東風谷早苗


「私は風祝(かせはふり)の早苗。
                    外の世界では絶え果てた現人神の末裔」

東方Project』登場キャラ。初出は『東方風神録』の5面ボス。「こちや さなえ」と読む。
二つ名は「祀られる風の人間」「山の新人神様」「現代っ子の現人神」等。
「奇跡を起こす程度の能力」を持つ、風祝(かぜはふり=歴史的仮名遣いの読みは、かぜほうり。巫女の様な役職。厳密には似て非なる)の人間の少女。
専用BGMは「信仰は儚き人間の為に」。
博麗の巫女の装束に似た青と白の袖の無い巫女装束を着用、霊夢同様に肩と腋が露出しているのが特徴。
手に持った御幣(ごへい)は、守矢式の独自のデザインのもの。
蛇と蛙の形をした髪飾りをつけているが、これはそれぞれ八坂神奈子洩矢諏訪子を表している。
初登場時は霊夢や魔理沙を格下とみなしていたのか、彼女らに少々尊大なタメ口が多かったが、
以降の作品では基本的にややタメ口混じりの丁寧口調で接しており、普段の喋りもそれに準じている。

+ 詳細な原作設定
人間にして神と同等の扱いを受ける「現人神(あらひとがみ)」という存在。
早苗の家系は守矢神社に隠れたもう一柱・洩矢諏訪子の子孫(なお、早苗はその事を少なくとも風神録時点では知らない)だが、
元々は守矢神社の風の神(八坂神奈子)を祀る人間の一族に過ぎなかった。
しかし、風の神の力を借りた秘術により雨や風を呼び寄せる奇跡を起こす内に、
周りの人間が風の神の力を、秘術を行う人間の力と勘違いし、結果「現人神」として信仰を集めるようになった。
(このような生き神信仰は古くは全国各地にあったと考えられる
 現在は日本国の象徴・国民の代表である天皇家も、昭和天皇が「人間宣言」するまでは「現人神」だった)。

早苗は若くしてその秘術をマスターしており、現人神として多くの信仰を集めるはずだったが、
時代の流れから外の世界の人間は非科学的な神の力を信じなくなり、現人神を信仰する者も殆どいなかった。
早苗自身は信仰が失われても普通の人間として生きられるが、神である神奈子は信仰を失えば力も失う為そうはいかなかった。
信仰を取り戻す方法を模索していた神奈子はある時、人間の信仰だけではなく妖怪の信仰を集める。
即ち神社を人間の世界から幻想の物とし、妖怪が住む幻想郷で信仰を集めるという大きな賭けに出る事にする。
計画を聞いた早苗にとって、人間の世界との決別は恐怖であったが、それ以上に幻想郷へ行く事が楽しみだった。
奇跡を起こす力を持つ彼女にとって、幻想郷も「奇跡の世界」であったからだ。

そして神奈子により、残りの信仰と引き換えに神社と湖ごと幻想郷に移動した彼女は博麗神社に宣戦布告、
幻想郷を思い通りにしようとするが…博麗霊夢霧雨魔理沙に打ちのめされる事になる。
自分の力には結構自信があり、実際外の世界では常識を越えた力を操れたようだが、
人外や人間離れした人間の多い幻想郷では通用しなかった(幻想郷でも一般人と比べれば力はあるのだが)。

弾幕は陰陽道と深い関係のある五芒星の形にばら撒かれる独特のもの。
弾自体が星型の魔理沙とは違い、こちらは弾幕が星型である。
初登場時は比較的まともなキャラクタライズだったものの、地霊殿でのEXステージ中ボスとして、

「この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」

という発言と共に現れるという予想の斜め上の展開に、ファンすら驚きを隠せなかった。
しかし幻想郷を妙な方向に解釈したようで、こっちも予想の斜め上だった。
+ かわいいと評判の、その時のドヤ顔

 \  /
 ●  ●
 " ∇ "
その直後バグで霊夢+文or魔理沙+パチュリーに1ボム撃破される姿は涙を誘う。
頑張れ早苗さん。

更に自機昇格した『東方星蓮船』では神奈子&諏訪子直々の指示と、初めての異変解決で最高にハイなせいか、
妖怪退治に楽しみを見出していたり、天然か計算かボスの痛い所を突いて凹ませたりとまたもはっちゃけていた。
特に多々良小傘に対してはかなり酷い言い方をしている。
キャラ性能は霊夢や魔理沙みたいな特殊性能は無いものの、ショットとスペルカードがぶっちぎりで高性能なため、最強自機と噂される。

東方緋想天』への登場は無かったが、『東方非想天則』ではチルノ紅美鈴霊烏路空、洩矢諏訪子と共に新規参戦。
幻想郷に来てから早2年が経過しており、幼い頃オカルト雑誌を読んでいたとか、相変わらず斜め上な事実が判明。
極め付きにはロボットアニメにも興味があり、しかも憧れだったようだ。
ただ公式サイトによれば、
「実際何らかの気象現象かなんかであろう、そう考えてしまう自分の思考回路が面白くなかった。
 だから彼女は、あの影は里を襲う巨大ロボだと思う事にした。そう考えると調査が楽しいからである」との事で、
要するに「常識に囚われない」とは常識を捨てるのではなく、面白おかしく考えた方が楽しいという事である。

『ダブルスポイラー』では霊夢・魔理沙と共にLEVEL EXに登場。
堅実寄りなスペカ「弘安の神風」で多少は常識を取り戻した…
と思いきや、前述の『星蓮船』の高性能全画面蛙ボムをぶっぱなしてきたり、
相手の力を吸収する「妖力スポイラー」なる弾幕を開発した挙句、
取材する天狗からも「人間でも妖怪でもなくもっと悪い奴っぽい」なんてコメントされた。
まあ天狗の他人への評価の仕方がアレなのはいつもの事だし、
今回はお断りします霊夢やフライング魔理沙を始め皆が皆色々とはっちゃけた弾幕ばかりだが。

そして『東方神霊廟』でも自機の一人として参戦。
相変わらずメタ的な発言が多いが、『星蓮船』に比べると比較的常識的な会話に留まっている。どや顔がかわいい。
キョンシーと聞いて幽幻道士を連想する、聖徳太子と聞いて旧一万円札を連想する等から、
見かけによらず懐かしい感性をお持ちのようだ。また、理系で歴史には疎い事が明らかになった。
巫女的ポジションとしてそれはどうなのかという疑問を抱くが、案外ロボやオカルトを好む傾向はそこから来るのかもしれない。
EXボスの戦闘後会話では、ナイーブになった相手を熱く元気付ける姿も見られた。
自機としての性能は、ワイドショットで霊界ゲージが溜まりやすく、ボムも発動時間が長いといった道中特化仕様。
パターンを組めばかなりの時間無敵状態で居られるが、その分攻撃力が最低でボス戦は苦行レベル。
特に回復能力持ちの宮古芳香との相性は最悪で、きっちり撃ち込んでも時間切れギリギリという事も多々ある。
『星蓮船』で自重しなかった反動なのか…。
しかしHARD以上では神霊の出現数が増えゲージがモリモリ溜まり、
後半面では道中を任意トランス無双+ボスはボムでゴリ押しといった芸当も可能。
+ EDネタバレ
ノーマルEDでは、物部氏と蘇我氏の対立を知るべく教科書(小学校六年)を読み返していたのだが、
その際にブラウスにロングスカートの私服姿で過ごしている姿がイラストで描かれている。
また、特殊な条件を満たせば見られるパラレルEDでは、どういうわけか本作で登場の勢力の道教に改宗した
まあ『星蓮船』でもバッドエンドで白蓮の説教に洗脳されかかっていたし、多感な年頃という事か。
結局すぐに改宗し直したが(何処とは言ってなかったが、まあ十中八九守矢)。

『東方心綺楼』『輝針城』『深秘録』では登場せずしばらくゲーム作品での登場が途絶えたが、
『東方紺珠伝』で久々に自機として登場。このあたりのお休みの経緯は『茨歌仙』で語られている。
同作における自機で彼女だけ月に行った事がなかったため、かなりテンションが上がっていたのもあり、
「宙」と書いて「そら」と読んでみたり、眠そうな妖精相手に「寝たら駄目だ!寝たら(私が)死ぬぞ!」と必死に言い出したり、
閻魔様より遥かに偉い地獄の女神に面と向かって「この変なTシャツヤロー!」呼ばわりしたりと、
その言動のフリーダム加減は更に加速していた。自機お休み中の書籍での言動が比較的まともだった分なおさらである。
なお稀神サグメには会話中に思考を読まれていたが、後にZUN氏が語った所によると、
これは別にサグメに読心能力がある訳ではなく早苗の表情が分かりやすくて内心がバレバレだっただけであった。

漫画『東方茨歌仙』にも登場。双葉のようなアホ毛が特徴。
数日間とはいえ博麗神社の管理を真面目にしてたり、霊夢と魔理沙が毒で廃人になりかけた時は、
急いで毒抜きしたり、3人の中では一番良心的。あと河童人形作ったりとか。
電気の獣と聞いてピカチュウを思い浮かべるあたり、今どきの子らしい反応と言える。
あと、妙に科学方面に詳しい。上記の趣味や神奈子の影響だろうか。まあ神霊廟で理系と分かったので別におかしくはないのだが。

「ええ それで 大量のパラジウム合金が必要なのです!」

ところで、日本人であろう早苗さんだが、何故か髪の色はご覧の通り薄緑色である。美しい黒髪を緑の黒髪と言ったりはするが…。
一応西行寺幽々子がピンク髪なのにはちゃんと公式で理由があるし、東方キャラの髪色は単なる視覚的差別化や誇張表現だけではない。
これは神の血の流れている表れだろうか? しかしその割に御先祖様の諏訪子は金髪という事実。どういう事なの…。
が混ざった?な、何を言ってるんd

+ 二次創作での扱い

公式で幻想入りした現役女子高生(もしくは中学生)、敬愛する神々の為に頑張る健気さ、
酒を平気で飲みまくる少女だらけの幻想郷で下戸発言、
霊夢の怠けぶりから正統派巫女・清純派大和撫子としての対比を二次で強調された結果、
初登場時からキャラ人気は留まる事を知らず、しばらく後に行われた第5回人気投票で13位に。
更に翌年の第6回人気投票では並みいる強豪を抑え4位となった。
トップ3が人間主人公組である事を考えると、この結果は正に奇跡と言える。
そして極め付きが第7回人気投票で…。奇跡を起こす現人神は伊達じゃない。
そして「ねんどろいど」では、他キャラに先立ち霊夢・魔理沙に続く3人目の東方キャラとしてリリース。
余談だが早苗さんには恥じらい顔が付属する。これを霊夢や魔理沙に付けると…。

ファンには何故か「早苗さん」とさん付けで呼ばれる事が多い
現人神という立場への畏怖か、幻想郷では珍しい良識派故の敬意か、はたまた下記のキャラクタライズも関係あるのか。
咲夜さん、衣玖さん一輪さんとはさん付け仲間。
他にはカラーリングと霊夢と色々対なのを意識し「青巫女」ルイージ*12Pカラー」、
外の世界で特別な力を持っていた点から「邪気眼」、『地霊殿』のスペカ「奇跡『ミラクルフルーツ』」から「フルーツ(笑)」
名字の「東風谷(こちや)」の誤読から「ひがしかぜたに」「豆腐屋(とうふや)」等(※東風谷姓の人は実在する)。
苦手な酒を無理矢理飲まされたりあんまり周囲がフリーダムに暴れていたりすると鬱憤が爆発して腹黒化
神奈子や諏訪子はおろか誰も逆らえなくなるとかならないとか。
大概「下戸ほど飲ませるとタチが悪い」と相場が決まっておりまして。
8:20頃より早苗覚醒

『地霊殿』での発言を誇大・曲解されて「非常識・常識外れ」な行動を繰り返すアレな子扱いされたり、
『星蓮船』での一部の過激発言をピックアップされて「妖怪いじめ」が趣味みたいにされたり、
人気投票の結果で調子に乗り、自機降格した咲夜さんにつっかかるわ諏訪子様や神奈子様をいびるわと酷いキャラにされたりもする。
これらの早苗さんを「EX早苗」「黒早苗」等と呼ぶ。
但し先述の愛称も含め、行き過ぎた解釈はいざこざの元にもなりかねないので注意。特に自機関係。
動画製作者も視聴者も無闇な持ち出しはダメ、ゼッタイ。

戦闘力については原作絵では珍しく胸部に立体的な影が見えた事から、
霊夢よりは上、(年増な神奈子や小野塚小町には僅かに及ばないが)巨乳~爆乳寄りとされる事が多い。
今時の(外の世界の)女の子は成長が激しいからか。おかげで幻想郷では羨ましがられていたり。
ていうかおっぱいマウスパッド化されたり18禁の定番ネタにされてたり
『星蓮船』や『非想天則』『心綺楼』でも胸の膨らみが健在な所を見ると、公式で胸が大きい様子。
『天則』では素晴らしいくびれと安産型のお尻まで強調されてるぜヒャッハー!
そしてついに…『獣王園』では従来よりもさらに胸が大きく描かれていることが判明した。

+ 特典トレカネタ
『星蓮船』のメッセ購入特典は『萃夢想』や『緋想天』の立ち絵を担当したalphes氏謹製の早苗さんトレカ。
「外の世界にいた時の早苗さん」なのか、いつもの巫女服では無くセーラー服姿でファンを沸かせたが、
目つきが怖いと言われ、関連のコラも作られた。
通称「メッセ顔」。あ…あの女の目………養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ!
『星蓮船』EXモードでの会話や、『非想天則』のストーリー、勝利時敗北時の台詞を見る限り、
「幻想郷のような非日常だらけの世界に憧れていた」ようで、
ここから「何も無い日常が続く現実世界がとても退屈だった」と捉え「つまらない世界を冷めた目で見ている」とも解釈される。

髪飾りは早苗を表す記号として大事な要素であり、諏訪子の帽子ほどではないが場面によってカエルの髪飾りの表情が変わっていたり、
幼い頃はオタマジャクシになっていたりと二次創作でも強調される事が多い。
ところが初登場から10年が経った頃になってカエルの髪飾りはカチューシャである事が判明した
(上に掲載のドット絵の髪飾り周辺を見ても、バンドらしきものが付いているのが分かる)。
初期だけに留まらずその後のZUN絵でもカチューシャになっており、ずっと普通の髪飾りとして描画していた二次創作界隈にちょっとした衝撃が走った。
と言っても大きな話題となって知られるようになったのが2017年というだけで、以前から気付いている人が居なかった訳ではないし、
冒頭の『非想天則』の公式絵のように普通の髪飾りになっている公式媒体のイラストも多く、どちらも間違いではないと言える。

なお、彼女が幻想入りした後、外の世界で彼女の存在がどうなったかに関しては、
幻想郷に入ったと同時に忘れ去られた」「外の世界では行方不明扱い」の、主に二通りに解釈が分かれる。
これは公式で幻想郷には外の世界で忘れ去られた存在が流れ着くとされているが、
忘れられていない存在が幻想入りをした時、外の世界での扱いはどうなるかが明確になっていない為。
二次創作では大きく解釈が分かれていて、両親についても解釈が千差万別である。
一子相伝の秘術」という点から既に死別している説(後述のキャラクタライズ参照)や、
存命でちゃんと話し合って決めてきたが、今生の別れを告げてきたという悲しい説、
両親の中の「自分達には早苗という娘がいた」記憶を消してきた(もしくは必然的に消えた)という切ない説、
かと思えば作中に登場しないだけで、実は両親も一緒に幻想郷に来ているという説さえある。
感動したら信仰
亡くなった人が記憶と共に世間から忘れ去られるのとは違うのです…

『東方Project』は全作品を通してボイスが無いため二次創作では色々な人が演じており、
初音ミクで有名な藤田咲女史や、『けいおん!』の平沢憂役の米澤円女史が演じるOVAがある。

+ 重巡洋艦東風谷
ニコニコ静画では閲覧している画像の下に関連度の高い画像がいくつか表示されるのだが、
東方関連の画像を閲覧中に『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場するキャラクター・鈴谷のイラストが関連度の高い画像として紛れる事があり、
早苗のイラストだと思ってリンクを開いたら別のキャラクターだった」という現象が度々報告される
(通称「カップ焼きそば現象」。元ネタは『みなみけ』)。

帽子を脱いだパチュリー・ノーレッジかと思ったら弥生だった等
(両者とも色白肌、じと目、薄い紫色の髪、頭に三日月が乗っているなど共通点が多々)、
東方艦これのカップ焼きそば現象は他にもあるのだが、早苗と鈴谷はこれが特に発生しやすい。
両者とも体型や髪の色が似ており、頭の左側に着けた髪飾り(早苗はカエルで鈴谷はマンボウ)で判別しようにも顔の向きによっては髪飾りが見えず、
水着や下着姿や全裸だと服装で見分ける事も不可能。中には衣装交換(早苗と見せかけて金剛の服を着た鈴谷だった)という罠まである。
一応サムネイルにカーソルを合わせれば題名が表示されるのだが、携帯端末だったりニコニコ静画のバージョンによっては題名が表示されない。
ファン同士の間で荒れる危険性が高く、絵師にも迷惑がかかるため時間と場所TPOは弁えよう。
しかし、これが原因切っ掛けで東方または艦これに興味を持った人も多く、
両作品のキャラで弾幕対決させたり東方のキャラを提督や艦娘化させたイラストも投稿されている。
また、MUGENにおいても一部の艦これキャラ黄昏東方のキャラをベースに作られているが、今の所鈴谷はMUGEN入りしていない。

実は「早苗」という駆逐艦も存在していたのだが、古い型な事もあり『艦これ』には現状登場しておらず、そっちでの混乱は無い。

+ キャラクタライズ
「早苗」という名前の由来は実在の人物であり、長野の諏訪大社下社の「神長官」を代々務めてきた
守矢家の78代目の現当主「守矢早苗」氏。美しく物腰の柔らかい女性だそうな。
守矢家は洩矢神の子孫とされる(ちなみに現人神とされた「大祝」は、諏訪大社上社では諏訪家から、下社では金刺家から輩出された)。
明治になって世襲制の「神長官」は76代神長官を最後に廃止され、それでも先代77代当主(早苗氏の祖父)は、
諏訪大社の神官になり伝統である神事における一子相伝の秘法を一部受け継いだが、
諸事情で早苗氏は受け継がず、先代で途絶えてしまったという。
「秘術を継承した現人神は幻想入りしてしまった」と、ZUN氏は作中で伝えたかったのであろうか。
+ 歴史の裏側
上社の大祝は成人までが期限の神の依代であり、役目が終わると生贄に捧げられていた。
ちなみに「祝(はふり)」と「屠(ほふり)」、神官が神に生贄を捧げる儀式との関連から同源と考えられる。
守屋神社では継承時に先代を殺して生贄に捧げていたという話が残されている
また、一子相伝である守矢家では次子が生贄に捧げられたという。
流石に中世以降はそういった風習は廃れたが、現人神や一子相伝とは斯様に過酷な宿命を背負っていたのである。

+ 諏訪大社について
有名なので改めて説明する必要は無いかもしれないが、諏訪大社は実在する神社である。
気になる人は色々と調べてみたり、実際に参拝してみてもいいかもしれない。
尤も聖地巡礼というフレーズに思う所があるのか「参拝するならそんな気持ち・行動は一切無しで訪れてほしい」とは原作者のZUN氏の言。
それでもどのようなつもりで訪ねるかは個人の好きだが、参拝する時は決して現地に対し迷惑を掛けないようマナーを厳守しよう。
そもそも諏訪大社はミシャグジ様を祀る場所なので、お痛をすると某ゲーム会社のようにリアルで祟られかねない。


原作での性能

+ 『東方非想天則』での性能
ストライカー組み合わせた全く新しい戦法を使う。
ストライカーは勿論神奈子と諏訪子の二柱神で、それぞれ専用のゲージを消費して呼び出す。
呼び出すといっても実際は力を顕現するだけで、本物を召喚している訳ではない。
その為か神奈子はサポートより直接攻撃が主体で、どちらかといえばスタンドっぽいのだが、
一方の諏訪子は盾になったり地中で待ち伏せしたりと、とてもストライカーらしい動きをする。
スキル・スペルも癖のあるものが多いが、二柱神を使用した技は専用ゲージによる制限がある分非常に強力。
その為、早苗さん使いは神奈子の技を中心とした立ち回りになる事が多い。
これらの技は書き換えスキルのため、併用は出来ない。自身のプレイスタイルと相談してどれか1つに絞る事となる。
+ 二柱神の能力はこんな感じ
神奈子様
天を象徴する「乾」の神だけあって、全て空中使用可能。
  • 乾神招来 突(デフォルトスキル)
    • 神奈子の神力を借り、神奈子と共に相手に突進するグレイズ付きの打撃技。
      顕現した神奈子が前に出る為判定が非常に強く、迎撃、差し込み、コンボの〆など汎用性も高く、威力も抜群。
      ガードされてめりこむと反確な事、出掛かりにはグレイズがない事が欠点か。
  • 乾神招来 風
    • 神奈子が画面を横切る風の帯を起こす射撃技。
      画面制圧力、拘束力が凄まじく上記の突と並ぶ主力候補。
      飛翔の風で帯を移動可能。
  • 乾神招来 御柱
    • 遥か上空から御柱を落とす中段判定の射撃技。
      打撃無敵と発生保証があり、貴重な切り返し技となる。
      しかしこれを取ると上記1つの優秀な攻撃手段が使用出来ないため扱いは難しい。
  • 6C
    • ver1.10から追加された通常射撃、必殺技と同様にゲージを全消費する。
      神奈子が前方に向けてオンバシラを射出、弾速と威力に優れコンボの締めに重宝する。

諏訪子様
地を象徴する「坤」の神らしく、全て地上専用。
  • 坤神招来 盾(デフォルトスキル)
    • 諏訪子が出現し、相手の攻撃を一定ダメージ分防ぐ泡に包まれる設置技。
      レベルを上げると時間経過での破裂に攻撃判定が付く。
      この泡は飛翔の風で移動させる事が可能。
  • 坤神招来 鉄輪
    • 諏訪子が鉄輪を振り回す。
      打撃に見えるが射撃技で霊力削りや発生保証は無い。硬直が少ないため連携向き。
      上記の盾ほどの強度は当然無いが、諏訪子を身代わりにする事も可能。
  • 坤神招来 罠
    • 諏訪子を地面に潜らせる設置技。
      時間経過か相手が真上にさしかかると諏訪子が勢いよく飛び出す。なんと打撃判定であり、起き攻めや相手の行動制限に活躍する。
      発生保証は無く、早苗が攻撃を受けたり、出掛かりに攻撃が当たると消滅する。
  • 4C
    • ver1.10から追加された通常射撃、必殺技と同様にゲージを全消費する。
      地中から諏訪子が鉄輪を振り回して飛び上がる。地上始動の高火力コンボ等に使われる。

彼女独自のシステムとして「風」がある。
他ゲーで言えば『BLAZBLUE』のレイチェルのドライブ「シルフィード」に近く、自分の射撃の軌道を変更したり、
行動に短時間慣性を付けたり出来る。
これを利用する事で見えづらいめくりを仕掛ける、着地後滑りながら技を出すなどの行動も可能。
しかし射撃は全体的に発生が遅く、遠距離での差し合いが苦手。
切り返し手段も皆無に近く、攻められると厳しい。霊撃札等が重要になる。
また射撃の遅さから固め手段に乏しく、現状ではほぼ不可能。
ストライカーを駆使するキャラでありながら固めが弱い、というのは常識に囚われておらず非常に良いのだが、
対戦ゲームという視点で見れば、事故ヒットからしかダメージが取れないというのは大きな欠点でしかない。
但し御幣を用いた打撃は全体的に判定が強い為、優秀な発生も相まって近距離での牽制には役に立つ。
空ガ不可のDC、ある意味原作再現な詐欺判定の「乾神招来 突」が強力で、これらの技をメインに相手の暴れやhj逃げを潰していく戦法がメイン。
風の慣性を駆使してギリギリ相手にカスるように出せば反確もほぼない為、相手の立ち回りを大きく制限出来る。
立ち回り能力を補う「乾神招来 風」は、ゲームシステム的にも強く更に優秀なコンボパーツでもある「乾神招来 突」を書き換えなければならず、
これまた悩み所。
但し事故狙いからしかコンボが望めない早苗を使う場合、「乾神招来 風」は当てなくても削りダメージ量がバカにならず、
LvMAXにもなると「出来ればガードしたくない技」まで評価が格上げされる。
性能的にどちらも一長一短の為、相手によって使い分ける必要がある。
慣れるまでに時間がかかるテクニカルなキャラ。風を手足のように扱えれば、常識に囚われない攻めが可能になるだろう。
…それでも固め能力の低さは如何ともし難く、下位キャラとの評価は免れられていないのだが。
ちなみにご先祖様は早苗以上にピーキーな性能。遺伝だろうか。

火力を補う4コススペル「客星の明るすぎる夜」は比較的コンボに絡め易い優秀さで採用率は高い。
余談だがこのスペル、ver1.00~1.01ではエフェクトのせいか推奨スペックを満たしていても必ずラグが起こった。
文字通り明るすぎた為ver1.02にて発光が少し減った。
ちなみに5コス技の「モーゼの奇跡」がどう見ても「」で、諏訪子は諏訪子で瞬獄殺っぽい技を持つ。
まぁ、前述の通り彼女は現人神であり「神」と同時に「人」でもあるので、神人の技を使えても何ら問題はない。
加えて言うと「禊」とは本来自身に穢れのある時や重大な神事に際して、氷水・滝・川・海などで身を清める事であり、
風祝かつ海をイメージした技を持つ彼女には寧ろ合っている。
脳天唐竹割りのどこが禊なのかはおいといて。

この他に、グリモワールを使い霊力をフル回転させながらおみくじをばらまき、
相手のミスと自身の運の上振れを延々と待つ「おみくじ型」という戦法も存在する。
これは二柱を「乾神招来 風」と「坤神招来 鉄輪」にした上で、とにかく中・遠距離からおみくじを投げるという、
完全に運と相手に依存する戦い方であり、普通の戦い方に比べキャラによっては容易に対処されるのだが、
おみくじの引きが良いと破格すぎる牽制力や削り能力を発揮する。
この戦法は打撃攻撃が狭いキャラや、牽制に発生が遅めなキャラには特に刺さりやすく、
『非想天則』で早苗さんと共に追加されたキャラ達に対して相性が良い。

天候は「凪」(風が一時的に完全に止んだ状態)。
最後に攻撃を当てたキャラが日光に照らされ、体力が少しずつ回復する
固めが得意なキャラは効果を活かしやすいが、フルタイムで効果を得続けても1.5割程しか回復しない。
日光ではあるが、レミリア・スカーレットが受けても問題は無い
永江衣玖が受けるとさながらスポットライト気分。

性能とは関係がないが、ドット絵をよく見ると、少なくとも他のキャラのようなドロワーズでは無い事が分かる。
外の世界出身だからなのだろうか、降りる時にスカート抑えるのがかわいい。
結構危なげな状態もあるが決して見えない辺りは、黄昏だからというか東方だからなのかもしれない。

+ Ver1.10変更点
各キャラ及び共通システムで様々な変更点がある中、早苗は新技を引っさげて帰ってきた。
3Aがどこぞの雑巾がけを彷彿とさせるヘッドスライディングに、
J2Aでどこを見ている鷹爪脚のように相手を踏み付けるなど、ますます常識に囚われない挙動に。
またC射でも神奈子&諏訪子が出てくるようになり、親バカ多彩な攻めが出来るようになった。
但し二柱ゲージ消費技のリロードが長くなり、更に決着までの道程が遠のいてしまった。
LvUPで間隔が減少するがそれまでが長く、上手くカードを引けるかどうかも運次第。
ダメージを取りにくくなったが、固められている際に銭を上手く使い、2A暴れから2800出せるコンボが安定出来れば、
相手も迂闊に固められなくなるだろう。



MUGENにおける東風谷早苗

手描きドット

+ ネンミン氏製作
  • ネンミン氏製作
2008年11月12日公開。博麗霊夢アリス・マーガトロイド永江衣玖のドットを元に作られている。
ボイスは京堂扇奈廿楽冴姫のどちらかを選択でき、OFFにする事も可能。
2009年1月19日、ネンミン氏曰く「強めのAI」も実装された。
同氏製作の四季映姫・ヤマザナドゥと同じく、『緋想天』の「飛翔」が使用可能。
小回りにおいては四季映姫に劣るが、その他の性能は上回っている。
また、他にも基本の(技を使わない)立ち回りにおいていいのか悪いのか微妙な状態である
(例:ジャンプする際に一瞬溜め動作が入り、一瞬で空中に出る。そこから飛翔に繋ぐ事が可能)。
カードに関しては、ランダムで5枚が供給される。
アレンジとして、スタートボタンでカードを全て破棄して引き直す「カードシャッフル」が追加された。
いいカードが無ければ、これでどんどん入れ替えよう。
「諏訪子の盾」は反射系の技。バリアが前進していき、そのバリアに飛び道具が当たると反撃弾幕が発射される。
…これなんて世紀末病人
基本的にダウン追い打ちしか出来ない(カードによるLvアップで普通状態でも効くようになる)、
「芽吹きの春風」を立ち回りの基本とし、適当にコンボ、転ばせたら浮かせてスペカ、と立ち回ればいいだろう。

+ huihui氏製作 早苗さん(世紀末仕様)
  • huihui氏製作 早苗さん(世紀末仕様)
霊夢のドットを改変した世紀末仕様の早苗さん。
十字型の飛び道具を出したり諏訪子様が美と知略を見せ付けたりケッショーシしたりと常識に囚われない力を見せる。
7~12Pカラーでバスケっぽい事(ぶっちゃけドリブル)も可能に。
ハクレイムのライバルとして作られたのか、南斗の技が中心。
残念ながらAIは搭載・製作されないまま、現在は公開停止。

+ gomashio氏製作
  • gomashio氏製作
の人ことgomashio氏によって製作された早苗さん。
しゃがみはパチュリー・ノーレッジ、飛翔は射命丸文、ダウンは西行寺幽々子等を参考にしているようだが、
基本的に一からの手描きと思われる。もう2Pカラーなんて言わせない!
例によってオリジナル天候を搭載しており、気質は「恵雨(けいう)」。効果は「傷が癒える程度の天候」。
おとなしくしているとヴァイタルソース関係無しにじわじわ体力が回復する。
公式の天候とは偶然にも「回復する」点が一致。
あと、どこかで見たような3ゲージ技を搭載している
…どう見ても天覇風神斬です。本当に(ry
そして09年7月『非想天則』に早苗さん出場という事で上記のおためし版にスキル、スペルが追加された「ひと段落版」が公開された。
氏お馴染みの自重しない5コススペカもしっかり搭載。
その内訳は、
  1. 準備「神風を喚ぶ星の儀式」(1コス)を発動
  2. 発動中にゲージを5本まで溜める
  3. 奇跡「神の風」を発動
なので、実質6ゲージ使用技。即死級の大ダメージを与えられる。
『緋想天』風なのでカードを揃えるのが簡単そうで非常に難しい。ロマン技の域である。
ちなみに常識に囚われないカラーも解禁された。
こちらは常時準備状態で、ほぼスペカ撃ち放題というまさしく常識に囚われないカラーであった。
その見た目の派手さは秀逸。

弱点は移動起き上がりが無く、飛翔で相手を飛び越しても振り向かないため地上戦メインになってしまう事か。
gomashio氏による振り向きパッチも作られたが、かなり癖が強い。
溝星氏によるAIパッチが公開されている。2段階のAIレベル調整と5段階のガードレベル調整が可能。

+ 紅毛玉氏製作
  • 紅毛玉氏製作
2016年10月公開。最新版は2018年9月22日更新のVer.1.03。
氏の『非想天則』仕様の早苗をベースに、燈氏の『心綺楼』風早苗のドット絵を使用したもの。
新たな動作が追加されているが、違和感なく仕上がっており完成度が高い。特に太ももの絶対領域とか
そして何より、たわわな乳がぷるんぷるん揺れまくる。服の下は何も着けておらず横乳も丸見え…ふぅ…
使用画像の変更により、一部技の削除や通常技のリーチの増加を始めとした性能の変化が多く見られる。
AIも3段階に調整可能な程よい強さのものがデフォルトで搭載済み。

また、後述の同氏製作の『非想天則』仕様の早苗用ボイスパッチも適用する事が可能。
他にもMUGEN1.1の仕様や凶ランク用に調整された、ガレオ氏製作の性能改変パッチも存在する。

+ 紅毛玉氏製作 我欲の巫女
  • 紅毛玉氏製作 我欲の巫女
某動画で大暴れした氏の早苗を逆輸入したキャラ。
本体は通常の氏製早苗だが、設定でバリアや自動攻撃する分身、人形、果てはLord of libraryの賢者の石といったアイテムを奪う持つ事が可能。

また、同じく設定を変えれば師範代の人のの仕様を使う事も出来る。
現在は公開停止されているが、たまに短期間の再公開と共に更新される。
2017年4月1日版でドットが『心綺楼』風に変更された。

非想天則ドット

+ ふるれ氏製作
  • ふるれ氏製作
『非想天則』ドット。こちらには神奈子様と諏訪子様も搭載されている。
基本的な部分は原作再現だが、氏の他のキャラと同じようにスペルカードがコマンド入力制となっている。
あと勝利ポーズが実にどや顔。やったー!常識に囚われないー!
また、氏の東方キャラクター共通にガードゲージが実装されているため、
魔理沙ほど強引な割り方は出来ないであろうが、ガードクラッシュを誘発させる事も出来る。
現在はhamer氏が代理公開している他、「MUGEN初心者用簡易AI講座」からも入手可能。

nns氏、kokuryu氏によるAIが存在する。
nns氏AIは11段階、kokuryu氏AIは7段階にレベル調節が出来る。
いずれも基本コンボ等原作の早苗さん使いに近い挙動を取り、中々強い。
他にもリュウセイ氏によるAIパッチが存在したが、現在は公開を停止している。
nns氏AI
プレイヤー操作(4:05~)

+ 紅毛玉氏製作
  • 紅毛玉氏製作
『非想天則』ドットの早苗。最新版は2016年11月6日更新のVer.1.47。
早苗さん1人で頑張るというコンセプトなので二柱は出てこない。
12Pを選ぶと他に製作したキャラ同様常時ゲージMAXなどの強化がされる特殊カラーになる。
3段階+1(隠しAI)に調整可能なAIもデフォルトで搭載されている。
なお、隠しAIの起動方法はリドミに書かれているので参考に。

また、かつてはチョイヤー氏によりPC版『DUEL SAVIOR』のベリオ・トロープ(CV:西田こむぎ)の声が付くボイスパッチも公開されていたが、
現在は氏の引退により入手不可。

この他にもげんじんしん化させる改変パッチをpprn氏が製作していた他、
Peke氏によるこのパッチを改変したものが無限ロダにて公開されていたが、現在はいずれも入手不可。
また、有志によってgomashio氏の早苗にも対応したパッチが作られていた。
pprn氏のパッチ。意外と違和感が無い?

+ Kohaku氏製作 Sanae_K
  • Kohaku氏製作 Sanae_K
こちらも『非想天』則ドットだが、氏の東方キャラ同様弾幕はオミットされ、格ゲー風にアレンジ。
原作で使用したストライカーは健在。
勝利時に『KOF』風のメッセージ(英語)が出るが、ESCキーを押さない限り永遠に表示され続け、セレクト画面に移行しないので注意。
凱氏の外部AIが公開されている。

+ RicePigeon氏製作 Sanae_RP
  • RicePigeon氏製作 Sanae_RP
現在は公開停止。
こちらも格ゲー風にアレンジされ、ストライカーは選択式となっている。
氏の他のキャラ同様ボイス付き、使用されたボイスはネンミン氏の早苗と同じく京堂扇奈のもの。

+ GAB氏製作 さなえくれーる
  • GAB氏製作 さなえくれーる
同氏のふれいむソルなのに対し、こちらはカイがベース(エクレールとは雷の事)。
サイクバーストやロマキャンなど、GUILTY GEARのシステムや操作性を搭載。
ボイスはカイのものであり、OFFにも出来る。二柱も居るよ!

+ ZuBeN氏製作 ムラクモ風早苗
  • ZuBeN氏製作 ムラクモ風早苗
とうとうあちら側の現人神になってしまった早苗さん。
性能はHM氏のムラクモを参考に各種動作を搭載。
『エヌアイン』から完全煉鎖と完全神殺、非想天測からハイジャンプ・空中ダッシュ・ダッシュ攻撃の追加等が行われている。
SE等が東方側な他、5Cヒット時に跳ねる、空中で電光弾が出せる等のアレンジ要素も。

6Pカラーで何故か『TOV』のアレクセイ要素が加わる。
防御力上昇に守護氷槍陣の回復力が加わり、中々に手強い。
12Pカラーは3ゲージまで自動上昇等の強化がなされるボスモード。
AIもデフォルトで搭載済み。

+ 卵寒天氏製作 MVC3風早苗
  • 卵寒天氏製作 MVC3風早苗
現在は入手不能。
『MVC3』に近いアレンジとなっている。ただ、Xファクターとアドバンシングガードは作者曰く「クソゲー化を加速させるので」非実装。
超必を始めとした技は、同作のストームの技をアレンジしたものを使用。
その中の「エレメンタルモーセ」は元ネタでは1ゲージだったのが3ゲージ使うようになっている。
AIは未搭載。
プレイヤー操作動画(0:30あたりから)

+ 隊長氏製作 早苗 Type Mizuchi
  • 隊長氏製作 早苗 Type Mizuchi
紅毛玉氏作の早苗を改変したキャラ。
神は神でも違う神の力を借りてしまった早苗。通称「守矢意思」。
イントロでは「早苗は俺の嫁だー!」と叫んだ王子が岩盤に叩き付けられるというブロリストお馴染みの光景が見られる。
ミズチが突然現れてゲッダンし始め、消える毎にデデーンと鳴り響く様は正にありえん(笑)
挙動や攻撃が実にカオスの極みだが強さは凶悪。出番は主に狂キャラ級大会が多め。

当初はAIが無かった為に(それでも狂下位くらいまでなら圧勝するが)あまり活躍出来なかったが、2011年9月4日ついにかませ氏によってAIが公開された。
7段階から調整可能で(デフォルトは6)、7はひたすらミズチ召喚をするネタモードとの事。

+ SAMSARA氏製作 Leviathan(レヴィアタン)
  • SAMSARA氏製作 Leviathan(レヴィアタン)
紅毛玉氏の早苗を神キャラ化したもの。
レヴィアタン(リバイアサン)とはキリスト教における悪魔の一体で、巨大な海蛇・ドラゴン。蛇繋がりの名前拝借か。
SAMSARA氏6姉妹の末妹という設定(上から順に神みずか女神神奈>女神扇奈>イブリースハーリス>レヴィアタン)。
氏の第3世代型神キャラの一人で、イブリースが宇宙意思、ハーリスが神ミズチ、このキャラは神イグニスに相当するとの事。
動画で使われているのは基本的に12Pであり、強さは準神の上位で、混線は使用せず混線耐性も持たない
(大魔法等に混線が入っていると勘違いする人が偶にいるが、
 敵味方関係なく効果が生じるという混線の特性上、混線耐性を持たないレヴィアタンが混線を使うと自滅してしまう
 混線バグについてはmugen凶悪キャラwikiの他、凶悪キャラ製作者のブログでも解説されている事があるので見てみると良いだろう)。
その為オニワルドに代わる神の門番「準神五柱」の一員とされる。詳しくはこちら
更新でZamiel氏によるカットインを搭載。横乳が実にエロい。
また、影縫氏による耐性強化パッチと弱体化パッチがaxfcにて公開されている。
紹介動画
カットイン

+ プレート氏製作 荒那蛇(アナンタ)
  • プレート氏製作 荒那蛇(アナンタ)
「早苗」「機械」「スタンド(っぽいもの)」をキーワードに製作された早苗さんで、ロボット大好きな現神。
readmeによるとジョブチェンジ・アドベントに次ぐ新シリーズのキャラの様子。名前を見ての通り蛙要素は消えた。
機械を背負っていないと印象はあまり変わり映えしないようだが細かく違っている。
設定上改変元とは別人であるはずだが、ファイル名は何故か同シリーズキャラのように固有名ではなく「sanae_X」になっている。
同じく新シリーズキャラであるグローリアとは盟友関係で、対戦させると特殊イントロが発生する。
また、ストライカーとしてセラフディエス、およびアーシェット(いずれも同シリーズ設定内のキャラ)を呼ぶ。
幻月同様常に浮遊状態でジャンプが無く、上下入力である程度高さを変えられる特殊なキャラ。
上空へガン逃げ出来る鳥と違って東方キャラを飛び越せない程度の高さまでしか上がれず、
一見飛び道具を避けられなさそうだが、ワープするダッシュや瞬時に相手の背後に回る必殺技で対処可能。
豊富な攻撃とスタンド&ストライカーによる広範囲制圧を得意とする一方、attackは50と控えめ。
超必殺技は近接、広範囲、投げ、空中ガード不可、ゲージ削りなど多種多用な技がある。
AIも標準搭載されており、強さはグローリアと同じ位。
その制圧力と低空に浮かせ続けるコンボからタッグでの支援が得意で、ある程度前衛もこなせるので攻め込まれても簡単には落ちない。

+ 必殺技解説
疏日駆
一瞬力を溜めた後、衝撃波を放つ。読み方は「ソニック」であると思われる。
地を這うタイプの飛び道具だが対空にすらなるほどの巨大な攻撃判定を持ち、
かつどこでガードされても大幅有利なため撃ち合いや牽制に非常に強い。
発生こそやや遅いものの立Cから連続ヒットorガードになるためさほど気にならない。
ノックバック距離が非常に短く、間合いを離すためには使えない。

武礼戸
一瞬力を溜めた後、前方を薙ぎ払う。読み方は「ブレイド」であると思われる。
目の前に剣閃のようなエフェクトが現れるが、攻撃判定はそれより二回りくらい大きく、画面の50%を赤枠で埋めてしまうほど
特に斜め上方向へはほぼ画面端から端まで届く。
食らい判定は元の位置からほぼ伸びないため強判定とかそういう次元ではない。
ガード時の与硬直がやや短いため、基本的には中~遠距離での牽制やぶっぱに。特にタッグでは非常に凶悪な技と化す。
なぜか武礼戸をキャンセルして武礼戸が出せるため、間合いが離れるまでこれを当て続けるコンボも存在する。

四囲琉止
前方に攻撃判定を持ったバリアを展開する。読みは「シールド」だろうか。
特に相手の攻撃を受け止めたりは出来ないが、動作終了直前までバリアが出続けるため純粋な技後硬直が僅か1Fしかない
ヒットorガードさせれば36Fという凄まじい有利フレームを作る事が出来る。
とはいえ荒那蛇の技にしてはリーチが短く、またあらゆる場面で後述の照子遺が優秀すぎるため、あまり目立たない不遇の技。

后凛土
自分の脚元から巨大な光の柱を発生させる。
出がかりから目を閉じて腕をクロスさせている間はずっと無敵という驚異的な無敵の長さを誇り、相手を大きく撃ち上げるため追撃可能、
さらに横は自分の前後に画面1/3ずつ、縦は画面全域とノーゲージ無敵技としては破格の広範囲をカバーする。
発生も11Fと範囲と比べてかなり早い。
横方向への攻撃範囲が1.5倍くらい広がり長い無敵がついたキャプテンコレダーと言った所だろうか。
持続自体は短く、ガードされれば大幅に不利になるが、それを差し引いても強力な切り返し。
それでもやっぱり後述の照子遺が優秀すぎるため、高空の相手を撃ち落とす以外の差別化は難しい。

聖刃荒
自分の周囲をX字に切り裂く。読みはセイバー」だろうか。
こちらも武礼戸同様攻撃判定がエフェクトよりさらに大きく、前方への攻撃判定だけで画面2/3程度、画面中央で出せばほぼ全画面をカバーする
縦にも画面上端近くまで攻撃判定が伸び、空中ガードも不能、
おまけにヒットさせれば壁バウンドを誘発し追撃可能なため、特に中距離以上での対空に非常に有効。
地上でガードされると大幅不利だが、硬直を後述の蛙吁荒でキャンセル可能なため至近距離でガードされなければフォローは可能。
また、Attackdistが足りていないため先端付近はAI殺しとして機能する。

照子遺
自分がいた場所に光の弾を残し、相手の背後に瞬間移動する。読み方は「デコイ」だと思われる。
単純な移動技として見ても全体動作18F・出現位置は相手背後固定・出がかりから15F完全無敵と非常に優秀だが、その真価は残った光弾にある。
光弾は本体の動作終了とほぼ同時に爆発して攻撃するのだが、まず攻撃判定自体が凄まじく広く、縦横画面半分程度を覆いつくす
その上、爆発するタイミングの関係で光弾の与硬直がそのまま有利フレームとなるため、
小パン並の全体動作時間で画面半分を覆いヒットorガードさせて37F有利な無敵飛び道具+相手の背後への瞬間移動という凄まじい技となっている。
一応終わり際に3Fほど無敵のない時間こそあるものの、そこで攻撃を食らっても光弾はしっかり発生するため特に気にならない。
おまけに、地上では上述の通り長大な有利フレームを稼ぐ事ができ、
空中ヒットでも相手を受身不能状態で浮かせる上にジャグルを消費しないため、
これを連発するだけで対地対空問わず永久コンボになる。地上の相手には永久ガード連携も可能。
また、移動技としても通常攻撃をキャンセルして出せるため前ナギのような使い方ができ、
立Cが先端ヒットした際に照子遺でキャンセルし(光弾は当たらない)、再度立Cで拾うという芸当も可能。当然そこから永久にも行ける。
これ一つで立ち回り、固め、表裏崩し、切り返し、奇襲、拾い、起き攻め、永久コンボとなんでもこなせてしまえるため、
全体的に高性能な荒那蛇の技の中でも飛び抜けた使い勝手を誇る。
なお、説明書ではコマンドがD,DB,B,b(412B)と表記されているが、正確にはD,DB,B,c(412C)である。

歩冷亡
低速で蛇行しながら進む光弾を発射する。
威力は非常に低いものの、攻撃判定が見た目よりも大きく、移動速度も遅めのため飛び越すのは非常に困難。潜るのはほぼ不可能。
こちらも多段技であり、根元ガードされても有利なため他の飛び道具と組み合わせて中距離以上の相手を固めるのが主な使い方だろうか。
疏日駆同様ノックバック距離が短いため当てても間合いが離れないという特徴を持つ。

蛙吁荒
地面から光の柱を連続して発生させる。縦が画面上端付近まで攻撃判定が伸びるため飛び越す事はまず不可能。
疏日駆や歩冷亡と異なり地上ヒットorガードされた場合相手を大きく突き放すため、間合いを離す際に有効。
前後ダッシュが完全無敵なのでそもそも間合い調整には困らないのだが
基本的にガードさせれば大きく有利になるが、空中の相手に対してはノックバックが小さいため至近距離で空中ガードされると不利。
立Cや聖刃荒等から出して相手を押し込んだり、端の相手の接近を拒否するのが主な使い方か。

吹侶尽苦
相手の打撃及び飛び道具を受け止める。読みは恐らく「ブロック」であろう。
受け止め判定発生が早めで持続時間も非常に長く、また動作開始から終了まで投げ以外に対して無敵のため強気に振っていける。
成功時は攻撃を受け止めた後、1秒弱の間無敵が持続した状態で行動可能になる
このため、何の変哲もない通常攻撃で相手の無敵技を叩き潰したり、前隙の大きめな飛び道具を無敵状態のまま撃ったりする事が出来る。
飛び道具を受け止めた場合は自硬直のみが発生するが、この間も無敵なため
成功モーション中に攻撃を食らったりモーション終了時に攻撃を重ねられたりする心配はない。

+ 超必殺技解説
鬼夜裏刃明
1ゲージ消費。武礼戸→立B→聖刃荒のモーションで連続攻撃を繰り出す。読みは「キャリバー」だろうか。
武礼戸と聖刃荒の部分は元の技と同様の判定で、立B部分の判定は超強化されているため、画面のほとんどを攻撃判定で埋め尽くす。
武礼戸と比べて発生が早くなっており、状況次第でさらに追撃も可能なため、遠めの相手へのコンボの締めor中継が主な使い方になるだろう。

災駆乱
1ゲージ消費。突風で画面全体を攻撃する。読み方は「サイクロン」か。
出がかり8Fの間は無敵がないものの、それ以降は攻撃判定終了まで無敵。キャンセルは后凛土からのみかかる。
ガードされても有利なので后凛土で打ち上げた相手へのコンボやガードされた際のフォローに使う他、中距離でのぶっぱも非常に強力。

雷徒刃后
1ゲージ消費。画面の8割を覆い尽くすほどの巨大な攻撃判定の一撃を繰り出す。読み方は「ライトニング」か。
見た目に反して威力は控えめだが、大きく上に吹き飛ばすため追撃可能。
こちらもキャンセルは后凛土からのみかかるため、主に后凛土からのコンボの中継に用いる。

符烈沙在
1ゲージ消費。相手を捉えて衝撃波を叩きこむ。読み方は「プレッシャー」か。
攻撃範囲はおよそ3キャラ分、発生は4Fと非常に早く、さらにガード不能。空中の相手だろうがガード硬直中の相手だろうが問答無用で掴む投げ技。
武礼戸からキャンセルがかかるため立A→B→C→武礼戸→符烈沙在がガードされていても確定になる他、
四囲琉止や照子遺、各種ストライカーなどで有利フレームを作れば様々な場面で確定ガー不連携が成立する。
画面端ならば立A、中央でもストライカーを用いて拾う事が出来るため、崩しから大ダメージが狙える。

巣都里居霧
2ゲージ消費。衝撃波を発生させて敵を切り刻む。読みは「ストリーム」だろうか。
全画面攻撃、出がかりには無敵がないが発生中は無敵、ガードさせて有利、キャンセルは后凛土からのみと災駆乱と似た性質を持つ。
使い方もほぼ同様だが、こちらは空中ガード不能なので、ジャンプ見てから巣都里居霧余裕でしたという事も出来る。

白妙の極無
3ゲージ消費。画面奥に移動し画面全体を暴風で攻撃する。
災駆乱と異なり出がかりから無敵だが発生が非常に遅く、ガードされると大幅不利。またキャンセルで出す事が出来ない。
その分威力は4割半と非常に高く、かつヒット・ガード問わず相手のパワーゲージをごっそり削る
(ヒット時およそ10ゲージ、ガード時およそ3ゲージ分)。
削りも大きいのでトドメに狙って相手の反撃手段を殺しつつ次ラウンドに移行するのが効果的か。

砺無離荒
3ゲージ消費。初段がヒットすると相手を吹き飛ばし、渾身のパンチを叩きこむ。読みは恐らく「レムリア」だろう。
演出はド派手なのだが威力は4割弱と控えめで、初段の範囲もそれほど広くはなく、ガードも全段可能。
これを使うくらいなら他に強い行動がいくらでもあるので半ば死に技となっている。

氏恒例の強化カラーが設定されており、以下のように変化する。
  • 1P~4P   荒那蛇単体
  • 5P~10P  荒那蛇&選留辱摩(機械っぽいスタンド)
  • (5Pのみアーマー化 選留辱摩オート攻撃 耐性は殺人姫12P並の狂カラー)
  • 11P    未実装&調整中
  • 12P    荒那蛇単体+神性能 プレイヤー操作不可、グローリアと違って削り重視
なお、霊力ゲージはストライカーと選留辱摩の援護にのみ消費し、荒那蛇自身の超必などでは消費しない。

↓は最初期の荒那蛇。妖夢とうどんげっぽいストライカーは更新で追加された。

後の更新でセラフモードも9Pカラーとして追加されている。

+ 夏恵氏製作 東風谷彜
  • 夏恵氏製作 東風谷彜
「こちやかなえ」と読む。外見は水色の髪の早苗。
“幻沫界”という世界に住んでいる巫女の少女。
東風谷に代々受け継がれる法術と独学で覚えた氷結系の術を使い、妖怪退治を生業としている。
この他、同氏作のキャラクター同様に詳しい設定が存在する。

トリッキーな飛び道具を主体に戦う、変則型オールラウンダー。
火力や技の発生が心許無い為、1ゲージ消費の強化技である各種“法則”が重要になる。
同氏作の射命丸颯と同じシステムを搭載。火力と安定性は無いが爆発力のあるキャラとなっている。
AIは未搭載だが、shao氏による外部AIが公開されている。

ストーリー動画でいじられキャラとして扱われるのを除き、悪意を感じさせる動画の投稿は禁止との事。
また、ストーリー動画以外の動画での12P性能の運用も禁止されている。

+ 烏氏製作 AC風早苗さん
  • 烏氏製作 AC風早苗さん
紅毛玉氏作の早苗さんをアーマードコア風に改変したキャラ。
エネルギー兵器とコジマ兵器を武器に戦うコジマ神(?)である。
霊力がEN出力、パワーゲージがKP出力に相当し、ダッシュでも霊力を消費するため管理が厳しめ。
その分、技性能は高めに設定されており、ガード削り効果が高めの技が多い。
コジマ兵器にはパワーゲージ削り効果もあるため、ゲージ依存性の高い相手には有利になりやすい。
『AC4』『ACfA』の武装をメインに扱い、現人神繋がりで『ACV』の物理ブレードMURAKUMOや地雷も使用する。
更新にてプライマルアーマーが搭載された。パワーゲージ残量に応じて防御力が83~143相当に変動する。
またダメージを受けるとパワーゲージが減少してしまうので、攻めている内は良いが防御は苦手。

紅毛玉氏の早苗さん用デフォルトAIを改変したAIが暫定版として搭載されている。
射撃と接近戦を満遍なく使うが、技の隙が大きいため回り込みや投げを多用する相手には分が悪い模様。

+ seilai氏製作 神夜紗奈
  • seilai氏製作 神夜紗奈
ジョーカー風にアレンジされた早苗。
他のジョーカー勢と比べると演出がかなり元キャラの性格寄り。

+ 交差氏製作 ステラ・プレチェス
  • 交差氏製作 ステラ・プレチェス
交差氏が2021年最初に公開したキャラ。無論、種死の死んじゃう桑島法子のキャラではない。
こちらも氏のバトルマスター鈴仙と同様に原作とは別人設定となっており、
「行きましょう」を「行きましょう!しょう!!」と言うなど、独特な言い回しをするのが特徴。
星をテーマにキャラ付けがされているようで、メテオを降らせる技などが搭載されている。
氏のキャラではもはやお馴染みになりつつあるコード技術及びペネトレイトを搭載しており、攻守共に隙が無い。
ランクは狂下位?~狂最上位との事。

更新により、悪町龍千氏製作のボイスパッチが搭載された(デフォはOFF)。
桑島法子女史が演じた様々なキャラのボイスが用いられており、自分の名前を口にしたり、上記の口癖を再現したりと完成度は高い。
龍千氏曰く「似合うキャラを探していたら、合致したのが桑島法子女史であって、ステラの役だったのに気づいたのは、その後だった」との事。

+ どっかのサブ氏製作 ぴこぴこさなえ
  • どっかのサブ氏製作 ぴこぴこさなえ
目以外の全身が真っ黒で、レトロな効果音を出すのが特徴の早苗。
readmeによると「東風谷早苗に類似する謎の生命体」とあり、
一部のイントロで早苗本人に召喚されている事から、別の存在ではあるが何かしらの関係があるようだ。
1~6Pと11Pで性能が大きく変化する(他のカラーは未実装)。

1~6Pは「普通のぴこさな」モード。
外見は『非想天則』ベースで、表情は「||」だがコマンドで「TT」や「--」に変える事も可能。可愛い。
御幣による攻撃の他、飛び道具や小さな分身、真っ黒な他の東方キャラを召喚して戦う。
また、ある程度攻撃を連続で受けると自動で食らい抜けが発動する。
基本動作や通常技の出が非常に遅く、飛び道具や召喚でカバーする事になる。
AIはデフォルトで搭載されているが、動作の遅さもあって弱く、AI無しのカンフーマンにも負けるほど。
ただし、ヘルパーを弄られるなど一定の条件を満たすと撃破挑戦化する。

11Pは「ぴこぴこゆるさなえ」モードで、名前の通り許早苗になる。
readmeによると「ぴこさなの突然変異で生まれた化け物」との事。
性能を2~5の4段階で変更可能。
性能2・3・4はいずれも常時アーマーで投げ無効、被弾時に45Fの無敵が付くなど通常カラーとは別物の強さ。
特筆すべきは技の内容で、古今東西のレトロゲームキャラを召喚したり、
レトロゲームに関するオブジェクトを召喚したり(特に意味はない)、
個性的なMUGENのキャラを召喚したりと非常にフリーダム。
レトロゲームのネタはファミコン時代から21世紀のものまで幅広く揃っており、全部分かった貴方は相当なゲームマニア。
性能2は超必殺技の発動にゲージが必要なためまだ自重しているが、
性能3は全ての技がノーゲージで使用可能、防御力が上がる、時間経過でステータス上昇など更に強化され、一定条件で論外化する。
性能4は性能3のダメージ条件を厳しくしたもの。
こちらもAIはデフォルトで搭載されており、凄まじい勢いでキャラを召喚するため、後述のアホジンに匹敵するレベルで画面が賑やかを超えたカオスになる。
強さの目安は、性能2が狂上位、性能3が狂最上位、性能4が神キャラ向けの撃破挑戦。
性能5は他と異なり、神キャラ向けの撃破挑戦兼ミニゲーム「REDIRECT RUSH」で、提示された条件を一定数満たすことでクリアとなる。

+ BTB氏製作 雨水七映
  • BTB氏製作 雨水七映
紅毛玉氏のキャラ(『非想天則』版)を改変した、水属性の早苗さん。名前は「うすい ななえ」と読む。
最新版は凶悪キャラスレアップローダpart16で公開中のVer1.6.1。
凶~神クラスを想定しており、デフォルトではAIが常時起動している状態だが、設定を変える事で人操作も可能。

水属性の術による攻撃はどれも派手かつ高性能で、距離を問わず戦える。
2つある7ゲージ技は全画面判定の即死攻撃となっており、
強力なためか6P以下のカラーではライフ30%以下にならないと出せないが、7P以降はゲージさえあれば無条件で出せる。

カラー差は9種類。
基本となる1Pカラーは狂下位~狂中位。
2Pカラーは被ダメージが30%増加し凶~狂下位、3Pカラーはさらにライフ自動減少が加わり凶クラスまで弱体化する。
とはいえ、攻撃面は1Pと変わっていないため攻めに入ると強い。
4P・5P・6P・7~9Pは狂中位~狂最上位。
攻撃の無敵時間増加、ゲージ自動増加、被ダメージカットなど高カラーほど強化されていき、
7~9Pはハイパーアーマーかつ被ダメージ固定になる。
10~11Pカラーは下位神で、7~9Pをさらに強化した上で凶悪技術を使用した即死攻撃を使うようになる。
一番強い12Pカラーは1P側か2P側に置くかで性能が変わり、1P側の場合は殺傷力に特化した上位神、2P側の場合は撃破挑戦となる。
参考動画

その他

+ Peke氏製作 常識にとらわれない現人(アラジン)神、TUGUNAI勢氏製作 絶対許早苗
  • Peke氏製作 常識にとらわれない現人(アラジン)神、TUGUNAI勢氏製作 絶対許早苗
のりものの項目を参照。

+ アメリ氏製作 アホジン
  • アメリ氏製作 アホジン
まさかの3人目の許早苗。そして通常(?)キャラ。飛び道具(ストライカー)が豊富。
操作方法が独特で、キーを前後どちらに入力しても前進するので、バックステップでないと後退出来ない。
また、しゃがんでも前進するので、その場でしゃがむには斜め後ろに入力する必要がある。

また同氏によって神キャラ版の「アホジンゴッド」も公開されている。


余談だが、早苗はMUGENキャラが作られる前から何故かストーリー動画によく顔を出していた(これとかこれとか)。
多くは既に作られていた八坂神奈子に着いていく形での出演だったが、
これこれこれに至っては神奈子と無関係でソロ出演。これも神徳の賜物か。
これらでは霊夢の色違いを代わりに戦わせたり非戦闘キャラとしての登場だった。
立場と言うか、扱いが妹様と少し似ているかもしれない。
性格は大きく「純粋で真面目な苦労人」か、「まわりに迷惑をかけまくる、常識に囚われないフリーダム」かに分けられる。
大会やストーリーでは「現人神」繋がりでムラクモと共演する事が多い。
正確には向こうの「現人神」は自称だし「げんじんしん」だが
繰り返すようだが、どの早苗なのか確認せず「アラジン神きたw」「絶対許早苗」、
上記のムラクモとのネタから「ダカダカしないのか?」等とコメントする人も見られる。
一時期この手のコメントが頻発していた事もあるが、これらはあくまで内輪・ローカルなネタである。場所を選んで使おう。

+ 大会ネタバレ
途中交代システム搭載!試作壱号トーナメントに参加。
パートナーはムラクモ、タッグ名は「げんじんしん」。
早苗にダカダカパッチが適用されていた事もあってか、当初はネタタッグと思われていた。
しかし、両名の備える射撃、設置技が上手く機能した事に加え、MAX5ゲージのゲジマシを活かした効果的な攻めを披露して見せ、
Bグループ二位で決勝ステージに進出。
終始主導権を握る展開でAグループ一位Aグループ二位を下し、見事優勝を飾った。

出場大会

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+ 東風谷早苗
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出演ストーリー

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An angel Of Fate
DIOの喫茶店
GO!GO!リンガ王国(gomashio氏、牛丼
Lost_Memoris_Town (荒那蛇、プレート氏設定準拠
MUGEN STORIES INFINITY
MUGEN都市~ Infinity Fusion~(豆腐屋 早苗さん枠)
PADIOの万屋(セクハラ関係以外は純粋無邪気)
~Restaurant Dolls~
S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~(ムラクモ風早苗、 痴女巫女)
Tea Party of Witches
Timekeepers
Transfer Avengers
暁家の悪魔
ウドン13
織姫座のバルログ
影気ままなストーリー
神奈子の野望
仮面ライダーMIOMEGA
がんばレイセン!(gomashio氏)
がんばレイセン!R2
霧雨魔法店
草薙真吾の受難
狂って踊れ
クロスハート
香霖堂夜想曲
こんな緋想天は嫌だ
こんな非想天則は嫌だ
サイキョー流珍道中
早苗さんの正直〇〇(変態)
変態早苗さんの性活
早苗さんとけーくん
三匹が逝く!!(今の所非戦闘、と~ふやさん
志貴と無限市物語(クラスメイト兼解説役、こ~ちゃさん
初本無限
すごいよ!!七夜さん
ストーリー動画対抗戦・無限交差
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-
たとえばこんなサプライズ(gomashio氏)
血が嫌いな吸血鬼
ディオ・ブランドーは落ち着けない
とある吸血鬼の東方見聞録
失楽園
豆腐屋 早苗さん(主人公)
刻創(荒那蛇)
とらいあんぐるデスティニー
七夜と痛快すぎる仲間達~ユニオン名は七夜フレンズ~
半人半霊のこころ
稗田喫茶物語(紅毛玉氏)
宝石少女とツギハギのカミサマ
北斗六兄妹
北方学園生徒会!
ホル・ホースの銃喫茶
魔物使いと劇団と。
むげコン!
(第1回)└ そうだ!カジノに行こう!
夢幻暁光奇譚
無限の果てに。
無限を馳せる者
女神異聞録アルカナ
もこや営業中!
勇者王ガオガイガー∞
ラディッツがMUGENで幻想入り
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ
わたしたちのすわこさま

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま49、ふるれ氏製)
R-9cで色々と戦う動画(part39(ぴこぴこさなえ)、part103(ふるれ氏製))


*1
緑で赤い主人公より控えめな性格から。
後に自機となったり、変な方向に性格が変わったり、主人公として出た格ゲーで主人公らしからぬ性能だったりと、本当にルイージ化してきている。


最終更新:2023年08月16日 11:10