デヴィルズバッグ - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

コーカンド・ハン国第二王女。
サンデーサイレンスの台頭前は、グローリアスソングに不慮の事態が起きた際の控えとして君主教育を受ける。
優秀な資質（98-10）と穏やかな人柄のため人望が厚い。そのためにグローリアスソングから睨まれる立場にあり、常に姉の機嫌を損ねないよう生きてきた（109-189）。
目立つ行動を控えていた（102-94）ため政治力を発揮するための勢力は小さいが、グローリアスソングに代わってサンデーサイレンスが後継者に選ばれると、権力を巡る両者の暗闘に巻き込まれることを恐れて緩やかな協力に留めるなど、政治センスはそれなりにある。

子孫の中にダート大陸に渡った者がおり、ダート合衆国大統領まで上り詰めた（110-28）。
登場する際の画像はタイキシャトル

主な身分

• コーカンド・ハン国　第二王女
• ウマルカンド・ハン国　農業省食品産業部食文化課官営第一食堂長

作中の動向

...

建国期編で神託を受け、玉座を欲したサンデーサイレンスが超えるべき姉の一人として名前が初登場（98-10）。

それ以後もダンスリムリックの口を通して時折登場するが、王選定問答後、王宮内で取り巻きの近習たちとBBQパーティを行う場面で本編初登場（109-185）。
グローリアスソングが王位を継げず長年のストレスから解放された喜びで、うっかりグローリアスソング本人が近習に混ざっているのを見落とすという致命的ミスを犯す（109-197）。
その際、影響力拡大を図るグローリアスソングに自派閥に加わるよう恫喝混じりの要請されるが、見事な啖呵を切ってこれを拒否（110-19）。妹の意外な面を見たグローリアスソングは素直にこれを受け入れて、勧誘を諦めて去った。なお、デヴィルズバッグの近習たちは恐れていたはずの姉に一歩も引かず、啖呵を切って撃退した主の姿に色めき立ったが当の本人は安心して腰が抜けてしまっていた。

サンデーサイレンス即位後の省庁再編により、農業省食品産業部食文化課官営第一食堂長に就任。
役職の通り傍から見るとただの食堂経営者であり、ついてきた取り巻き立ちも「体よく閑職に押し込まれた（113-63）」と嘆きつつ、仕事は真面目にこなしていた。
幼馴染であるダンスリムリックもこの件は気にかけていたが、サンデーサイレンスとしては閑職にしたつもりはなく、主膳の司（王の食事を管理する役職のため、モンゴル朝の頃から信頼厚いものしか就けられなかった。）に相当する役職に就けたつもりであり、将来的には中部総督領全域の官営食堂の管理運営を行なってもらう予定であった（113-159）。役職名のモデルは宮内庁管理部大膳課厨房第一係と思われる。

作中人物との関係

サンデーサイレンス

妹にして主君。妹が玉座に就いたことに思うところはあるが、グローリアスソングと違って命の危険がないだけましだと思っている。

グローリアスソング

姉。物心ついた時より命の危険を感じてきたため、彼女の前では身を縮めて生きてきた。

タイキシャトル

子孫。使用される画像が同じ。