ゲームマスター
「ゲームマスター」は主にゲームや物語の進行を管理する役割として広く用いられています。
脚本術としても、物語の展開や参加者の体験をコントロールする重要な役割として認識されています。
ゲームマスターが登場する例
- テーブルトークRPG(TRPG): ゲームマスター(GM)は、TRPGにおいてゲームの進行を担当する役割を持っています。GMはシナリオの準備、ルールの説明、プレイヤーの行動に対する判定などを行い、物語をスムーズに進める責任があります
- オンラインゲーム: オンラインゲームでは、ゲームマスターは運営側の役割を持ち、プレイヤーがゲームを安心して楽しめるようにサポートします。これは不正行為の監視やトラブル対応などを含みます
- デスゲーム: 参加者たちが殺し合う「デスゲーム」を開催する人物として登場します
- マーダーミステリー: マーダーミステリーゲームでもGMは重要な役割を担います。シナリオの司会進行を行い、プレイヤーに適切な情報を提供しながら物語の流れを管理します
作品例 (デスゲームのゲームマスター)
モノクマ『ダンガンロンパ』シリーズ
モノクマは『ダンガンロンパ』シリーズにおける
デスゲームの主催者として、以下のような特徴を持っています。
- 外見と性格
- モノクマは右半身が白、左半身が黒のクマのぬいぐるみで、陽気な言動をする一方で残虐な性格を持っています
- 彼は生徒たちにコロシアイを強要し、その過程を楽しむサディスティックなキャラクターです
- 希望ヶ峰学園の学園長
- モノクマは自称「希望ヶ峰学園の学園長」として登場し、生徒たちを閉じ込めて「コロシアイ学園生活」を強制します
- 彼は生徒たちに「卒業(解放)」するためには他の生徒を殺す必要があると告げます
- ルールと罰則
- モノクマはゲーム内で絶対的なルールを設定し、それを破った者には厳しい罰を与えます
- 特に、犯人(クロ)として特定された者には「スペシャルなおしおき」と称した残酷な処刑を執行します
- 操作と影響力
- モノクマは生徒たちの弱みにつけ込み、殺人を促進するために心理的な圧力をかけます
- また、彼自身も定めた校則を破ることはありませんが、ルールの追加や変更を自在に行います
- シリーズの象徴
- モノクマはシリーズ全体にわたって登場し続けるキャラクターであり、デスゲームの象徴的存在です
- 彼の存在が物語全体に緊張感と不安感をもたらします
モノクマはその独特なキャラクター性と役割によって、『ダンガンロンパ』シリーズにおける
デスゲームの中心的存在として物語を牽引しています。
『今際の国のアリス』
『今際の国のアリス』におけるゲームマスターの特徴は、以下のように描かれています。
- 1. ミラ
- ミラは美しく冷酷な女性で、ゲームマスターの一人として登場します
- 彼女はゲームをクリアするためには手段を選ばず、参加者たちを殺そうとする非情なキャラクターです
- 幼少期に孤児院で育ち、そこでの虐待経験から強い人間になることを決意しました
- この過去が彼女の冷酷さに影響を与えているとされています
- 2. キューマ
- キューマは大柄で力持ちな男性で、ミラとは対照的に協力的な性格です
- 彼は参加者たちがゲームをクリアできるように助ける役割を果たします
- ミラと同じ孤児院で育ち、彼女から武道を学びました。ミラを慕っており、彼女を守るために行動します
- デスゲームの主催者
- ゲームマスターたちは参加者に命がけの「げぇむ」を課し、その進行を監督します。彼らは参加者たちの運命を左右する存在であり、物語の重要な要素となっています
- 絵札の「げぇむ」
- 特に絵札に関連する「げぇむ」は難易度が高く、残酷な内容が特徴です
- これらのゲームでは卓越したゲームマスターたちが参加者を試します
これらのキャラクターは、物語全体に緊張感とドラマ性を加え、『今際の国のアリス』の独特な世界観を形成しています。
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最終更新:2024年12月15日 00:56