それいけ!お天気娘ズ
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エピソード:薫風
……あれからというもの、私ライジングちゃんこと暁星旭の生活は一変した。
もともとはただのかわゆい美少女小学生だったんだけれども…
もともとはただのかわゆい美少女小学生だったんだけれども…
(おい本当に美少女か?)(しっ、聞こえるよ)
…ある日突然不思議な力「女児符号」に目覚めたのだった。それから同じ力を持つ五月ちゃんとセツカちゃんと知り合ってみんなで悪いやつらをとっちめていたんだ。
最初は慣れなかったこの力も今ではしっかりと使いこなせてきた、かな。
最初は慣れなかったこの力も今ではしっかりと使いこなせてきた、かな。
(私のが力強いけど)(だから静かにって)
「…ってもう!!今は今までのことを振り返ってんだから2人とも邪魔しないの!」
「はーい」
「ごめんね、ライジングちゃん笑」
とまあ私たち3人組はよく一緒に行動するようになり度々現れるマーベラスマッドネスの悪い人たちを蹴散らす、いわばヒーローみたいな活動をしているんだ。
「最初は自分の意思で出さなかったこの暁天。今ではよくなじむよ。」
「でもこの間は使いすぎて『はらへり〜』って倒れてたでしょ。」
「あいやー、でもそのおかげであの後クレープ食べに行ったからいーじゃん!」
「あそこ、美味かったよなぁ。」
「ごめんね、ライジングちゃん笑」
とまあ私たち3人組はよく一緒に行動するようになり度々現れるマーベラスマッドネスの悪い人たちを蹴散らす、いわばヒーローみたいな活動をしているんだ。
「最初は自分の意思で出さなかったこの暁天。今ではよくなじむよ。」
「でもこの間は使いすぎて『はらへり〜』って倒れてたでしょ。」
「あいやー、でもそのおかげであの後クレープ食べに行ったからいーじゃん!」
「あそこ、美味かったよなぁ。」
何にも知らない人たちから見ればただの仲良し女児小学生たち。でも人知れず街を救ってるーなんつってね。これからもこの3人でがんばっていくぞー!!
…………
………
……
………
……
「ほほほ、みつけましたわ。」
「わたくしも是非ともあの方々たちと…♪」
「それでは接近をお願いいたします!」
「わたくしも是非ともあの方々たちと…♪」
「それでは接近をお願いいたします!」
……
………
…………
………
…………
「んで、あの後私が言った爆笑ギャグがさー…」
「ライジングちゃん危ないっ!」
私が気持ちよく話していると急に目の前に高級そうなピカピカに磨き上げられた車が現れた。
「危ないねー、ライジング無事か?」
「心配ありがと、セツカちゃん。問題ないよ。」
ガチャ!
車からは黒服、サングラスをかけた背の高いいかにもボディーガードって感じの男の人が出てきた。
「もしかしてマーベラスマッドネス…!?」
「ああ、いやいやすまない。君たちに対して敵意はない!!」
「ふぇ??」
無表情っぽそうだけど慌てて手を上げて話を続けた。
「ライジングちゃん危ないっ!」
私が気持ちよく話していると急に目の前に高級そうなピカピカに磨き上げられた車が現れた。
「危ないねー、ライジング無事か?」
「心配ありがと、セツカちゃん。問題ないよ。」
ガチャ!
車からは黒服、サングラスをかけた背の高いいかにもボディーガードって感じの男の人が出てきた。
「もしかしてマーベラスマッドネス…!?」
「ああ、いやいやすまない。君たちに対して敵意はない!!」
「ふぇ??」
無表情っぽそうだけど慌てて手を上げて話を続けた。
「ウチのお嬢様がぜひとも君たちに会いたいと言うので君たちには悪いがこの車に乗ってくれないかい?美味しいお菓子もあるよ。」
「お菓子!!」
私はその一言で即座に車に乗った。
「お菓子で釣るなんて…あまりにもチープですね。」
「でも釣られるやつもいるもんだな…。」
五月ちゃんとセツカちゃんはもしものことがあっても女児符号で脱出できると踏みとりあえず乗ってみることにした。
「ライジング、お前気をつけろよー?」
「え?何を??」
「はぁ…。」
黒服の男はとりあえず任務をこなせたことに胸を撫で下ろして安全運転で目的地へと向かった。
「お菓子!!」
私はその一言で即座に車に乗った。
「お菓子で釣るなんて…あまりにもチープですね。」
「でも釣られるやつもいるもんだな…。」
五月ちゃんとセツカちゃんはもしものことがあっても女児符号で脱出できると踏みとりあえず乗ってみることにした。
「ライジング、お前気をつけろよー?」
「え?何を??」
「はぁ…。」
黒服の男はとりあえず任務をこなせたことに胸を撫で下ろして安全運転で目的地へと向かった。
………
……
…
……
…
「ねぇ、目的地はまだなの?」
「いえ、先ほど敷地内に入り目的の本館までは後もう少しです。」
「えっ、この広い土地が全部庭なのっ!?」
「どうやらお嬢様ってのは本当みたいですね。」
「なら私たちを誘拐して身代金をってことにもならなそうだな。」
そんな話をしつつ車の中に備え付けられたお菓子をバクバク食べながらしばらく車に揺られてった。
「いえ、先ほど敷地内に入り目的の本館までは後もう少しです。」
「えっ、この広い土地が全部庭なのっ!?」
「どうやらお嬢様ってのは本当みたいですね。」
「なら私たちを誘拐して身代金をってことにもならなそうだな。」
そんな話をしつつ車の中に備え付けられたお菓子をバクバク食べながらしばらく車に揺られてった。
「うい〜、きもちわるぅ〜。」
「お菓子食べ過ぎなのよライジングちゃん。」
もともとの乗り物酔いとお菓子の食べ過ぎで若干グロッキーになりながらも目的地へ着いた。そこは大豪邸と言っても足りないくらいのお屋敷であり私たちはただただ驚いてる。
「お三方、こちらへ来てください。」
「えっ、この館の中じゃないの?」
「いえ、お嬢様はこちらの薔薇園で皆様をお待ちしております。」
先導をいく黒服を追いかけて私たちはトコトコ歩いていくとそこには若草色の髪の毛の麗しい少女がいた。
「みなさん、ごきげんよう。」
先ほどまでの気分の悪さが吹っ飛ぶくらいの美しさ。
「あなたは一体…?」
「お菓子食べ過ぎなのよライジングちゃん。」
もともとの乗り物酔いとお菓子の食べ過ぎで若干グロッキーになりながらも目的地へ着いた。そこは大豪邸と言っても足りないくらいのお屋敷であり私たちはただただ驚いてる。
「お三方、こちらへ来てください。」
「えっ、この館の中じゃないの?」
「いえ、お嬢様はこちらの薔薇園で皆様をお待ちしております。」
先導をいく黒服を追いかけて私たちはトコトコ歩いていくとそこには若草色の髪の毛の麗しい少女がいた。
「みなさん、ごきげんよう。」
先ほどまでの気分の悪さが吹っ飛ぶくらいの美しさ。
「あなたは一体…?」
「わたくしは『風祭嵐華』。風祭財閥の令嬢です。」
「ええええ!!あの風祭財閥の!?」
冷静な五月ちゃんもこれには驚いている!
「風祭財閥っていうと不動産のみならずエンターテインメント業やアパレル産業だったり電力発電だったり船や飛行機も作ってたりするあの風祭財閥!!?」
「ふふ、そうです。最近は月の開発事業にも着手し始めますのよ。」
お、お金持ちってこんなにすごいんだ…。
「さあ、みなさんもぜひ座ってお茶を楽しんでいってください。お菓子もありますのよ。今日はみなさんとお話ししたくてちょっと『強引な』手を使わせていただきました。」
「強引ってレベルじゃ…。」
「お嬢様パワー炸裂ってやつか。」
「こっちのお菓子も美味しそう…!!」
「あんたさっきまで食べすぎて気分悪くなってただろうが!」
「ええええ!!あの風祭財閥の!?」
冷静な五月ちゃんもこれには驚いている!
「風祭財閥っていうと不動産のみならずエンターテインメント業やアパレル産業だったり電力発電だったり船や飛行機も作ってたりするあの風祭財閥!!?」
「ふふ、そうです。最近は月の開発事業にも着手し始めますのよ。」
お、お金持ちってこんなにすごいんだ…。
「さあ、みなさんもぜひ座ってお茶を楽しんでいってください。お菓子もありますのよ。今日はみなさんとお話ししたくてちょっと『強引な』手を使わせていただきました。」
「強引ってレベルじゃ…。」
「お嬢様パワー炸裂ってやつか。」
「こっちのお菓子も美味しそう…!!」
「あんたさっきまで食べすぎて気分悪くなってただろうが!」
「ふふふ…。」
嵐華ちゃんは私たちの漫才みたいなやりとりを見てとてもにこやかにしていた。
緊張、とかも全然せずに私たちは自然と紅茶を楽しみながらいろんなお話をしていった。
「……ところで、嵐華ちゃんひとついいかな?」
「はい?なんでもよろしくてよ。」
「私たち…どうしてここに呼ばれたのかな?」
「あぁ、わたくしとしたことがみなさんとお話しするのが楽しくてすっかり忘れてしまいました。」
そう言って嵐華ちゃんはコホンとひとつ咳払いをしてキリッとした顔で言った。
「単刀直入に言います。わたくしもみなさんのお仲間にいれてほしいのです。」
「「「ふぇ???」」」
嵐華ちゃんは私たちの漫才みたいなやりとりを見てとてもにこやかにしていた。
緊張、とかも全然せずに私たちは自然と紅茶を楽しみながらいろんなお話をしていった。
「……ところで、嵐華ちゃんひとついいかな?」
「はい?なんでもよろしくてよ。」
「私たち…どうしてここに呼ばれたのかな?」
「あぁ、わたくしとしたことがみなさんとお話しするのが楽しくてすっかり忘れてしまいました。」
そう言って嵐華ちゃんはコホンとひとつ咳払いをしてキリッとした顔で言った。
「単刀直入に言います。わたくしもみなさんのお仲間にいれてほしいのです。」
「「「ふぇ???」」」
「ふふふ、わたくしこの大空市中にある風祭財閥の防犯カメラを見ててあなた方の活躍を見ていましたの。」
「強く、美しく、華麗に街の平和を。わたくしの同い年の女の子が守っているなんて。大変素敵に思いましてわたくしもぜひお力添えをと思いまして…。」
「なるほどー、でもそういう申し出をするからには嵐華ちゃんも何かしらの力があるってこと…かな?」
「はい、わたくしの力は…」
そう言いながら嵐華はゆったりと手をあげる。すると薔薇園の花びらが舞い始めた。
「わたくしの力は風を操る大風-タイフーン-といいます。この力があればあなた方のお役に立てるはず…!」
「強く、美しく、華麗に街の平和を。わたくしの同い年の女の子が守っているなんて。大変素敵に思いましてわたくしもぜひお力添えをと思いまして…。」
「なるほどー、でもそういう申し出をするからには嵐華ちゃんも何かしらの力があるってこと…かな?」
「はい、わたくしの力は…」
そう言いながら嵐華はゆったりと手をあげる。すると薔薇園の花びらが舞い始めた。
「わたくしの力は風を操る大風-タイフーン-といいます。この力があればあなた方のお役に立てるはず…!」
「確かにこの力、すごいね。」
「本当だ、ライジングに初めて会った時のそれとは大違いだ。」
「むーっ、なんだよー!でも嵐華ちゃんのすごさは本当だね。」
「ふふふ、ありがとうございます。ではお仲間になっても…?」
「もちろん!2人ともいいよね?」
五月ちゃんと嵐華ちゃんは深く頷いていた。
そうしてるうちに黒服の人がこっちにやってきた。
「お嬢様、この屋敷付近の商業施設にて例の集団の目撃が…!」
「まあ、それでは早速出撃しないとですね!」
そう言って嵐華ちゃんは先陣を切って駆けて行った。
「本当だ、ライジングに初めて会った時のそれとは大違いだ。」
「むーっ、なんだよー!でも嵐華ちゃんのすごさは本当だね。」
「ふふふ、ありがとうございます。ではお仲間になっても…?」
「もちろん!2人ともいいよね?」
五月ちゃんと嵐華ちゃんは深く頷いていた。
そうしてるうちに黒服の人がこっちにやってきた。
「お嬢様、この屋敷付近の商業施設にて例の集団の目撃が…!」
「まあ、それでは早速出撃しないとですね!」
そう言って嵐華ちゃんは先陣を切って駆けて行った。
………
……
…
……
…
「まーたあんた達ね!ライジングちゃんが軽くイナしてやるんだから!」
「こら、ライジングちゃん油断しないの!」
「まあここんとこ雑魚ばっかだから気持ちも分からなくもないけど…って嵐華どうした!?」
「わ、わたくし、いままで画面越しであなた方の活躍を見ていましたが、い、いざ目の前にするとき、緊張して…。」
「うわあ、嵐華ちゃん大丈夫!?今からでも私が避難させたげよっか?」
嵐華ちゃんのことが心配になり駆け寄ったところにマーベラスマッドネスのやつが近づいてきた
「こら、ライジングちゃん油断しないの!」
「まあここんとこ雑魚ばっかだから気持ちも分からなくもないけど…って嵐華どうした!?」
「わ、わたくし、いままで画面越しであなた方の活躍を見ていましたが、い、いざ目の前にするとき、緊張して…。」
「うわあ、嵐華ちゃん大丈夫!?今からでも私が避難させたげよっか?」
嵐華ちゃんのことが心配になり駆け寄ったところにマーベラスマッドネスのやつが近づいてきた
「俺たちを目の前にしてピーチクパーチクうるさいんだよ!」
ゴツンッ!!
男の持っていたスタンロッドで殴られて私はダメージを負ってしまった。
「ライジングちゃん!?」
「お仲間の心配してる場合かよ!」
「ぐっ…!」
五月ちゃんとセツカちゃんは私たちを守るように立ち回ってくれているみたい。
「旭さん!わたくしのために…!」
「い、いいんだよ…初めは緊張するし、力だってうまく使えないもんだよ…。私たちは仲間…失敗したときに支え合える存在じゃないと…ね。」
「旭さん…!」
あー、ちょっとカッコつけたけどこれまずいかも。血は出てないみたいだけど意識がモーローとしてき…た……きて……ない??
ゴツンッ!!
男の持っていたスタンロッドで殴られて私はダメージを負ってしまった。
「ライジングちゃん!?」
「お仲間の心配してる場合かよ!」
「ぐっ…!」
五月ちゃんとセツカちゃんは私たちを守るように立ち回ってくれているみたい。
「旭さん!わたくしのために…!」
「い、いいんだよ…初めは緊張するし、力だってうまく使えないもんだよ…。私たちは仲間…失敗したときに支え合える存在じゃないと…ね。」
「旭さん…!」
あー、ちょっとカッコつけたけどこれまずいかも。血は出てないみたいだけど意識がモーローとしてき…た……きて……ない??
「わたくしのお友達の…旭さんを…ライジングちゃんをよくも…!」
怒りの炎燃やす嵐華ちゃんはそれと同時に女児符号を放っていた。
「これは癒しの風…大切な人を守り、支える力!」
「ッ!!嵐華ちゃん!ありがとう!」
この癒しの力は五月ちゃんやセツカちゃんにも届き防戦一方だったのが攻めに転じ始めた。
「そしてこれが!悪しき者を吹き飛ばす力!!」
そういうとMM団員の足元から竜巻が発生しなぎ倒すように吹っ飛ばした。
「オーホッホッホ!これに懲りたら2度と悪事は働かないことですのよ!」
(*1))
怒りの炎燃やす嵐華ちゃんはそれと同時に女児符号を放っていた。
「これは癒しの風…大切な人を守り、支える力!」
「ッ!!嵐華ちゃん!ありがとう!」
この癒しの力は五月ちゃんやセツカちゃんにも届き防戦一方だったのが攻めに転じ始めた。
「そしてこれが!悪しき者を吹き飛ばす力!!」
そういうとMM団員の足元から竜巻が発生しなぎ倒すように吹っ飛ばした。
「オーホッホッホ!これに懲りたら2度と悪事は働かないことですのよ!」
(*1))
………
……
…
……
…
無事一件落着となり再び嵐華ちゃんのお屋敷の薔薇園でくつろいでいる私たち。
「…すいません、わたくし、肝心なときに緊張して動けなくなってしまいライジングちゃんにケガを負わせるなんて…。仲間に入れてもらう件なのですが申し訳ありませんが無かったことにしていただけませんか…?」
「やーだねっ!」
「ふふ、お断りします。」
「今更それはなしっしょ?」
「み、みなさん…?」
「私のケガだって元は不注意なわけだし、嵐華ちゃんのお陰で治ったわけだしむしろいないと困っちゃうなあなんてさ!」
「あの竜巻もすごかったですしね…!」
「これからは4人チームで頑張って行こうぜ!嵐華!」
私たちの言葉を聞いて今にも泣きそうな顔だった嵐華ちゃんがぱあっと笑顔を取り戻したのだった。
「…すいません、わたくし、肝心なときに緊張して動けなくなってしまいライジングちゃんにケガを負わせるなんて…。仲間に入れてもらう件なのですが申し訳ありませんが無かったことにしていただけませんか…?」
「やーだねっ!」
「ふふ、お断りします。」
「今更それはなしっしょ?」
「み、みなさん…?」
「私のケガだって元は不注意なわけだし、嵐華ちゃんのお陰で治ったわけだしむしろいないと困っちゃうなあなんてさ!」
「あの竜巻もすごかったですしね…!」
「これからは4人チームで頑張って行こうぜ!嵐華!」
私たちの言葉を聞いて今にも泣きそうな顔だった嵐華ちゃんがぱあっと笑顔を取り戻したのだった。
………
……
…
「ってか今更だけどセツカちゃんも嵐華ちゃんも同じ青空小学校だったんだね。」
「まあ私サボり気味だしねー。マーベラスマッドネスとやり合ってる方が楽しいし。」
「わたくしもお仕事にも着手してたりしますし、小学校で学ぶべきことはすでに2年生の頃には終わりなんなら高校の勉強をはじめてますのよ。」
「ひええ。」
「……となるとまだまだこの学校に私たちの仲間になる子がいるかもね。」
そう五月ちゃんが呟いたときにクラスのすみっこで寒そうにマフラーをしてる女の子がくしゃみをしていた。
……
…
「ってか今更だけどセツカちゃんも嵐華ちゃんも同じ青空小学校だったんだね。」
「まあ私サボり気味だしねー。マーベラスマッドネスとやり合ってる方が楽しいし。」
「わたくしもお仕事にも着手してたりしますし、小学校で学ぶべきことはすでに2年生の頃には終わりなんなら高校の勉強をはじめてますのよ。」
「ひええ。」
「……となるとまだまだこの学校に私たちの仲間になる子がいるかもね。」
そう五月ちゃんが呟いたときにクラスのすみっこで寒そうにマフラーをしてる女の子がくしゃみをしていた。
「委員長はあんま周りのこと見てないよね。」
「なんてこというのエフィちゃん!」
「だいたい風祭財閥のお嬢様なんて有名な人がいるのに無頓着なのはどうかと思うよー、なんかあのお嬢様にRivalität感じるのよね。」
「えー、なんでさ?」
「さあ…なんとなく…ね。」
「なんてこというのエフィちゃん!」
「だいたい風祭財閥のお嬢様なんて有名な人がいるのに無頓着なのはどうかと思うよー、なんかあのお嬢様にRivalität感じるのよね。」
「えー、なんでさ?」
「さあ…なんとなく…ね。」