異世界憑依

異世界憑依

「異世界憑依(ひょうい)」は、異世界転生異世界転移系の派生ジャンルのひとつで、魂や意識が、異世界の既存の人物や存在に入り込む(憑依する)ジャンルです。


異世界転生と異世界憑依の違い


項目 異世界転生 異世界憑依
出発点 死後に新しい体へ生まれ変わる 他人の体に魂が入り込む
肉体 新生児や新しい存在 既に存在しているキャラの体
前世の記憶 基本的に持ち越す 基本的に持ち越す
苦労のポイント ゼロから人生を積み上げる 他人の評判や因縁を背負う
魅力 新世界で一から挑戦/チート能力 ギャップ逆転劇/他人の人生をやり直す

異世界転生は、死後、魂が異世界で 新しい肉体を得て生まれ直す ジャンルで、以下の特徴があります。
  • 例:現代日本で事故死 → 異世界で赤ん坊からやり直す
  • 前世の記憶を持っているため、「赤ん坊なのに大人の知識」「魔法を応用してチート化」などが多い
  • 主人公=完全に“新しい存在”として生きる
代表例としては『転生したらスライムだった件』/『無職転生』など。

それに対して、異世界憑依は魂や意識が、異世界の 既に存在している人物やモンスターに入り込む ジャンルです。
  • 例:悪役令嬢に憑依 → 破滅フラグを回避するため奮闘
  • 既存のキャラの人生・人間関係・悪評を背負うことになる
  • 元の人格が消えている場合と、共存する場合がある
  • 主人公=“借り物の体で人生をやり直す”立場
代表例は『スライム聖女』/『悪役令嬢もの(憑依系多数)』など。

まとめとして、異世界転生は新しい肉体を得て「完全に新しい存在」として生き直す。
異世界憑依は、他人の肉体に入り込み、「その人物の人生を引き継いで」生きるジャンルです。

関連ページ

最終更新:2025年09月04日 23:01