ジェルビア星間条約同盟(
ロフィルナ語:
helfilistaliam dooram taalfedornam toandlufia vi zerbia/ヘルフィリスタリアム・ドーラム・タールフェドルナム、通称:
heldo/ヘルドー、共立同盟)は、締約国における即応支援体制の構築を目的として発足した。防衛同盟。批准各国の部隊からなるheldo軍は、直接的か否かに関わらず締約国の一部でも何らかの攻撃を受けた時、必要に応じて集団防衛を発動し、当事国の平定に努める。また、
権利条約に反する共立加盟国の暴走を止めるために必要な平和維持活動を通じて、各国間の抑止力を最大限に保つことを命題とした。
平和維持軍が
共立機構の統制を受けていることに対して、heldo軍は締約国間の合議体制を取ることから、当時代における純粋な補助装置としての役割分担が成立している。
歴史
加盟国
その他の星間国家
国際関係
一部批准国の間に重大な齟齬が認められるものの、同盟全体の方針としては、
テロリストの巣窟かつ第二次世界動乱の引き金を引いたロフィルナ王国への武力制裁に踏み切ることで一致している。また、
ユミル・イドゥアム連合帝国を相手に大規模な武力行使(聖地奪還計画)を示唆する
テラソルカトル王政連合についても一定の合意形成が(セトルラーム主導で)進められた。民主主義の段階的普及を掲げる
黒丘陣営との外交に関しては、同盟各国の思うままに許容されて久しく、差し迫った問題としては見なされていない。同盟内部において、交渉の主導権を持つセトルラームの動向については諸説あり、これまでの仲裁実績に対する評価とともに現状の支援枠組みを保ちたい批准国や、大国中心主義に否定的な勢力間の駆け引き等で複雑化しているのが実態と報じられた。
連携組織
問題点
個別の外交方針を巡る同盟内部の齟齬が生じており、一部締約国間の不和を招いているのが現状と見なされた。主な懸念事項としては、中小諸勢力の地位向上に意欲的な
ユピトル政府の抵抗が挙げられる。その他、
黒丘陣営(特に
オクシレイン大衆自由国)との接近を望まない
ラヴァンジェ政府の思惑や、種々の国際問題について控えめの立場を貫く批准国の動静、
セトルラームの
技術的・
経済的支援に依存する発展途上国の事情もあり、複雑怪奇な相関図を描いた。なお、過去数世紀にわたる
ロフィルナ王国の犯罪については、ユピトル・ラヴァンジェともに擁護し難い流れが形成され、消極的ながらもセトルラームの参戦要請に応えざるを得ない事情があるという。ただし、両国ともに(良くも悪くも)現行秩序の塗替えを目論んでいるであろうことが想定されて久しく、諸説あるものの、陣営を超えた協力枠組みの維持に一定の説得力を持たせる余地も生じた。現状、heldo軍の大部分を占めるセトルラームの動静について、多くの批准国が警戒対象と定めて久しい
安全保障盟約(通称、安保同盟)に重加盟していることへの不信から、徐々に抵抗路線の機運が高まりつつあるという。報復にかこつけたロフィルナ王国への侵略疑惑も含めて、
イドゥニア星系連合の存立にも関わる一連の不満は近い将来に爆発するかもしれない最悪の爆弾を抱えた。
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最終更新:2025年03月28日 20:08