチ族に転生しており、
その子孫も物語の主要人物となる。
なお、ハオ組が愛用している「HAO」印のブロックグッズは本物のブロックトイ会社を乗っ取って作らせているらしい。
……これだけだと意味不明だが、ハオ組には持ち霊であるネズミの骨を仕込んだ特殊なブロックトイを媒介としたO.S.を使うブロッケンがいるので、
恐らくは彼用のブロックを作らせるついでに身の回りの装備やアクセサリーなども作らせているのだろう。
#region(『FLOWERS』ネタバレ)
シャーマンキングとなったハオだが、葉達の尽力と自らの憎しみの根源であった母の魂との再会を経て、
葉達に時間を与える事を決意…したが、思わぬ形で彼のシャーマンキング化に待ったがかかった。
なんとシャーマンキングは遡って7代前までの先任者達に「キング就任の拒否権」があるという事実が判明したのである。
一度はパッチに転生したハオが知らなかったので一度も実行されなかった類のルールだったようだが、
ハオは何度も転生して色々とやらかしたせいで歴代シャーマンキング達の心象は最悪意外の何物でも無く、
特に先代シャーマンキングであるヤービスからは直接対峙した事もあって酷く嫌われ、改心したくらいでは認められなかったのである。
とはいえ、シャーマンキング同士が直接戦うと被害が凄まじい上にそもそも殺せず、心も折れないため話し合いでの決着も不可能なので、
ハオのシャーマンキングへの就任を懸けて、ハオも含む歴代シャーマンキングの選出したシャーマン達を用いての代理戦争、
「フラワーオブメイズ」が開催される事になった。
#endregion
#region(プリンセスハオ)
今でこそ評価されている『シャーマンキング』だが、連載末期にアンケートの低迷により打ち切りとなっており、
後年完全版として最終決戦が加筆されて完結に漕ぎ着けたという経緯がある。
そして肝心の打ち切り時の最終回なのだが、登場人物達が&b(){俺達の戦いはこれからだ!}的な雰囲気を出して明日の戦いに備えて眠る……までは良かったのだが、
最後に予知夢として、
&b(){「[[RPGの勇者>ドラゴンクエスト3勇者]]パーティみたいな格好をした葉達と、[[ラスボス]]であるハオの悪い顔をバックに、&br()&space(4)妙に似合う[[女装>ジョセフ・ジョースター]]をしながら目を瞑った[[捕らわれのお姫様>ピーチ]]みたいなハオが描かれた絵本の表紙のような1枚絵」}
で締めるという、数ある打ち切り漫画の中でも突出して意味不明な終わり方をしたため、読者から史上最悪の打ち切りとして話題になった
(一応モノローグで「捕らわれの姫こと憎しみに捕らわれたハオを救う」という意味が説明されてはいたのだが、
如何せんボスに辿り着く直前の前哨戦半ばのタイミングだったので、消化不良かつ唐突な印象が強すぎた)。
あと、最終ページに脈絡なくみかんがあったのは「未完」を暗喩するダジャレであり、それも後々までネタにされる羽目になった。
これに対して、武井氏は連載終了直後にアニメ版のオープニングテーマやアンナ役を務めた林原めぐみ氏のラジオに手紙を送り、
連載終了が不本意なものであった事を明かしており、「ダイジェストで完結はしたくなかった故のあの絵(意訳)」という意図を述べている。
&nicovideo(sm16018596)
そして後年、いざ完全版が発売されるや否や、その展開が「憎しみに捕らわれたハオを葉達が愛と優しさで救済して野望を断念させる」、
という上記の絵を体現したような最終決戦だったため&link_anchor(*3){*3}、逆にいつか必ず続きを書くと言わんばかりに妥協しなかった作者の評価が上がる事になり、
同時に上記の打ち切り版の絵も「後の展開を1コマに収めた代物」と称されるようになった。
ただ、シリアス全開のラスボスを夢とはいえ捕らわれプリンセスに描いて締める超展開が読者に与えた衝撃は大きく、
現在でも超展開の打ち切り漫画について語る際に、一種の物差しとしてプリンセスハオが度々挙げられるようになっている。
%%「連載終了直後の時系列」に当たる場面でもその夢を見た(モノローグの主でもある)当人が悲鳴を上げて跳び起きてるし%%
なお、作者は続編『シャーマンキングFLOWERS』の連載を『ジャンプ改』にて開始した際、同誌の休刊により打ち切りを余儀なくされた時も、
やっぱりダイジェスト完結を拒否したらしく、いかにも続きますという消化不良的な終わり方をしていた
(その後、幸いにも講談社に移籍して『SHAMAN KING THE SUPER STAR』として連載は再開された)。
#endregion
----
**MUGENにおけるハオ
#region(Ryou氏製作)
-Ryou氏製作
『シャーマンキング スピリット オブ シャーマンズ』の[[スプライト>ドット絵]]を用いたキャラで、CPU専用であり人操作は不可能。
ハオは基本的に動かず、スピリット・オブ・ファイアが主に攻撃を行う。
スピリット・オブ・ファイアは巨体であり、挙動こそ遅いもののリーチは長くダイナミックな攻撃を繰り出す。
だが、投げを喰らった際に対戦キャラによっては変な方向を向いたり消えたりするので注意。
[[超必殺技]]では炎による攻撃を行う。
#endregion
#region(kimisei氏製作 『JUS』風)
-kimisei氏製作 『JUS』風
『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風[[ドット>ドット絵]]を用いた[[MUGEN1.0>新バージョンmugenについて]]専用の[[ちびキャラ]]。
五行の属性の陰陽術で攻撃する技を使用し、特に炎の飛び道具が強力。
超必殺技ではスピリット・オブ・ファイアを呼び出して攻撃させる。
[[AI]]もデフォルトで搭載されている。
|DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/rQyfDVy4wsA){320,240}|
#endregion
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ハオ],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ハオ],sort=hiduke,100)
''凍結''
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//***出演ストーリー
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元ネタは明らかに実在した陰陽師''安倍晴明''とその母とされる狐葛の葉の伝説だが、
ハオが「史実における晴明に相当する人物」%%なのか「晴明に対抗して自著に『超』と命名した人物」%%なのかは明言されていない。
ちなみにネタか真面目化かは不明だが作者はハオの性格上のモデルは[[マイケル・ジャクソン]]と回答している。
&color(red){&aname(*2,option=nolink){*2}}
ハオの双子の弟として生まれた葉はハオの半身、欠けた魂か器の一部と推察されており
(実際容姿だけでなく根幹に人間不信気味な部分があるなど内面が酷似している)、
葉の家族は「ハオへの対抗馬に成り得る」と自分達ではなく葉にハオ打倒を託す方針を取り、
同様の見解を持っていたハオも意図的に今代の麻倉家は殺害せずに葉を育てさせて、
機が熟した所で葉と同化してさらなる力を手に入れるつもり、と本人の前で公言していた。
……が、実は内心弟として&b(){ハオ本人が自覚していた以上に愛着を抱いていたのであった。}
旧アニメ版では葉もまた葉王の生まれ変わりであり、ハオは葉の魂を吸収する事を目的としている。
ストーリーが原作と大きく変更された終盤になるにつれて、性格も%%小物%%王道のラスボス然としたものになっていった。
&nicovideo(sm14686643)
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ラスボスと和解するという展開はジャンプ漫画においては珍しいが、
こうした作風は作者の武井宏之氏がアシスタント時代に同門だった[[尾田栄一郎氏>モンキー・D・ルフィ]]との出会いで、
「王道では(尾田氏に)勝てない」と認識を持った事が理由との事。
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:高山みなみ|,ラスボス,兄,陰陽師,シャーマン,転生者,マント,精霊,炎使い