概要
同盟外の国の企業が帝国に進出する場合、既存の帝国企業と協力関係を結び帝国政府の審査に合格後、帝国企業を支援する(という名目で)支部なり支店なりを置く事が出来る。
合格基準は帝国の法に抵触していないか、帝国の治安を乱す恐れが無いか、帝国または皇帝の政治生命に直接関係しないかなど。
以下のリストにおいては、国営、民間・事業規模の順に記載する。
国営企業
連合帝国の国営企業。他国との宙域間交通を担う。
国営企業。内務省の中の情報統制庁が管轄している。
大帝国中央銀行
元は
フォフトレネヒト皇国財務庁の管轄下で運営されていた。連合帝国の国営企業。
本社や各惑星にある支店は貴族や他の企業を相手にしており規模も大きいが、地方支店は比較的規模が小さく地域に根ざした銀行を目指す。
国営企業。内務省の中の鉄道庁が管轄している。
帝国海上交通社
国営企業。連合帝国の海上船舶を運航する。
民間企業
ルーリアス重工
宇宙新暦1362年に
フォフトレネヒト皇国で誕生した元政府系造船企業。かつてイドラム1世が
フォフトレネヒト皇国と同盟関係を結んだ1つの理由とも言われていて、その製造能力は大戦末期連合帝国が反撃に転じたのもここの造船企業が新技術である段階工法を編み出し、無人造船施設を大量に建造した為と言われている。現在では連合帝国で一番の巨大企業となっており、帝国が使用している機械製品の80%はこの企業が製造を担っている。他国へ輸出する乗り物や工業製品もこの企業がトップとなっている。現在の本社は帝都カーマフォルトにある。
スフィア交易商船
共立公暦53年に
トローネ・ヴィ・ユミル・イドラムが設立した民間船舶企業。トローネが自身で内装の設計を手がけた大小様々なタイプの豪華客船を多数保有している。
特定の航路は持っておらず、友好国や中立国の政府要人や国家元首によるチャーター便として運用している。
いざという時は皇帝専用艦隊に組み込み徴用輸送船としての運用も考えられている。
フリートン・ルフィア(財閥)
元は
セトルラーム連邦に存在した企業グループ。医療関係の業務を始め、様々な分野に広く関係しており実質的な複合企業として復活を遂げている。現在の会長は、フリートン家の当主である
ヨバンナ・フリートン。実際の業務は最高経営責任者の管轄となっているが、皇帝陛下直々の要請に従ってフリートン家の血筋に連なる優秀な者を任命した。その他のポストは、適宜人事部の評価に基づいて選出する。
ヴァンス・フリートン大統領も株主の一人として当グループの経営に関与しているが、連邦国内において三大財閥を解体させた経緯から倫理に悖る行いとして批判されている。国際的には
武装白衛旅団の傘下組織として見なされるが、会社としてはヨバンナの指揮下にあり、帝国企業として分類された。
マトラ機械製造工場
工業系貴族の一つマトラ家が運営する工業機械専門企業。海上船舶用エンジンや地上交通の製造を行う。共立公暦450年からルーリアス重工が宇宙船舶の大量生産と宙軍艦艇の集中改良工事を行う為の製造ライン確保により地下鉄車両の集中製造権が譲渡される。
豪華客船社
惑星ヘズレルにある国際航宙客船を運航する元政府系企業。
所属する客船は全て連合帝国船籍となっていて、大半が自国製だが稀にレルナルト重工製の豪華客船も混じって運航している。
定期航路は少ないが季節やイベントに合わせた臨時航路は数百あり、連合帝国と交易関係にある国には分け隔てなく発着する。
グアムイーシュ製薬
ベラルフ大公家が独自に起こした民間企業。
遺伝子工学に強く、連合帝国政府から臣民に対して不死技術の治療を行う事を認められている。
フリートン本家と関わりが強く、連邦製薬株式会社とも研究協定を結んでいる。
ユリルムグループ(百貨店グループ)
ユムール大公家が独自に起こした食品製造企業ユムール食品が元となっている百貨店グループ。
帝国内の様々な民間企業と協力関係にあり、都市部には必ず存在する。
ユムール食品の社長であり、グループ名の由来であるユリルム氏は既に病気で亡くなっているが現在は3代目当主が会長の座に付いている。
プラット・レルべ社
ユニット・プラットフォームシステムを開発し有名となった新興企業。世界的な知名度はまだまだ低いものの連合帝国の国内開発に貢献していくとして大いに期待されている。
箱庭文明社
連合帝国の巨大玩具メーカー。大戦時以前は小型艇を建造する造船所だった為、戦時中は駆逐艦を主として戦艦の設計にも携わる。戦後工員達が海上艦船の受注が減り赤字になった為設計した軍艦のミニチュアを作って都市部の露店で販売したのが始まり。現在では
旧帝国型シリーズを中心に連邦や他国の海上艦を発売している。軍艦建造に携わっていた関係で軍や連合帝国の貴族とも繋がりがあり、少数ながら航宙艦の模型等も手がけており、近隣国にも頻繁に輸出している。なお、連合帝国の幼年学校で行われる技術の授業ではプラモデルを作る時間があり、この企業の製品が使われている。
領域航宙整備事業団
元は帝国政府が出資して設立された、現在は民間軍事企業。5隻の防護巡洋艦と60隻の駆逐艦と30隻の仮装巡洋艦を保有する。
艦船は宙軍から払い下げられた退役艦が使用されている。人員も帝国宙軍や内務省から来た人が大半を占めており、実質帝国政府が運用する軍事力の一部となっている。
5つの艦隊を保有しており、2つはキルガル方面艦隊、1つは予備艦隊、1つは同盟国との連絡艦隊、1つはツォルマリア方面艦隊となっている。
一つの艦隊に防護巡洋艦1、駆逐艦10、仮装巡洋艦5が基本となる。キルガル方面を移動する安保同盟側の商船は仮装巡洋艦が護衛につく。
国境付近で領域侵犯を頻繁に起こす事で有名となっており、平和維持軍が来たら即退散するのがいつものやり方。
キルガルに5つの自動採掘基地を建設したが、メイディルラングによって4つは破壊され残りも頻繁に攻撃を受けている。
セトルラーム支部もあり、こちらはセトルラーム軍が行動しにくい場所での護衛や自動採掘基地を資源惑星に建設しセトルラーム企業の支援などを行う。こちらには輸送艦扱いで仮装巡洋艦15隻と護衛用の駆逐艦10隻が配備されている。
艦隊は5つあり、仮装巡洋艦5隻づつの艦隊が3つと駆逐艦5隻づつの艦隊が2つある。
共立公暦957年に船団護衛契約をラヴァンジェと結ぶ。主に連絡艦隊が担当し、国境ギリギリを警戒する。(まれにオクシレインに領域侵犯する)
レミソルト・ルフィア(財閥)
イドゥニア及びチャルチルフ星系において、レジャー施設を中心にホテル、海上船舶企業、飛行遊覧船企業を運営する。初代会長は
アルバス・レミソルト
宙域防衛保全社
連合帝国の民間企業。輸出用や自国の艦隊補充用に火器未搭載の量産型艦船を常時3000隻保有する。
当初は自国艦隊補充と小規模な輸出のみだったが、
現象魔法に起因する特殊事象災害
アポリアの誘発を受け、ストック数を拡大した。
また、
B.N.S.ゲートを起点とする小規模な特異現象の伝播も確認されており、カルスナード、ラヴァンジェ、セトルラームに対する輸出を増やしている。
804年以降は災害対策の需要が急拡大し、更なる生産レーンの拡大へと至った。
スニシ工芸
スクルシに本社が存在する工芸品専門店。皇室御用達の装飾品企業。スクルシにしか生えていない珍しい植物である宝樹を唯一加工できる企業であり、木目がありながら透明度の高い宝樹で出来た工芸品は連合帝国皇室の許可の元制作される。その他の工芸品も帝国一と言われスクルシにある本店には他国のお金持ち達がこぞって訪れる。
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最終更新:2024年10月25日 01:05