テーマ

概念的テーマ

人間の心理・感情
  • 自己実現: 自分の潜在能力や可能性を最大限に発揮し、自分らしく生きること
  • 自己犠牲: 自分の利益や幸福を犠牲にして他者や大義のために行動すること
  • 抑えきれない感情: 自分の内面にある感情を制御できず、行動や運命に影響を与える様子
  • 失ったものを取り戻す旅: 主人公が何か大切なものを失うことから始まる物語のテーマです
  • 記憶喪失: 過去の経験を部分的または完全に想起できなくなること、または原因となる出来事以降に新しい記憶を保持できなくなること
  • 洗脳: 強制力を用いて他者の思想や信念を根本的に変える行為
  • 疑心暗鬼: 心理状態が不安定になり、些細な出来事も大きな意味を持つように感じてしまう状況
  • 絶望的な状況下での日常と希望: 困難な環境でも日常生活を維持し、小さな希望を見出す力
  • 逃れられない運命: 抗おうとしても避けられない、あらかじめ定められた結末や出来事
  • 人間性の喪失: 人間らしい特質を失い、冷酷さや暴力性、無感情な存在へと変わること
  • 闇堕ち: 善良な人物が悪の側に転じること
倫理・道徳
試練・困難
  • 災厄: 自然災害や社会的混乱などがキャラクターに試練を与えること
  • 厄災: 個人的な不幸や運命的な出来事
  • パンデミック: 感染症が国や地域を超えて世界的に広がり、多くの人々に影響を及ぼす現象
  • 天罰: 悪事や不道徳への自然の報い
  • 極限状態: 人間が危機やストレスに直面する状況
  • 特別な血統と神聖な使命: 特別な血統によるカリスマ性や特殊な能力を持ち、世界を救うなどの大きな使命を持つキャラクターのテーマ
生死や運命
  • 死と再生: 生命の循環や変容、再生を象徴するテーマ
  • 死の宣告: 死が避けられないと判断される状況や特殊能力として描かれるもの
  • 不治の病: 根本的治療が困難で慢性的な疾患
  • 人類代表: 地球や人類を代表して何らかの目的を達成する宿命を背負うテーマ
  • 人生やり直しセット: 過去の失敗や困難を乗り越え、新たな人生を築くための象徴的な概念や手段を指します
  • 因果律: 原因と結果の法則
  • 世代を超えた因縁: 血縁や家系、あるいは思想や使命による長年の対立やしがらみをテーマとする作品
  • 世代間継承: 親や先祖などの前世代から次世代へと、文化、価値観、知識、技術、資産などを引き継ぐプロセスや概念
  • 終活: 「人生の終わりに向けた活動」の略で、自分の最期を迎える準備を行うこと
恋愛・人間関係
  • 少年と犬: 問題を抱えた人物(多くの場合は孤独や心の傷を抱えた主人公)が、人間以外の存在(動物、異種生命体、または象徴的なキャラクター)との出会いを通じて変化し、成長する物語の一つの形式
  • 報われない愛: 成就しない、または受け入れられない恋愛の形
  • 友情と恋愛: 友情から恋愛への移行や三角関係などのテーマ
  • 信頼と裏切り: 信頼していた人から裏切られるショック
  • 裏切り: 約束や期待を破る行為
  • 男性不信: 男性を信頼できないと感じたり、男性とのコミュニケーションが苦手になったりすること
  • 宿命の対決: 運命的な因縁や避けられない衝突が中心に据えられます
  • いじめっ子との和解: いじめっ子とその被害者が「対話」「反省」「赦し」といった過程を経て、二人の対立を解消させること
  • 孤立した環境で力を蓄え復讐する: 「苦難から立ち上がり、自分自身と向き合う」という人間存在が試されるテーマ
  • 秘密の契約による関係性: 物語において特定の契約や取り決めを基盤にした関係性が描かれるテーマ
  • 正体を隠して生活する: キャラクターが自分の本来の姿や秘密を隠しながら日常生活を送ること
  • 人間ドラマ: 人間の感情、関係性、葛藤、成長などを中心に描いた物語や作品
  • ズッ友: 「ずっと友達」を略した日本の若者言葉で、特に2000年代前半に流行したギャル語の1つ
  • 推し活の連鎖: ある人が「推し活」を行うことで、その影響が他者に広がり、新たなファン層や推し活を誘発していく現象
社会・集団
  • 親からの自立: 他人からの支配や援助を受けずに、自分自身で選択・決断できるようになることです
  • 家族間の対立: 家族内で意見対立や確執が発生する状況
  • 家族愛: 家族間で感じられる愛情や助け合いの関係性
  • 師弟愛: 師匠(メンター)と弟子の間に生まれる深い絆や愛情
  • 社会的弱者: 社会の中で他の多くの人々と比較して、著しく不利な状況や不利益な立場に置かれている個人または集団
  • スクールカースト: 学校内における生徒間の序列や階層構造を指す言葉
  • 貧困家庭: 生活に困窮し、最低限度の生活を維持することができない状態
  • ヤングケアラー: 18歳未満の子どもが、病気や障害、高齢などでケアを必要とする家族に代わり、大人が担うべき家事や介護、感情面のサポートなどを日常的に行っている状況
  • 疑似家族: 血縁関係がない者同士が共同生活や絆を通じて家族のような関係を築く物語
  • 偽装家族: 「本当の家族ではない関係性」が設定されることで、家族の本質や絆を問い直す構造を持つテーマ
  • 偽りから始まった家族: 物語において特定の状況や秘密がきっかけで形成された家族関係が、次第に本物の絆や感情を育んでいく過程を描くもの
  • 同調圧力: 個人が集団意見に合わせる無言の圧力
  • 女性の社会進出: ジェンダー平等や社会的偏見克服を描く要素
  • ブラック企業: 労働者を劣悪な環境で酷使し、心身に過重な負担を強いる企業
  • メンターの死: 主人公が独立し、自分の力で問題を解決するためのきっかけとなります
社会問題・政治
  • 権威主義: 権威を絶対視し、それに従うことを重視する思想や態度、またはそのような政治体制
  • 権力と腐敗: 権力保持による腐敗現象
  • 平和主義と政治的リアリズム: 政治的なテーマを扱った作品で見られるテーマで、理想主義現実主義の対立が描かれます
  • 民主主義: 国民が主権を持つ政治制度および思想
  • 独裁政治: 特定個人または少数集団による国家権力集中型政治体制
  • 恐怖政治: 権力者が暴力的な手段を用いて反対者を弾圧し、国民に恐怖を与えることで自身の権力を維持しようとする政治形態
  • 人種差別: 人種や肌の色などによる不平等扱いや偏見
  • 種族間の対立: 異なる種族・民族・文化を持つ集団同士の摩擦や葛藤を通じて、個人や社会が抱える問題を浮き彫りにします
  • 異質性への不寛容: 他者の価値観や文化、信念、外見など、自分とは異なる特徴を持つ存在を受け入れられない態度や行動
  • 異文化交流: 文化や価値観の違いを乗り越え、共存と成長をテーマとするもの
  • 異種族との共存: 異なる種族や文化が共存する中での課題や価値を描き、多様性や共生の重要性を強調するテーマ
  • 環境保護と技術発展: 自然保護や環境問題をテーマとした作品で対立構造として用いられます
  • 負の遺産: 相続や歴史的背景において、引き継ぐ側にとって負担や問題となるもの
哲学・心理学的概念
  • 永劫回帰: 人生のあらゆる出来事が、全く同じ順序で永遠に繰り返される、という概念
  • パラドックス: 一見すると矛盾しているように見えるが、深く考えると真理を含む命題や状況
  • クオリア: 主観的で個人的な感覚や意識の質感
  • ゲインロス効果: ネガティブ印象後のポジティブ印象が強調される心理現象
  • カリギュラ効果: 禁止されることで逆に対象への欲求が高まる心理現象
  • サンクコスト錯覚(サンクコスト効果): 過去に費やした回収不可能なコスト(埋没費用)に囚われ、その影響で合理的な判断ができなくなる心理的現象
  • 透明性の錯覚: 自分の感情や思考が、実際には他者にそれほど伝わっていないにもかかわらず、相手に見透かされていると過大評価してしまう心理的傾向
  • ツァイガルニク効果: 未完了または中断されたタスクが、完了したタスクよりも記憶に残りやすいという心理現象
技術・科学技術
  • 人工知能 (AI) : 知能模倣技術で問題解決や意思決定を行う分野
  • 自然言語処理 (NLP) : コンピュータによる人間言語理解・生成技術
  • 仮想現実 (VR) : コンピュータ技術によって作り出された人工環境
  • MMORPG: 大規模なプレイヤーが同時参加するオンラインRPGの一種
ストーリー構造・舞台装置
  • 契約による代償: 願望実現のため代償を支払う構造
  • 悪魔との契約: 登場人物が悪魔と取引を行うことで力や願望を得る代わりに、何らかの代償を支払うという設定
  • 無実の罪: 実際には罪がないにもかかわらず罪を着せられること
  • スケープゴート: 他人の罪や責任を押し付けられ、不当な扱いを受ける人や集団を指す言葉
  • 人間関係の再構築: 過去の対立を乗り越え新たな絆を築くプロセス
文学や美学
  • ペーソス: 感情的な共鳴や感動を引き起こす要素を指す言葉でギリシャ語に由来し、「感情」や「苦しみ」を意味します
  • ロゴス: 古代ギリシャ語に由来する概念で、「言葉」や「理性」を意味します
  • エートス: 古代ギリシャ語に由来する概念で、「性格」や「習慣」を表す言葉
  • パトス: ギリシャ語に由来する概念で、「感情」や「心の動き」を意味します
  • ユーモア: 笑いや楽しみを引き起こす要素を指します
  • アイロニー: 表面的な意味と本質的な意味の間に意図的な不一致を生み出す修辞技法や表現方法

モチーフ

  • 生贄: 神や霊的存在に捧げられる人間や動物、食物、飲料、物品など
  • 封印: 封じ目におした印。また、その印をおすこと
  • アポカリプス: 宗教的な文脈では「黙示」や「啓示」を指し、現代では「世界の終末」や「文明の崩壊」といった概念とも結び付けられます
  • ヤコブの梯子: 神と人間をつなぐ架け橋としての象徴
  • 赤い糸: 運命によって結ばれた人々が見えない赤い糸でつながれているという伝説
  • 三種の神器: 日本神話と皇室文化に深く根ざした象徴的な宝物
  • 七つの大罪: 人間を罪へ導く根源的な7つの欲望や感情
教訓的モチーフ
  • ミイラ取りがミイラになる: 人を探しに行った者が戻ってこなくなり、今度は自分が探される立場になること。またはそれをモチーフとした物語
  • 人を呪わば穴二つ: 他人に害を与えようとすると、結局は自分にも同じような害が返ってくるという意味
  • ことわざ: 物語創作に使えそうなことわざ
物語のモチーフ
  • パンドラの箱: 「災いを引き起こす原因」や「触れてはいけないもの」の比喩
  • ノアの方舟: 旧約聖書『創世記』に記された大洪水の物語で、神が堕落した人類を滅ぼすために起こした洪水から、ノアとその家族、そして動物たちを救うための巨大な船
  • 神話的存在: 古代の人々が自然現象や社会の成り立ち、文化の起源などを説明するために作り上げた物語に登場する神や人物
  • 村正伝説: 徳川家に災いをもたらす「妖刀」の物語
  • オイディプス王: 古代ギリシャの三大悲劇詩人の一人であるソフォクレスによって書かれたギリシャ悲劇で、テーバイの王オイディプスの運命的な破滅を描いた物語
  • モンテ・クリスト伯: 無実の罪で脱出困難な無人島の洞窟に閉じ込められた主人公が、脱出後に復讐を果たしていく物語
  • 指輪物語: J.R.R.トールキンによるハイ・ファンタジー作品であり、物語のモチーフとして多くの特徴を持っています
  • アーサー王伝説: アーサー王と彼の円卓の騎士たちを中心にした物語
  • ピグマリオン伝説: 理想の女性像を追い求める彫刻家ピグマリオンの物語であり「愛」「創造」「理想化」というテーマを扱っています
  • とりかへばや物語: 平安時代末期から鎌倉初期にかけて成立したとされる擬古物語で、性別を逆転させた兄妹を中心に展開する異色の物語
怪奇現象

キャラクター的テーマ

性格的テーマ
  • ギャップ: キャラクターの「ギャップ」とは、外見や性格、行動などの要素が一見矛盾しているように見える差異や意外性を指します
  • 二面性: 表と裏の性格を持ち、時折異なる側面を見せる
  • セクハラ: 他者に対する性的な言動や行動を通じて、不快感や不利益を与える行為
  • パワハラ: 職場において立場を利用した言動によって、受け手に身体的・精神的苦痛や就業環境の悪化を与える行為
  • ゲーム脳: ゲームの世界観やルールを現実生活に持ち込んでしまう独特な思考や行動パターンを持つ人
  • 舐めプ: 主に対戦ゲームやスポーツで使われるスラングで、相手を軽視し、わざと手加減したり、不真面目な態度でプレイする行為
  • 中二病: 思春期の子どもにありがちな言動や態度を表す俗語
  • オタバレ: オタクであることが周囲に知られること
役割のテーマ
  • 裏切り者: 信頼や約束、同盟関係などを破り、相手を裏切る行為を行った人物
  • トラブルメーカー: わざとトラブルを起こす人、もめごとをよく起こす人
  • サークルクラッシャー: 大学のクラブやサークルなど、所属するコミュニティで恋愛や人間関係を壊してしまう人
  • ハーフ: 「二つの異なる文化や種族を持つ存在」として描かれます
  • 長命種族: 一般的に人間と比較して非常に長い寿命を持つ種族を指します
  • 寿命差: 異なる寿命を持つ存在同士の関係性や葛藤を描き、人間の有限な命の価値や儚さを問いかける作品でよく扱われます
  • 不殺の殺し屋: 人殺しをしない殺し屋、または過去に人殺しをしたものの、現在は「不殺」という成約を実行する人物
  • 戦闘狂: 戦うことが何よりも好きであり「強い敵と戦う」ことや「戦いの中で自分の腕を磨く」ことを病的なまでに楽しむ性格
  • 鎖に繋がれた怪物: 力の抑圧や制御、恐怖の象徴として多くの作品で描かれています
  • オタサーの姫: 主に男性が多いオタクサークル(オタサー)において、特別扱いされる女性を指す言葉
  • アリス: 童話「不思議の国のアリス」の主人公
  • おねショタ: 年上の女性(年上ヒロイン)と年下の少年(ショタ)との関係性を描いたジャンルやシチュエーションを指す俗語
  • ハニートラップ: 特定の目的を達成するために異性を利用して相手を誘惑し、罠にはめる手法
  • 邪悪なマスコットキャラ: かわいらしさと不気味さの融合、冷酷で非人道的な倫理観を持っているという特徴を持ったキャラクター
  • 傀儡の王: 外部勢力や他者に操られ、形式的には権力者として振る舞っているものの、実質的な統治権や決定権を持たないキャラクター
英雄的テーマ
  • 選ばれし者: 特別な運命や使命を持つ主人公
  • 神々の子孫: 神の血筋を継承している人物。特に王族特別な血統によって支配の正当性を得ているケースが多いです
  • 特別な血統: 特定の家系や血筋に由来する特別な特徴や能力、使命を持つこと
  • 隠された血筋: 主人公や重要なキャラクターが自分の出生や血統に秘められた特別な運命や力を持っていることを物語る構造
  • 英雄の子孫: 伝説的な英雄や偉大な人物の血筋を受け継ぐ存在として描かれるキャラクターやテーマ
  • 伝説の勇者: 圧倒的な力や使命を持ち、世界を救う役割を果たします
  • 古代英雄の末裔: 神話や伝説、歴史に登場する偉大な英雄たちの血筋を受け継ぐ存在
  • 王族の末裔: 歴史的に王族の血筋を受け継ぐ人々
  • 身体欠損: 単なる「弱さ」の象徴ではなく、多くの場合その困難を乗り越える強さや個性、そして人間性を際立たせる役割を果たします
才能的テーマ
  • ダイヤの原石: 未完成ながらも大きな可能性を秘めた存在
  • 特別な存在: 普通と異なる、格別な存在を指します
  • 天性の才能: 生まれながらに備わっている才能や性質を指します
  • 隠された能力: 普段は表に現れず、自分や他人が気づいていない潜在的な力や才能
家族的テーマ
  • 妹想いの兄: 多くの少年漫画で使われているキャラクター的テーマで、妹を危険や困難から守り、また妹の成長を促す存在で家族愛や絆を象徴する要素です
  • シスコンの兄: 妹に対して非常に過保護で、妹に近づく男に嫌がらせをします
  • 双子: 1回の妊娠で2人の子どもが生まれる現象を指し、生物学的には「一卵性双生児」と「二卵性双生児」の2種類に分類されます
  • 溺愛パパ: 娘に過剰な愛情を注ぐ父親。親バカ。娘に近づく男を敵視する、シスコンの兄の父親バージョン
  • ブラコンの妹: 兄に対して家族愛以上の感情を持つ妹
  • 二重生活: 同一人物や家族が異なる性質を持つ2つの生活を同時に営むこと
  • 望まれない子供: 一般的に、親や周囲から妊娠や出産が歓迎されなかったり、計画外であったために十分な愛情や支援を受けられない状況に置かれる子供を指します
  • 加害者の家族: 犯罪を犯した加害者と親族や親密な関係にある人々を指します
  • 犯罪被害者の遺族: 犯罪によって愛する人を失うという深刻な状況に直面し、精神的、経済的、社会的に大きな影響を受けます
  • 母子家庭: 配偶者のいない母親が未成年の子供を扶養している家庭
  • 迷惑な居候: 明確な了承を得ずに他人の家に住んで食わせてもらっている人。主にコメディ作品でトラブルメーカーの役割を果たします
  • 押しかけ女房: 招かれずに男の家に押しかけて妻となった女性を指します
  • 武家の娘: 忍耐力と自己抑制を試されたり、責任感や使命感を抱えることがあります

内面的葛藤

対人関係に関する葛藤
  • 孤独感: 自分はひとりぼっちだという感覚。心の通じ合う人がなく寂しいという気持ち
  • 孤立感: ひとりぼっちで心の通じ合う人がない状態
  • 疎外感: 仲間がいなくて孤独だと感じたり、嫌われている、避けられていると感じたりする感覚のこと
  • 共依存: 特定の相手との関係に過剰に依存する状態
  • 社会不適合: 社会の中で期待される役割や行動を果たせず、社会生活において困難や不安を感じる状態
自己認識に関する葛藤
  • 劣等感: 自分が他者より劣っていると感じること
  • 自己嫌悪: キャラクターが自分自身に対して否定的な感情を抱く状態
  • 自己否定: 自己評価や自尊心の低下に関連し、個人の精神的健康に深刻な影響を及ぼすこと
  • 自己不信: 自分自身を信じられない状態や、自分の価値や能力に疑念を抱く心理
  • 自己喪失: 自分が「誰であるか」や「何を求めているか」が分からなくなる状態
  • アイデンティティの探求: 個人の内面的な成長や社会との関係性を深く掘り下げるもの
感情に関する葛藤
  • 喪失感: 失ったものに対する深い悲しみや空虚感から生じる葛藤です
  • 無力感: 失敗を繰り返したり、他者から否定され続けることで無気力になることです
  • 失望感: 期待や希望がはずれてがっかりする気持ち
  • 絶望感: 未来への希望を失い、深い悲しみや無力感に苛まれる状態
  • 不安感: 未来への漠然とした恐れや心配から生じる感情
  • 罪悪感: 過去の行動や決断に対する後悔や自己非難から生じる感情です
  • サバイバーズ・ギルト: 危機的状況で生き残った人が、助からなかった他者に対して感じる罪悪感
  • 嫌悪感: 人や物に対して感じる強い不快感や嫌悪の感情を意味する言葉
  • 恐怖心: 危険や脅威を感じたときに生じる心理的・生理的な反応
  • 虚無感: 人生や存在そのものに意味を見出せない状態や、何をしても満たされない感覚
行動や態度に関する葛藤
  • 復讐心: 強い怒りや恨みから生じ、複雑な心理状態を引き起こします
  • 虚栄心: 自分を実際以上に良く見せようとする心のこと
  • 自己破壊: 自己否定や過去のトラウマ、感情の抑圧などから生じる感情
  • 現実逃避: 困難な状況や感情から逃れたいという欲求
  • 自由の奴隷: 「自由」という言葉や概念に囚われすぎると、本来の意味での自由から遠ざかってしまう可能性があるということ

恋愛感情

恋愛の形や状況
  • 初恋: 初めての恋愛経験のこと。純粋で甘酸っぱい感情、経験不足からくる戸惑いや不安といった感情を描きます
  • 一目惚れ: 初対面で見ただけで相手に恋に落ちてしまうこと。運命の出会い
  • 片思い: 一方だけが恋い慕い、相手は何とも思わないこと。自分を思ってくれない人を恋い慕うこと
  • すれ違い: キャラクター同士の心理的・物理的距離感を強調し、読者・視聴者に切なさと期待感を与える重要な要素
  • 失恋: 恋する相手への気持ちが成就しないこと。また、恋愛感情が何らかの形で終止符を打たれること
  • 叶わぬ恋: 実現することが難しい、あるいは不可能な恋愛
  • 報われない愛: 愛する相手への感情や行動が何らかの理由で成就しない、もしくは相手に受け入れられない恋愛の形
  • 遠距離恋愛: 地理的に離れている二人の恋愛
  • 禁断の恋: 年の離れた教師と生徒、上司と部下などの恋愛関係や不倫近親相姦など
  • 不倫: 一般的に既婚者が配偶者以外と性的関係を持つことを指し、道徳に外れる行為とされています
  • 三角関係: 三人の人間が同時に恋愛関係に陥った状況、人間関係のこと
  • ハーレム: 一人の男性が複数の女性から好意を寄せられる状況
  • 逆ハーレム: 一人の女性が複数の男性から好意を寄せられるシチュエーション
  • 友情と恋愛: 友情と恋愛の境界、友情と恋愛の両立というテーマは多くの作品で用いられます
特定のテーマやシチュエーション
特定ジャンルや表現
  • 百合: 女性同士の恋愛や友情を描いたジャンル
  • 異種間ロマンス: 人間と異種族(妖怪、動物、エイリアンなど)の恋愛を描くジャンル
  • あざとかわいい: 計算された言動で魅力的に見せるだけでなく、自然と好かれる外見や雰囲気を兼ね備えている様子
特殊なテーマ
  • 思春期の性: 十代の男女の性や恋愛事情というテーマ
  • 恋愛感情における独占欲: 相手への愛情が高じて、相手が他者との接触や共有を行うことを嫌う感情
  • AIと人間の恋愛: 人間が人工知能(AI)に対して恋愛感情を抱く、またはAIが人間に恋愛的な関係性を提供するというテーマ
  • 婚約破棄もの: 婚約破棄や契約結婚から始まる恋愛物語。特に乙女ゲーム原作作品で人気の設定で悪役令嬢もの作品で用いられる設定です

神話・伝承

  • 異類婚姻譚: 人間と異なる種類の存在が結婚する物語の総称
  • 異常出生譚: 神話や伝説、昔話において、通常では考えられない形で生まれた人物の物語
  • 忌み子伝説: 特定の文化や地域において、通常とは異なる出生や外見を持つ子供が不吉な存在とされ、社会から排除されたり捨てられたりする物語
  • 動物報恩譚: 人間から恵みや恩を受けた動物が、恩返しとしてその人に幸福や名声をもたらすという昔話の一類型
  • ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅): 神話の共通パターンを17の段階に分けたもの。「行きて帰りし物語」という基本的な物語パターンを形成しさまよえる跛行者などの派生が存在します
  • 神話の法則: 12の構成から成り立ち、ストーリー作りのテンプレートとして利用されます
  • 創造神話: 宇宙や世界の起源を説明する物語
昔話・童話
  • 浦島太郎: 亀を助けたことで竜宮城へ招待される物語
  • 鶴の恩返し: 罠にかかった一羽の鶴を助ける物語
  • 羽衣伝説: 天女が羽衣を隠されて天に戻れなくなるという物語
  • 七夕伝説: 織姫(織女)と彦星(牽牛)の切ない恋物語
  • 雪女: 吹雪の中で雪女に出会い、命を助けられる物語
  • 人魚姫: 海底に住む人魚の王の末娘が人間の王子に一目惚れする報われない愛と自己犠牲の物語
  • 不思議の国のアリス: 幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議な世界に迷い込む物語
  • 三匹の子豚: イギリスの昔話で、貧しいこぶたの3兄弟がオオカミに襲われる物語
  • みにくいアヒルの子: 外見や周囲の評価に苦しむ主人公が、困難を乗り越え、本来の自分を見つける過程を描いています
  • アラビアンナイト: 中東を中心とした民話や伝説を集めた説話集で、イスラム文化圏の文学的遺産の一つ
グリム童話
  • シンデレラ (灰かぶり姫): 主人公のシンデレラが困難を乗り越え幸せを掴む物語
  • 白雪姫: グリム兄弟による『グリム童話』に収録された有名な物語で、邪悪な継母や魔法の鏡、毒リンゴ、そして七人の小人など、象徴的な要素を持つファンタジー
  • 死神の名付け親(Godfather Death): 死神を名付け親としたことで展開する物語

宗教

  • キリスト教: イエス・キリストを救い主(メシア)として信じる宗教
    • カトリック教会: イエス・キリストの教えに基づいたキリスト教の最大宗派で、全世界に約12億人の信者がいる教会
    • イエス・キリスト: キリスト教の中心人物であり、神の子とされる存在
    • 旧約聖書: 天地創造からイスラエル民族の歴史、律法、預言を記したユダヤ教キリスト教の聖典
    • 天地創造: 神が6日間で世界を創り、7日目に休んだとされている物語
    • ノアの箱舟: 神が大洪水から正しい人ノアとその家族、動物たちを救うために命じた巨大な船の物語
    • 新約聖書: イエス・キリストの生涯、教え、死と復活を通じて、人類に救いの道を示した書物
    • ヨハネの黙示録: 新約聖書の最後に位置する書物で、キリスト教の終末論を描いた預言的な文書
    • 最後の審判: キリスト教における終末論の一部であり、世界の終わりに神が全人類を裁くという信仰で
    • バビロン: ヨハネの黙示録におけるバビロンは、霊的堕落、不正な富、偶像崇拝を象徴し、最終的に神の裁きによって滅びる存在
    • ハルマゲドン: ヨハネの黙示録における終末の善と悪の最終決戦を象徴する場
    • 黄金律: キリスト教の聖書であるマタイによる福音書第7章12節に記されている「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」という教え
    • ソドム: 旧約聖書『創世記』に登場する都市で、倫理的堕落と罪深さの象徴
    • 受肉: 神が人間の形を取ってこの世に現れること
    • エデンの園: 神が最初の人間であるアダムとイブを住まわせた場所
    • プロテスタント: 16世紀の宗教改革を通じてカトリック教会から分離したキリスト教の一派であり、ローマ・カトリック教会、東方正教会と並ぶキリスト教の三大潮流の一つです
  • イスラム教: 唯一神「アッラー」への信仰を中心とし、預言者ムハンマドが神から啓示を受けたことを基盤とする宗教
    • ムハンマド: イスラム教を創始した最後の預言者であり、宗教的指導者であると同時に、政治的・軍事的指導者としても重要な役割を果たしました
  • ユダヤ教: 唯一神「ヤハウェ」を信仰し、神とユダヤ民族との契約を重視します
  • 死海文書: パレスチナの死海北西部にあるクムラン洞窟を中心とした複数の場所で発見された古代の文書群
  • ヒンドゥー教: インドを起源とする世界最古の宗教の一つであり、現在も約11億人の信者を持つ世界第3位の宗教
  • 断食: 一定期間飲食を制限または完全に断つ行為であり、宗教的、健康的、あるいは政治的な目的で行われます
  • 仏教: 約2500年前にインドで釈迦(ゴータマ・シッダールタ)によって創始された世界三大宗教の一つ
    • ブッダ: 仏教の開祖であり、「悟りを開いた者」や「真理に目覚めた人」を意味する称号として「ブッダ」と呼ばれています
  • ゾロアスター教: 古代ペルシア(現在のイラン)で成立した宗教で、紀元前6世紀頃にザラスシュトラ(ゾロアスター)によって創始
  • 終末論: 歴史や世界の終わりに関する宗教的な教義や哲学的な考え方
  • 善悪二元論: 世界や事象を「善」と「悪」という二つの対立する概念で解釈する思想や認識の枠組み

思考実験

  • 思考実験の概要: 現実世界で実際に行うことが難しい、または不可能な状況や条件を仮定し、それについて頭の中で論理的に考えたり議論したりする方法
哲学的思考実験
  • 洞窟の比喩: 人間の認識や真実の本質について深く考察するための重要な道具
  • 中国語の部屋: 機械が本当に「理解」することができるのか、それとも単にシンボルを処理しているだけなのかを問うもの
  • チューリング・テスト: 「機械(コンピュータ)が知的であると見なせる条件」を考えるための基準を示したもので、人工知能(AI)の発展における重要な概念
  • テセウスの船: 船のすべての部品が新しいものに置き換えられたとき、その船は元の「テセウスの船」と同じものと言えるのか、というテーマで物体や存在の同一性について問いかけるパラドックス
  • スワンプマン: 突然雷に打たれて死亡した人物と同時に分子レベルで完全に同一の存在かつ同じ記憶と性格を持つ「スワンプマン」が生成されたとしたら、それは同じ存在と言えるのか
  • ビュリダンのロバ: 理性や合理性が行き過ぎると、選択が不可能になることを示唆しています
  • 世界五分前仮説: 「この世界は本当は5分前に始まったのかもしれない」という仮説
  • 哲学的ゾンビ: 主観的な意識(クオリア)を持たない人間のような存在を想定する思考実験であり、意識の本質や心身問題についての問いを提起するもの
  • ヘンペルのカラス: 「すべてのカラスは黒い」という命題の対偶である「黒くないものはカラスではない」を証明することで命題が正しいことを立証してしまう奇妙な問いかけ
  • メアリーの部屋: 色覚に関するすべての物理的事実を知っている科学者メアリーが、生まれて初めて「赤いバラ」などの色を直接目にしたとき「メアリーは新しい知識を得たと言えるか?」という問い
  • コウモリであるとはどのようなことか: コウモリの反響定位という特殊な感覚を人間は持ち得ないため、その感覚を理解することができない人間の限界を指摘するもの
  • 逆転クオリア: 「自分と他人が同じ経験をしても、その感じ方や質感が異なるのではないか?」という問いを探求する思考実験
科学的思考実験
  • ラプラスの悪魔: 「私たちには本当に自由意志があるのか?」という哲学的な問いを引き起こす決定論と因果律を象徴する思考実験
  • シュレディンガーの猫: 「観測されるまで状態が確定しない」という量子力学の特性を説明するためにエルヴィン・シュレディンガーが提案した思考実験
  • モンティ・ホール問題: 確率論の問題で、直感で正しいと思える解答と、論理的に正しい解答が異なることで知られています
倫理的思考実験
  • トロッコ問題: ある状況下で多くの人を助けるために少数の人を犠牲にすることが許されるかどうかという倫理的ジレンマを問う有名な思考実験
  • ギュゲスの指輪: プラトンの哲学的思考実験で登場する指輪で「透明化能力を手に入れても人間は正義を守るのか?」というテーマを問いかけるもの
  • 経験機械: 「人生で最も幸せな体験だけをシミュレーションできる機械に一生接続できるとしたら、それでも現実世界で生きることを選ぶだろうか?」という幸福と現実との関係性についての問いかけです
  • カルネアデスの板: 極限状況における生存の選択を問う倫理的ジレンマ
  • ザ・バイオリニスト: 有名なバイオリニストの命を救うために9カ月間、身体の自由がなく輸血を強要するのは正しいことなのか
  • 功利の怪物: ある架空の存在「功利の怪物」が、他の誰よりもはるかに多くの幸福を感じることができる場合、その存在に幸福を与えることを優先するのが最大の功利を得られるという問い
  • 無知のヴェール: 個人が自分の社会的地位や能力、性別、年齢などに関する情報を全く知らない状態、いわゆる「無知のヴェール」に覆われた状態で社会の原則を選ぶというもの
ゲーム理論
ゲーム理論とは、複数の意思決定主体が互いに影響を与え合う状況を分析するための数学的手法です。

倫理的ジレンマ

  • 倫理的ジレンマの概要: どちらかが正しくてどちらかが間違っているとはいえず、どちらも大切だったり必要だったりするような微妙な倫理的な価値の対立が生まれること
  • ギュゲスの指輪: プラトンの哲学的思考実験で登場する指輪で「透明化能力を手に入れても人間は正義を守るのか?」というテーマを問いかけました
  • 禁断の恋: 年の離れた教師と生徒、上司と部下などの恋愛関係や不倫近親相姦など
  • 禁断の愛: 一般的に社会的な規範や倫理に反する恋愛関係
  • 道徳的ジレンマ: 登場人物が二つ以上の相反する道徳的価値や倫理的選択肢の間で葛藤し、どちらを選んでも完全には正解がない状況に直面すること
  • 人体実験: 研究者たちが科学の名の下に人権を無視する姿勢や、被験者の苦しみが強調されることがあります
  • 略奪による蓄積: 資本主義が新たな資本を生み出すために、既存の資源を暴力的に再配分するプロセス
  • 契約による代償: 登場人物が何らかの願望や力を得るために「契約」を結び、その結果として「代償」を支払うという構造
  • 死者蘇生: 人間の根源的な感情である「愛する者を失いたくない」という願望に基づいており、その過程で試練や代償が描かれるテーマ
  • 不老不死: 不老不死の能力を持ったキャラクターは、自らの死を望む傾向があります
  • 安楽死: 自己決定権の行使と生命の尊厳のジレンマが存在します
  • モラルのパラドックス: 道徳的逆説。高い道徳心や善意が意図せずして非道徳的な結果をもたらす現象
  • 善意の死神: 純粋な善意や他者を助けたいという意図が裏目に出て、結果的に不幸や悲劇を招いてしまう存在や事象
  • 善意の暴力: 善意や良かれと思って行った行動が、結果的に相手の自由や尊厳を侵害し、不幸や問題を引き起こしてしまう現象
誰かを犠牲にする選択
誰かを犠牲にする選択」とは、ある目的や状況を達成・解決するために、他者の利益や生命を犠牲にすることを余儀なくされる状況を指します。
  • トロッコ問題: 暴走するトロッコを傍観して5人を犠牲にするか、積極的に行動して1人を犠牲にするのかという思考実験
  • カルネアデスの板: 極限状況における生存の選択を問う倫理的ジレンマ
  • ノアの方舟: 神による一部のみの救済という選択は、不平等や特権について考えさせられる要素があります
  • デスゲーム: ゲーム感覚で殺し合いをするルールを強いられる作品のジャンル。生存者たちが自分以外の誰かを犠牲にしなければならない極限状態が描かれています
  • ソフィーの選択: 登場人物が解決不可能なジレンマに直面し「究極の選択」を迫られる状況は、ハリウッド脚本術でも重要な概念として活用されています

タブー

  • 犯罪行為: 現代社会におけるタブーを明文化して罰則規定を設けたもの
  • 近親相姦: 近い親族関係にある者同士による性的行為
  • 禁断の恋: たとえお互いに愛し合っていたとしても道徳的な批判の対象となります
  • 不倫: 一般的に既婚者が配偶者以外と性的関係を持つことを指し、道徳に外れる行為とされています
  • カニバリズム: 人間が人間の身体及び肉体を食べる行動、あるいは習慣
  • 人体実験: ヒトを対象とする研究
  • 薬物投与: 薬をさまざまな手段(経路)を使って体内に与えること
  • 遺伝子操作: 遺伝子を人為的に組み換えたり、生細胞に移入したりして操作すること
  • ナノマシン: ナノメートル(nm)程度の大きさの分子機械
  • 生命創造: 生命に関するさまざまな現象や特徴、定義などを創造すること。フランケンシュタインホムンクルスといったモチーフが有名です
  • 科学実験: 人知を超えた科学技術
  • 死者への冒涜: 墓を荒らしたり、遺体を不適切に扱うなど、死者に対する不敬な行動は怪異悪霊を呼び出すとされておりホラー作品での定番の導入となります
  • 神の領域: 「人間を超えた何か」によってタブーへ踏み込むこと
  • 禁忌の儀式: 悪魔の召喚など「してはいけない」儀式のこと
  • 自殺: 自ら命を断つこと
  • 自殺未遂: 自殺を試みたものの死に至らなかったこと
見るなのタブー
見るなのタブーとは、神話や民話において「決して見てはいけない」と禁止される行為を指すモチーフです。
  • 鶴の恩返し: 機織りしている姿を見てはいけないというタブー
  • 羽衣伝説: 秘密の存在により関係性が継続する、という異種間ロマンスでよく見られる物語の構造です
  • パンドラの箱: 「災いを引き起こす原因」や「触れてはいけないもの」の比喩として登場する箱
  • 浦島太郎: 開けてはいけない箱として玉手箱が登場します
  • ロトの妻: 神の命令に背き、逃げる途中で振り返ったために塩の柱に変えられた物語
  • 振り返ってはいけないのタブー: (振り返ることや見ること)を禁止され、それを破ることで悲劇的な結果がもたらされるという物語の構造
  • カリギュラ効果: 禁止や制限をされることで、逆にその対象への関心や欲求が高まる心理現象

心の病

  • 精神疾患: キャラクターの「心の病気」を指す
  • トラウマ: 心理学的に「心的外傷」として知られ、個人が経験した衝撃的な出来事やストレスフルな状況によって心に刻まれる深い傷
  • 人格否定: 個人の人格や人間性を否定する行為
  • 自傷行為: 自分自身に意図的に身体的なダメージを与える行為
  • インポスター症候群: 成功を収めたり高い評価を得たりしても、自分自身の能力を過小評価し、まるで自分が詐欺師であるかのように感じる心理状態を指します
  • 被害妄想: 自分が他人から攻撃や迫害を受けていると信じ込む状態
虐待
虐待とは繰り返しあるいは習慣的に、暴力をふるったり、冷酷冷淡な接し方をすること
  • いじめ: 児童生徒や学生など一定の人間関係のある者に対して、心理的または物理的な影響を与える行為で、対象者が心身の苦痛を感じていること
  • 毒親問題: 子供に対して過度な干渉や支配、心理的虐待身体的虐待を行う親により発生する問題
  • 身体的虐待: 蹴る殴るといった暴力により虐待を行うこと
  • 心理的虐待: 暴言や侮辱、無視などによって相手の自尊心を傷つける虐待行為
  • 教育虐待: 教育の名のもとに子どもに過剰な負担を与え、心身のバランスや心理社会的発達を阻害する行為
  • 性的虐待: 上位の者がその力を濫用もしくは悪用して、下位の者の権利・人権を無視して行う、性的な虐待行為
  • 動物虐待: 動物に苦痛や危害を与える行為
  • 児童虐待: 18歳未満の子どもに対して保護者や養育者が行う行為のうち、子どもの心身の健全な成長を妨げる行為
  • ネグレクト: 育児放棄。親が子どもや社会的弱者に対する保護や世話を怠る行為
  • 過干渉: 親が子どもの行動や人生に対して過度に干渉することを指します
現代の社会不適合者
  • ニート: 15歳から34歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者
  • ひきこもり: 外部との接触を避け、長期間にわたり自宅に閉じこもる状態
  • 子供部屋おじさん: 実家の子供部屋に暮らし続けている独身の中高年の男性のこと
  • ホームレス: 都市公園や河川、道路、駅舎などの施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる人
  • コミュ障: 他人に自分の意志を伝えたり、相手の意志を理解することが困難となる障害
  • 対人恐怖症: 他人との交流や評価を恐れる心の障害
  • 男性恐怖症: 男性に対して強い不安感や恐怖を感じる状態
  • 女性恐怖症: 女性との交流を極度に恐れたり、女性と話す際にひどく赤面したり、不快感を覚える状態
  • ひきこもり: ひきこもりは、外部との接触を避け、長期間にわたり自宅に閉じこもる状態を指します

超能力

  • 共通事項
  • ESP(超感覚的知覚)
    • テレパシー: 他者の心を読む能力。読心術
    • 透視能力(クレヤボヤンス): 通常の視覚に頼らずに物を見る能力
    • 千里眼: 通常の視覚を超えて、遠く離れた場所や障害物の向こう側を見ることができる能力
    • 予知能力(プレコグニション): 未来の出来事を予見する能力
    • 過去視(ポストコグニション): 過去の出来事を知る能力
    • サイコメトリー: 物体や空間に残された残留思念や記憶を読み取る能力
  • PK(念力、サイコキネシス)
  • その他の超能力
    • 空中浮揚(レビテーション): 自分や物体を空中に浮かせる能力
    • 念写(ソートグラフィー): 思考を画像として具現化する能力
    • 治療能力(ヒーリング): 通常の医学的方法によらず病気を治す能力
    • 発火能力(パイロキネシス): 火を発生させる能力
    • 瞬間移動(テレポーテーション。テレポート): 自分自身が瞬間的に別の場所へ移動する能力
  • 忍術: 忍者が扱う超自然的な技
  • 霊視: 肉体的な感覚器を用いずに霊的な存在や情報を視覚的に捉えること
  • アカシックレコード: 宇宙の始まりから未来に至るまでのすべての出来事、感情、想念が記録された「宇宙的データベース」
  • 催眠術: キャラクターが他者の意識や行動に影響を与えることができる力
  • 占星術: 星や惑星の動きが人間の運命や性格に影響を与えるという考えに基づいている魔術
    • 星辰: 星や天体を指す言葉で、特に夜空に輝く星々やそれらが形成する星座を表現する際に用いられます
    • 星辰崇拝: 太陽、月、星などの天体を神秘的な力を持つものとして崇拝し、それに伴う儀礼を行う信仰のこと
  • 錬金術: 物質の変化や変成を追求し、特に卑金属を貴金属に変える試みや、不老不死の薬(エリクサー)の調合を目的とする学問
  • 呪術: 神や精霊などの神秘的な力に働きかけることで、さまざまな願望を叶えようとするもの
  • 神の啓示: 神や超越的な存在が人間に対して通常では知り得ない真理や知識を開示すること
  • マインドコントロール: 個人の思考や行動を外部から操作し、特定の信念や行動を強制的に植え付けること
  • 透明化能力: 自分の姿を完全に見えなくする能力で透明人間のように振る舞うことができます
    • ステルス装備: 敵から自分の姿を隠すための科学的な特殊装備
    • 存在感を消す能力: 完全に姿を消すわけではありませんが、人の認知から意識をそらすことによってあたかも姿が消えているかのように振る舞う能力です
  • 分身能力: 1つの存在が複数に分裂・増殖する能力
  • 捕食進化: 主人公やキャラクターが対象を「捕食」することでその能力や特性を吸収し、自らの力を強化・進化させる能力
  • 爆発能力: 爆弾のような爆発を起こすことができる能力
  • 石化能力: 人や動植物を石に変える力
  • 偽装能力: キャラクターが自分の外見や姿を変えることで他者を欺く能力
  • 能力の偽装と誤認: 能力を偽装して別の能力と誤認させることについてまとめています
  • 寿命を見る力: 対象の死期を知覚できる特殊な能力
体内物質の変化
概念操作系
変身能力
変身能力とは、本来の姿とは異なる別のものに変身する能力です

魔法道具(アイテム)

神器

日本神話
ギリシア神話
北欧神話
ケルト神話

時間移動

  • タイムトラベル: 通常の時間の流れから独立して過去や未来へ移動する概念
  • タイムマシン: 時間を超えて過去や未来に移動することができる架空の装置
  • タイムワープ: 時間を超えて過去や未来に移動することを指す概念
  • タイムスリップ: 現実の時間や空間を超えて、瞬時に過去や未来へ移動する現象
  • タイムリープ: 個人が意識や身体を特定の過去や未来の時点に飛ばすこと
  • タイムループ: 同じ時間や日を何度も繰り返し体験する現象。ループから抜け出すためには「特定の条件」をクリアする必要がある
  • 過去改変: タイムリープなどの時間操作能力を使って、都合の悪い状況を変更するための手段
  • 未来改変: 未来に起こる出来事や状況を意図的に変えること
  • タイムパラドックス: タイムトラベルに伴って生じる矛盾や変化のこと
  • 親殺しのパラドックス: 過去に干渉することで自分の存在そのものが否定されるような矛盾が生じる状況
  • 並行世界: 過去改変やタイムパラドックスの解消などの要因により作られる異なる世界線
  • 時間操作能力: タイムリープなどの時間移動を行う能力。またはその能力を持つキャラクター
  • コールドスリープ: 人体を低温状態に保つことで、代謝を極端に落とし、老化を遅らせる技術
  • 死に戻り: 一般的にキャラクターが死亡することで時間が巻き戻り、過去の特定の地点(セーブポイント)からやり直すことができる能力や現象

異世界ファンタジー

ジャンルと構造
  • 中世ヨーロッパ風: 異世界ファンタジーは中世ヨーロッパ風世界観が舞台となることが多いです
  • 異世界転生: 現実世界で死亡した主人公が、剣と魔法のファンタジー世界やSF的な異世界などに新たな姿(人間やモンスター、無機物など)で生まれ変わり、そこで新しい人生を始める物語のジャンル
  • 異世界転移: 現実世界(または元の世界)にいた人物が、何らかの理由で別の世界(異世界)に移動することをテーマとした物語ジャンル
  • 異世界召喚: 現実世界にいる主人公が、異世界の住人や存在によって意図的に呼び出される物語の形式
  • 異世界内政: 主人公が領地や国家の運営・発展に関わる要素を描いたジャンル
  • 異世界での共同体運営: 多様な種族や価値観の垣根を超えた共同体の運営というテーマ
  • 勧善懲悪: 善行を推奨し悪行を罰するという倫理的な原則
  • 成り上がりの物語: 低い地位や困難な状況からスタートし、努力や才能、時には幸運を通じて高い地位や成功を収める過程を描いたストーリー
  • バカの勝利: 周囲から「バカ」や「まぬけ」として見下される主人公が、体制側の本質的な問題を見抜いて勝利する物語の構造。チート能力主人公との共通点がいくつかあります
  • 無能者が英雄になる: 主人公が一見役に立たない才能や特性を持ちながらも、それが特定の環境や状況では大きな力を発揮し、最終的に英雄へと成長する過程を描く物語の構造
  • 追放もの: 主人公が現在の所属(例えばパーティ、組織、国、地位)から何らかの理由で追放されることから始まる物語の類型
  • 復讐劇: 主人公がいじめ虐待を受け、その復讐心モチーフとした物語です。ダークファンタジーアンチヒーローとして描かれます
  • 逆転劇: 劣勢や不利な状況から一転して勝利や成功を収める劇的な展開
  • 孤立した環境で力を蓄え復讐する: モンテ・クリスト伯 (巌窟王) の影響を受けた復讐劇にて多用されるモチーフです
  • 悪役令嬢もの: 乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、前世の記憶や知識 (知識チート) を駆使して、破滅や断罪といったバッドエンド (死亡フラグ, 破滅フラグ)を回避する物語のジャンル
  • 異世界スローライフ: 異世界を舞台となり、主人公が穏やかでゆったりとした生活を送ることを主題とした物語ジャンル
  • ご都合主義的展開: 異世界転生・転移ものはご都合主義的展開が比較的許容されやすいジャンルです
  • テンプレ展開 物語においてよく見られる「型どおりの展開」や「お約束」となるストーリー構造や設定を指します
  • 異世界ファンタジーのお約束伏線: 「隠された能力」「伝説的アイテム」「世界観の謎」などのお約束的な伏線が多用されます
  • 冒険ジャンルのお約束伏線: 異世界ファンタジーと類似する冒険ジャンルでは「古びた地図」「神話」「仲間キャラの特技」「敵との因縁」などのお約束的な伏線が多く使われています
  • バトル・アクションジャンルのお約束伏線: 異世界ファンタジーとよく組み合わされるバトル・アクションジャンルでは、「主人公の隠された力」「敵キャラとの因縁」「特殊アイテム」などのお約束的な伏線が多用されます
  • ダンジョン経営: ファンタジーの世界観に基づき、ダンジョンを運営・管理する設定を中心にした物語やゲームのジャンル
  • 異世界グルメ: 異世界ファンタジーという非日常的な舞台で「食」をテーマとする物語ジャンル
  • ループ無双: 時間や人生のループ(繰り返し)を利用して、圧倒的な力や知識を得て無敵の存在となることを描いた物語のジャンルや要素
  • 強くてニューゲーム: 主にコンピュータゲーム(特にロールプレイングゲーム)で採用されるシステムで、ゲームクリア後にクリア時点のステータスやアイテムなどを引き継いで最初からプレイをやり直すことができる仕組み
  • 2週目無双: 物語の中で過去の経験やスキルを引き継ぎ、再び挑戦することで圧倒的な力を発揮し、困難を乗り越えていくジャンルや展開
  • 友達キャラ不在の物語: 主人公が対等な友人関係を築く描写が少ない、または存在しない作品
要素
  • パワーデモンストレーション: チート能力を演出するために必要な要素です
  • 噛ませ犬: 優れた噛ませ犬キャラは主人公の魅力を引き立てます
  • MMORPG: 大規模なプレイヤーが同時参加するオンラインRPGの一種
  • 集団転移: 複数人が一斉に異世界へ移動する現象やその設定
  • ステータスオープン: キャラクターが自分や他者の能力値やスキルを確認するために用いるコマンドや行動
  • 俺TUEEEE: 主人公やプレイヤーが圧倒的な強さを誇示する状況やそのような作品・展開
  • 異世界無双: 異世界を舞台に主人公が圧倒的な強さを発揮して活躍する物語のジャンルや展開
  • トラック転生: 主人公がトラック事故に遭い死亡し、その後異世界に転生するというシチュエーション
  • ざまぁ展開: 物語の中で主人公が不当な扱いや困難な状況に陥った後、成功や逆転劇を通じて加害者や見下していた人々に報復する、またはその立場を覆す展開
  • 因果応報: 仏教をはじめとする東洋思想に基づく概念で、「行動の結果が必ず自分に返ってくる」という法則
  • 死亡フラグ: 異世界転生やループ系作品において、そのキャラクターが死亡する原因や死に戻りするイベントとして扱われることがあります
  • 破滅フラグ: 特に乙女ゲームや恋愛シミュレーションゲームの世界に転生したキャラクターが、物語の設定上避けられない悲劇的な結末(没落、追放、死亡など)を指します
  • 厄災: 異世界ファンタジーでは、しばしば厄災による世界的脅威への対処という使命が目的とされることがあります
  • 願望充足: 多くの異世界転生ものでは現実で満たされない「社会的欲求」や「承認欲求」が満たされるような展開が描かれます
  • 種族間の対立: 異なる種族・民族・文化を持つ集団同士の摩擦や葛藤を通じて、個人や社会が抱える問題を浮き彫りにします
  • 異種族間の相互理解: 異なる種族が対立を乗り越えて対話により共存を目指すこと
  • モンスターへの転生: 人間ではなく異形の存在(モンスタースライムドラゴンなど)として異世界で新たな人生を始める設定
  • 弱小モンスターへの転生: 一般的に弱いと思われている雑魚モンスター (スライムなど) に転生すること
  • 変わり者に嫁がされる: 王太子皇后や聖女など婚約により得るはずだった大きな地位を失い、変わり者と婚約させられる展開
  • クソゲー: ゲームとしての完成度が低く、プレイする際に不快感やストレスを感じる要素が多い作品を指します
スキル・能力
  • チート能力: ゲームやフィクションの世界で使われる際には常識外れの強さや万能性を指します
  • チート能力付与: 主にファンタジー作品やゲームの設定で登場する概念で、特定の人物や物に特別な能力や強化を付与する力
  • 転生チート: 主人公が現実世界から異世界に行く際、特別な能力や知識を得る設定
  • 知識チート: 主人公が現代の知識や技術を駆使して異世界で成功を収めたり、問題を解決したりする展開
  • 内政チート: 異世界や過去の時代を舞台に、主人公が現代の知識や技術を活用して、支配地や共同体の内政を劇的に改善・発展させる行為や物語の展開を指します
  • レベルアップシステム: 主にRPG(ロールプレイングゲーム)やファンタジー作品でキャラクターの成長を表現するための基本的な仕組み
  • レベルアップによる覚醒: 弱者から強者への成長という王道展開を支える重要な仕掛け
  • 外れスキル: 主人公や登場人物が獲得する能力のうち、一見すると役に立たないか使いづらいと思われるスキル
  • スキルツリー: ゲームや物語の中でキャラクターの能力やスキルを強化・成長させるためのシステムや概念を指します
  • モンスターテイム: ゲームやファンタジー作品において、敵モンスターや野生生物を手懐けて仲間にし、共に戦ったりサポートさせたりするシステムや能力
  • バク技: ゲーム内のプログラムの不具合(バグ)を利用して、通常ではできない動作や現象を引き起こすテクニック
  • 鑑定スキル: 対象の隠された情報を収集したり、現在の能力や潜在能力を可視化する能力
  • 採取スキル: 自然界から素材や資源を収集するための特殊な能力や技術
キャラクター・恋愛要素
  • V字型アーク: 追放もの弱小モンスターへの転生ではV字型の成長をする主人公が用いられます
  • ハーレム要素: 特定のキャラクターが複数の異性から恋愛感情を抱かれる状況や設定
  • 逆ハーレム: 一人の女性が複数の男性から好意を寄せられるシチュエーション
  • 人たらし: 周囲の人々を無意識に惹きつけ、愛される性質を持つ人。悪役令嬢ものにおける女性主人公はこの属性を持っていることが多いです
  • 好感度初期値MAX: 主にゲームやフィクションの文脈で使用される俗語的な用語であり、特定のキャラクターが物語開始時点から主人公に対して非常に高い好意を抱いている状態
  • ちょろイン: 主人公や男性キャラクターに対して簡単に好意を抱き、恋愛感情を示すヒロイン
  • 従魔: 主人公や特定のキャラクターが契約を結び、自分に従わせる魔物やモンスター
  • 従魔契約: モンスターや幻獣などの存在を「従魔」として従わせるために結ぶ契約
  • 奴隷: 奴隷とは、自由を奪われ、他者の所有物として扱われる人々
  • 奴隷ヒロイン: 貧困や戦争の影響で奴隷となったり、家族に売られたりした背景を持つヒロインで、主人公がその境遇を救います
  • 奴隷契約: 魔法的な手段によって主人に逆らえないようにしたり、命令を強制できる仕組み。「隷属の首輪」や「魔法契約書」などが典型的な道具として登場します
  • 魔王ロールプレイ: 物語やゲームの中でキャラクターが「魔王」として振る舞うこと
  • またオレ何かやっちゃいました?: 主人公の規格外な能力と無自覚さ、そしてそれによる周囲との常識の乖離を象徴するフレーズ
ファンタジーの職業・役割
  • 勇者: 困難や危機に立ち向かい、人々を救う役割を担う存在
  • 聖女: 宗教的背景を基にした神聖さと、創作独自のチート能力成長物語を組み合わせたキャラクター
  • 王族: 異世界ファンタジーにおける王族は、主人公に目的を与えたり特殊な能力を持つ選ばれた血筋として活躍します。または勇者に使命を与える役割を果たします
  • 魔王: 古典的な役割としては、圧倒的な力を持ち世界を支配する悪役として描かれます。近年では主人公の親友や主人公自身が魔王となることもあります
ギルド
ギルドとは、冒険者や職人、商人などが所属する組織
  • 冒険者ギルド: 冒険者たちを支援し、依頼主と冒険者の仲介を行う機関。多くのファンタジー作品でクエストを受けるための舞台として使われます
  • 冒険者ランク: 冒険者の実力や信頼度を示す階級制度
  • クエスト: 冒険者ギルドで受注できる依頼の総称で、冒険者が報酬を得るために遂行する多様な任務
  • クエストの受注: RPGやオンラインゲームにおいてプレイヤーが課題やミッションを引き受けるプロセス
  • ギルドマスター: ファンタジー作品やオンラインゲームにおける、ギルド(組織や集団)のリーダー
  • 商人ギルド: 同業者が集まり市場を管理する組織
  • 裏社会系ギルド: 盗賊暗殺者など非合法活動を行う組織
  • 悪徳ギルド: 権力を濫用し、暴力や不正、犯罪行為によって支配を行うギルド
種族・モンスター
  • エルフ: 長寿で美しい容姿を持つ森の住人。弓術や精霊魔法に長けており、ヒロインとして描かれることが多いです
  • ハイエルフ: エルフの上位種族で、特に高い知性と魔力を持つ
  • ダークエルフ: 肌が黒または褐色で、影や闇と結びついた種族。排他的で攻撃的な性格として描かれることが多い
  • ハーフエルフ: エルフと人間の血を引く混血種族
  • ドラゴニュート(竜人): 竜やドラゴンの特徴を持つ半人半竜の種族や存在
  • ドラゴン: 翼やたてがみ、爪を持った巨大な爬虫類で、口から火を吐き、トカゲやヘビに似た姿で、コウモリのような翼で空を飛ぶ伝説上のモンスター
  • 精霊, 妖精: 小柄で魔力に優れた種族。自然との調和を重視し、人間に助言や導きを与える役割もある
  • 半人半獣: 身体の一部が人間で、他の部分が動物の特徴を持つ存在
  • 猫人族ケット・シー): 猫耳や尻尾を持つ俊敏な種族で、夜目が効く設定が多い
  • 狼男(ワーウルフ): 狼に変身する能力を持つ獣人。戦闘能力が高い
  • スライム: ゼリー状、ゲル状、またはアメーバ状の不定形生物で、基本的に弱いモンスターとして描かれます
  • ゴブリン: 小柄で知能は低いが、集団行動や策略を用いることもある一般的な敵キャラクター
  • オーク: 力強く粗暴な豚顔の人型モンスター。戦闘狂として描かれることが多い
  • 吸血鬼 (ヴァンパイア): 夜間に活動し、高貴で美しく、不老不死や超人的な能力を持つ
  • ケンタウロス: 上半身が人間、下半身が馬の半人半獣。知能が高く弓術に優れる場合が多い
  • ハーピー: 上半身が人間、下半身と翼が鳥という姿の亜人型モンスター。空中戦に長ける
  • ゴーレム: 石や金属など無機物でできた巨大な人型モンスター。防御力が高く、魔法耐性を持つ場合もある
  • 召喚獣: 召喚士や魔術師が魔法によって異世界や霊的な存在から呼び出し、使役する超常的な存在

その他

犯罪行為

  • 詐欺: 他人をだまして金や品物を奪ったり、損害を与えたりすること
  • 脅迫: 相手やその親族の生命、身体、自由、名誉、財産に対して害を加える旨を告知し、恐怖を与えること
  • 強盗: 暴行・脅迫して財物を奪うこと
  • 盗賊: 盗みを生業とする人物または組織
  • 海賊: 海上で他の船舶や沿岸地域を襲撃し、略奪や強奪を行う者たち
  • ストーカー: 特定の人に対する恋愛感情やその感情が満たされなかったことへの怨念から、つきまといや待ち伏せ、無言電話などの行為を繰り返し行う人
  • ストーキングストーカー行為): 特定の人物に対して執拗に付きまとい、監視、待ち伏せ、無断での接触などを繰り返す行為を指します
  • 殺人: 殺人をテーマにする際、登場人物の倫理的ジレンマや心理的葛藤を描くことが多いです
  • 快楽殺人: 殺人そのものを目的として行われ、殺人行為自体やそれに伴う遺体損壊などから快楽を得る殺人
  • 動物虐待: 動物に苦痛や危害を与える行為
  • 冤罪: 無実であるにもかかわらず犯罪者として扱われ、有罪判決を受けること
  • 監禁: 身体の自由を拘束し、一定の場所にとじこめて外に出さないこと
  • 窃盗: 他人が所有または占有している財物を、その人の意思に反して自己の占有下に置く行為
  • ローンオフェンダー: 組織に属さずに単独で犯罪行為を行う個人
  • テロリスト: 政治的、宗教的、イデオロギー的な目的を達成するために、暴力や脅迫を用いて恐怖を広める個人や集団
  • ホロコースト: 第二次世界大戦中にナチス・ドイツが主導し、ユダヤ人を中心とする約600万人の人々が組織的に虐殺された歴史的な出来事
  • 未成年の飲酒: 20歳未満の者の飲酒のことで、法律により規制されています
  • 闇バイト: 匿名・流動型犯罪グループによる強盗の実行役や支援役、およびその募集

死後の世界

  • 死後の世界の概要: 死後に魂が行くと考えられている場所
  • 奈落: 仏教における地獄。また地獄に落ちること
  • 無間地獄: 仏教における地獄の中で最も苛烈で恐ろしい場所とされる地獄であり「八大地獄」の最下層に位置します
  • エリュシオン: 神々に愛された英雄たちや善良な人々が死後に住むとされる楽園
  • 黄泉の国: 日本神話における死後の世界であり、死者の魂が行く場所として描かれています
  • 黄泉比良坂: 現世と黄泉の国を隔てる境界として知られる場所
  • 千引の石: 死者の国と現世を隔てる象徴的な存在
  • 三途の川: 現世(此岸)と死後の世界(彼岸)を隔てる境界
  • 振り返ってはいけないのタブー: 振り返ることや見ることを禁止され、それを破ることで悲劇的な結果がもたらされるという物語で、現世の境界や、死後の世界でのルールとして用いられます
  • ドゥアト: エジプト神話における死後の世界で、死者の魂が旅をし、裁きを受ける場所とされています
  • メメント・モリ: ラテン語で「死を想え」「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味を持つ警句
  • 死神: 生命の終わりを司るとされる神 (→死の神)
  • 寿命を見る力: 対象の死期を知覚できる特殊な能力
冥界
冥界とは、冥府、冥土、あの世のことで、死後に行くとされている世界
死生観
死生観とは、死と生に関する考え方や価値観、判断や行動の基盤となる考えです。
  • 円環的死生観: 死を循環や再生を伴う永続的なサイクルとして理解する考え方
  • 臨死体験: 死に瀕した際や臨死状態から蘇生した際に経験される、非常に鮮明で個人的な体験
  • 輪廻転生: 生命が死後に新たな形で再生されるという概念
  • 終活: 「人生の終わりに向けた活動」の略で、自分の最期を迎える準備を行うこと
  • 永劫回帰: 人生のあらゆる出来事が、全く同じ順序で永遠に繰り返される、という概念

都市伝説

異形の存在
  • 口裂け女: 日本の通学路などでマスクをした女性が現れ「私、きれい?」と問いかけ、どう答えても危害を加えるというもの
  • カシマレイコ: 過去に起きた悲惨な事件の被害者で、死後、霊として現れ、人々に危害を加える
  • テケテケ: 下半身が欠損した女性の亡霊や妖怪として語られています
  • トイレの花子さん: 学校のトイレに現れる少女の霊
  • 赤マント: 赤いマントを身に着けた怪人が登場する恐怖譚
  • 人面犬: 犬の体に人間の顔を持つ不気味な存在
  • トンカラトン: 日本刀を持ち、全身に包帯を巻いたミイラ姿で現れ、「トン、トン、トンカラ、トン」と歌いながら、自転車に乗って夕暮れ時や夜道に現れるとされています
降霊術・情報通信にまつわる都市伝説
交通・移動手段にまつわる都市伝説
  • ターボババア: 高速移動する老婆の怪異
  • 首なしライダー: 首を失ったバイクライダーの亡霊にまつわる怪談
  • 幽霊バス: 通常のバスとは異なる不気味な特徴を持ち、乗客や目撃者に恐怖を与える話
  • きさらぎ駅: 2004年にインターネット掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板で語られた都市伝説に基づく架空の鉄道駅
  • 東京地下秘密路線説: 東京の地下には一般に公開されていない政府専用の地下鉄やトンネル網が存在するという話
世界の都市伝説
  • エリザベート・バートリー: 彼女は史上名高い連続殺人者とされ、女吸血鬼としてその残虐性や伝説的なエピソードが後世に語り継がれています
  • ロズウェル事件: アメリカ・ニューメキシコ州ロズウェル近郊で発生した未確認飛行物体(UFO)に関する出来事で、世界で最も有名なUFO事件の一つ
  • エリア51: 「ロズウェル事件」で回収されたとされるUFOや異星人の遺体が、エリア51に運び込まれたという噂があります
  • レイライン: 古代の遺跡や神聖な場所が直線的に配置されているという仮説
  • グレイフライアーズ・カークヤード: スコットランドのエディンバラ旧市街にある歴史的な墓地で、心霊現象が多い場所としても知られており「世界で最も呪われた墓地」と呼ばれています
  • ブギーマン: 欧米の昔話に登場する想像上の怪物や幽霊で、悪い子どもをさらっていくといわれています
最終更新:2025年03月14日 22:32