ネルヴェサー民主同盟(オクシレイン語:þàrmanðán aliènðá n'elveþá、サールマンザン・アリエンザ・ネルヴェサー、通称、ÞANE(サーネ))とは、
オクシレイン大衆自由国を盟主とする防衛・文化協商同盟。
黒丘同盟ともいう。
概要
安保同盟と並ぶ共立世界の大規模軍事同盟の一つである。自由主義VS権威主義の国際関係を象徴するレジームであり、星間主要4ヶ国(オクシレイン、キルマリーナ、メイディルラング、ソルキア)の軍事力を背景に成立している。自由民主主義勢力の顔であり、ことあるごとに民主化や自由化・透明化を訴え続けている。キルマリーナやメイディルラング等、連合帝国に積極的に噛みつこうとする勢力をオクシレインが引き止めながら、安保同盟側との交渉に持ち込むというスタイルを取っているため、プロパガンダの喧伝の一方で慎重な外交戦を重視している。このため、
民間人及び外交使節に関する非常時保護条約の締結時は事務総長である
センジュ・アン・アクセルン・ヴィン・アンニオ自身が奔走し、帝国の主張を通しながら、同盟の交渉窓口を設置して外交を途切れさせないという最良の結果を生み出すことに成功している。また、
事象災害を始めとする大災害の際は敵対・友好の枠を超えて同盟軍を人道派遣するなど、枠組みを越えた人道支援を重視することも特徴的である。しかし、オクシレインが国境を接する
ラヴァンジェ諸侯連合体に対しては強硬な姿勢を見せることが多く、安保同盟との間では微妙な関係性が続いている。
歴史
今日、掲げられるÞANEのシンボルは、宇宙新暦1200年代、
星間文明統一機構統治下の
イドゥニア星系において運用された占領軍の旗艦を象ったものである。同1206年にこれを奪取した時の移民船団は、その後、2個の集団に分かれて星間機構の追手から逃れた。エイリア・ヴィン・セサルローン率いる技術者移民船団は後に
惑星イェルサーへと降り立ち、数世紀の時をかけてオクシレインを建国したとされる。当時の価値観をして、「恐怖」の象徴でしかなかった当該旗艦の存在は、いつしか「自立」を意味するオクシレインの拠り所として語り継がれるようになった。この解釈は星間機構の後継を名乗る新たな外敵(ギールラング)との戦いの中で生まれたものと見られる。それから暫しの時が経ち、
転移者戦争が勃発すると、再び国際関係が悪化し、内政不干渉を命題とする権威主義勢力の脅威(共立公暦620年.安保同盟の成立)に直面することとなった。これに危機感を募らせた時のオクシレイン政府は、同625年、自由と民主主義に立脚する新たな軍事同盟(ÞANE)を成立させた。「自立」のシンボルとして掲げられた星間機構の印は、時の国際社会を驚かせ、人道主義の普及を始めとする様々な抑止外交の強化に繋がった。
加盟国
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最終更新:2023年09月26日 23:04