スズカフェニックス - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

β世界の競走馬の情報から、第四十二代カガンになると思われるウマ娘。スズカ支族最後のカガン。
スズカガンから数えて三十二代先の遥か未来のカガンであり、本編未登場…ではない。

実はフェニックス・エアー・サービス（PAS）社の創業者（42-150）として名前が出ており、第六代カガンマーベラスサンデーの腹心だったマヤノトップガン空軍元帥の子飼いの将校であり、東洋半島戦争勃発直後に起業した（28-44）ことから、1950年代にはウマムスタン連合共和国に存在していたことが明言されている。

カガンの複製体は作れない（119-38~57）ことから、フェニックス・エアー・サービス（PAS）社の創業者と第四十二代カガンであるスズカフェニックスは同一人物の可能性が高いが、両者の活動時期は約700年の間隔があり、詳細は不明。

なお余談だが、実馬のスズカフェニックスには老後を共にした瓜二つの馬がおり、その名をタイムパラドックスという。

主な身分

• ウマムスタン連合共和国　空軍将校　(第六代カガン在任中1940-1960)

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• フェニックス・エアー・サービス社　創業者（東洋半島戦争勃発後1955？）

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• ウマムスタン連合共和国　第四十二代カガン　(在任2661?-2680?)

作中の動向

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藤井記者の奇妙な冒険編で、過去の人物として名前が初登場（42-150）。

マヤノトップガン空軍元帥の子飼いの将校であり、東洋半島戦争勃発後にフェニックス・エアー・サービス（PAS）社を設立。1950年代の東洋半島、1960年代のザイール、1970年代のヨム・キプール戦争、1980年代のベイルート、1990年代のハイモス半島など、世界大戦後の鉄と血が飛び交う場所には必ず彼らの影があったと世界の影で暗躍していたことがクイーンベレーの口から語られる（42-22）。

作中人物との関係

マヤノトップガン

元上官。
彼女に命じられフェニックス・エアー・サービス（PAS）社を立ち上げ、世界各国の紛争に密かに介入した。

エアメサイア

四十一代目カガン(在任2641?-2660?)。彼女にとっては先代カガンになる。
上位宇宙の彼女は、二十八代目カガンであるネオユニヴァースが事象変移機関に組み込まれたことで起きた領域の流出による周回の負荷を解決するため、再構築プロジェクトを主導している。
このプロジェクトも現代のラスカルスズカの精神を18世紀の先祖であるコマンダーインチーフに投影し、歴史を観測するという内容であり、長い時間の間隔を超えるという共通点があるが、未だ関係は不明。

なお当のネオユニヴァース自身が語った状況から、「周回の負荷解決」はある意味嘘ではないが方便である可能性が高い。
基準世界を改変する本当の目的には、スズカフェニックスの存在においても問題となる「カガンは複製できない」ことが関わっていると見られている。 (121−92～102)

ちなみに基準世界のメサイアであるが、こちらでループが起きていたタイミングは四十代目の治世である。異能生存体ゆえ前周回の彼女とメサイアが毎回死なずに次周回に持ち越されていた可能性が高いが、こちらについては詳細不明。

コマンダーインチーフ

ご先祖様。彼女の所属するスズカ支族の始祖の母
遥か過去の建国期の人物…のはずであるが、上位宇宙の方の彼女が同宇宙のエアメサイアの再構築プロジェクトに子孫のコマンドスズカの姿を借りて何故か参加している。

ラスカルスズカ

未來にして過去の人物。同じスズカ支族の出身。
フェニックス・エアー・サービス（PAS）社に所属していたことがあり、β世界での宇宙戦争やサトノダイヤモンドとの『門』を巡る戦闘、ウマ娘とはいえ即死してもおかしくない毒物を塗付した刃物による暗殺未遂からも生還し、カガンにのみ与えられる異能生存体という異能を持っている疑惑がある。
建国期編ではノウアスフィアを利用した再構築プロジェクトの対象になっており、本来の観測対象だった19世紀ではなく、何故か上位宇宙の27世紀の再構築プロジェクトの現場に招待され説明を受けるなど、不可解な体験をしている。