それいけ!お天気娘ズ
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エピソード:2人の科学者
E.G.M青空支部科学部門研究室──
『………ふぅ、実験データの整理もこんなもんでいいだろう。』
無精髭を生やし若干気怠げそうに頭を掻きながら白衣の研究員は呟いた。
『しばらくウチに帰ってないからな…天晴、旭、輝…俺のこと忘れてねぇだろうな…。』
「何弱気になってるんですか、明斗さん!」
「そうですよ、愛する妻と娘たちがそんな簡単に忘れるわけないじゃないですか!」
『おう、そうだよな!ようやく整理もついたんだ。1週間ぶりに家に戻れると思うとそわそわしちまってな…。』
『たっぷり愛情を注いでやるぜ〜!お前らも帰宅の準備してしっかり体休めろよ!』
「はーい!」
「何弱気になってるんですか、明斗さん!」
「そうですよ、愛する妻と娘たちがそんな簡単に忘れるわけないじゃないですか!」
『おう、そうだよな!ようやく整理もついたんだ。1週間ぶりに家に戻れると思うとそわそわしちまってな…。』
『たっぷり愛情を注いでやるぜ〜!お前らも帰宅の準備してしっかり体休めろよ!』
「はーい!」
さっきまで怠そうにしていた男・暁星明斗はキラキラと目を輝かせていた。
E.G.M─ 「Evolution and Glory of Mankind」の略称であり人類の進化と栄華を意味する財団である。自然科学・医学・工学・考古学・芸術・文化保護はてはオカルト研究など幅広く運営している組織である。
全国各地に支部を設けているがこの青空町にも支部が存在しており暁星明斗はここの科学部門の研究員でありチームのリーダーも任されている。
全国各地に支部を設けているがこの青空町にも支部が存在しており暁星明斗はここの科学部門の研究員でありチームのリーダーも任されている。
『研究自体も楽しいんだけどやはり愛する家族が1番だぜ。』
「粒子加速器、平行次元観測、時間干渉…普通の研究機関では到底叶わないこともここの施設と資金ならできますからね。」
『俺も大学時代からここに目をつけてその一員となり研究してるがこっちのが捗るしなぁ…っと?』
「粒子加速器、平行次元観測、時間干渉…普通の研究機関では到底叶わないこともここの施設と資金ならできますからね。」
『俺も大学時代からここに目をつけてその一員となり研究してるがこっちのが捗るしなぁ…っと?』
荷物をまとめつつ最後にパソコンのメールボックスを確認すると未読のものが1つあることに気づいた。
『何々…?本部より新たな研究員を派遣する出迎えの方頼む、日時は……今日くるだって!?』
「明斗さん何そんな大事なこと確認しそびれてるんですか!」
「実験に夢中になるとすぐこれなんですから!」
『だー!今はそんなこと言ってる場合じゃねえ、出迎えの準備すっぞ!』
「明斗さん何そんな大事なこと確認しそびれてるんですか!」
「実験に夢中になるとすぐこれなんですから!」
『だー!今はそんなこと言ってる場合じゃねえ、出迎えの準備すっぞ!』
あとは帰るだけのつもりだったがここに来て大きな仕事に気づいた明斗の研究室であった…
……………
…………
………
…………
………
『フンフーン♪本部からこっちへ来たけれどここの設備もなかなか優秀だねー!』
うさぎのアクセサリーをたくさんつけたダボダボな白衣を身につけた少女がE.G.Mの施設内をうろちょろ歩いていた。
『この永栄理花ちゃんが存分に使ってあげるからねー!はっはっはー♪』
1人高笑いをしているこの永栄理花こそE.G.M本部より派遣された研究員なのである。
「もしかしてあの子迷子…??」
「いや…誰かの娘かもしれない…声かけてみよっか?」
「いや…誰かの娘かもしれない…声かけてみよっか?」
周りの職員が遠くから理花のことをみて心配したように会話をしていた。
それが聞こえた理花はずずいと近づいて
それが聞こえた理花はずずいと近づいて
『悪いね、私も立派な組織の一員なんだよ!』
そう言って首元にかけられている所属証をプラプラ振って見せた
「……!それはすいませんでした!」
『いやいや、私もここにきたばかりだから勝手が分からなくてさー』
「でしたら我々が案内しますよ!」
『おほー!それは助かるね、ありがと♪』
『いやいや、私もここにきたばかりだから勝手が分からなくてさー』
「でしたら我々が案内しますよ!」
『おほー!それは助かるね、ありがと♪』
……………
…………
………
…………
………
「ところで明斗さん、新しく来る人って一体どんな人なんです?」
『俺も詳しいことはわからんが機械工学と生物関連でだいぶ有名らしいな…俺はそっちの分野詳しくないから知らないが。』
「えー、ダメじゃないっすかー!」
『俺も詳しいことはわからんが機械工学と生物関連でだいぶ有名らしいな…俺はそっちの分野詳しくないから知らないが。』
「えー、ダメじゃないっすかー!」
うるせっと文句を言いつつ科学部門の部屋の掃除を続けていたがノックの音が聞こえてきた
「理花さん、ここが科学部門の部屋となります。それでは我々はこれで。」
『うーん、ありがとー!助かったよ♪』
『うーん、ありがとー!助かったよ♪』
『おっ、いよいよやってきたな!』
「もー、明斗さんの準備が悪いから我々が迎えに行かないといけなかったのにー。」
「もー、明斗さんの準備が悪いから我々が迎えに行かないといけなかったのにー。」
明斗の部下たちが急いで出迎えに行った
「うわっ!?女の子!?」
「ちっちゃーい、かわいい!」
『何ぃ!?どれどれ…本当だ…この子が本部から送られた…?』
『そ!永栄理花、11歳です!』
『そ、そうか。俺はここの科学部門での研究チームのリーダー暁星明斗だ。これからは共に仲間としてよろしく。』
両者は握手を交わして談笑した。
「ちっちゃーい、かわいい!」
『何ぃ!?どれどれ…本当だ…この子が本部から送られた…?』
『そ!永栄理花、11歳です!』
『そ、そうか。俺はここの科学部門での研究チームのリーダー暁星明斗だ。これからは共に仲間としてよろしく。』
両者は握手を交わして談笑した。
学校のこと、研究内容のこと、理花本人の話をして明斗を含むメンバーが楽しそうに聞いていた。
『飛び級で大学を終了しそのままE.G.M入りか…凄まじいな。』
「しかもこっちへきたのは女児符号の研究のためっすかー!」
『そそ!全国的に見ても青空町においてこの女児符号現象が多く確認されていて同じ女の子である私が適任ってことでここへきたんだよ!』
『たしかに…娘の旭も隠していたようだが発現しているしな…理花くんも符号は目覚めているのかい?』
『ふっふっふ、それがね〜私まだ目覚めていないんだよね〜。本人の資質か場所的な問題か、そこも研究課題だね!』
「俺らも女児符号の研究手伝いますよー!」
『おいおい、俺の研究の手伝いもしてくれよなー』
『頼もしいなあ、ところで明斗ちゃん!娘さんも女児符号持ってるってほんと?実は本部にいた時に作ってたデバイスがあってさ、是非とも試してもらいたくて…』
『明斗ちゃん…!?…んじゃそうだな、俺らも帰るついでだし理花くんもついでに連れてって娘たちに合わせるとすっか!』
「しかもこっちへきたのは女児符号の研究のためっすかー!」
『そそ!全国的に見ても青空町においてこの女児符号現象が多く確認されていて同じ女の子である私が適任ってことでここへきたんだよ!』
『たしかに…娘の旭も隠していたようだが発現しているしな…理花くんも符号は目覚めているのかい?』
『ふっふっふ、それがね〜私まだ目覚めていないんだよね〜。本人の資質か場所的な問題か、そこも研究課題だね!』
「俺らも女児符号の研究手伝いますよー!」
『おいおい、俺の研究の手伝いもしてくれよなー』
『頼もしいなあ、ところで明斗ちゃん!娘さんも女児符号持ってるってほんと?実は本部にいた時に作ってたデバイスがあってさ、是非とも試してもらいたくて…』
『明斗ちゃん…!?…んじゃそうだな、俺らも帰るついでだし理花くんもついでに連れてって娘たちに合わせるとすっか!』
そう明斗が言うと改めてみんな支度をしてそれぞれ帰路へ着いた…
一方その頃……
『ぐうっ、強いですわ…』
『マーベラスマッドネスのやつらも本気を出したって感じ…か…』
『マーベラスマッドネスのやつらも本気を出したって感じ…か…』
『アタシの部下を痛めつけてた能天気娘ズってのはアンタたちのことかい?』
バブルを思い起こすような派手なボディコンを見に纏った女がそういった。
バブルを思い起こすような派手なボディコンを見に纏った女がそういった。
『私たちはお天気娘ズだっ!!』
上空から旭が暁天烈弾を放った。
『んー、なかなかの威力…でも当たらなきゃいみないんだよっ!!蛇風扇!!』
女が持っていた扇により暁天烈弾の進路を逸されてしまった。
上空から旭が暁天烈弾を放った。
『んー、なかなかの威力…でも当たらなきゃいみないんだよっ!!蛇風扇!!』
女が持っていた扇により暁天烈弾の進路を逸されてしまった。
『ライジングちゃんの技が…!』
『これは…まずいかも…』
『これは…まずいかも…』
『ケツの青いガキが、マーベラスマッドネスの幹部・渇望のアンジュ様に勝てると思ってんの!!?』
To BE CONTINUED…