巨大ヒーロー大図鑑

ジャンル 混載
出版社 講談社
シリーズレーベル テレビマガジン カラースペシャル
通巻No. 99
サイズ A4変形
発売年月 1990年1月
ポイント メジャーからマニアックまで、巨大ヒーローのほとんどを紹介
等身大ながらコセイダーまで紹介あり
テレビマガジン カラースペシャル


概要

古くは『マグマ大使』、そして新しくは『ウルトラマン80』まで、円谷作品を中心に、特撮作品で登場した代表的な巨大ヒーローを、系統ごとに区分けして取り上げたもの。
最古のマグマ大使をはじめ、大半がテレマガ未掲載ながらも、かなりマニアックな構成の1冊となっており、変身前の主人公*1のスチールも掲載されている*2
なお、本書は、東映以外の過去の特撮作品を取り上げた初のカラースペシャルシリーズとなったが、同時に、ウルトラシリーズおよび『ジャンボーグA』、バロンシリーズ3作品以外*3の作品群は、本書が唯一のカラースペシャルでの紹介となった。
本書の次巻として、東映ヒーロー作品をメインにした『変身ヒーロー大図鑑』も発売されている。

紹介作品(登場ヒーロー)一覧

本書の構成は、ヒーローの属性ごとに分類されており、以下の構成となっている。
コーナー名 ヒーロー名 登場作品 備考
巨大ヒーロー ミラーマン ミラーマン
ファイヤーマン ファイヤーマン
メカニックの戦士 ジャンボーグ9 ジャンボーグA Aも紹介
アイゼンボー 恐竜大戦争アイゼンボーグ
平和の使者たち マグマ大使 マグマ大使
レッドマン レッドマン
ゴッドマン 行け!ゴッドマン
グリーンマン 行け!グリーンマン
アクションヒーロー コセイダー 恐竜戦隊コセイドン
ダイバロン 小さなスーパーマン ガンバロン
ミツルギ 魔人ハンター ミツルギ*4
宇宙の戦士 サンダーマスク サンダーマスク
メガロマン メガロマン
ゾーンファイター 流星人間ゾーン
巨大ロボット レッドバロン スーパーロボット レッドバロン
マッハバロン スーパーロボット マッハバロン
巨大サイボーグ シルバー仮面 シルバー仮面
シルバー仮面ジャイアント
アイアンキング アイアンキング
スペクトルマン スペクトルマン
ウルトラ戦士 ウルトラマン ウルトラマン
ウルトラセブン ウルトラセブン
帰ってきたウルトラマン 帰ってきたウルトラマン 原文まま
ウルトラマンA ウルトラマンA
ウルトラマンタロウ ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ ウルトラマンレオ
ウルトラマン80 ウルトラマン80
  • コセイダーは等身大ヒーローだが、「巨大なてきともたたかったアクションヒーロー」としての紹介であり、表紙にもしっかり掲載されている*5
  • すでに関連書籍が多数発売されているウルトラシリーズは、比較的軽めな扱いであり、各作品の主役ヒーローのみの紹介である。


作品の扱い

このように、マニアックな作品が多数取り上げられている一方、作品ごとの扱いの差は激しい。
  • ミラーマン、ファイヤーマン、マグマ大使、ゾーン、シルバー仮面は2P扱いの紹介だが、それ以外の作品は扱いが異なっており、作品によってはスチール1枚しかないものもある。
  • ジャンAに関しては、9のほうの扱いを優先したためか、Aのスチールがわずか1枚のみである*6
  • メガロマンの登場年月が「1978年4月」との表記になっている*7
  • 東映作品である『ジャイアントロボ』、『大鉄人17』および、人形劇作品の『Xボンバー』の各作品は未紹介*8
最終更新:2025年05月23日 18:32

*1 巨大ロボの場合はパイロット。あくまで「変身前」くくりのため、『アイアンキング』の事実上の主役となる静弦太郎は未紹介である。

*2 ただし、変身前がアニメ描写の『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は未紹介。また、完全実写作品でありながら、『メガロマン』については、変身前の主人公、たかしのスチールどころか、解説すらない不遇な扱いである。

*3 これらの作品のうち、ウルトラシリーズ以外については『巨大ロボット大百科』でも紹介されているため。

*4 表記は「魔神ハンターミツルギ」。

*5 円谷恐竜3部作に組み込まれている関係もあり、コセイドンは講談社関連の書籍では巨大ヒーロー、または巨大メカ作品の枠組みで扱われることが多い。

*6 一応、表紙ではAのほうを大きく載せている。

*7 実際は1年1ヶ月後の79年5月。

*8 ただし、ワンセブンは次巻の『変身ヒーロー大図鑑』において、その他の東映ヒーロー作品と一緒に扱われている。また、翌91年に発売された超百科シリーズの『変身ヒーロー超百科』ではGロボとワンセブン、『スーパーヒーロー超百科』にはXボンバーがしっかり取り上げられている。