記憶消去 - NIKKEぺでぃあ | ニケペディア

記憶消去

概要

その名の通りニケの記憶を消去する。
ニケが記憶消去される理由は大きく分けて以下の通り。

トラウマや恐怖心の消去

戦場でニケを「兵士」としてではなく「兵器」として効率よく運用するためには恐怖心の制御は欠かせない。
トラウマやPTSDを負ったニケに対して再び高いパフォーマンスで戦場に送り出すために行われる。
ニケ本人からの申請で行われる場合もある。

侵食、思考転換の治療のため

侵食の治療は侵食反応初期、約３時間以内であれば記憶消去による侵食の治療が見込める。
侵食の治療のための記憶消去をされた場合ニケは制作された時の状態へ、つまりニケになってからのすべての記憶を失い同時に貴重な戦闘経験値も全て失う事になる。

命令違反や問題行動を取ったニケに対して処罰として

命令違反や罪を犯したニケは裁判にかけられ記憶消去が妥当と判断されれば記憶消去が執行される。
記憶を全て消されることは死にも等しいためこれを死刑判決と考えるものも多い。
しかし戦闘力が記憶と深く密接に関係しているため特例として記憶消去をせず更生館に送致されその戦闘力を必要なときに更生館から出して使うリアルカインドネスのような例も存在する。

ニケ制作時に人間だった頃の記憶の消去

ニケ制作時に人間だった頃の記憶が残っているとニケになった時に脳とボディに齟齬により思考転換が起きる可能性が高くなる。
そのため人間の頃の記憶を消すことで脳をまっさらな状態にし、脳が新しい体を受け入れやすくするために行われる。
全てのニケに行われるわけではなく、ニケへの適性が高い非量産型では人間だった頃の記憶を保持してる者も多数いる。
生前同様に医師として働き続けるメアリー、組織での地位をニケ転換後もそのままに活動を続けるアンダーワールドクイーンなど多数が該当。
しかし家族の記憶は自分が人間だったことを強く認識させるため全てのニケにおいて消去される、これは特化型でも例外ではない。
過去にニケの死亡率の1，2位を争ったのが地上での戦死、そして家族と再会した後の自死であった。
自死以外にも家族の記憶によるストレスは思考転換率も非常に高かった。
原因は様々だが老いないニケと老いる家族、家族からの拒絶、自分を人間と強く認識し過ぎた結果ニケのボディと脳の齟齬など。

稀ではあるが上記以外の理由で記憶消去される場合がある。
「見てはいけないものを見た」ときである。
機密であるラピのレッドフードを目撃した量産型ニケ2名が記憶消去を施された。

これらの記憶消去は全てNIMPHを介し実行されるため、ラピのようにNIMPHを持たないニケは記憶消去をすることが出来ない。

記憶の復活

記憶消去も完璧な技術ではなく、消された記憶がフラッシュバックする場合もある。
ペッパーの場合は海でメアリーを遊びで押したことで、人間だった頃にメアリーを階段から押した記憶がフラッシュバックした。
ミハラのケースでは2度の記憶消去が発生したが、自室に残されていた写真からロールアウト後にユニとシュエンと共に写真を撮った記憶が蘇った。