SW2.0とSW2.5

はじめに

現在当コミュニティでは、ソード・ワールドに関して言えば、『ソード・ワールド2.0』(以下SW2.0)が主流になっています。
しかしながら、SW2.0の発売10周年である2018年に、アップデート版とされている『ソード・ワールド2.5』(以下SW2.5)が発表されました。
この項目では、両バージョンのちがいと、なぜ新版のSW2.5ではなくSW2.0が主流になっているのかを解説します。

2.0と2.5の違い

結論から言うと、2つのシステムに決定的な違いはありません。
と、言うのも『ソード・ワールドRPG』(1989年発売)とSW2.0は、フルモデルチェンジと言っていい程内容に差があるのに対して、SW2.0とSW2.5はどちらも『ソード・ワールド2』なのです。
つまり、マイナーチェンジだと考えてください。
以下は主な変更点になります。

SW2.5における主変更点

  • 舞台の設定がSW2.0の《テラスティア大陸》からSW2.5の《アルフレイム大陸》に変更。
  • PCデータを元にした《フェロー》と言う名のNPC作成ルールの追加。
  • 戦闘ルールにおける各種裁定の調整。
  • 新たに2種族の追加。
  • 各種技能の調整。(特に《バード》技能の大幅テコ入れ)
  • 戦闘特技の取得・裁定の調整。
  • 判定の所要時間等の調整。
  • 魔物のデータの追加とバランスの適正化。
  • アイテム周りの調整。

SW2.0が主流システムである理由

まず、以下は公式HPからの引用です。
●ソード・ワールド2.0からのデータコンバートに関して
ソード・ワールド2.5では、「2.0」各書籍で掲載した各種データ(シナリオやアイテム・魔物データ等)は引き続き使用いただけます。
これだけを見れば、SW2.5に移行すればいいのではないかと感じる方もいるかもしれません。
ただ、SW2.0に関してもルールブックの『改訂』があったように、まだ若いシステムであるSW2.5に関しても、大幅な改訂が出るかもしれません。
他にも、ルルブとサプリの項目を参照していただければ一目で分かると思いますが、SW2.0には追加ルールブックやサプリによるり、膨大な情報量が追加されています。
また、SW2.0の追加要素をそのままSW2.5に持ち込むと、裁定や新要素との組み合わせにより、エラッタが必要になったり、判定が曖昧になってしまう部分もあります。
結論ですが、今後の改訂による大きなルールの変化が無い事や、既存のサプリなどの追加要素持ち込みが容易な事から、『ソード・ワールド』に関して言えば、当コミュニティではSW2.0を主流システムとして扱っています。

2.5の導入について

この先、SW2.5も追加要素や改訂を繰り返し、システムとして成熟していくと思われます。
SW2.0から革命的なまでの素晴らしい変更や、SW2.0各種追加要素導入に関しての公式のサポートが手厚くなる事もあるかもしれません。
そんな環境になれば当コミュニティの『ソード・ワールド』の主流システムが、SW2.0からSW2.5になるかもしれません。
また、SW2.0でキャンペーンを走りきった上で、SW2.5を試してみたいと言う方が増えれば、最初はお試し卓からではありますが、セッションの募集も検討させていただきます。

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最終更新:2019年10月21日 11:54