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Aグループ第五話『救出』
今回予告
―カトレアの死、それはクチバで出会ってから絶えず動き続けて来たユウキたちにとって、一つの旅の区切りとなった。
自らの無力をかみしめながら、修行に励むもの。衝撃から立ち直るべく、未知の領域へと旅立つ者。そんな彼らを心配し、見守るもの。
そして半年後、ブースト軍とサン軍が不穏な動きを見せたことにより、ユウキたちは再び集まり、
ノームコプの平和をかけた戦いに巻き込まれていくことになる―
自らの無力をかみしめながら、修行に励むもの。衝撃から立ち直るべく、未知の領域へと旅立つ者。そんな彼らを心配し、見守るもの。
そして半年後、ブースト軍とサン軍が不穏な動きを見せたことにより、ユウキたちは再び集まり、
ノームコプの平和をかけた戦いに巻き込まれていくことになる―
ハンドアウト
君は宰相、ゲマ・エビルマーの下で働いている有能な官僚だ。
しかし、身勝手な振る舞いを繰り返すゲマを諌めたことで、彼の怒りを買い、投獄されてしまう。
死を待つばかりとなった君を牢獄から連れ出そうとする、一人の筋肉隆々とした男がいた…
→ミシェル・リーリー
しかし、身勝手な振る舞いを繰り返すゲマを諌めたことで、彼の怒りを買い、投獄されてしまう。
死を待つばかりとなった君を牢獄から連れ出そうとする、一人の筋肉隆々とした男がいた…
→ミシェル・リーリー
登場人物
PC
ヒロズ国
- アキ・ロン(ヒューリン、26歳、女性)
国王の長女でコトブキ太守。側室の娘故に国政から遠ざけられた位置にいたが、それが幸いとなり、王族の中で唯一と言っていい良識を持つ。
ジョーやエミリーなど、身分や立場に捉われることなく有能そうな人物を登用している。ブースト軍の侵攻を受け、ユウキとバンリを救援に送る。
ジョーやエミリーなど、身分や立場に捉われることなく有能そうな人物を登用している。ブースト軍の侵攻を受け、ユウキとバンリを救援に送る。
- ジョー(ヒューリン、男性、30歳)
かつては凄腕の冒険者として名をはせていたが、ハーテン教の乱の際、アキを助けたことがきっかけとなり彼女の第一の騎士として採りたてられた。
アキのことを唯一、姫様と呼ぶことができる人物。アキの要請を受け、ユウキを半年間鍛え抜く。
アキのことを唯一、姫様と呼ぶことができる人物。アキの要請を受け、ユウキを半年間鍛え抜く。
- バンリ・ノ・チョージョー(エルダナーン、男性、25歳)
マルティムの下、妖魔との戦いで功績を上げたことがきっかけとなってアキに仕えることになった若手将校の一人。
どちらかと言えば守りの戦いを得意とし、将来を期待されている。ユウキと共にエンジュの救援を任される。
どちらかと言えば守りの戦いを得意とし、将来を期待されている。ユウキと共にエンジュの救援を任される。
- アオバ・アカバネ(ドラゴネット(アンスロック)、女性、32歳)
ハーテンの乱以前からのアキの部下で、誰に対しても丁寧な話し方をする女性。
ヨスガにいるサスガ・ナ・タナカとは同郷のセキチク出身で、かつてはそれなりに交流があったようだ。
登場はしたものの、台詞を一言もしゃべれなかった。
ヨスガにいるサスガ・ナ・タナカとは同郷のセキチク出身で、かつてはそれなりに交流があったようだ。
登場はしたものの、台詞を一言もしゃべれなかった。
- ツーマイ・ガイ(ネヴァーフ、男性、53歳)
バレーに代わり将軍となった人物。才能がないわけではなく、むしろ有能な人物であるが、その隣にノームコプきっての名将が居続けたため、
自らの才能を過小評価するきらいがある。
現在はブースト、カタスト両軍の攻撃を真っ先に受けやすいヒワダを守っており、説明だけの登場。
自らの才能を過小評価するきらいがある。
現在はブースト、カタスト両軍の攻撃を真っ先に受けやすいヒワダを守っており、説明だけの登場。
- ナビリア・ショックトゥー(ヒューリン、女性、21歳)
ツーマイの部下で、バレー私塾出身。私塾にいたころは『三才女』の一人、『天才』として有名であり、生前のバレーからの評価も最も高かった。
エンジュ奪取後はクレストと共にキキョウの守備についており、エンジュから撤退するメビウス軍の救援に当たる。
人形のような美しさがあり、可能性があると信じる限りは決して諦めない強い信念のある女性。
エンジュ奪取後はクレストと共にキキョウの守備についており、エンジュから撤退するメビウス軍の救援に当たる。
人形のような美しさがあり、可能性があると信じる限りは決して諦めない強い信念のある女性。
- メビウス・ビッケンバイン(ヒューリン、男性、21歳)
ツーマイの部下でバレー私塾出身。刀の名手であり、その武芸の腕は私塾時代からナビリアと共に並び評されてきた。
将来を嘱望されながらも去って行った者と異なり、バレー私塾に最後まで居続け、現在はナビリアに次ぐ出世頭としてエンジュの守備にあたっていた。
ブースト軍の攻撃によりエンジュを陥落させてしまい、自らも重傷を負うが、ユウキたちの助けもあり生還する。
将来を嘱望されながらも去って行った者と異なり、バレー私塾に最後まで居続け、現在はナビリアに次ぐ出世頭としてエンジュの守備にあたっていた。
ブースト軍の攻撃によりエンジュを陥落させてしまい、自らも重傷を負うが、ユウキたちの助けもあり生還する。
- クレスト・ラグゴロウ(エルダナーン、男性、34歳)
ツーマイの部下で、ハーテンの乱以前からバレー、ツーマイらと行動を共にしてきた武人。
ナビリアの才能に感服しており、彼女の補佐としてキキョウの守りにつくことを自ら志願した。
説明だけの登場。
ナビリアの才能に感服しており、彼女の補佐としてキキョウの守りにつくことを自ら志願した。
説明だけの登場。
- ガストジョナサン・サイゼリヤデニーズ(ドラゴネット(アンスロック)、男性、27歳)
通称ガストン。ツーマイの部下で、チョウジの守りを任されている人物。ツーマイ、クレストと同じく説明だけの登場
ブースト軍
- ブースト・スター(ヒューリン、男性、34歳)
ブースト軍の総大将。バレーに負けて以降はアサギを中心に体制を立て直していたが、サン軍と同時期にエンジュ、ヒワダなどの三方面に対し再び軍を出す。
普段は優秀な人物だが、妹のことになると途端に別人になってしまう。
普段は優秀な人物だが、妹のことになると途端に別人になってしまう。
- アーク・ポケェ(ドラゴネット(アンスロック)、男性、38歳)
ブースト軍の参謀格。ブーストの良き話し相手であり、彼が残念な状態に陥っているときは代わりに話をまとめている。
エンジュを急襲された前回の反省から、三方面に攻める部隊それぞれの連絡を密に取ることを心がけている。
エンジュを急襲された前回の反省から、三方面に攻める部隊それぞれの連絡を密に取ることを心がけている。
- ポケル・スミ・スター(ヒューリン、男性、37歳)
コガネの太守でブースト軍きっての名将。前回は統治を安定させるためにコガネから動くことができなかったが、この度の戦ではヒワダを攻めようとする。
- モエ・カトリーヌ・スター(ヒューリン、女性、18歳)
ブーストの妹であり、ブースト軍の中核をなす騎乗部隊の一つ、竜騎兵によって構成された『かそく』を率いる。
- ゴン・ゴンゾー(ネヴァーフ、男性、28歳)
ブースト軍の騎乗部隊の一つで、空飛ぶ牛ことフライングバッファローに乗る『いてまえ』を率いる熱血漢。
エンジュ陥落後、フライングバッファローたちを連れチョウジに向かって行ったことが確認されている。
エンジュ陥落後、フライングバッファローたちを連れチョウジに向かって行ったことが確認されている。
- マンジュ・ゴッド(ドラゴネット(メディオン)、男性、31歳)
ブースト軍の騎乗部隊の一つ、からくり制の馬車(と普通の馬)に乗る『らぴっどえくすぷれす』を率いる。
からくり馬車は量産が聞かず、10台しかないことが難点。今回は説明だけの登場。
からくり馬車は量産が聞かず、10台しかないことが難点。今回は説明だけの登場。
- サミュエル・ダッレ(ヴァーナ(アウリル)、男性、41歳)
ブースト軍の武将で、銃の扱いに長ける。以前、エンジュの太守を任されていた際には
ブースト軍が優勢であったから油断しきっており、そのことをバレーに見抜かれて大敗北の直接的な原因となってしまう。
降格処分を受けた現在はアークの下におり、再び元の座に戻ることを狙っている。
部下からの人望は意外と高い。
ブースト軍が優勢であったから油断しきっており、そのことをバレーに見抜かれて大敗北の直接的な原因となってしまう。
降格処分を受けた現在はアークの下におり、再び元の座に戻ることを狙っている。
部下からの人望は意外と高い。
- カルロス(ネヴァーフ、男性、34歳)
サミュエル配下の武将。斧の扱いに長ける。エンジュを陥落させた際、メビウスを倒すアタックチャンスと考えメビウスを倒しに行くも、
ユウキたちの反撃を受け、死亡。
ユウキたちの反撃を受け、死亡。
その他
- スパイアー(ヒューリン(ハーフドゥアン、セラトス)、男性)
ユウキの下で働く密偵。ユウキたちの暗殺を警戒し、その護衛として、元剣闘士であったミッシェルをユウキ軍の下に招待する。
エンジュ陥落後、それとなくメビウスの警護に就きメビウス生還の密かな功労者となった。
エンジュ陥落後、それとなくメビウスの警護に就きメビウス生還の密かな功労者となった。
- アイズ・イヤーズ(ヒューリン、女性)
スパイアーの彼の眼となり耳となって働く、彼の右腕と言える部下。各地の情勢を収集するために何かと動き回る必要があるスパイアーに代わり、
ユウキたちの身辺警護に当たることも多い。動物好きであり、ブルータスと話が合う。
ユウキたちの身辺警護に当たることも多い。動物好きであり、ブルータスと話が合う。
- ヘイデ・ローシェス(バグベア、女性、38歳)
ヒースと同じ村の出身で、元はヴァーナであったが、村を襲った悲劇によりヒース以外の村人全員と共にバグベアとなってしまう。
本来ならかつての記憶はないが、謎の魔術師の呪いによりヘイデは間時代の性格を色濃く残すこととなった。
射撃の名手であったらしく、その腕とカリスマ性が幸いして現在はバグベアたちをまとめる立場にある。
本来ならかつての記憶はないが、謎の魔術師の呪いによりヘイデは間時代の性格を色濃く残すこととなった。
射撃の名手であったらしく、その腕とカリスマ性が幸いして現在はバグベアたちをまとめる立場にある。
- ブレイド(ヒューリン、男性)
ヒースがウノーヴァで出会った40代後半くらいの、全身に無数の切り傷がある男性。。
かつては暗殺組織『オウルアイ』の幹部だったと名乗り、娘、マイラの身を案じていた。
かつては暗殺組織『オウルアイ』の幹部だったと名乗り、娘、マイラの身を案じていた。
- カリン(ドラゴネット(メディオン)、女性)
ブレイドと共にウノーヴァを旅している若い女性。尻尾の先の方が絶えず燃えている。
- マミ・ブリジット(ヒューリン、女性、20歳)
愛からくりのアチャモードをあやつるからくり士。部屋にこもりっきりになっていたヒースを心配し、
色々世話を焼くが、九割くらいは滑っている。
色々世話を焼くが、九割くらいは滑っている。
- カルロス(ギルマン、男性、19歳)
いやぁ、死ぬかと思ったギョ(空を飛んでいたオオアマノミズチから蹴り落とされた後)
セッション内容
カトレアが死んだ。その衝撃は極めて強く、特にマーク、ヒースの両名は他の仲間が心配するほど沈んでいた。
そして、これ以上人を死なせたくないと思うマークとヒースは書物と北の未知領域、それぞれに答えを求める。
一方、ユウキたちはキッサキにやってきたアキ・ロンの言葉を受け、しばしコトブキに留まることを決め、ユウキはアキの騎士、ジョーからの特訓を受けることになる。
マミとカルロスの体を張った笑いで多少調子を回復したヒースであったが、ウノーヴァで彼を知るバグベア、ヘイデから出生に関する話を聞き、彼女を殺そうと思うも思い直し、思いつめた表情で修業を願うのであった。
マークは書物との格闘中、突如現れた男により、自分の父がかつて暗殺者であったという事実と、父の属していた暗殺組織が再び活動を再開しようとしているという情報を手に入れる。
アイズにより何者かがユウキたちを見張っているという情報を得たブルータス、ヴィータはユウキを護衛する人物がいたほうがいいと考え、それを受けたスパイアーは一人の人物を思いつく。
数日後、わざと味噌の種類を変えたことで投獄されたミッシェルの下に、スパイアーが現れ、彼女を連れコトブキへと向かった。ミッシェルをユウキの護衛として雇うためだ。軍の調練とジョーの特訓を受けているユウキの下にミッシェルをつれたアイズが現れたのはその翌日であり、ミッシェルの力をいぶかしむユウキに対し、アイズは彼女への全力の攻撃を提案する。それを余裕綽々でかわされたユウキは彼女の力を認め、護衛にする。
一方、ウノーヴァにいるヒースは特訓の休憩中に、初めてエミリーとマミ以外の人間と出会う。ブレイドと名乗るその男性は自らの身の上を語り、マサラにいるオーキドという初老の男性の下にいる彼の一人娘への言伝を受け取るが、そのオーキドと自分が数ヶ月前に出会った真理を求める変態がイコールで結ばれることはなかった。このような出来事もあったものの、5か月にわたるウノーヴァへの旅で何かをつかんだヒースは、ウノーヴァを辞去し、ユウキたちの待つコトブキへと向かう。今度こそ、仲間を助けるために。
H275年11月、ノームコプ両端に位置するブースト軍とサン軍がほぼ同時期に進軍を開始する。
アキは主要都市であるエンジュの救援に、ユウキとバンリを向かわせることを決定し、二人は海路で急ぎエンジュへと向かう。だが、ジョウトの北岸に上陸したユウキを待ち受けていたのは、エンジュが陥落寸前だという報告だった。
至急バンリに連絡を取ったユウキたちは、軍の操作をバンリに任せ、エンジュの太守、メビウスを救うべくエンジュへと転送石を使う。
スパイアーの陰からの援護もあってどうにか逃げ延びていたメビウスであったが、サミュエル配下の猛将、カルロスの攻撃を受けて倒れてしまう。絶好のアタックチャンスと、止めを刺そうとしたカルロスの攻撃を防ぐ者がいた。ユウキだ。
彼らの反撃を受け、部下の大半を失ったカルロスは撤退。一息ついたユウキはメビウスと改めて合流し、エンジュからの脱出を開始する。街中のいたるところにいるブースト軍を避け、必要とあらば倒しながら、どうにか一行はチョウジへと向かう城門付近までやってくることに成功した。
ちょうどそのとき、門を通ってチョウジ方面へと大量のフライングバッファロー軍団が飛んで行った。時間はほとんどない。そう感じた一行はブースト軍のいるチョウジへの城門を強行突破するべく動き出した。
城門を守る兵士たちを誘うべくしかけたミッシェルの罠は抜群に突き刺さったが、城門の前に居座るカルロスにのみ通じることはなく、更にブルータスの放った必殺の一撃までもかわされ、逆にカルロスの攻撃により一行は壊滅的な状況になってしまう。だが、死を覚悟したヒースをミッシェルが身を呈して庇い、さらにヴィータの放った巨大な壁がブルータスを守ったことにより、辛うじて全員が生き残ったのであった。
そして、その最中マークを庇ったユウキは反撃をカルロスに叩き込み、カルロスを倒すことに成功。直後にやってきたサミュエル率いる部隊をマーク全力の攻撃で倒し、唯一生き残ったサミュエルの攻撃からどうにか生き延びた一行は兵の収容に出ていたナビリアと合流し、一息つくのであった。
ヴィータとナビリアの感動の再会もありながら、ナビリアの要請を受けたユウキ、マーク、ミッシェルの三人はガストジョナサンのいるチョウジへと向かい、ヒース、ヴィータ、ブルータスの三人はキキョウに残ってブースト軍をナビリアと共に迎え撃つことになった。
そして、これ以上人を死なせたくないと思うマークとヒースは書物と北の未知領域、それぞれに答えを求める。
一方、ユウキたちはキッサキにやってきたアキ・ロンの言葉を受け、しばしコトブキに留まることを決め、ユウキはアキの騎士、ジョーからの特訓を受けることになる。
マミとカルロスの体を張った笑いで多少調子を回復したヒースであったが、ウノーヴァで彼を知るバグベア、ヘイデから出生に関する話を聞き、彼女を殺そうと思うも思い直し、思いつめた表情で修業を願うのであった。
マークは書物との格闘中、突如現れた男により、自分の父がかつて暗殺者であったという事実と、父の属していた暗殺組織が再び活動を再開しようとしているという情報を手に入れる。
アイズにより何者かがユウキたちを見張っているという情報を得たブルータス、ヴィータはユウキを護衛する人物がいたほうがいいと考え、それを受けたスパイアーは一人の人物を思いつく。
数日後、わざと味噌の種類を変えたことで投獄されたミッシェルの下に、スパイアーが現れ、彼女を連れコトブキへと向かった。ミッシェルをユウキの護衛として雇うためだ。軍の調練とジョーの特訓を受けているユウキの下にミッシェルをつれたアイズが現れたのはその翌日であり、ミッシェルの力をいぶかしむユウキに対し、アイズは彼女への全力の攻撃を提案する。それを余裕綽々でかわされたユウキは彼女の力を認め、護衛にする。
一方、ウノーヴァにいるヒースは特訓の休憩中に、初めてエミリーとマミ以外の人間と出会う。ブレイドと名乗るその男性は自らの身の上を語り、マサラにいるオーキドという初老の男性の下にいる彼の一人娘への言伝を受け取るが、そのオーキドと自分が数ヶ月前に出会った真理を求める変態がイコールで結ばれることはなかった。このような出来事もあったものの、5か月にわたるウノーヴァへの旅で何かをつかんだヒースは、ウノーヴァを辞去し、ユウキたちの待つコトブキへと向かう。今度こそ、仲間を助けるために。
H275年11月、ノームコプ両端に位置するブースト軍とサン軍がほぼ同時期に進軍を開始する。
アキは主要都市であるエンジュの救援に、ユウキとバンリを向かわせることを決定し、二人は海路で急ぎエンジュへと向かう。だが、ジョウトの北岸に上陸したユウキを待ち受けていたのは、エンジュが陥落寸前だという報告だった。
至急バンリに連絡を取ったユウキたちは、軍の操作をバンリに任せ、エンジュの太守、メビウスを救うべくエンジュへと転送石を使う。
スパイアーの陰からの援護もあってどうにか逃げ延びていたメビウスであったが、サミュエル配下の猛将、カルロスの攻撃を受けて倒れてしまう。絶好のアタックチャンスと、止めを刺そうとしたカルロスの攻撃を防ぐ者がいた。ユウキだ。
彼らの反撃を受け、部下の大半を失ったカルロスは撤退。一息ついたユウキはメビウスと改めて合流し、エンジュからの脱出を開始する。街中のいたるところにいるブースト軍を避け、必要とあらば倒しながら、どうにか一行はチョウジへと向かう城門付近までやってくることに成功した。
ちょうどそのとき、門を通ってチョウジ方面へと大量のフライングバッファロー軍団が飛んで行った。時間はほとんどない。そう感じた一行はブースト軍のいるチョウジへの城門を強行突破するべく動き出した。
城門を守る兵士たちを誘うべくしかけたミッシェルの罠は抜群に突き刺さったが、城門の前に居座るカルロスにのみ通じることはなく、更にブルータスの放った必殺の一撃までもかわされ、逆にカルロスの攻撃により一行は壊滅的な状況になってしまう。だが、死を覚悟したヒースをミッシェルが身を呈して庇い、さらにヴィータの放った巨大な壁がブルータスを守ったことにより、辛うじて全員が生き残ったのであった。
そして、その最中マークを庇ったユウキは反撃をカルロスに叩き込み、カルロスを倒すことに成功。直後にやってきたサミュエル率いる部隊をマーク全力の攻撃で倒し、唯一生き残ったサミュエルの攻撃からどうにか生き延びた一行は兵の収容に出ていたナビリアと合流し、一息つくのであった。
ヴィータとナビリアの感動の再会もありながら、ナビリアの要請を受けたユウキ、マーク、ミッシェルの三人はガストジョナサンのいるチョウジへと向かい、ヒース、ヴィータ、ブルータスの三人はキキョウに残ってブースト軍をナビリアと共に迎え撃つことになった。