※イベント交流所強襲さる及び無人兵器の脅威に関係する内容が含まれています。先にそちらを読むことを推奨します。
また、ネタバレ的な部分を多く含むため、それを好まれない場合は閲覧を控えてください。
某日深夜に書かれたと思われる日記
ぼんやりと、割れた窓から夜空を眺める。
今日、この『交流所』が【均衡維持軍】を名乗る組織に襲撃された。
それだけじゃない、少し前には【ブライトデリーターズ】とかいう覆面の連中にも襲撃をされている。
その時は交流所自体に損傷はあまり無かったはずだけど、私たち交流所のメンバーの何人かがかなりぼこぼこにされている。
交流所は案外そういった争いに巻き込まれる事、争いと止めさせる事が結構あるというのは、うさちゃんから聞かされている。
…でも、だからといってここの人たちがなんで傷つかなければならないのだろう?なんで私たちは襲われなければならないのだろう?
そういった事を、ぼんやりと夜空を見ながら、考える。
結局、この世界はおかしいんじゃないのかと私は思ってる。
なんで交流所の方々の、あんないい人たちがこんな目にあわないといけないの?おかしいよ…。
あんなに一生懸命に頑張ってる人たちが、報われない世界なんて…。
…丁度、捕まえた均衡維持軍の兵士の精神が壊れた。
後は直接頭の中に聞けばいい。嘘はつかれない。
で、私が直接聞いた結果わかったのは、かなりの規模を持っている事。
市街地等に会社として偽装し隊員が入り込むという仕組みな事。
交流所の最寄りの支部は作戦失敗後の人員不足を想定し、商店街側の支部に取り込まれる予定があったこと。
…その商店街の支部の位置。
今使えそうな情報はそのぐらいだろうか。いや、それで十分。
…今の私には、交流所にとって何が一番いいのかわからない。
ただわかることは、均衡維持軍やブライトデリーターズみたいなのは、早く潰さないといけない。それはわかる。
私の元居た世界、今は植物に覆われ、人も居ないけど。まだ、残ってる。
所々に兵器工場や材料が放置されているのは、一人で探検に行った時に確認してある。
大丈夫、材料は使える状態で放置されてる。設計図もこっそり確保してある。
後は、すぐにバレるだろうけど、ギリギリまで粘らせる為に、少し交流所の人たちを狙うように設定を変えて、
均衡維持軍の潜伏先の目の前にゲートを使って出撃させればいい。
今の私にはやれるはずなんだから、
あるべきでない、あの連中を消す事が。