こんな特技にご用心


はじめに

この項目では敵PCやNPCに使われると、厄介極まりない特技について解説します。
まず前提として、特技を代用判定するときには、修得特技と判定特技の距離が遠いほど目標値が高くなり、判定が難しくなります。
もし相手が強力な攻撃忍法を持っていて、その目標値が12……なんてことにならないように、ある程度要注意特技を押さえておく必要があります。

ただしここに記載したのは、使われる頻度の高い特技に限ります。
その他の特技にも強力な攻撃忍法はあり、それによりやられてしまう可能性は十二分にあるので注意してください。

※なお、この欄は大判ルルブのみを基準に記述しています。
各種サプリ導入環境については、その卓のGMに確認するなどしてください。

要注意特技

以下特技ごとに説明していきます。
解説は主観ですが、経験ベースですのである程度は参考になる事でしょう。
使われるのが要注意なら、自分が使うと……。

火術

例:【爆破】【吹火】【百燐】【鬼火】

誰でも取れる射撃2点の【爆破】に、古流忍法だが射撃1点+火達磨を与える【吹火】があり、どちらも当たると痛いです。
他には間合の広い【百燐】もある上、エネミーの持つ射撃1点を反射する【鬼火】も《火術》での判定になります。
総じて手軽に安定した火力を出せるため、要注意です。

水術

例:【水霊】【海原】

【誘導】で戦場を水中に変えてからの【水霊】が強いです。
【水霊】の威力はもちろんですが、戦場を水中にされるとマイナス補正も掛かるのでその点も注意したいところです。
コンボではありますが、対抗手段を持たないと一気に窮地に立たされるため、要注意です。

掘削術

例:【奈落】【土竜吼】

プロット次第ですが、逆凪を与える【奈落】、1ラウンドで大ダメージを受ける可能性のある【土竜吼】があります。
特に【奈落】はプロットが制限される構築の場合、必ずと言ってもいい位には注意が必要です。
どちらも対抗手段がないと、コンボの足掛かりにされてしまい、そのまま好き放題に動かれてしまうので要注意です。

砲術

例:【必中】【時雨】【雷火】【雷鳥】

プロットが離れるほど回避判定にマイナス修正をつける【雷火】に、二体まで同時攻撃できる攻撃忍法【時雨】が代表的な特技です。
その【時雨】と【雷火】が、どちらも鞍馬の忍法というのがポイントです。
鞍馬のシノビは大抵が【陽炎】【後の先】【先の先】【狭霧】【月影】のどれかを、もしくは複数所持していることがほとんどです。
つまり、火力の底上げや回避判定へのマイナス修正が付き物となっているため、次の《手裏剣術》と一緒に意識しておきましょう。

手裏剣術

例:【神槍】

鞍馬御用達、間合3射撃2点の【神槍】がある特技です。
《砲術》でも記述しましたが、これに加えて火力やらマイナス修正やらをやられてはたまったものではありません。
幸いなことに《砲術》と上下に固まっているのが救いです。
しかしながら対策を怠ると非常に厳しい事には変わりないので、要注意です。

飛術

例:【天狗】

ピンポイントになりますが、刺さると泣きたくなるのが【天狗】です。
自分のプロット値と同じ点数の接近戦ダメージを与える攻撃で、存在を失念して受けてしまうと大変なことになります。
幸い間合は0ですが、【天狗】持ちのシノビの場合、プロット制限系の忍法や【影法師】等から展開してくる事が少なくありません。
高プロットに行く構成なら必ず意識する必要があるため、要注意です。

刀術

例:【交叉】【撫斬】

刀術には【交叉】程度しか警戒すべき攻撃忍法はありません。
しかしながら位置的に取りやすく、鞍馬のサポート忍法【陽炎】が刀術指定の上、ロール的に使いやすいこともあるので、修得しているシノビが多いです。
位置が上の《骨法術》に【風饗】【魔拳】【赤腕】等もあるのでまとめて意識しておきましょう。
単品での警戒と言うよりは、遭遇頻度と使いやすさから要注意です。

野戦術

例:【武曲】【北斗】

御斎学園御用達【武曲】と【北斗】がある特技です。
変調漬けになる【武曲】も間合5で逃げられない【北斗】も、どちらも刺さる苦戦は避けられません。
単体での厄介さから要注意です。

見敵術

例:【揺音】

厄介なのは、奥義の見切り判定を要求する装備忍法【揺音】だけです。
しかしながら、これによって奥義情報が獲得できないのは、情報アドバンテージにおいて大きな痛手です。
感情を持っていれば、感情共有で流れてくるかもしれませんが、そのアテが外れたときは泣きを見ることになるでしょう。
ダメージこそないものの、あまりにも情報的に差が付くので要注意です。

異形化

例:【血旋渦】

《異形化》指定の忍法はサポートが主ですが、間合3を持ち接近1点という使い勝手の良い攻撃忍法【血旋渦】があります。
【獣化】や【鬼道】でバフが乗っていると、それだけで侮れない火力になります。
バフ前提ですが、使い勝手の良さと安定した火力から要注意です。

召喚術

例:【流星雨】【龍星群】【地獄】

召喚術にもまた隠忍御用達の【流星雨】があります。
また、エネミーが【流星雨】の強化版とも言える【龍星群】を持っていることもあり、【流星雨】【龍星群】共に間合3で嵌まるとまず逃げられません。
あとは古流忍法ですが、間合2で接近射撃1点ずつの複合攻撃である【地獄】も《召喚術》指定です。

言霊術

例:【裏真言】

凶悪な呪い+射撃1点の攻撃忍法【裏真言】がある特技です。
間合も2あり逃げにくいと言う点も強力です。
また上の《異形化》《召喚術》とは微妙に離れた位置にあり、両方カバーするのはやや困難で、構成の段階で穴になりやすい事から要注意です。

呪術


妖術分野の隅にあり、取りづらい位置にある特技です。
警戒するような忍法こそ無いのですが、《呪術》指定の忍法を持っていないシノビは、十中八九《呪術》を指定特技とした奥義を仕込んでます。
それを意識しておらず《呪術》が遠い構成にしていると奥義破りが絶望的になります。
奇襲性と奥義の通りやすさから要注意です。

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最終更新:2019年12月28日 18:34