はじめに
シノビガミには技能や忍法が膨大な情報量を持つ為、PL1人1人がルルブを持たないと、準備からセッションまであらゆる場面で滞ります。
この項目では「じゃあ何買えばいいの?」と言う初心者向けに各ルルブの解説をしていきます。
大判ルルブ
『忍術バトルRPG シノビガミ 基本ルールブック』の事を、通称【大判ルルブ】と呼びます。
これ一つで「現代編」「戦国編」「退魔編」が遊べる完全版となっており、大判ルルブ出版以前の全てのデータが詰まっています。
ただし、リプレイやシナリオは載っていません。
価格が税別3800円と人によっては小さくない出費ですが、お値段以上の役割は果たしてくれます。
改訂版
2020年に発売された、大判ルルブの改訂版です。表紙イラストや値段などは変わっていませんが、「改訂版」の文字が数ヶ所に追加されています。
細かな補足、裁定や表現の統一など、ルールとデータの両方が大幅にアップデートされています。
原則として従来の大判ルールブック記載データと併用することは出来ません。
セッションの際は、GMは旧版と改訂版のどちらを採用しているかを明言し、PLもどちらかわからない場合は必ずGMに確認をとるようにしましょう。
なお、旧版との差異については公式サポートページに全て記載されており、それを参照して変更を適用することで旧版を改訂版にアップデートすることが可能です。
しかし、変更点が非常に多いため手作業での更新は見落としが生まれがちです。プレイ中の混乱を招かないよう確認はしっかり行いましょう。
シノビガミ華
『シノビガミ十周年記念ルールブック シノビガミ華』を指します。
装丁が豪華なハードカバー仕様になっており、また追加書下ろしシナリオが二本付属しています。
ルールブックとしての収録内容は【改訂版】と同一です。
お値段は税別8000円とかなりお高くなっています。
スタートブック上巻
『忍術バトルRPG シノビガミ スタートブック 上』の事を、通称【スタートブック上巻】と呼びます。
これがあれば「現代編」が遊べます。
大判ルルブに比べると情報量に関してはかなり落ちますが、リプレイが載っているため、雰囲気が掴みやすいと言う利点もあります。
そして何より税別1200円と言う点が最大の利点です。
スタートブック下巻
『忍術バトルRPG シノビガミ スタートブック 下』も同様に【スタートブック下巻】と呼びます。
単体では遊べませんが、上巻に追加する下巻と言う立ち位置です。
追加でリプレイとシナリオが載ってますが、スレセで遊ぶだけなら優先度は低いかもしれません。
こちらも価格は税別1200円とお求め易くなっております。
忍秘伝・改
シナリオ集に『シノビガミ シナリオ集 忍秘伝・改』と言うものがあります。
通常のシナリオ集とは違い、大判ルルブに載っていない追加の忍法等が収録されているのが特徴です。
所持の有無によりキャラメイクに差ができるので、ハウスルールで使用不可としている卓もあります。
それらの背景もあり、価格は税別3000円とシナリオ集としては高額になっています。
その他
その他【大判ルルブ】に無い情報を持つ物も簡単に紹介致します。
七人の悪魔忍者
『シノビガミ悪 七人の悪魔忍者』の事です。
「退魔編」と「戦国編」を同時に遊ぶ「戦国退魔編」のルールが載っています。
プロレス忍法帖
『シノビガミ リプレイ プロレス忍法帖』の事です。
プロレスのようなエンターテイメント性の高い『ニンジャファイト』がテーマです。
また、『ニンジャファイト』で戦うニンジャファイターを作成できる「GP編」のルールが載っている。
うたものがたり
『シノビガミ平安リプレイ うたものがたり』の事です。
平安時代に生きる忍者を作成できる「平安編」のルールが載っています。
結局何買えばいいの?
結論から言えば、【大判ルルブ】を購入するのがおすすめです。
【スタートブック上巻】だけでも遊べますが、情報量に大きな差があるので、お財布に余裕があるなら【大判ルルブ】です。
また、【大判ルルブ】には旧版と改訂版の二種類が存在していますが、
2020年現在の傾向として【改訂版】のルールを採用したセッション開催が主流となっています。
その為、基本的には【改訂版】の購入をおすすめします。
間違えて旧版を購入してしまう方がそれなりにいるので、気を付けてください!
また、卓内で忍秘伝・改の導入が検討されるのであれば、購入を検討してもいいかもしれません。
それ以外に関しては、能動的に買うと言うよりは必要に応じて購入を検討しましょう。
最終更新:2020年09月02日 20:43