オレ達バトル組は、対機人班だ。
とにかくできる限り機人をブッ壊して、
時空転移装置への道を切り開く!!
とにかくできる限り機人をブッ壊して、
時空転移装置への道を切り開く!!
「おらおらおらおらおらぁっ!!!!」
『女児力』をフルに使い、全力のパンチを連続で繰り出す。
元々強力だったはもはもの力を乗せたパンチで、機人がゴミのように吹き飛んでいく。
砲弾すら弾く装甲だろうが、今のオレに砕けない物は、ない!!
『女児力』をフルに使い、全力のパンチを連続で繰り出す。
元々強力だったはもはもの力を乗せたパンチで、機人がゴミのように吹き飛んでいく。
砲弾すら弾く装甲だろうが、今のオレに砕けない物は、ない!!
「アもちゃんすごい……!
でも、わたしも負けてられないっ!『暁天』!!」
ライジングは符号と女児力の切替が速く、
それを活かしたスピード戦闘が持ち味だ。
『暁天』の力で高速で飛び回って敵を翻弄し、
その隙を突いて『女児力』で粉砕する。
「はああああぁっ……!!
だぁらっしゃああああああっ!!!!」
ズガガガン!!!
バッテリーを破壊され、その場に崩れ落ちるいくつもの機人。強固な装甲も、成長した今のオレ達にとっては紙同然だ。
でも、わたしも負けてられないっ!『暁天』!!」
ライジングは符号と女児力の切替が速く、
それを活かしたスピード戦闘が持ち味だ。
『暁天』の力で高速で飛び回って敵を翻弄し、
その隙を突いて『女児力』で粉砕する。
「はああああぁっ……!!
だぁらっしゃああああああっ!!!!」
ズガガガン!!!
バッテリーを破壊され、その場に崩れ落ちるいくつもの機人。強固な装甲も、成長した今のオレ達にとっては紙同然だ。
「はーい、ツボ押しますねー!痛かったら
言ってくださーい!……なんちゃって☆」
ひゆきがトン、と親指で機人の外装を突く。
すると、瞬時に機人のボディがガラガラと
崩れ去る。今までにも何度か見て来た、
『親・指・秘』の力だ。
言ってくださーい!……なんちゃって☆」
ひゆきがトン、と親指で機人の外装を突く。
すると、瞬時に機人のボディがガラガラと
崩れ去る。今までにも何度か見て来た、
『親・指・秘』の力だ。
「ギギギギギィィ!!」
「その声、もう聞き飽きたよー。
はい、サクッと行っちゃうねっ」
五月は雨の力を乗せた刀を構え、機人の攻撃を器用に捌きつつスパスパと斬り落として
行く。『女児力』は使っていない様子だが、
それであの強さは圧倒的だ。
「その声、もう聞き飽きたよー。
はい、サクッと行っちゃうねっ」
五月は雨の力を乗せた刀を構え、機人の攻撃を器用に捌きつつスパスパと斬り落として
行く。『女児力』は使っていない様子だが、
それであの強さは圧倒的だ。
────────────
「子供達が頑張っておるようじゃ。
こちらも気張らねばの」
「えぇ。……それにしても、まさか私と
あんたが、この現代でまた行動を共にする事になるなんてね。しょーじき、びっくりよ」
「カカカ、オヌシは子供達がおらんとすぐに気が抜けるのぉ。ホレ、いつもの優しいお母さんムーブはどうした?」
「うっさいわね。いいから早く全力を出しなさい。アレと対峙するんなら、それくらいの覚悟しないとすぐに消されるわよ」
「……ウム、流石はこの世界の創造主なだけあるわ。あのドス黒いオーラ、見た目よりも厄介そうじゃ」
こちらも気張らねばの」
「えぇ。……それにしても、まさか私と
あんたが、この現代でまた行動を共にする事になるなんてね。しょーじき、びっくりよ」
「カカカ、オヌシは子供達がおらんとすぐに気が抜けるのぉ。ホレ、いつもの優しいお母さんムーブはどうした?」
「うっさいわね。いいから早く全力を出しなさい。アレと対峙するんなら、それくらいの覚悟しないとすぐに消されるわよ」
「……ウム、流石はこの世界の創造主なだけあるわ。あのドス黒いオーラ、見た目よりも厄介そうじゃ」
ついに、Dr.マッドが地上へと現れた。
ワシらは純乃の準備が整うまで、注意を引きつける役割を買って出た。
ヤツにとってワシや神楽坂は、永遠に続くはずの理想郷を壊した張本人。視界に入れば即殺しに来るじゃろうからの。
ワシらは純乃の準備が整うまで、注意を引きつける役割を買って出た。
ヤツにとってワシや神楽坂は、永遠に続くはずの理想郷を壊した張本人。視界に入れば即殺しに来るじゃろうからの。
「+××××××+お前だけは、#°#<×許さない。
今すぐに')())))))消しテやる」
「できるものならやってみるがよい。
目的も何も見失った今のオヌシなんぞに、
負けはせん」
「ガアアアアアアアッッッ.-//-+!!!!」
今すぐに')())))))消しテやる」
「できるものならやってみるがよい。
目的も何も見失った今のオヌシなんぞに、
負けはせん」
「ガアアアアアアアッッッ.-//-+!!!!」
黒いオーラがDr.の身体から離れ、
まるで人のように形を作り襲って来る。
アレには触れない方が良さそうじゃの。
まるで人のように形を作り襲って来る。
アレには触れない方が良さそうじゃの。
「ふっ!」
攻撃を回避して、オーラの人形が触れた箇所を確かめる。
…………空間ごと、削り取られておる、か。
夢を操る能力と、夢を破壊するオーラ。
まさか、精神を傷つけられる事でここまで
厄介な存在になるとはの。
攻撃を回避して、オーラの人形が触れた箇所を確かめる。
…………空間ごと、削り取られておる、か。
夢を操る能力と、夢を破壊するオーラ。
まさか、精神を傷つけられる事でここまで
厄介な存在になるとはの。
……どれだけ、ヤツがはもはもちゃんの
存在を大切にしておったかが分かる。
存在を大切にしておったかが分かる。
「猫!!なにボーッとしてるの!!
後ろ!!!」
「なッ…………!!」
後ろ!!!」
「なッ…………!!」
気付けばすぐ後ろに、オーラの人形が迫っていた。
まずい……回避が間に合わん……ッ!
ゾブッ……。
「ッガァッ!!」
まずい……回避が間に合わん……ッ!
ゾブッ……。
「ッガァッ!!」
脇腹を、削り取られた。
……まずい。予想通りと言うべきか、
全く再生する気配がない。
この世界の支配権は、あちらにある。
『アレ』が破壊したものは治すことはできん、
というわけか……ッ!!
……まずい。予想通りと言うべきか、
全く再生する気配がない。
この世界の支配権は、あちらにある。
『アレ』が破壊したものは治すことはできん、
というわけか……ッ!!
「ぬっ……ぐ……!」
流石に傷が深すぎる。
……いつも冗談で言うておったが……本当に、
衰えたものよな……!
この程度のダメージで、動く事ができんとは……!!
流石に傷が深すぎる。
……いつも冗談で言うておったが……本当に、
衰えたものよな……!
この程度のダメージで、動く事ができんとは……!!
「猫!!戦えないなら早く逃げなさい!!」
「逃げられるもんなら……ッ、
逃げて、おるわ…………!!」
「逃げられるもんなら……ッ、
逃げて、おるわ…………!!」
何体ものオーラの人形が迫る。
……これは、年貢の納め時、かの。
……これは、年貢の納め時、かの。
「───『結界拳法』:壱の段!!」
ドッ!!!!
人形が、まとめて吹き飛ばされる。
人形が、まとめて吹き飛ばされる。
「神楽坂…………!!
オヌシ……ッ、まだ戦えたのか……!?」
「戦える、なんて立派なものじゃないわ。
結界を拳に纏わせてブン殴っただけ。
見ての通り、私の結界も削り取られてしまう
みたい。……付け焼き刃の力よ。まともな
戦闘力なんて、期待しないで」
「……カカカ、ないよりは遥かにマシじゃ。
スマンが、今はロクに動く事もできん。
他の部位から肉を移動できんか試してはみるが……」
「……アンタ、衰えたとか言ってるけど
今でも十分気持ち悪いわよ。子供達には
見せないようにしなさい」
オヌシ……ッ、まだ戦えたのか……!?」
「戦える、なんて立派なものじゃないわ。
結界を拳に纏わせてブン殴っただけ。
見ての通り、私の結界も削り取られてしまう
みたい。……付け焼き刃の力よ。まともな
戦闘力なんて、期待しないで」
「……カカカ、ないよりは遥かにマシじゃ。
スマンが、今はロクに動く事もできん。
他の部位から肉を移動できんか試してはみるが……」
「……アンタ、衰えたとか言ってるけど
今でも十分気持ち悪いわよ。子供達には
見せないようにしなさい」
再び、無数のオーラ人形が迫る。
神楽坂は拳と足に結界を纏わせ、迎え撃つ。
さらに眷属の蝙蝠を操り、敵の注意を逸らして翻弄する。
神楽坂は拳と足に結界を纏わせ、迎え撃つ。
さらに眷属の蝙蝠を操り、敵の注意を逸らして翻弄する。
「子供達を助けるための時間稼ぎなら、
いくらでもやってやるわ!!Dr.マッド!
今の貴女は、ただ自棄になって全てを破壊しようとしているだけ。子供達を、守りたいんじゃなかったの!?」
いくらでもやってやるわ!!Dr.マッド!
今の貴女は、ただ自棄になって全てを破壊しようとしているだけ。子供達を、守りたいんじゃなかったの!?」
「%#>#はもはもちゃんヲ……殺したのは
お前ら:だろうが'''(()!!!!!!」
やはり、今のヤツとは会話を試みるだけ
無駄じゃな。
とにかく時間稼ぎに徹するべき、か。
お前ら:だろうが'''(()!!!!!!」
やはり、今のヤツとは会話を試みるだけ
無駄じゃな。
とにかく時間稼ぎに徹するべき、か。
────────────
「着いた!これが……時空転移装置……!」
さっきはチラッと見えた程度だったが、いざ目の前に立つと……デカい。しかも作った奴の性格が出ていると言うべきか、ゴテゴテと継ぎ接ぎのように機械が付け足されていて、
どう見てもまともな装置には見えない。
「これを……どう使えば良いんだろ……」
流石のえるも見た事のない機械を前にして、
戸惑い気味の様子だ。だがコイツは作戦の要、
うまく行かなきゃ全員お陀仏だ。
さっきはチラッと見えた程度だったが、いざ目の前に立つと……デカい。しかも作った奴の性格が出ていると言うべきか、ゴテゴテと継ぎ接ぎのように機械が付け足されていて、
どう見てもまともな装置には見えない。
「これを……どう使えば良いんだろ……」
流石のえるも見た事のない機械を前にして、
戸惑い気味の様子だ。だがコイツは作戦の要、
うまく行かなきゃ全員お陀仏だ。
「える、まずはコンソールを開け。
ここから操作できる。そこから先は、
私にも詳しくは分からないが……」
「純乃さん、これ、触ったことあるの?」
「あぁ、私はこの場所で生まれた。
コイツにも触った事はある。
お前も使い方は知っているだろ、御滴」
ここから操作できる。そこから先は、
私にも詳しくは分からないが……」
「純乃さん、これ、触ったことあるの?」
「あぁ、私はこの場所で生まれた。
コイツにも触った事はある。
お前も使い方は知っているだろ、御滴」
……え…………何を言ってんだ?
ここで、生まれた……?
ここで、生まれた……?
「……チッ、軽くバラしちまうんだもんナ。
あぁ知ってるサ、だがアチキも絡繰仕掛けは得意じゃねェ。コイツをいじくるのは無理ってもんだぜ」
「み、御滴ちゃん……どういう事っ!?」
「アチキも純乃も、ここでDr.マッドに『造られた』人間だって事でィ。この世界での、
オタクらの生活をサポートするためにナ。
だから現実の世界にゃアチキらは存在しねェ。夢の世界にしか存在しない、マ、言っちまえばオリキャラみたいなモンって事サ」
あぁ知ってるサ、だがアチキも絡繰仕掛けは得意じゃねェ。コイツをいじくるのは無理ってもんだぜ」
「み、御滴ちゃん……どういう事っ!?」
「アチキも純乃も、ここでDr.マッドに『造られた』人間だって事でィ。この世界での、
オタクらの生活をサポートするためにナ。
だから現実の世界にゃアチキらは存在しねェ。夢の世界にしか存在しない、マ、言っちまえばオリキャラみたいなモンって事サ」
「Dr.マッドが純乃ちゃんや御滴ちゃんを……作った……!?そんな、いくら禁忌符号の力がすごいからって、人間を作り出すだなんて無茶苦茶な……」
「言ったろ、ここは強い願望が現実になる世界だってナ。とどのつまり、Dr.はそれほどまでにこの世界の、いや、オタクらの平穏を祈ってたって訳サ。
他の人間がいない世界で、それでも健やかに生きて行けるように、アチキや純乃を送り込んだ。いざって時の助けにするため、現実世界では実現し得ない強力な符号……
『仮定符号』を与えられてナ」
「言ったろ、ここは強い願望が現実になる世界だってナ。とどのつまり、Dr.はそれほどまでにこの世界の、いや、オタクらの平穏を祈ってたって訳サ。
他の人間がいない世界で、それでも健やかに生きて行けるように、アチキや純乃を送り込んだ。いざって時の助けにするため、現実世界では実現し得ない強力な符号……
『仮定符号』を与えられてナ」