それいけ!お天気娘ズ
お天気娘ズと奇妙な猫
世間は今!夏休みであるッ!!
夏といえば海に行くもよし、山に行くとよし。暑すぎる気候の中人々はレジャーへと赴き夏の暑さよりも熱い遊び心で楽しむのである。
夏といえば海に行くもよし、山に行くとよし。暑すぎる気候の中人々はレジャーへと赴き夏の暑さよりも熱い遊び心で楽しむのである。
しかしながら夏には熱いだけでなく肝が冷えるような催し物もある……
………
……
…
……
…
夜も遅く、満月が照らしているなか青空小学校の裏側にある大きな山を何人かの少女たちが歩いていた。
「ね、ねぇこの道であってる…??」
「だいじょうぶ、山道に入る前に地図はちゃんと確認したでしょ!」
「ほんとビビってばっかだなぁ、ライジングは。」
「だっ、だって!こわいだもん!!」
終始怯えているのは旭、冷静に先導しているのが五月、そして怯える旭にチャチャ入れてるのがセツカだった。
「だいじょうぶ、山道に入る前に地図はちゃんと確認したでしょ!」
「ほんとビビってばっかだなぁ、ライジングは。」
「だっ、だって!こわいだもん!!」
終始怯えているのは旭、冷静に先導しているのが五月、そして怯える旭にチャチャ入れてるのがセツカだった。
「こら、そのくらいでやめときなさいまし!
ライジングちゃんがかわいそうですわ!」
嵐華が嗜めるようにいい続けて
「ほら、兎羽ちゃんも何か言ってくださいまし!」
ライジングちゃんがかわいそうですわ!」
嵐華が嗜めるようにいい続けて
「ほら、兎羽ちゃんも何か言ってくださいまし!」
というが当の兎羽は
「……むにゃむにゃん…。」
「歩きながら寝てる…。」
「器用なやっちゃな…。」
「……むにゃむにゃん…。」
「歩きながら寝てる…。」
「器用なやっちゃな…。」
なぜこんなところを歩いているのか、それはこの5人はいま青空商店街主催の肝試しに参加しているのであった。
コースは商店街→学校→裏山とたどり裏山にある「証」を手に入れたあとに再びスタートの商店街にたどり着けばゴールというなかなか大掛かりなものであった。
5人で回ろうと五月たちが旭を誘うも始まる前から布団の中にくるまっており引き摺り出すのが大変だった。
コースは商店街→学校→裏山とたどり裏山にある「証」を手に入れたあとに再びスタートの商店街にたどり着けばゴールというなかなか大掛かりなものであった。
5人で回ろうと五月たちが旭を誘うも始まる前から布団の中にくるまっており引き摺り出すのが大変だった。
いや、大変なのはそれだけでなく商店街でも学校の中でも至るところで旭の悲鳴が聞こえ他のチームの恐怖心を煽ったらしいがそれはまた別の話である。
「ねぇ…まだつかないの…??」
「まだまだ歩きそうね、よし!ここはひと勝負にでてショートカットしましょうか!」
「おいおい、こんな暗い中地図にないところ歩くなんて正気か!?」
「でもこの道、まっすぐ行けば目的の場所にすぐ辿り着けますわね?」
「ぐぅ。」
「いびきで返事すな。」
「まだまだ歩きそうね、よし!ここはひと勝負にでてショートカットしましょうか!」
「おいおい、こんな暗い中地図にないところ歩くなんて正気か!?」
「でもこの道、まっすぐ行けば目的の場所にすぐ辿り着けますわね?」
「ぐぅ。」
「いびきで返事すな。」
少女たちは作戦会議の末ショートカットが多数を占め道無き道を突き進むのだった。
………
……
…
……
…
「ほんとにだいじょぶ?今からでも引き返さない?」
「一度決めたらそれを貫くのも大事よ!ライジングちゃん!」
「むっ?何か話し声が聞こえる…?」
「他のチームの声かしら?」
「………ちがう、またあのバカ集団だよ。」
いつの間にか目を覚ましていた兎羽ちゃんが言っていた集団、それは街を最近騒がせているマーベラスマッドネスという奴らのことだ。
「一度決めたらそれを貫くのも大事よ!ライジングちゃん!」
「むっ?何か話し声が聞こえる…?」
「他のチームの声かしら?」
「………ちがう、またあのバカ集団だよ。」
いつの間にか目を覚ましていた兎羽ちゃんが言っていた集団、それは街を最近騒がせているマーベラスマッドネスという奴らのことだ。
悪いことしている大人たちを私たち5人は特殊な力「女児符号」を使って退治しているのだけれどこんな時にも現れるなんて…。
「けけけ、肝試したぁガキどもを連れ去るには都合がいいぜ!」
「のわりにはなかなかガキどもきませんぜ。」
「まさかコース間違えて全然ちがうところで待ち伏せしてるんじゃ…?」
「うるさい!ここはコースのショートカットに使えそうなところだから人目につかずに仕事が出来るってもんだ!」
「「なるほどー」」
バカ集団がバカな会話をしてる中
「ほんっと、ショートカットしてるのが私たちでよかったのか悪かったのか…ね?」
「げっ、お前たちは『能天気娘ズ』!?」
「お天気娘ズだ間違えてんじゃねーよバーロー!」
五月ちゃんとセツカちゃんが啖呵をきり一気に戦闘モードに入る
当然私たちのマーベラスマッドネスのざこっぱなんて敵じゃない。
「おばけだってら怖いけど、おじさん達なら怖くないもんねー!」
「のわりにはなかなかガキどもきませんぜ。」
「まさかコース間違えて全然ちがうところで待ち伏せしてるんじゃ…?」
「うるさい!ここはコースのショートカットに使えそうなところだから人目につかずに仕事が出来るってもんだ!」
「「なるほどー」」
バカ集団がバカな会話をしてる中
「ほんっと、ショートカットしてるのが私たちでよかったのか悪かったのか…ね?」
「げっ、お前たちは『能天気娘ズ』!?」
「お天気娘ズだ間違えてんじゃねーよバーロー!」
五月ちゃんとセツカちゃんが啖呵をきり一気に戦闘モードに入る
当然私たちのマーベラスマッドネスのざこっぱなんて敵じゃない。
「おばけだってら怖いけど、おじさん達なら怖くないもんねー!」
「暁天蹴撃-ライジングインパクト-!!」
暁天のエネルギーを足に溜め3人まとめて旭はざこっぱ共を蹴り飛ばした。
暁天のエネルギーを足に溜め3人まとめて旭はざこっぱ共を蹴り飛ばした。
「うわああああああ!!」
吹っ飛ぶ雑魚っぱは何か祠のようなものにぶつかり気絶した。
吹っ飛ぶ雑魚っぱは何か祠のようなものにぶつかり気絶した。
「やったね勝利のV!」
ドヤ顔決めポーズを決めていた旭を他所に嵐華がいち早くに気づいた。
ドヤ顔決めポーズを決めていた旭を他所に嵐華がいち早くに気づいた。
「あのおじさま方が吹っ飛んでいった先からなにかモヤのようなものが…?」
「え、わたしなんかしちゃった!?」
「そうじゃのう、そうじゃのう。お前たち、しでかしてしまったの…!」
「!?」
モヤの中から声がする、みんなでその声の主を凝視するとマフラーとマントのようなものを身にまとい、くるくる巻かれた不思議な髪型そして…猫耳!?
「え、わたしなんかしちゃった!?」
「そうじゃのう、そうじゃのう。お前たち、しでかしてしまったの…!」
「!?」
モヤの中から声がする、みんなでその声の主を凝視するとマフラーとマントのようなものを身にまとい、くるくる巻かれた不思議な髪型そして…猫耳!?
「あなたは何者??」
「カッカッカ、わしか?わしは″化け猫″この地に封印されし妖怪、そしてお前たちを喰らうものじゃっ!!」
目の前に現れた″化け猫″は目を大きく見開いたと同時に手から鋭い爪を出し目にも止まらぬ速さで私たちを切り裂いた。
「ぐあっ!」
「ふにゅ…!」
「久方ぶりのこの世じゃ…愉しまにゃ損損♪」
そう、化け物は笑顔で旭の元へ歩み出した。
「逃げろ、ライジング!」
セツカが声を振り絞り叫んだ。
しかしながら虚しく化け猫は旭の首根っこを掴み満面の笑みを浮かべてた。
「決めた、まずはお前から喰おう!」
「ぐぐ…離せぇ…のじゃロリ猫〜っ!!」
とっさに耳に入った不思議な名前を聞いて化け猫は手が緩んだ。
「カッカッカ、わしか?わしは″化け猫″この地に封印されし妖怪、そしてお前たちを喰らうものじゃっ!!」
目の前に現れた″化け猫″は目を大きく見開いたと同時に手から鋭い爪を出し目にも止まらぬ速さで私たちを切り裂いた。
「ぐあっ!」
「ふにゅ…!」
「久方ぶりのこの世じゃ…愉しまにゃ損損♪」
そう、化け物は笑顔で旭の元へ歩み出した。
「逃げろ、ライジング!」
セツカが声を振り絞り叫んだ。
しかしながら虚しく化け猫は旭の首根っこを掴み満面の笑みを浮かべてた。
「決めた、まずはお前から喰おう!」
「ぐぐ…離せぇ…のじゃロリ猫〜っ!!」
とっさに耳に入った不思議な名前を聞いて化け猫は手が緩んだ。
「のじゃロリ猫?のじゃロリ猫…??なんじゃそら?」
「知らないの…?ってまぁ無理もないか」ゲホゲホ
「のじゃロリってのが流行ってんだよ、化け猫さんの喋りがそれなもんだから思わず言っちゃったんだよ…!」
それを聞いてケラケラと笑い出す化け猫
「このわしをのじゃロリ猫とククク、愉快愉快……ん??」
さっきまでのおちゃらけた顔とは打って変わって真剣な顔して旭の顔を覗き込んだ。
「お前…あまは…か??」
「天晴ぁ?それは私のお母さんの名前だよ!」
そうなると今度は真剣な顔から一転山中に聞こえるような高笑いした。
「そうか、そうかちょっと間封印されてると思うたらこんなことに…くくく、笑いが止まらん」
「知らないの…?ってまぁ無理もないか」ゲホゲホ
「のじゃロリってのが流行ってんだよ、化け猫さんの喋りがそれなもんだから思わず言っちゃったんだよ…!」
それを聞いてケラケラと笑い出す化け猫
「このわしをのじゃロリ猫とククク、愉快愉快……ん??」
さっきまでのおちゃらけた顔とは打って変わって真剣な顔して旭の顔を覗き込んだ。
「お前…あまは…か??」
「天晴ぁ?それは私のお母さんの名前だよ!」
そうなると今度は真剣な顔から一転山中に聞こえるような高笑いした。
「そうか、そうかちょっと間封印されてると思うたらこんなことに…くくく、笑いが止まらん」
「あー、お前たち悪かったな」レロレロ
「うわぁ!?ばっちい舐めてくるなよ!」
化け猫が舌を長く伸ばしてセツカちゃんたちを舐め回した。
「…む?傷がなくなってる?」
「そうじゃ、さっきは切り裂いてすまんかったのー。封印を解くなんててっきり危険なやつかと思って本気の臨戦態勢に入っちまっての!」
「改めてわしはのじゃロリ猫!よろしくぅ!」
「いやそれさっきわたしが言ったやつ!」
「うわぁ!?ばっちい舐めてくるなよ!」
化け猫が舌を長く伸ばしてセツカちゃんたちを舐め回した。
「…む?傷がなくなってる?」
「そうじゃ、さっきは切り裂いてすまんかったのー。封印を解くなんててっきり危険なやつかと思って本気の臨戦態勢に入っちまっての!」
「改めてわしはのじゃロリ猫!よろしくぅ!」
「いやそれさっきわたしが言ったやつ!」
こうしてお天気娘ズは謎の妖怪?のじゃロリ猫と出会い彼女の案内で無事に山の麓まで戻ってきた。
「それじゃわしは久方ぶりに街を見回ってくるぞほほのほい!」
「いいけど…捕まらない?警察とかに?」
「わしをなめるでない!いやわしは舐めるけど。」
のじゃジョークが入ったところで闇に溶けるようにのじゃロリ猫は消えていった。
「いいけど…捕まらない?警察とかに?」
「わしをなめるでない!いやわしは舐めるけど。」
のじゃジョークが入ったところで闇に溶けるようにのじゃロリ猫は消えていった。
「ほんもののばけものっていたんだね…。」
「あれならライジングちゃんでも怖くないよ…。」
「ってか肝試し!?」
「「「「あっ!!!!」」」」
「あれならライジングちゃんでも怖くないよ…。」
「ってか肝試し!?」
「「「「あっ!!!!」」」」
こうして、お天気娘ズの肝試しは無事ゴールできずに失敗しましたとさ。
チャンチャン♪
チャンチャン♪
………
……
…
……
…
「ふんふふーん、旭たち今頃ビビってるかなー。」
暁星家で子供たちの帰りを待っているライジングちゃんこと暁星旭の母親・天晴
ピンポーン
「はーい、今出まーすって….あれ?誰もいない?」
変ねぇ…と不思議がりつつもリビングに戻るとソファで牛乳片手にのじゃロリ猫がひっくり返っていた。
「あ、あんたは…!」
「言いたいことはわかるがわしがここにいるってことはヤツも外に出た、正直ピンチ☆」
久しぶりにあった友人に複雑な顔して天晴は化け猫と話をしていた。
暁星家で子供たちの帰りを待っているライジングちゃんこと暁星旭の母親・天晴
ピンポーン
「はーい、今出まーすって….あれ?誰もいない?」
変ねぇ…と不思議がりつつもリビングに戻るとソファで牛乳片手にのじゃロリ猫がひっくり返っていた。
「あ、あんたは…!」
「言いたいことはわかるがわしがここにいるってことはヤツも外に出た、正直ピンチ☆」
久しぶりにあった友人に複雑な顔して天晴は化け猫と話をしていた。
つづく…?