構造 | 発生する出来事 | 特徴 |
---|---|---|
第一幕 | 「見栄」やちょっとした「好奇心」で、禁止されている場所に行く | 禁忌を犯す |
第二幕前半 | その時点では何も起きないが、後日悪いことが起きる | 祟りの発現 |
第二幕後半 | 悪いことはジワジワと主人公の生活を侵食していく | 日常が侵食される恐怖 |
第三幕 | 主人公はそれに抵抗するが振り払うことができない | 逃れられない運命 |
構造 | 発生する出来事 | 特徴 |
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第一幕 | 霊的なものが見えることで、霊に認知されてしまう | 霊的な存在や怪異の認知 |
第二幕 | そして霊からの問いかけに反応することで、霊に取りつかれてしまう | 霊や怪異との接点の構築 |
第三幕 | 自分しか見えない人物が見えてしまう。 その正体は死神。見えた人間はいずれ死亡する |
死後の世界の存在への 関わりによる結末 |
構造 | 概要 | 特徴 | 説明 |
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第一幕 | 道徳観の欠如と 呪いのアイテム との出会い |
主人公の特徴 (→セットアップ) |
主人公は道徳観に欠けた性格で、ルールを守らず他人への配慮に欠ける。 例えば、嘘をついてもバレたら謝れば良いと考えたり、忘れ物をしても他人から借りれば良いと安易に考える |
アイテムとの出会い | 主人公がいつものように軽率な行動をしていると、悪霊が目をつける。 悪霊は主人公に便利なアイテム(例: 忘れ物を補う魔法の道具など)を渡し、主人公はその効果に魅了される (※1) | ||
警告への無視 | 噂話や親切な友人から「そのアイテムには呪いがある」と警告されるが、主人公は信じない。 主人公は警告を迷信、または特別なアイテムに選ばれた自分への嫉妬心とみなしてアイテムを使い続ける (※2) | ||
第二幕 | 呪いの発動と 異変の始まり |
呪いの影響 | アイテムの使用を続けるうちに、主人公や周囲に異変が起き始める。 例えば、主人公がやつれた姿になったり、身体的・精神的な悪影響(疲労感、不眠症、幻覚など)が現れる |
恐怖と後悔 | 主人公はアイテムの呪いに気づき、捨てようとするが、アイテムは主人公から離れない。 呪いが強まり、主人公は追い詰められていく | ||
第三幕 | 悪霊との対峙と 悲劇的な結末 |
悪霊の正体 | アイテムの正体である悪霊が主人公の前に現れる。 悪霊は「便利な効果」の代償として、主人公の身体や魂を要求する |
[[悲劇的な結末 | 主人公は悪霊に抵抗しようとするが叶わず、最終的に身体や魂を乗っ取られてしまう。 アイテムは新たな犠牲者を探すため再び姿を消す |
No | パターン | 概要 | 特徴 | テーマ | 効果 |
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1 | 霊に気に入られる・ 取り憑かれる系 |
主人公が霊に気に入られたり 取り憑かれることで、 完全に支配下に置かれる結末 |
主人公が霊から逃れられず、 運命として受け入れるしかない状況を描写 |
読者や視聴者に「抗えない力」 への恐怖感と無力感を与える |
ホラーとしてのインパクトが大きく、 物語全体を通じて霊の存在感を際立たせる |
2 | 乗っ取り系・依存系 | 主人公が徐々に自分自身を失い、 別の存在(霊や悪霊など)に 支配されていく結末 |
主人公のアイデンティティが崩壊し、 最終的には別の存在へと「乗っ取られる」 |
精神的・心理的な恐怖を強調し、 観る者に不安感を与える |
自己喪失、アイデンティティの危機、 精神崩壊など。内面的な恐怖を探求する作品に 適しており、観客に深い余韻を残す。 徐々に精神が支配される描写があると 精神汚染の恐怖を描くことができます |
3 | 現世から切り離された 空間に閉じ込められる |
主人公が異世界や異次元など 現実とは異なる空間に 閉じ込められる結末 |
空間的な閉塞感や孤独感が強調される。 「戻れない」という絶望感が物語全体を覆う |
孤立、現実との断絶、 逃げ場のない恐怖 |
視覚的にも心理的にも恐怖を 増幅させる演出として有効 |
4 | 悲劇の連鎖の示唆 | 呪いや悲劇が終わらず、 新たな犠牲者が生まれることを 示唆する結末 |
呪いの身代わり(生贄)となった主人公や キャラクターが新たな悲劇を引き起こす。 「ミイラ取りがミイラになる」 ような因果応報的な展開 |
呪いの連鎖、不条理、 終わりのない悲劇 |
呪いの恐ろしさと避けられない運命を強調し、 観客に深い印象を与える |
5 | 呪いのアイテム系 | 呪われたアイテムによって 引き起こされる悲劇的な結末 |
アイテムそのものがストーリー全体で 重要な役割を果たす(キャラクター化)。 アイテムの歴史や背景が物語に深みを加える。 最終的にはアイテムが新たな犠牲者へと渡り、 呪いが続くことも多い |
運命への抵抗、不注意による 破滅、未知への恐怖 |
アイテムを中心としたストーリー展開で、 一貫性と緊張感を持たせる |
+ | ストーリ構造の例: 空虚な叩音 |
+ | ストーリ構造の例:消えた長い紙 |
+ | ストーリ構造の例:黄色の幽輪 |
+ | ストーリ構造の例:階段の向こう側 |
+ | ストーリ構造の例:雷鳴の中のピアニスト |