それいけ!お天気娘ズ
タグ一覧
それいけ!お天気ズ
それいけ!お天気ズ
エピソード:天気雨
翌朝、ヘトヘトになった体に違和感を覚えながら朝学校に行く準備を始めた。
なんか激しい運動したっけ?と思いながら朝ごはんを食べてるとこれまたいつも以上に美味しくてバクバク食べ進んでしまった。
「旭ちゃん、今日はよく食べるわね」
お母さんも作ったかいがあったと満足そうな顔をしている。
「なんか朝からとってもお腹減ったんだよねー。」
「不思議なこともあるものねぇ。」
そんな会話をしながら私は昨日の出来事を思い出していた。
いやめっちゃ不思議なことが起こってるじゃん、11年生きてきたけど腕から光がどばぁってでることなんてないじゃん!
え、今お腹空いてるのってそれが原因??
1人悶々と考えていたら危うく遅刻する時間、私は急いで家を出た。
なんか激しい運動したっけ?と思いながら朝ごはんを食べてるとこれまたいつも以上に美味しくてバクバク食べ進んでしまった。
「旭ちゃん、今日はよく食べるわね」
お母さんも作ったかいがあったと満足そうな顔をしている。
「なんか朝からとってもお腹減ったんだよねー。」
「不思議なこともあるものねぇ。」
そんな会話をしながら私は昨日の出来事を思い出していた。
いやめっちゃ不思議なことが起こってるじゃん、11年生きてきたけど腕から光がどばぁってでることなんてないじゃん!
え、今お腹空いてるのってそれが原因??
1人悶々と考えていたら危うく遅刻する時間、私は急いで家を出た。
………
……
…
午前中の授業はあっという間に過ぎ去ってお楽しみの給食の時間だ。史道先生の社会の時間も面白かったし陽助おじさん…いや、学校では陽助先生って呼ばなきゃいけないけどドッジボール楽しかったな。顔面に当たったけど。
わいわいがやがや給食を食べながらみっちゃんとぐれあちゃんがさっきのドッジボールの勝負の続きをやるって盛り上がってる。
私も混ぜてもらおうかなと思ったところに水色のおっきなポニーテールが特徴の子がとてとてこっちにやってきた。
「暁星さん、昼休みちょっといいかな?」
「雨宮さんどったの?」
この子は雨宮五月、真面目で礼儀正しくお家で剣道を習っているようでまさにブンブリョドーって感じの子だ。
……
…
午前中の授業はあっという間に過ぎ去ってお楽しみの給食の時間だ。史道先生の社会の時間も面白かったし陽助おじさん…いや、学校では陽助先生って呼ばなきゃいけないけどドッジボール楽しかったな。顔面に当たったけど。
わいわいがやがや給食を食べながらみっちゃんとぐれあちゃんがさっきのドッジボールの勝負の続きをやるって盛り上がってる。
私も混ぜてもらおうかなと思ったところに水色のおっきなポニーテールが特徴の子がとてとてこっちにやってきた。
「暁星さん、昼休みちょっといいかな?」
「雨宮さんどったの?」
この子は雨宮五月、真面目で礼儀正しくお家で剣道を習っているようでまさにブンブリョドーって感じの子だ。
「暁星さんのことでちょっと気になることがあるんだ!」
そう雨宮さんの目は輝いてる、あまりにも押しが強い。
「ええと、うん、いいよ。昼休みなにして過ごすか決めてなかったし。」
「よかったぁ、じゃ昼休みすぐに校庭のすみっこに来てねー!」
そういうとまたとてとて去っていった。
「うーん、私になんの用事があるんだろ。」
私のイタズラをやめてほしいのか、授業のわかんないところをききたいのか、いやそんなことないか。
とにかく残りの給食の時間をなぜ呼ばれたのかを考えながら過ごしていった。
そう雨宮さんの目は輝いてる、あまりにも押しが強い。
「ええと、うん、いいよ。昼休みなにして過ごすか決めてなかったし。」
「よかったぁ、じゃ昼休みすぐに校庭のすみっこに来てねー!」
そういうとまたとてとて去っていった。
「うーん、私になんの用事があるんだろ。」
私のイタズラをやめてほしいのか、授業のわかんないところをききたいのか、いやそんなことないか。
とにかく残りの給食の時間をなぜ呼ばれたのかを考えながら過ごしていった。
………
……
…
……
…
うちの学校の青空小学校は結構お金持ちである。
一つの広大な敷地に幼稚園から私たちのいる小学校、それに中学高校大学までがまとめられてエスカレーター式になっている。
もちろん試験を合格しないといけないんだけどそういうことができるくらい広いんだそうだ。
ということでうちのグラウンドもかなり広い。そんな広いグラウンドのあまり人がいないすみっこで約束してきた五月ちゃんがすでに待っていた。
「あ、暁星さん来てくれてありがとう!」
「んで私を呼び出したのはなんで?なんかあった??」
「ふふふ、単刀直入にいうね。私見ちゃったの。」
「何を?」
「暁星さんがビーム?みたいなのを出してるところ。」
「え゛っ。」
一つの広大な敷地に幼稚園から私たちのいる小学校、それに中学高校大学までがまとめられてエスカレーター式になっている。
もちろん試験を合格しないといけないんだけどそういうことができるくらい広いんだそうだ。
ということでうちのグラウンドもかなり広い。そんな広いグラウンドのあまり人がいないすみっこで約束してきた五月ちゃんがすでに待っていた。
「あ、暁星さん来てくれてありがとう!」
「んで私を呼び出したのはなんで?なんかあった??」
「ふふふ、単刀直入にいうね。私見ちゃったの。」
「何を?」
「暁星さんがビーム?みたいなのを出してるところ。」
「え゛っ。」
どうせ誰に言っても信じてもらえないだろうし、心配させると悪いから黙ってたけどこんな身近に、クラスメイトに目撃されてしまった。
「な、なんのことかなぁ??」
別に隠す必要もなかったんだけどすっとぼけてみた。雨宮さんはすかさず
「すごいよね、大の大人を軽々ふっ飛ばすなんて!」
自分自身幻を見ていたかもしれないと思っていたのにこんなところで現実だってことを痛感してしまった。
「確かにそうだけど…え、雨宮さん私のこと捕まえて研究機関に連れてくの??ひー!!」
「そうじゃないそうじゃないの、私も実は持ってるんだ。」
雨宮さんはそういうと手をグラウンドに咲いている花にかざした。
手に水色の透き通るようなオーラが現れその時花の真上に雨が降った。
「な、なんのことかなぁ??」
別に隠す必要もなかったんだけどすっとぼけてみた。雨宮さんはすかさず
「すごいよね、大の大人を軽々ふっ飛ばすなんて!」
自分自身幻を見ていたかもしれないと思っていたのにこんなところで現実だってことを痛感してしまった。
「確かにそうだけど…え、雨宮さん私のこと捕まえて研究機関に連れてくの??ひー!!」
「そうじゃないそうじゃないの、私も実は持ってるんだ。」
雨宮さんはそういうと手をグラウンドに咲いている花にかざした。
手に水色の透き通るようなオーラが現れその時花の真上に雨が降った。
「雨宮さん…それって…?」
「これは私の力、私は『五月雨』って呼んでるの。物心ついた頃から使えるようになってたんだけど他の人でそういう力を持ってる人がいなかったから今まで黙ってたんだ。」
雨宮さんはすこし顔を曇らせた。
「でも暁星さんが力を使ってるのを見て私思ったんだ。『仲間ができる』って。だからこうして暁星さんに打ち明けたんだ。」
仲間…仲間か、そういう風に言われても私自身まだよくわかってないし…そう悩んだ時に続けて雨宮さんは
「暁星さんの力も見せてよ!」
そう笑顔で言ってきた。
「急に言われてもあの時は何が起こったのか…自分でもわからないんだよー。でもやってみるね。」
目を閉じて全神経を腕に集中させる。
マンガの主人公もこんな気持ちだったのかななんて思いながら気合を込める。
「これは私の力、私は『五月雨』って呼んでるの。物心ついた頃から使えるようになってたんだけど他の人でそういう力を持ってる人がいなかったから今まで黙ってたんだ。」
雨宮さんはすこし顔を曇らせた。
「でも暁星さんが力を使ってるのを見て私思ったんだ。『仲間ができる』って。だからこうして暁星さんに打ち明けたんだ。」
仲間…仲間か、そういう風に言われても私自身まだよくわかってないし…そう悩んだ時に続けて雨宮さんは
「暁星さんの力も見せてよ!」
そう笑顔で言ってきた。
「急に言われてもあの時は何が起こったのか…自分でもわからないんだよー。でもやってみるね。」
目を閉じて全神経を腕に集中させる。
マンガの主人公もこんな気持ちだったのかななんて思いながら気合を込める。
「うおおおおおおお!!」
気合を入れて叫んでみた、雨宮さんもぐっと見つめている。
「おおおおおおぉぉぉぉ………って、でないや。」
見入ってた雨宮さんもこれにはずっこけていた。
「昨日初めて力を使ったからまだコントロールできてないのかもですね。」
「そうかもしれない。」
雨宮さんとりあえず話すことは全部話したといって満足そうにして言って教室に戻っていった。
グラウンドに1人残った私。
「なんででないんだろうなぁ。」
そうぽつりと呟くと昼休みの終えるチャイムが鳴り出し急いで戻った。
「おおおおおおぉぉぉぉ………って、でないや。」
見入ってた雨宮さんもこれにはずっこけていた。
「昨日初めて力を使ったからまだコントロールできてないのかもですね。」
「そうかもしれない。」
雨宮さんとりあえず話すことは全部話したといって満足そうにして言って教室に戻っていった。
グラウンドに1人残った私。
「なんででないんだろうなぁ。」
そうぽつりと呟くと昼休みの終えるチャイムが鳴り出し急いで戻った。
………
……
…
今日も帰りの会を終わらせてさっさと家に帰ろうと、昨日あの出来事があったところに着いたとき聞き覚えのある声が響いた。
「やぁ、また会ったなお嬢ちゃん。」
「……なによ、またぶっ飛ばすよ。」
できもしないことをハッタリで言ってしまった。
「おお怖い怖い、だがこいつを見ても同じことが言えるかな?」
そういうともう1人の男が女の子を抱えてきた。
「五月ちゃん…?」
「昼ごろお前さんに狙いをつけてよう観察させてもらったよ…この嬢ちゃんも力を持っているし一石二鳥とはこのことだぜ。」
男は不適に笑っている。
「それにお前さん自分でコントロールできてねぇんだろ?その力。昨日目覚めたばっかだもんなぁ。もう偶然はおこんねぇぞ。」
……
…
今日も帰りの会を終わらせてさっさと家に帰ろうと、昨日あの出来事があったところに着いたとき聞き覚えのある声が響いた。
「やぁ、また会ったなお嬢ちゃん。」
「……なによ、またぶっ飛ばすよ。」
できもしないことをハッタリで言ってしまった。
「おお怖い怖い、だがこいつを見ても同じことが言えるかな?」
そういうともう1人の男が女の子を抱えてきた。
「五月ちゃん…?」
「昼ごろお前さんに狙いをつけてよう観察させてもらったよ…この嬢ちゃんも力を持っているし一石二鳥とはこのことだぜ。」
男は不適に笑っている。
「それにお前さん自分でコントロールできてねぇんだろ?その力。昨日目覚めたばっかだもんなぁ。もう偶然はおこんねぇぞ。」
昨日は奇跡的に助かった、もうあんな怖い目には合わない、そう思ってたそう思い込んでた。
甘かった。
あの時そういえば力を使った時に喜んでいた…あの時からずっとつけ狙ってたんだ…!
そう思う怒りが湧き上がってくる、雨宮さんを人質にするなんて…!
私は思わず掌を男たちにかざした。
私は思わず掌を男たちにかざした。
「おいおいおい、聞いてなかったのか?お前コントロールできてなかっただろ?それにこっちにはこのガキがいる。」
撃てないだろうとタカをくくってるのが憎たらしい。その時だった。
「私のことはいいから撃って!!」
雨宮さんが目を覚ました、男たちは目覚めた雨宮さんの方に注意が向いていった。
「わかったよ、雨宮さん、あとで傷ついたら全力で謝るからね!」
撃てないだろうとタカをくくってるのが憎たらしい。その時だった。
「私のことはいいから撃って!!」
雨宮さんが目を覚ました、男たちは目覚めた雨宮さんの方に注意が向いていった。
「わかったよ、雨宮さん、あとで傷ついたら全力で謝るからね!」
ああ、この感覚だ。昨日もあった体の芯から燃え上がるようなこの熱さ。
今度は自分の意思で…!!
今度は自分の意思で…!!
「うおおおおおおおお!!!」
私は右手にはオレンジ色に明るく輝くエネルギーが集まってきた。それはまるで生命そのもののエネルギーのように燦然とほとばしっている。
「いっけえええええええ!!!」
集まったエネルギーを射出した、その瞬間五月ちゃんは男を踏み高くジャンプした。
そのあと私の撃った攻撃で男たちはまたふっ飛ばされてった。
………
……
…
そのあと私の撃った攻撃で男たちはまたふっ飛ばされてった。
………
……
…
「私、自分の意思で撃てたよ…。」
「やっぱり私の思ったとおり、暁星さん撃てたね!」
「え、どういうこと。ってか私の攻撃直撃するどころかギリギリのところで避けたよね?」
「あぁあれ?私は雨天神宮流剣術の使い手よ、かわすことなんてわけないしなんならあんな三下達に捕まることもないのよ♪」
「じゃああれもしかしてわざと捕まってたの…もうっ!雨宮さんのバカ!」
「ごめんなさい、暁星さんの力を暁星さん自身でコントロールできるようにするための賭けだったのよ。」
「んもー、次やったら許さないからね五月ちゃん!」
「…!わかったよ、ごめんなさい旭ちゃん。」
そうやって私たち2人もちょっと距離が縮まったような気がした。
「やっぱり私の思ったとおり、暁星さん撃てたね!」
「え、どういうこと。ってか私の攻撃直撃するどころかギリギリのところで避けたよね?」
「あぁあれ?私は雨天神宮流剣術の使い手よ、かわすことなんてわけないしなんならあんな三下達に捕まることもないのよ♪」
「じゃああれもしかしてわざと捕まってたの…もうっ!雨宮さんのバカ!」
「ごめんなさい、暁星さんの力を暁星さん自身でコントロールできるようにするための賭けだったのよ。」
「んもー、次やったら許さないからね五月ちゃん!」
「…!わかったよ、ごめんなさい旭ちゃん。」
そうやって私たち2人もちょっと距離が縮まったような気がした。
………
……
…
また次の日の昼休み、五月ちゃんがやってきた。
「昨日の攻撃すごかったよねー!」
「まああれのおかげで私自分の意思で撃てるようになったもんね。」
「そこで旭ちゃん!私は考えてきたの。名前よ、な・ま・え!」
「この力の名前ってこと?」
「そうそう旭ちゃんって名前もだし髪飾りも太陽だしそういうことでなんかいい言葉ないかなーって探してたんだよ。そしたらね、『暁天』ってのいいなって思ったんだよ!」
「ぎょーてん??」
「明け方の空で晴れって感じで素敵でしょ?」
……
…
また次の日の昼休み、五月ちゃんがやってきた。
「昨日の攻撃すごかったよねー!」
「まああれのおかげで私自分の意思で撃てるようになったもんね。」
「そこで旭ちゃん!私は考えてきたの。名前よ、な・ま・え!」
「この力の名前ってこと?」
「そうそう旭ちゃんって名前もだし髪飾りも太陽だしそういうことでなんかいい言葉ないかなーって探してたんだよ。そしたらね、『暁天』ってのいいなって思ったんだよ!」
「ぎょーてん??」
「明け方の空で晴れって感じで素敵でしょ?」
「明け方…朝…太陽が昇る…うんうん決めた!今日からこの力は『暁天』と書いて『ライジング』って読ませよう!
フッフーン、かっこいいー☀️」
「ま、また個性的な名前を考えたね、旭ちゃん。」
「ライジングサン、ライジングさん、ライジングちゃん!うんうんいいね、今度から私のことはライジングちゃんと呼んでね!ヒーロー名みたいでかっこいー!☀️☀️☀️」
私は大変ご満悦だったけど五月ちゃんはこの時ばかりは若干引いていたのは見逃さなかった。
フッフーン、かっこいいー☀️」
「ま、また個性的な名前を考えたね、旭ちゃん。」
「ライジングサン、ライジングさん、ライジングちゃん!うんうんいいね、今度から私のことはライジングちゃんと呼んでね!ヒーロー名みたいでかっこいー!☀️☀️☀️」
私は大変ご満悦だったけど五月ちゃんはこの時ばかりは若干引いていたのは見逃さなかった。