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マリアン（ピルグリム）

最終更新：2024年02月18日 11:22

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マリアン（ピルグリム） Marian

「あなたの運命、
　　私がもらいます。」

*1
【製造企業】ピルグリム
【所属分隊】ヘレティック→カウンターズ→パイオニア→ヴァイスリッター*2
【使用武器】MG ニューエイジ
【二人称】指揮官
【BlaBla】みんな大好きです！
【CV】花澤香菜
シルバーガン分隊のニケについてはマリアンを参照
ヘレティック化したマリアンについてはモダニアを参照

概要

カウンターズに配属された元ヘレティックのマリアン。
無垢と無邪気、それに似つかわしくない破壊力を持つ。
特異性、ブラックボックス、戦闘力、その全てがアークに混乱をもたらした。
ヘレティック・モダニアとの外見上の大きな差異は無いが眼球は赤いまま、ヘレティックの時に装着していたバイザーはない。
過去に主人公に巻いてもらった包帯を大事にしており包帯に強い執着を見せる。
脳洗浄から一ヶ月ほどで7歳児程度の知能まで発達し、一般常識も倫理観も7歳児相当。
アニスとネオンのハムを食べてしまったり屁理屈を並べてご飯を食べようとしたりイタズラざかり。
傍から見れば可愛いのだが彼女がアークを滅ぼしかねないほどの戦力を持ってる7歳児であることを忘れてはいけない。

マリアンの消失

ヘレティック確保作戦終盤でヘレティック・モダニアがマリアンとしての意識と記憶を取り戻すが、直後にトーカティブにより脳を侵食コードの直接注入により破壊される。
脳に直接流し込まれた侵食コードは物理的に作用し記憶消去やアンチェインドでも治療不可能な状態だった。
選択肢は脳を物理洗浄するかマリアンを終わらせる（処分）するかの2つのみ。
前者の場合は脳の全ての記憶、名前や思い出だけでなく言葉すらも消し新生児の状態になってしまう。
イングリッドにどちらを選択するか迫られる主人公。
マリアンを二度と殺したくはない、主人公は脳の洗浄を選ぶ。

後日、マリアンがイングリッドに連れられカウンターズに配属されるが言葉も喋れない赤ちゃんのような状態だった。

記憶は全て消えた、そのハズだったが主人公を見つめたマリアンは「しきかん」と口にし一同は驚愕する。
イングリッドは洗浄は完璧だった事、しかし自分の名前と指揮官という単語は覚えていることから「魂というものがあるのならば、それは脳に存在しないようだ。」とのべた。
そして学習能力は高いのですぐ言葉も覚えるだろうとマリアンをカウンターズに託す。
アニスはこれを機にマリアンに自分を尊敬するよう「全知全能なアニス様」とマリアンに教え込もうとする。
「ぜん…ち…のう…な…」と一生懸命覚えようとするマリアン。
理解できたのか笑顔のマリアンの口から飛び出した言葉は

「ちのうなし！」

アニスの企みはちのうなし！という結果に終わる。

特異性

マリアンは侵食を経てヘレティックとなった。
その存在自体は稀ではあるものの過去に例はある。
しかし一度ヘレティックになった者がまた人類に従うニケとなったのはマリアンが唯一。
そのため様々な調査がエリシオンによって行われるが全て失敗に終わる。
レントゲンは全てが真っ白で映らず、体組織採取のためのチタンマター製の針は皮膚を通らなかった。
髪の毛と唾液は採取可能だったものの、体から離れた途端に消滅してしまうという異常な現象を起こす。
イングリッドは「誰かがその存在を隠そうとしてるようだ」と形容する。
後に針が通らなかったのはマリアンが針が怖くて力を入れていたためとわかり、力を抜くことで針が入るようになる。
唯一調査できた一部の体組織からは体液は他のニケと変わらないことが判明。
しかし表皮は人類の技術力を大きく超える物だった。
電気信号の強弱により柔肌から銃弾も通さない硬さまで一瞬で1から100まで変化する。
その組成は完全にニケとラプチャーが完全に融合したものだった。
M.M.R.のマナは「ニケとラプチャー、互いの短所を埋め合わせている」と述べ、エーテルは「最初からそうなるように作られてるようだ」と述べた。
イングリッドは「そこまで」と制止し口外厳禁、M.M.R.の二人にも忘れるよう忠告する。

私が引き金を引かなかったら…

マリアンは記憶に関しても通常では考えられない特異性を見せ、脳洗浄を行ったにも関わらず指揮官という言葉と自分の名前を記憶していた。
これは元ヘレティック故の特異性なのかもしれないが、管理人的には愛のなせる技だと思いたい。
そしてラピとアニスを驚かせたのが、マリアンが質問があると言い出し飛び出した言葉。
「あの時、私が引き金を引かなかったらどうするつもりでしたか？」
マリアンは主人公がが銃を持ちマリアンを処分できずうろたえていた姿を覚えていた。
そして、その引き金を自分が引いた事も。
分からないと答える主人公。
また同じことが起きたら指揮官はどうしますか？と再度質問を重ねるマリアンに、そんな事は起きない、でもきっとその時も私は決められないだろうと答える。
答えに満足したマリアンは指揮官とみんなのことが大好きと答える。

ディスカウント！

マリアンが配属され一ヶ月、言葉もすっかり覚えてカウンターズに馴染むマリアン。
会話は出来るものの、精神年齢はまだ幼く小麦粉の粉で遊んだり下着を服の上から着たりと幼児のような振る舞いで周囲を巻き込んでいた。
そしてマリアンを連れての初の戦闘を行うカウンターズ。
「アニスもネオンも弱いので私が守ってあげます！」と悪気はないが張り切るマリアン。
実際、記憶がないにも関わらずマリアンの強さは突出していたのだ。
アニスは「私たちが今から攻撃しまーすって合図、言ってみて？」とマリアンに号令をかけるように促す。
わかりました！と自信満々で攻撃合図を叫ぶマリアン。

「ディスカウント！」

とってもお得。

戦闘が終わり破壊されたラプチャーに「かわいそう」と呟くマリアン。
何故ラプチャーを殺さなければならないのか？と疑問を口にするマリアンに主人公は納得させる答えを出してあげられなかった。
報告を受けたアンダーソンは「何も知らない子供ならそう考えるのも無理はない」と言うが相手は元ヘレティックのマリアン。
イングリッドとアンダーソンはマリアンの行末を危惧する。

アークの全てが敵

そして二人が恐れていた事態が起こる。
前哨基地にマリアンの引き渡しを求めてトライアングルが襲撃してくる。

マリアンにはアークの技術力でも開けられないブラックボックスが4つもあり、マリアンの存在がアークの科学力の発展、ひいては地上奪還に絶対必要だと考えたバーニンガムはトライアングルにマリアン確保を命令したのだ。
マリアンを渡すまいと抵抗し逃げ回るカウンターズ、しかし状況は日々悪くなっていく。
トライアングルだけでなくマリアンの情報が開示されたことでエンターヘブンもマリアンを狙い始める。
もはや前哨基地も安全な場所ではなく地上へ上がるカウンターズ。

しかし地上にも追手が迫っており、シージペリラスの罠によりマリアンの手に爆発物が持たされるピンチに陥る。
マリアンは爆発物を握り潰し爆発を謎の能力で吸収、シージペリラスを素手でのしてしまう。
シージペリラスの追跡を躱すも今度は量産型ニケを多数引き連れたトライアングルに追い詰められる。

アークのためという大義の元にマリアン引き渡しを求めるプリパティ。
二度とマリアンを失いたくはないカウンターズ。
もはや互いに引ける訳もなく衝突するかに思われたがアンダーソンがバーニンガムを説得、撤収命令を出させたことで事態は収拾される。
しかしバーニンガムは諦めたわけではなく、中央政府に目をつけられたマリアンが捕まるのは時間の問題だった。

二度目の別れ

アークにマリアンの居場所はなく、そしてカウンターズも主人公もこのままではマリアンを守れないことを悟る。
マリアンに「新しい友達を紹介する」と地上へ向かうカウンターズ。
「新しい友だちなんていらない、指揮官とラピとアニスとネオンがいればそれでいい」と駄々をこねるマリアン。
地上で向かった先に居たのはスノーホワイトらパイオニアだった。
そこで初めてマリアンにパイオニアとともに地上で暮らすよう説明する主人公。
何かを察したのか「嫌です、聞きたくないです」と拒絶するマリアン。
今の自分ではマリアンを守る力がないこと、もう一緒にいることは出来ないと説得する。
自分は捨てられる、そう思ったマリアンは泣きながら過去のいたずらをもうしない、言うことを聞くから捨てないでと懇願する。

涙を流し必死にすがりつくマリアンに主人公は心を痛めながらも「必ず迎えに行く」と約束するがマリアンは泣いて聞こうとしない。
強い悲しみからかマリアンの体からモダニアが周囲を吹き飛ばした時と同じ黒い光のようなものが出はじめる危険な状態となるが、スノーホワイトらがマリアンを取り囲み白い光のような靄とともに消し飛ばし事なきを得る。
泣きながら気を失ったマリアンを連れて行くスノーホワイト。
スノーホワイトはトーカティブを止められなかった事に責任を感じており、主人公からマリアンを託されると「信じて任せろ」と言い残しマリアンを連れ旅立った。
それを見送るカウンターズ。
無力感に苛まれながらも、マリアンを守れるだけの力をつけて必ず迎えに行くことを固く誓う。

後にアンチェインド捜索のためパイオニアに再会したカウンターズ。
スノーホワイトは「互いに決心が揺らぐだろうから」とマリアンを信頼できる所に預けたと語る。
白騎士、ヴァイスリッターと呼ばれるピルグルムで自分たちの王国を作ろうとしているかわいい二人組だと。

アークテロ事件後、カウンターズはラピ捜索中にヴァイスリッターと出会い成り行きで行動を共にする。
マリアンの預け先だと知った主人公はマリアンの近況を尋ねるとクラウンは元気にしていると答え一安心する。
現在ではお留守番を一人で任せられるほどになったという。
しかし「お酒を飲み拾い食いをして猥談をするのは困りものですが」と付け加えられた。

ファースト・アフェクション

人気投票一位を記念し新コスチュームが実装されそれにまつわるストーリーイベントでは白騎士の元で暮らすマリアンが描かれた。
幼かった精神年齢も上がりクラウン、チャイムとともに健やかに暮らすマリアン。
主人公との別れを恨んだ時期もあったようだが,現在は離れ離れになった理由も理解し「いつか必ず迎えに行く」という約束を心から待っていると語る。
マリアンはパイオニアから強く影響を受けたようでクラウンとチャイムとの食事の席では、紅蓮からもらった酒を取り出し、スノーホワイトからは今が旬と教えてもらったセミの幼虫を食卓にならべ、幼虫がラプンツェルのエロ本に出てくるペ◯スに似てるとクラウンとチャイムを困惑させる。

セカンド・アフェクション

サイドストーリーの第一弾として「セカンドアフェクション」が実装されパイオニアに預けられた後～ラスト・キングダム直前のストーリーが描かれた。
当初はアークへ帰りたいと抵抗するマリアンだったが、パイオニアの面々との交流の中で徐々に現実を受け入れようとする。
その中で飲酒や拾い食い、猥談を覚えてしまい紅蓮は「私達は何を教えてしまったのだ」と愕然とする。
2週間後、二日酔いで意識朦朧とする中でクラウン王国へと預けられ、チャイムの道中変わったことはなかったか？との問いにスノーホワイトは「2週間ラプチャーの襲撃がなかった」とマリアンの特異性についての懸念を示した。
スノーホワイトはマリアンが巨大化しようとした際の予防策として低濃度アンチェインドカプセルをクラウンに預けマリアンと別れる。
心を許し始めたパイオニアが眠っている間に去ってしまったため「捨てられた」という悲しみにくれるマリアン。
クラウンは悲嘆に暮れるマリアンの望みを叶えるために無理を承知でアークを送り届ける事を選択、戸惑うマリアンだったがクラウンとチャイムの献身的な助力に現実を受け入れ王国で指揮官が迎えに来てくれる日を待つことを受け入れる。
王国で過ごし始めしばらくの時間が経ちチャイムが驚くほどの急激な精神的成長を遂げるマリアン。
ある夜数体のタイラント級が王国を目指し侵攻していることを察知、体調の優れないクラウンと戦闘向きではないチャイムに代わって一人で迎撃するために飛び出していく。
ラプチャーを殲滅し残り僅かというところで体の不調を覚えるマリアン、しかしトロンベに乗ったクラウンとチャイムが駆けつけ窮地を救う。
一人かってに飛び出したマリアンを叱るチャイム、マリアンは自分を助けてくれた二人と自分の気持が同じだと知り大事なことに気がつく。
直後マリアンの体が大きな変化を伴い、新しい姿へと変貌する。

LAST KINGDOM

以下LAST KINGDOMの内容を含みます

自分が何者なのか

ヘレティックインディビリアとトーカティブの襲撃を受けるクラウン王国。
全て私が片付けてきましょうか？と提案するマリアン、しかしクラウンはマリアンがラプチャーと戦いたくない、戦うことで苦しんでいることを見抜いていた。
防衛戦の最中、トーカティブはマリアンに対し異常な執着を見せ「ここはお前がいる場所ではない」「自分が何者か思い出せ」と迫る。
マリアンの力を見たトーカティブは「因子が既に活性化している」と満足したかのように去っていく。
直後激しい頭痛に頭を抱えるマリアン、しばらく休養するが目覚めた時にクラウンやスノーホワイトに向かって銃口を向けてしまう。
「みんなを殺さなければいけない気がする」と理性と本能の間で苦しむマリアンだったがクラウンの言葉に落ち着きを取り戻す。
王国の危機に苦しみながらもラプチャーを殲滅するマリアン、そんな中でクラウンの拡張武装「ネイキッドキング」がインディビリアを圧倒し包囲していたラプチャーを全て消し飛ばす姿を目の辺りにする。
翌日キロにクラウンの勇姿をどう思ったか聞かれたマリアンは心の中で『恐れと怒りを覚えた』と、その考えがニケとしての自分の存在と矛盾する事に困惑してしまう。

動き出した運命

王国防衛後の夜、マリアンは夜中に得も知れぬ力の目覚めを感じ王国を飛び出す。
向かった先には復活したインディビリアとトーカティブが地平線を埋め尽くすほどのラプチャーを従え報復の準備をしていた。
突然眼の前に現れたマリアン、ラプチャーの群れをどうやって突破してきたのか困惑してる二人に向かってラプチャーを引かせ王国に手を出さないよう命令、戸惑うトーカティブとインディビリア。
「私の言ってること伝わりましたか？」
マリアンの言葉に意思とは関係なく根源的な何かに突き動かされひざまずく二人。
「仰せのままに、我らが女王。」
トーカティブは敬うように呟く。