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Aグループ第七話『猛牛』


今回予告

―『いてまえ』を止める。ナビリアの要請を受けチョウジに向かうこととなったユウキたちの目的はそれだけのはずだった。
だが、ブースト軍カタスト軍の連合による攻撃を受けたヒワダが陥落してしまう。
この逆境の中、ユウキ・ジンエツとその仲間たちは一つの作戦を実行するのであった―

ハンドアウト

コネクション:ヒロズ国 関係:信義
戦況を分析していたナビリアの見解によればブースト軍はヒワダとチョウジから落とそうとしているとのことであった。
そして、スパイアーによってヒワダ陥落の情報が届けられた今、ブースト軍の進軍を止めるためにもこのチョウジはなんとしてでも守りきらねばならないだろう。

コネクション:ヒース 関係:約束
君はキキョウを発つ前、ヒースに生き残ることを約束させた。それはすなわち、彼が約束を守ったことを確認しなければならないということだ。
自分も、いやユウキとミッシェルも生き残る。それがマークが自身に課した約束だった。

コネクション:フライングバッファロー 関係:食材
フライングバッファローは美味しいのか。料理人でもある君はそのことが気になり、
日夜フライングバッファローを調理しながらフライングバッファローに関する資料を眺めていた。
今のところ、ロースが一番かな。

  • 新キャラ用ハンドアウト①
推奨クラス:アコライト
コネクション:ユウキ 関係:借り
君は砂漠近くの村に故郷を持つ旅人で、この間故郷に戻ったときに村長のカルロスから厄介事を解決してくれたユウキ一行の話を聞いていた。
もしどこかで彼に会ったら、故郷の借りを返そうと君は思っている。
ノーバ・セレジェイラ

  • 新キャラ用ハンドアウト②
推奨クラス:ウォーリアorアコライト
コネクション:PC① 関係:兄弟
君はガストジョナサンの側近の一人であり、PC①とは双子の関係にある。たまたまチョウジにやってきていたPC①からユウキの話を聞いた君は、
直後にキキョウから急を知らせるためにやってきた若者の名前がユウキと知り、その偶然に驚くことになる。
シャイア・セレジェイラ

  • 新キャラ用ハンドアウト③
推奨クラス:メイジorシーフ
君はガストジョナサンの側近の一人であり、PC②とは付き合いの深い同僚だ。ガストジョナサンからユウキとの連絡役を命じられた君は、
ユウキ、PC②のそれぞれから全く異なる驚くべき話を聞かされるのであった。
トーゴ・ロドリゲス

登場人物

PC


ヒロズ国

  • ガストジョナサン・サイゼリヤデニーズ(ドラゴネット(アンスロック)、男性、27歳)
チョウジの守りを任されているツーマイ配下の武将。大柄な体格で性格もいいが、いささか優柔不断なところがあり、
ナビリアやメビウスといったバレー私塾出身者と比べるといささか物足りないものを感じてしまう。

  • ナビリア・ショックトゥー(ヒューリン、女性、21歳)
人形のような美しさを誇る緑がかった金髪の女性で、その才能から将来を嘱望されるツーマイ配下の武将。ヴィータの幼馴染でもある。
ユウキにチョウジの救援を依頼する。

  • クレスト・ラグゴロウ(エルダナーン、男性、34歳)
ハーテンの乱以前からバレー、ツーマイと行動を共にしてきた武人。まだ若いナビリアの才能に感心しその将来を期待している。
陰の功労者でありキキョウの守りでも重要な役割を担っていたが、堅実さゆえか影が薄くなってしまっている。

  • カルロス(フィルボル、女性)
クレスト配下の密偵で、『いてまえ』の隙をついてユウキと連絡を取る。
本名は別に存在するようだが、死んだ友の名を借りカルロスと名乗っているらしい。

ヒロズ国の将軍の一人。有能だが自信に欠ける。ヒワダの守備についていたが、ブースト・カタスト連合軍の猛攻を受け城は陥落、自らも負傷してしまう。

ヒロズ国の王女の一人、コトブキ太守。王族唯一と言っていい常識人で、今現在におけるユウキの主君でもある。メビウスの救援にバンリとユウキを派遣した。

ブースト軍

ブースト配下の猛将。フライングバッファローを操る『いてまえ』を率い、ガストジョナサンの守るチョウジを急襲する。ホームランや!

その他

  • カルロス(ヒューリン、男性)
PC①、PC②の故郷、砂漠の近くにある村の村長。春ごろ巨大なサソリに悩まされていたが、
ユウキたちの奮闘により今は普通に暮らせるようになっており、彼らに感謝している。

  • スパイアー(ヒューリン(ハーフドゥアン、セラトス)、男性)
部下とともにユウキに仕える密偵。大柄で密偵には見えないほど逞しい体つきをしている。
ユウキがそれなりの額を払って雇っているが、それに見合うだけの働きをする。

突如ユウキたちを襲った女性。常に虚空を向き、誰の目にも見えないお父様と会話をしている。
どうやらオウルアイの関係者のようだが…

シナリオ内容

数週間前、久しぶりに故郷の村に帰ってきたノーバは村長のカルロスから、数ヶ月前に村の窮状を救ってくれた二つのギルドについての話を聞く。そのギルドマスターはそれぞれ、ユウキとフリージアという名前らしい。彼らに深く感激したノーバは、どこかで彼らに会ったら改めて感謝をしようと心に決める。また、カルロスはノーバに毒キノコにしか見えない乾燥した青紫のキノコを手渡した。なんでも、つい最近、ユウキと行動を共にしているマイラという人物のの友人と名乗る二人組が彼女に会ったら渡してくれと頼んだらしい。毒キノコにしか見えないが、キノコに詳しいわけではないノーバは料理の専門家に会ったら詳しい話を聞こうと、キノコを片手に旅立った。
時は戻り、ユウキ、マーク、ミッシェルの三人はキキョウに残る面々に一時の別れを告げていた。ヒースに生き残ることを約束させるマーク。ナビリア、ブルータスの二人と今後の戦略を話し合うユウキ。そしてミッシェルはヴィータと……一応真面目に話をしていた。
一方、エンジュがまだ落ちていないと思っているチョウジでは、シャイアが久しぶりに姉のノーバに会うべく仕事を早々に切り上げて家に戻っていた。間もなくゴン率いる『いてまえ』がチョウジに迫ってくることは、全く知らずに。
転送石を使ってやってきたユウキたちが『いてまえ』の接近をガストジョナサンに告げると、ガストジョナサンは動揺を見せたが、ユウキが自らが囮となって敵の先鋒を止めている間に城壁に柵を立てて『いてまえ』の侵入を防げばいいと告げると納得し、部下のトーゴにユウキに協力するよう告げた。
トーゴ、そして『いてまえ』の接近を聞いて慌てて戻ってきたシャイアの兵と共にユウキたち、そして幸運にも村を救った英雄に出会い、少しでも恩を返そうとするノーバは『いてまえ』の先鋒を止めに向かい、マークの活躍もあって見事成功する。
その後は両軍にらみ合いが続いていたが、クレストの部下であるカルロスからブースト軍の目的はキキョウではなくヒワダとチョウジであるとの事実を聞く。その最中にヴィータたちがヒワダに向かったと聞いたマークはヒースの無事を祈るのであった。一方、この間にミッシェルが料理人であると聞いたノーバは例のキノコの鑑定を彼女に頼み、やはり毒キノコであったと知る。どうして毒キノコをマイラという女性に渡そうとしたのかは不明だが、せめてその事実だけは伝えようと、ユウキとマークに切りだすが、彼らの動揺を見てそれ以上の話を止めるのであった。
ユウキたちと折衝役を任されているトーゴ、そしてセレジェイラ姉妹は協力してゴンと『いてまえ』について調べ始める。フライングバッファローについて調べていた彼らはフライングバッファローは本来人になつかないが、ゴンの祖先が手懐けたという話を知り、具体的に調査をしたマークはゴンがマタンゴという種類のキノコを利用して群れのリーダーたちを操っていることを知る。そして、マタンゴの亜種であるマージマタンゴという青紫のキノコはより強力であり、それをリーダーに使えばバッファローたちは暴走して言うことを聞かなくなるということも。
ノーバが偶然持っていた一本以外にも自生しているトキワの森からマージマタンゴを持ち帰るべくミッシェル、ノーバ、トーゴの三人は夜陰に乗じて城を抜け出し、スパイアーの部下のテレポートでトキワに向かう。だが、彼らは長くキノコ狩りをしたわけではなかった。翌日、スパイアーがユウキに対し、ヒワダが陥落したことを告げたためである。ヴィータたちが無事であることに安堵したユウキは、そのままブースト軍の情報を調べに向かうスパイアーを見送った。夜、慌てて戻ってきたミッシェルたちと共にガストジョナサンに呼び出される。彼から改めてヒワダの陥落を聞かされ、更にカルロスからナビリアの伝言として、キキョウの兵がチョウジに向かう可能性を示唆される。もう駄目だと落ち込むガストジョナサンとカルロスに、ユウキは胸に温めていた策を話す。最初は難色を示していたガストジョナサンであったが、シャイラとトーゴが共に賛成すると、腹をくくったのか彼らに同意し、彼らがキノコを使ってフライングバッファローたちを混乱させたら全軍を率いて突撃すると述べる。
戻ってきたスパイアーからキキョウから一万五千の兵を率いてアークが出発したという話を聞き、ユウキたちは今夜策を実行することに決める。バッファローを混乱させることには成功するが、その最中、彼らは『いてまえ』の対象であるゴンと出会い、対決になる。
ありったけの力を振り絞ったユウキたちは、ノーバが力を振り絞った歌により重傷から復活したマークの渾身の一撃でゴンを倒す。その直後、銃声が鳴り響き、反射的にユウキを庇ったゴンは炎の矢によって倒れる。その一撃を放ったのは、独り言をつぶやきながら裏切り者の子を処分しに来たと述べる魔導銃を持った女性であった。彼女は誰もいない方向に何事かつぶやいた後去ったものの、代わりに現れた怪しげな軍団から見覚えのあるフクロウの印を見たマークは、ただただ、嫌な予感に襲われるのであった。
結局、ゴンはユウキが倒したということになり、戻ってきたユウキたちは混乱した『いてまえ』を撃破したガストジョナサンに感謝される。
自らの村を救った英雄とまだ行動をともにしたいと述べたノーバと共にシャイア、トーゴ、ガストジョナサンに別れを告げたユウキたちはキキョウに戻りヒース、ヴィータ、ブルータス、リゼルと再会する。皆、無事だったのだ。彼らは改めてナビリアから感謝されるとともに、アキが近付いていることを知る。
翌日、転送石を使って一足早くキキョウに到着したアキからも褒められ、更にこのところの活躍からユウキに対し国からも褒美が出る可能性を告げられる。
そしてアキ、ツーマイ、フォールらの上奏を受けたユウキはブーストたちの侵攻が一息ついたH276年3月にマサゴの守備隊に任命される。
その半年後に待ち受ける騒動も知らず、彼らはつかの間の平和に浸るのだった……
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