ウルトラ超百科シリーズ(1990年代/混載)

ここでは、1990年代に発売されたウルトラシリーズの混載超百科を取り上げます。

ジャンル ウルトラシリーズ(混載)
出版社 講談社
シリーズレーベル テレビマガジンデラックス 超百科シリーズ
通巻No. 各巻リストを参照
サイズ A4変形
超百科シリーズ
ウルトラ超百科シリーズ



概要

世代を超えて人気が高いウルトラシリーズは、テーマごとに合わせて、歴代のヒーロー・怪獣の魅力をあらゆる角度から取り上げた混載超百科も、多数発売されており、どのムックも、バラエティな構成が特徴である。
なお、いずれのシリーズも、原則として、発売時点の最新作までを含めた*1実写作品のみの紹介であり、アニメ作品の『ザ★ウルトラマン』および『ウルトラマンUSA』の2作品については一切未紹介である。
以下、各巻の簡素なリストを表記する。
No. 書名 発売時期 備考
17 ウルトラ怪獣図解超百科 1991/12
18 ウルトラ戦士必殺わざ超百科① 1992/1
19 ウルトラ戦士必殺わざ超百科② 1992/1
26 ウルトラ戦士決戦超百科 1992/10
33 ウルトラ怪獣こうげきわざ超百科 1993/3
48 ウルトラ戦士・怪獣ナンバーワン超百科 1994/6
なお、シリーズ化された以下のタイトルに関しては個別の項目を参照。


各巻の概要


『ウルトラ怪獣図解超百科』

初代マン~グレートまでに登場した歴代怪獣を図解した1冊。
イラスト協力として、テレマガ本誌で、シリアス路線からカオスなノリのSDキャラ作品まで*2、多彩な漫画作品を執筆していた元漫画家の成井紀郎氏が参加している。
その後、この図解シリーズは平成以降も散発的に展開された。

『ウルトラ戦士必殺わざ超百科①』

初代マン~エースの4人に加えて、ゾフィーと父の必殺技・武器を徹底的に紹介した1冊。
紹介作品が絞られていることもあり、かなりマニアックな技についても触れられている。

『ウルトラ戦士必殺わざ超百科②』

前書に続いて、タロウ~グレートに加え、母・アストラ・キング・ユリアンの必殺技・武器を紹介した1冊。
なお、本書の発売から9年後の2001年には、パワード~ビデオ版ネオス&セブン21の必殺技を紹介した3巻が発売された。
また、上記の『図解超百科』から本書までの通番は連続しており、16巻として発売された『ウルトラマンA超百科』から4冊連続でウルトラシリーズ関連の超百科が発売されたため、いかにウルトラ関連の勢いが強かったかの証明にもなっている。

『ウルトラ戦士決戦超百科』

初代マン~グレートまでの8作品の初決戦、代表的な決戦ダイジェスト(グレートは全話分紹介)、そして各作品の最終決戦をテーマに取り上げた1冊。
8作品登場の歴代防衛チーム*3を紹介した独立コーナーも掲載されているが、隊員の場合はフルネーム表記の場合と名字のみ表記*4の場合が混在している*5

『ウルトラ怪獣こうげきわざ超百科』

初代マン~グレートまでの8作品に登場した怪獣・宇宙人・超獣・ロボ・円盤生物の代表的な技・武器を取り上げたもの。
本書のタイトルは、本書発売付近までテレビ東京系で月~金の平日早朝に放送されていた、80までの実写ウルトラ7作品を再編集した帯番組シリーズの『ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』を意識したものとなっている。
他書同様、これまたマニアックな内容が特徴である。

『ウルトラ戦士・怪獣ナンバーワン超百科』

初代マン~パワードまでの9作品に登場したヒーロー&怪獣の部門別ナンバーワンを、あらゆる角度から調査したもの。
本書では、他書同様、実写作品のみを扱っている関係から、再登場怪獣・宇宙人の項目では、バルタン星人の登場回数が初代マン~パワードまでで7回とされており、これは帰りマン登場のバルタン星人Jr.を実質4代目としてカウントしている関係である。
90年代において、完全新規のウルトラ関連の混載超百科は本書が最後となり、以降は2000年刊行の『ウルトラマンティガ・ダイナ・ガイア 全戦力超百科』まで待つこととなる。
最終更新:2025年09月05日 19:05

*1 ほとんどグレートが最新作のものが多く、例外は最後発となる1994年発売の『ウルトラ戦士・怪獣ナンバーワン超百科』のパワードである。

*2 シリアスからギャグ漫画へ変更された『宇宙鉄人キョーダイン』のコミカライズや、そのノリを引き継いだ半オリジナルの西遊記&アニメ・特撮パロディ漫画『ゴーゴー悟空』で有名。

*3 「八つのスーパーチーム」表記。

*4 一部の女性隊員ですらも名字のみ。

*5 扱いは科特隊・U警備隊・UGM・UMAの4チームが1Pだが、MAT&TAC、ZAT&MACは抱き合わせの2チームで1Pとなる。