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上条20:54:30  >  第二学区2

ステイル「…………」

 ステイルは、呆然と立ち尽くしていた。

 ようやく見つけた、頭脳屍人の目の前で。

 隙だらけの恰好で、最早何も目に入らぬとでもいうような表情で。

 『彼女』の変わり切った姿を、見ていた。


ステイル「…………は」

 そして。

ステイル「は、はは。はは。は。ははははは。ははははははははっ」

 狂ったように、笑いだす。


ステイル「クソくらえだ、神サマ。貴方の愛した世界は、こんなにも絶望に溢れてるじゃないか」

 何かを悟った様な顔で、ぼそりと呟いた。
 その呟きも、雨音に紛れて消えていく。


 ステイルの右手に握ったルーンを記すカードから、炎柱が生み出される。
 摂氏数千度の炎は、人間であれ人外であれ、一瞬で焼き尽くす劫火の剣だ。

 それを、大きく上段に構えて。

ステイル「――――さようなら。もう二度と、その顔は見たくない」

 振り下ろす。


 正真正銘の化物になった、月詠小萌の頭へと。
最終更新:2011年05月05日 12:39
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