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Aグループ第11話『激突』
今回予告
―ユウキたちがエイチ湖に向かってから二日。ヒート軍がついに動き始めたとの知らせがもたらされる。
ユウキ軍の指揮を任されたブルータスの下、リゼルたちはこの機にヒート軍を完全に叩くべく動き出す。
こうして、始まったヒート軍との最終決戦はユウキたちの到着を待って佳境へと突入するのであった―
ユウキ軍の指揮を任されたブルータスの下、リゼルたちはこの機にヒート軍を完全に叩くべく動き出す。
こうして、始まったヒート軍との最終決戦はユウキたちの到着を待って佳境へと突入するのであった―
ハンドアウト
- 新PC用ハンドアウト
君はタナカ家に代々使える一族の出身で、君自身はかねてよりデルタに仕えてきた。
デルタがユウキ軍に協力するにあたり、デルタの右腕である君は、
ブルータスとデルタをつなぐ重要な地位を任されることとなった。
→ウルザ
デルタがユウキ軍に協力するにあたり、デルタの右腕である君は、
ブルータスとデルタをつなぐ重要な地位を任されることとなった。
→ウルザ
登場人物
前半PC
後半PC
ユウキ軍とその協力者
- ブルータス・スノーケン(ヒューリン(ハーフネヴァーフ)、男性、23歳)
フォールの紹介でユウキ軍に加わり、現在は副隊長として部隊をまとめている長身の男性。
開戦当初の状態ではユウキが不在であったため、ユウキ軍全体を指揮を執りヒート軍に立ち向かうも、負傷し撤退を余儀なくされる。
開戦当初の状態ではユウキが不在であったため、ユウキ軍全体を指揮を執りヒート軍に立ち向かうも、負傷し撤退を余儀なくされる。
- ワガ・ハイ(ヒューリン(ハーフヴァーナ、アウリク)、男性、28歳)
元キッサキの武将で、キッサキで反乱を起こしたヒートには深い因縁がある。現在は再会した元部下たちと共にユウキ軍に加わる。
ユウキとともにブラックを追いにエイチ湖に向かった。
ユウキとともにブラックを追いにエイチ湖に向かった。
- チアキ・スモールマウス(ヒューリン、女性、23歳)
元ヨスガの武将。意志の強そうな黒髪の美人で努力家。ユウキを慕っており、彼がカンナギへと向かう際、傘下に加わった。
現在はブルータスやシャイアたちと共にユウキ軍をまとめており、彼らから様々なことを学んでいる。
現在はブルータスやシャイアたちと共にユウキ軍をまとめており、彼らから様々なことを学んでいる。
- スパイアー(ヒューリン(ハーフドゥアン、セラトス)、男性)
ユウキに協力する謎の密偵。その筋肉と性格から、どうして密偵を志したのか疑問を覚えたくなる時がある。
- アイズ・イヤーズ(ヒューリン、女性)
スパイアーの右腕である女性。身のこなしが軽そうな痩身であり、こちらは密偵といっても違和感はない。
スパイアーと共に各地を飛び回っている。
スパイアーと共に各地を飛び回っている。
ヒロズ国
- アキ・ロン(ヒューリン、女性、27歳)
国王の娘でコトブキ太守。反乱が相次ぐこの国の未来を憂いながらも、この国の未来のために奔走する。
現在はユウキたちの総大将としてキッサキの西側を攻める。
現在はユウキたちの総大将としてキッサキの西側を攻める。
- ジョー(ヒューリン、男性、31歳)
ハーテン教の乱の途中からアキに騎士として仕えることとなった人物。アキの護衛として何度も彼女の窮地を救っており、その信頼は厚い。
- シェン・ロン(ドラゴネット(アンスロック)、男性、48歳)
かつては義賊の親分であったが、ユウキたちの説得を受け、部下とともに山奥に隠遁していた。ヒロズ国の危機を受け、再び兵を起こす。
数奇な運命に導かれ、現在は王族となる。
数奇な運命に導かれ、現在は王族となる。
- バンリ・ノ・チョージョー(エルダナーン、男性、26歳)
アキの部下、将来を目される武将の一人。防衛線を得意とする。かつてはマルティムの部下だったこともあり、今回の戦にかける思いは熱い。
ユウキと共にキッサキの東側を攻めており、ノーバやリゼルの助けを借りながら最後まで戦い抜いた。
ユウキと共にキッサキの東側を攻めており、ノーバやリゼルの助けを借りながら最後まで戦い抜いた。
- アーマルド・シュワルツネッガー(ドラゴネット(メディオン)、男性、30歳)
通称マルド。マルティムと共にヒートが反乱を起こした際に殺されたと思われていた。
が、実は生き延びており、ユウキたちの危機を救うべく現れた。
が、実は生き延びており、ユウキたちの危機を救うべく現れた。
ヒート軍
- ヒート・テック(ヒューリン、男性、39歳)
反乱軍の総大将。ヒート軍の反乱の目的が不明なことから長らく不気味な存在であったが、アロケンの憑代であることが判明した。
その体が完全にアロケンとなったことで死亡。
その体が完全にアロケンとなったことで死亡。
- ブラック・ディーエス(エルダナーン、男性)
ヒートの右腕と称される男性。かつてはハーテン教の信徒であった。ホワイトと共にアロケンを蘇らせるべくヒートに仕える。
だが、アロケン復活の際にも影としてしか姿を現さず、その真意は不明なままである。
だが、アロケン復活の際にも影としてしか姿を現さず、その真意は不明なままである。
- ホワイト・ピーエスピー(ドゥアン(セラトス)、女性、24歳)
ブラックと並びヒートの副官。その美貌を利用し、トウの部下としてヨスガに入り込んでいた。ヨスガ陥落後はヒートの下に戻った。
巨大な長剣を二本操り、机や柱をゴーレムにする。ブラックの影を倒したばかりで疲弊していたユウキたちを狙うも、マルドに阻まれ失敗。
巨大な長剣を二本操り、机や柱をゴーレムにする。ブラックの影を倒したばかりで疲弊していたユウキたちを狙うも、マルドに阻まれ失敗。
- レッド・ジージー&メタリックブルー・ダブリューエス
ホワイトの部下であり、現在はヒート軍の先鋒を務める二人の竜騎士。
目立った活躍を見せないまま倒される。
目立った活躍を見せないまま倒される。
- カルロス(フィルボル、男性)
ブラック子飼いの暗殺者。バンリを殺すべく放たれるが、マークの攻撃で瞬殺される。
その他
- アロケン(魔族、男性)
ヒートの体を借りて復活した上位魔族。当初は不完全な復活であったが、自らの死を目前にして完全に復活する。
…も、ユウキ渾身の一撃を受けて倒され、完全な死を与えられる。
…も、ユウキ渾身の一撃を受けて倒され、完全な死を与えられる。
セッション内容
どうにかブラックの影を倒すことに成功したユウキたちであったが、そこに突如としてホワイトが現れる。疲弊した一行に対し、ホワイトは前回見せた雷を放とうとするも、突如現れたマルドがそれを阻む。マルドは唖然とするホワイトを尻目に、ユウキたちに対してアキたちの下に向かうよう告げる。一行はマルドに後事を託すと、洞窟の入り口で待っていたカルロスの激励を受けた後、急いでキッサキへと戻る。
一方、キッサキに残っていたリゼルたちは、ユウキに代わって一行をまとめているブルータスから、ヒート軍が動き出したとの連絡を受ける。一行は軍を再びまとめながら、スパイアーの部下達が持ってきた情報を頼りにヒート軍の戦略を予想していく。キッサキを攻める側は二手に分かれ、西側はアキやシェンと言った面々が担当することになっており、バンリと共にユウキ軍が担当するのは東側であった。そして、この戦いで激戦を繰り広げることになったのは、東側である。
戦いが始まってすぐ、バンリがヒートの姿を確認した。ヒートは巨大な二門の砲台、そして巨体を誇る二頭のキマイラと行動をしていた。キマイラの巨体は、ヒート軍本隊の先鋒である二人の騎士が騎乗する竜を小さなものに見せるほどである。
ヒート軍の方もブルータスやバンリたちの姿を確認したらしく、戦いの火蓋は切って落とされた。
先に動いたのはヒート軍であり、陣形によって優位な配置を執った後、破壊の光と神々の戒めをデルタたちに放つ。一行は大打撃を受けるも、デルタの呼び寄せたフェンリルがお返しとばかりにヒート軍を二度も薙ぎ払う。最後の力を振り絞って動いてきた二頭のドラゴンのブレスも、一頭分はウルザの銃が狙いをそらし、ならば、とヒートが放とうとした強烈な一撃もウルザの射撃で失敗させられる。近寄ってきた巨大なキマイラたちの攻撃もデルタとノーバの作りだす壁と、リゼルの鉄壁に阻まれ最小限の被害をユウキ軍とバンリ軍に与えるのみとなる。更にノーバのアエマへの祈りがデルタたちのみならず兵士たちの体力も回復させる。更に、シャイアの一撃がバンリ軍に近寄ってきた巨大なキマイラの体力を奪い去っていく。
だが、デルタたちも決して無事では済まされなかった。巨大な火砲による攻撃をまともに受けたチアキは即座に撤退を余儀なくされ、ヒート軍の猛攻を前にユウキ軍とバンリ軍をアラクネの力で守り続けてきたデルタも力尽きる。シャイアとリゼルの両名もキマイラの一頭と相打ちする格好となり、辛うじてノーバとウルザの両名が立っているのみとなったのである。
だが、防御面に優れる両名が残っていたことはユウキ軍、バンリ軍にとって朗報であった。ウルザはヒートの攻撃を再び銃で防ぐと、今度は大砲の弾を逸らす芸当をしてのけた。ノーバの協力になったプロテクションも冴えわたり、ユウキ軍を指揮していたブルータスは撤退したものの、ユウキたちが到着するまでバンリを守りきることには成功したのであった。
ユウキたちの到着と前後して、ヒートもアロケンへとその身を変貌させる。炎の軍馬に乗り、獅子の頭を持った魔将軍が指を鳴らすと、大量の魔族のほかにその左側に骨だけになりながらも巨大な体を保っている邪竜が。右側には猿の頭、虎の体、蛇の尾を持つ魔獣が出現する。更にアロケンの横にはブラックが出現するが、二日前に彼と戦ったばかりの面々は、あれもまたブラックの影だと悟る。
魔族たちとの戦いはまだ不完全な復活ながらも先手をとって動いたアロケンの一撃をユウキがあっさりと止めたところから始まった。魔族の襲来に驚きつつも、魔族ならば遠慮なく戦えると言わんばかりにありったけの力を振り絞って放ったマークの召喚魔法が魔族の大半を消し去り、更には辛うじて動いていた大砲やキマイラの片割れにも止めを刺す。魔獣が動こうとするのを察したエッダ…ではなくハンニバルが的確な指示をエッダに告げ、マークの一撃でかなり弱った魔獣をその行動前に倒し、前回苦杯を飲まされたブラックの影はヒースが分身を作りだすことを封じると、彼のキャリバーがそのまま火を吹いてこちらも倒すことに成功した。
この時点で残っているのは動いている敵はアロケンと邪竜のみ。アロケンの攻撃を鉄壁を誇るユウキが防いでいる間にマーク、エッダの連携で邪竜を倒すと完全な状態で復活しなおしたアロケンを再度ユウキの一撃で倒し、長かった東側での対決はユウキたちの勝利で終わった。
魔族と言う新たな懸念事項ができたものの、アキたちとひとまずの勝利を喜ぶ一行。だが、その喜びはすぐに消し飛ぶこととなった。王都、セキエイが陥落したとの知らせが一行にもたらされたのである。
一方、キッサキに残っていたリゼルたちは、ユウキに代わって一行をまとめているブルータスから、ヒート軍が動き出したとの連絡を受ける。一行は軍を再びまとめながら、スパイアーの部下達が持ってきた情報を頼りにヒート軍の戦略を予想していく。キッサキを攻める側は二手に分かれ、西側はアキやシェンと言った面々が担当することになっており、バンリと共にユウキ軍が担当するのは東側であった。そして、この戦いで激戦を繰り広げることになったのは、東側である。
戦いが始まってすぐ、バンリがヒートの姿を確認した。ヒートは巨大な二門の砲台、そして巨体を誇る二頭のキマイラと行動をしていた。キマイラの巨体は、ヒート軍本隊の先鋒である二人の騎士が騎乗する竜を小さなものに見せるほどである。
ヒート軍の方もブルータスやバンリたちの姿を確認したらしく、戦いの火蓋は切って落とされた。
先に動いたのはヒート軍であり、陣形によって優位な配置を執った後、破壊の光と神々の戒めをデルタたちに放つ。一行は大打撃を受けるも、デルタの呼び寄せたフェンリルがお返しとばかりにヒート軍を二度も薙ぎ払う。最後の力を振り絞って動いてきた二頭のドラゴンのブレスも、一頭分はウルザの銃が狙いをそらし、ならば、とヒートが放とうとした強烈な一撃もウルザの射撃で失敗させられる。近寄ってきた巨大なキマイラたちの攻撃もデルタとノーバの作りだす壁と、リゼルの鉄壁に阻まれ最小限の被害をユウキ軍とバンリ軍に与えるのみとなる。更にノーバのアエマへの祈りがデルタたちのみならず兵士たちの体力も回復させる。更に、シャイアの一撃がバンリ軍に近寄ってきた巨大なキマイラの体力を奪い去っていく。
だが、デルタたちも決して無事では済まされなかった。巨大な火砲による攻撃をまともに受けたチアキは即座に撤退を余儀なくされ、ヒート軍の猛攻を前にユウキ軍とバンリ軍をアラクネの力で守り続けてきたデルタも力尽きる。シャイアとリゼルの両名もキマイラの一頭と相打ちする格好となり、辛うじてノーバとウルザの両名が立っているのみとなったのである。
だが、防御面に優れる両名が残っていたことはユウキ軍、バンリ軍にとって朗報であった。ウルザはヒートの攻撃を再び銃で防ぐと、今度は大砲の弾を逸らす芸当をしてのけた。ノーバの協力になったプロテクションも冴えわたり、ユウキ軍を指揮していたブルータスは撤退したものの、ユウキたちが到着するまでバンリを守りきることには成功したのであった。
ユウキたちの到着と前後して、ヒートもアロケンへとその身を変貌させる。炎の軍馬に乗り、獅子の頭を持った魔将軍が指を鳴らすと、大量の魔族のほかにその左側に骨だけになりながらも巨大な体を保っている邪竜が。右側には猿の頭、虎の体、蛇の尾を持つ魔獣が出現する。更にアロケンの横にはブラックが出現するが、二日前に彼と戦ったばかりの面々は、あれもまたブラックの影だと悟る。
魔族たちとの戦いはまだ不完全な復活ながらも先手をとって動いたアロケンの一撃をユウキがあっさりと止めたところから始まった。魔族の襲来に驚きつつも、魔族ならば遠慮なく戦えると言わんばかりにありったけの力を振り絞って放ったマークの召喚魔法が魔族の大半を消し去り、更には辛うじて動いていた大砲やキマイラの片割れにも止めを刺す。魔獣が動こうとするのを察したエッダ…ではなくハンニバルが的確な指示をエッダに告げ、マークの一撃でかなり弱った魔獣をその行動前に倒し、前回苦杯を飲まされたブラックの影はヒースが分身を作りだすことを封じると、彼のキャリバーがそのまま火を吹いてこちらも倒すことに成功した。
この時点で残っているのは動いている敵はアロケンと邪竜のみ。アロケンの攻撃を鉄壁を誇るユウキが防いでいる間にマーク、エッダの連携で邪竜を倒すと完全な状態で復活しなおしたアロケンを再度ユウキの一撃で倒し、長かった東側での対決はユウキたちの勝利で終わった。
魔族と言う新たな懸念事項ができたものの、アキたちとひとまずの勝利を喜ぶ一行。だが、その喜びはすぐに消し飛ぶこととなった。王都、セキエイが陥落したとの知らせが一行にもたらされたのである。