【今回予告】
人が何かを果たす時、必ずそれを支える想いがある。
周りがそれをどう観ようとも、
自分の正義を掲げて、自分の大儀を信じて。
だからこそ人は強く、だからこそ人は危うい
The Moon also Rises 第四話
『裏切りと想いと』
「そう、真に必要なのは、王が王たろうとする意志のほうなのです」
成長ではセレスがようやく念願のソードマスターにクラスチェンジ。さらに一発逆転の切り札、「肉を斬らせて」を修得した。
ダブルアーク(中略)ハーフプレートはニアナが装備。とはいえセーラーウォーリアの専用武装“海護鎧”と装備部位が被るので、クラスチェンジするまでの束の間の繋ぎに過ぎなかったりする。
ニアナ
なんと優秀な能力! できることならずっと装備していたい……。
セレス
ならセーラーウォーリアなんかにならなければいいのに(笑)
ニアナ
それだけはイヤだー!
一同
(笑)
冒頭、前回の事件についてわかったことが伝えられる。
ダグラスはエストの仲介によりスターシャドウの一部とのコネクションを得ていた。ほどほどに取り締まる振りをしながら裏では協力関係を結び、かねてからの野望であった例の計画を実行に移したようだ。
もう一人、シャドウについては何の情報も得られなかった。スターシャドウ所属の改造人間の中にはそのような者はいないはずだという。また、スターシャドウが保管し人体改造に使っていた「月の宝珠の欠片」は何者かに持ち去られたらしく、行方不明。
GM
さて、セレニアへの出発の準備を進めていると、マナートは呼び出しを受けます。君をリーンからセレニアへの親善大使に任命したい、と。
マナート
はあ。そんな役職が?
GM
話し合いの結果、臨時に創られました。王様は寝ているので。
セレス
危険が迫っているのか。
GM
重傷で寝込んでいるだけです(笑)
リーン国王ラニスは「危険が近づくと寝」てしまう体質である。
今までよく王としてやってこれたものだ。
GM/タチバナ
援助をお願いするのに人を遣らないわけにもいくまいと。前回の件での功績もさることながら、王女と親しいという理由で君に白羽の矢が立った。ベルモーゼの顔役に抜擢されたタチバナさんが、「悪いがどうしても受けてもらうぞ。断られると苦労するのはわしだからな」
マナート
「そこまで決まってるんならしょうがねえな。了解だ」
ニアナ
ところで、ベルモーゼのダグラス邸はまだ残ってるよな。出発までの時間で書類とか手紙とかを「超速読」で徹底的に洗ってみたいと思うが。
ガドル
出た、超速読(笑)
GM
探索者との契約書に『エスト』の名前が見られる。後は、レオノーラから『姉をよろしく頼みます』という手紙があったりとか。
セレス
意味深な文章ですな。
GM
日付はラ・アルメイアを出発した頃。王女が城を抜け出したこと、近々そちらへ向かうことが説明されていて、『姉上様は大事な御身でありますので、そちらで危険のないようにうまくやってください』と。
セレス
うまく殺れと書いてあるのか。
一同
(笑)
GM
いやそーではなく。よろしく配慮してくださいというようなことが書いてある。
ニアナ
文面を見る限りでは、ダグラスの正体を知らずに純粋にこちらの身を心配して出しただけ、ともとれるなあ。
GM
出発直前、ガドルのところにメノウがやってくる。
セレス
さてフェンリルのデータでも考えるか……。
一同
(笑)
ガドル
「メノウ。どうしたんだ、こんな時に」
メノウ
「あの、女の子がこの手紙を渡してくれって」
ガドル
「女の子……!? な、何か変なことはされなかったか!?」(笑)
メノウ
「う、ううん」
ガドル
「そうか、それならいいんだが」
メノウ
「――ねえガドル兄さん。また、どこかへ行くの?」
ガドル
「ああ、仕事があってな」
GM/メノウ
「そう……」彼女は思いつめた表情で数秒黙った後、「お願い、私もついて行っちゃダメですか?」
一同
えぇぇー!?
セレス
オニの娘なら役に立つな、
例のハーフプレートあたりを着せてやれば。
メノウ
「グオム兄さんは出て行ったきり帰ってこないし。私……不安なの」
マナート
戦力として数えてるんですか!?(笑)
ガドル
「ダメだダメだ! お前には危な過ぎる」
セレス
私的には充分ありだと思ってるんだが。
メノウ
「危ないって……だったら、兄さんだって。
もしかしたらもう会えなくなるかもしれないってことじゃない!」
ニアナ
あんな稀少品、NPCなんぞにくれてやるかっての。
ガドル
「大丈夫だよ、心配するな。俺が信じられないか?」
GM/メノウ
「そうじゃない。そうじゃないけど、でも……」と、メノウは涙目で君の胸に顔をうずめる。
ガドル
安心させるように、頭をぽんぽんと。
GM/グオム
メノウはまだ渋っているんですが、そこに。
「いい加減にしろ、メノウ。遊びに行くわけじゃないんだ。ガドルが困っているだろう」
ガドル
「グオム!? お前、帰ってきてたのか」
グオム
「ああ、ついさっきな」
グオムはリーンのスターシャドウ討伐軍に参加していたが、例の事件などがあって戻ってくるのが遅れた、という話をする。
GM/グオム
「それにしてもガドル、しばらく見ないうちに逞しくなったな」
さらに君が持っているその規格外の武器を見て、「それに随分たいした得物じゃないか」と。
ガドル
「ははは、まあな。こいつは俺じゃなきゃ持ち上げるのも難しいだろうな」
グオム
「だがガドル、忘れるなよ。身の丈に合わない力は己の身を滅ぼす」
ガドル
「ああ、わかっているさ。せいぜい気をつけるよ」
いろいろあったもののようやく船は出港し、一行はリーンを背に一路セレニアへと向かう。
ニアナ
旅もこれで終わりかと思うと感慨深いものがあるな……。
セレス
もうすぐ1万GPだ。
一同
(笑)
GM
さて、船旅は順調に進みある日の夜。姫様の部屋の扉を叩く音が。
ニアナ
(眠そうな声で)「……なんじゃ、こんな夜遅くに」
船員
「実は、船の前方で遭難者と思しき者が救助を求めていまして。どうしましょうか」
ニアナ
難破船?
GM
救難用の小船みたいなもの。乗っているのは数人っぽいです。
ニアナ
「……構わんが、念のため他の者も起こしておいてくれるか」
GM
遭難者は小船に乗せられて船の方にやって来て、甲板まで上がってくる。が、そこで突然近くにいた船員に切りかかる。
ニアナ
準備していたので≪虹色の衣≫。
セレス
このシチュエーションは怪しすぎるからな。
GM/暗殺者
「お前たちをセレニアに帰すわけにはいかん、ここで死んでもらう。あの技術は我々が独占すべきものだ!」戦闘開始、敵は3人です。
暗殺者は二刀使いのソードマスターとレンジャー2人の組み合わせ。
まずは剣士がその足を生かして王女に肉薄、斬撃を浴びせる。
GM
命中が(ころころころ)28と29。
ニアナ
なにその値。プラーナも剣技も使わずにそれか。(ころころころ)一発は≪桜花≫でなんとか回避。
GM
(ころころ)46点。
ニアナ
(ころころ)≪虹色の衣≫が効けば倒れはしないが。属性は……<闇>。
GM
ダメージ半分でどうぞ。
ニアナ
2発もらえば危なかったなー。
セレス
軽戦士同士は相性悪いか。奥の弓使いを斬りに行く。
ガドル
じゃあソードマスターに攻撃いきます。
GM
そこの火力が一番怖い。
ニアナ
背景を聞き出すためにも、できれば重傷値で気絶させたいが。
ガドル
命中が(ころころころ)36と34。
セレス
……ライトウォーリアですら絶望する数値。
GM
(ころころころ)当たるよそりゃ。
ガドル
攻撃力、(ころころころ)63と98。
GM
…………は?
セレス
………………短い命だったな。
ニアナ
……………………敵に≪虹色の衣≫を使うべきだろうか。
結局マジで敵に≪虹色の衣≫が飛ぶというありえない光景が。
ソードマスターはかろうじて生き残った。
マナート
敵に防御されて生き永らえるとは(笑)
GM/暗殺者
「く、屈辱だ」
レンジャーがセレスを攻撃。(ころころ)お、クリティカル。「狙い撃ち」で防御力半分。(ころころ)さらにクリティカル、4分の1(笑)
セレス
……シールドで受けた意味がない。(ころころ)HP-4か。倒れた。
ニアナ
そんな離れた場所で倒れるなー! 治癒魔法届かないっての。
次のラウンド。命拾いしたソードマスターとレンジャーの連続攻撃でガドルは重傷に追い込まれ……オニの血が覚醒する。(GM「墓穴を掘ったか!?」)
ニアナは治癒魔法の為によたよたと(移動ジャッジにファンブル)セレスに接近、マナートは修得したばかりの新魔法≪聖なる光の爆裂≫の詠唱を開始。
GM
残りのレンジャーもさらにガドルに攻撃。(ころころ)よし、クリティカル! 48点で防御力半分!
ガドル
それはさすがに無理。(ころころ)……HP-6で倒れました。
GM
ソードマスターの次の行動は、詠唱中の奴を狙おうか。「隙間打ち」×4で(ころころころ)命中17と20。うち一発命中で攻撃力は、(ころころ)差し引き54点。
マナート
35点くらって倒れた。
ニアナ
あれ? おーい、みんなー?(笑)
GM
どうする? 月は出てるけど。
マナート
変身します。
かくして月の光に包まれてヒーロー登場である。
次のラウンド。ニアナは敵の集中攻撃の的になるが、ダブル(略)ハーフプレートと闘気と、ついでにダイス運まで味方につけてこれをすべて凌ぎきる。
マナート
≪疾き風の流れ≫で移動力増加、ソードマスターに接敵してパンチ。(ころころ)命中24。
GM
(ころころ、出目はファンブル)馬鹿な、1ゾロ以外では喰らうはずのない攻撃なのにぃ。
マナート
(ころころ)攻撃力は45点ですが。
GM
(ころころ、出目はファンブル)…………。
一同
(笑)
セレス
今まで頑張ってたからな。いろいろ使い果たしたんだろう。
レンジャーに攻撃(ころころ)
GM
(ころころ)けっこうきた。残りHP8しかない。
ニアナ
……重傷値はないのか? 「鋼の意志」?
GM
そんな格好いい能力はない。「かわいそう」第二段階。
「かわいそう」という特殊能力を持っていると、不幸になる代わりにHPが増えたり防御力が上がったり、重傷ペナルティを無視できたりする。
一同
(笑)
セレス
まさかこいつら全員「かわいそう」か。
GM
暗殺部隊なんてそんなものですよ。身寄りのない子供たちを集めて「こいつら『かわいそう』だから見込みがあるぞ」とかやってるに違いない(笑)
結局暗殺者側はソードマスターが落とされて不利になった戦局をくつがえせず、全員その命を散らしていくのだった。
GM
もう後はない、この一撃をかわすしか!
セレス
(ころころ)クリティカル、絶対命中。
一同
(笑)
GM
……気力が萎えた。(ころころ)はい死んだよ。
ニアナ
ああああ、「かわいそう」でさえなければ助けてあげられたのにー!
マナート
本当にかわいそうだ(笑)
ニアナ
しかし、こいつらは何故襲撃をかけてきたんだ。セレニアに行かせるわけにはいかないと言っていたな。
GM
他に「その技術は我々が占有すべきものだ」とも。
ニアナ
技術って改造人間のこと? そんなもの持って帰ってないんだけど。
セレス
何を言う。あるじゃないか、ここにそのものが。
マナート
(笑)
謎は残るものの、船旅はその後これといって何事もなく。一行を乗せた船はセレニアの港に到着した。
GM
「王女様ー!」「親善大使万歳ー!」とかいう人々の声が。
ニアナ
「……旅に出るときは、こんな派手な帰還をする予定ではなかったのじゃが」
GM/大臣
頭の若干禿げ上がった大臣が、「王女殿下、秘密裏のご公務お疲れ様でございました」
ニアナ
(苦笑)
セレス
そういうことになっていたのか。
ニアナ
「まあ、あまり秘密にもなっておらん気もするが……。そなたこそ、わざわざ出迎えご苦労であるな」
大臣
「いえ、姫様をお出迎えするためでしたら一里でも百里でも。わはははは」
セレス
胡散臭い(笑)
一行は馬車に乗せられて王宮まで向かう。王宮の入口ではニーシロが待っていた。
ニーシロ
「姫様、お帰りなさいませ」
ニアナ
人がいっぱいいるだろうし、今は内密の話ができる状況じゃないか。
「久しぶりじゃな。わらわがおらぬ間、城の方は変わりなかったか」
ニーシロ
「はい、何も異常はありません」彼は例によって虎を連れています。
マナート
初めて見るから知名度を振ってみよう。(ころころ)クリティカル! 31。
GM
それなら解るかな。あれは飛虎、別名フライングタイガー。種族は幻獣です。
マナート
飛べるのか、そいつ?
GM
≪空把≫の要領で飛べる。MPは消費しない。
ニアナ
……エアリアルナイトの存在価値が。
セレス
エアリアルナイトに謝れー!!
一同
(笑)
セレス
彼らがどれほどの犠牲を払ってMPと発動値を満たしていると。
残りの2人とはここで別れ、王女と親善大使は城の中へ。夜にさっそく歓待のパーティが開かれることになっているらしい。
翌朝、改めて関係者を集めてリーンの件に関する討議が行われる予定。
セレス
別れる前にニアナに一言伝えておこうか。
「この旅の間、いろいろなことがありました。……くれぐれもお気をつけください。何か力を貸せることがありましたら、いつでも呼んでもらって構いません」
ガドル
「それについちゃ俺も同じだ。いつでも力になるぜ」
ニアナ
「――2人共、感謝する。その言葉、心に留めておこう。ではな」
セレス
「あなたの方もいろいろとたいへんでしょうが」
マナート
「……まあな」
ガドル
「親善大使なんてぇ大役だからな」(笑)
メイド
「大使様、お召し物を用意いたしましたのでこちらに……」(笑)
ニアナとマナートの2人は、豪華な衣装を着せられてパーティ会場に放り込まれるのだった。
ニアナ
「こういう場所は苦手じゃが、まさか主賓が欠席するわけにもいくまい。……それにしても、久しぶりにこのような服を着るとどうにも窮屈じゃな」
マナート
「――いいのかねえ、こんな格好させてもらって。着たことないぜ、こんな服」
GM
宴もたけなわになると王女の回りには貴族の息子とかがいっぱいたかってきたり。
ニアナ
「……これだから社交界はどうも苦手じゃ」
王女が忙しい中、マナートは貴族のご機嫌をとりつつ酒の一気飲み判定(笑)などに耐えながら頑張ってレオノーラ王女に関する噂を収集する。
GM
レオノーラは外交関連で実績をあげています。リーンのダグラス卿を初め交友関係も広く、社交界にも積極的に顔を出すので貴族からの受けもよい。
ニアナ
対してそういうことをしない第一王女は。
GM
まああれはあれで天衣無縫でいいのではないかと。
セレス
おい、バカにされているぞ。
一同
(笑)
GM
というよりは、天才肌という扱いをされているようですね。城の書庫に一日中篭ったまま出てこなかったりするし。
ニアナ
どんな分厚い本でも10分で読みきるからなー。
GM/貴族
天才型のクレスニアナ姫を秀才型のレオノーラ姫が補佐すれば、この国の今後は安泰だろうという見方が一般的なようだ。
「ところで、リーンの大使殿のところにはあまり酒が注がれておらぬようですなあ」(笑)
マナート
「いえ、充分いただいてます」
GM/貴族
「はっはっは、何をおっしゃる」今まで見たことのないような高い酒をどばどばと。
マナート
正直持ち逃げでもしたい気分だ(笑)
その後、いろいろ聞きまわってはみたが特に怪しいと思われる情報は得られなかった。
ニアナ
仕方ない、いよいよ本丸にアタックしてみるか。レオノーラは何をしてる?
GM/ユセト
ユセトライアをあやしてます。ユセトは君が来ると、「あ、お姉様だ!」と駆け寄る。
ニアナ
「おお、ユセトか。良い子にしておったか?」
GM/ユセト/レオノーラ
「うん、僕ちゃんと我慢して良い子にしてたよ!」後ろに控えている人達は実に微妙な表情をしていますが(笑)
そして「姉上様、お久しぶりです」とレオノーラが。
ニアナ
「レオノーラか。そなたも息災のようで何よりじゃ。……それにしても、このような席は肩がこるな」
レオノーラ
「姉上様もですか。私も平然とした風を装ってはいますが、やはり疲れます」
ニアナ
そうなのか。「まあ『成人の儀』が済めば今までのように逃げ回っているわけにもいくまい。わらわも少しは努力せねばならんか」
レオノーラ
「そのときには、私が多少なりとも姉上様の負担を取り除いてさしあげます」
ニアナ
「ふむ、期待しておこう。……ところでレオノーラ。此度の旅の途中、わらわに護衛をつけてくれたようじゃな。そなたにも心配をかけた」
レオノーラ
「気付いておいででしたか。姉上様は大事な御身なのですし、妹として心配するのは当たり前のことです」
ニアナ
……動揺する様子はなし?
GM
まるでない。動揺するようなことしてないし。
セレス
ええい、信じないぞー(笑)
とはいえレオノーラを黒と断定できる要素はまるでなく、収穫のないままパーティは終わりを迎える。一方、宿をとったセレスとガドルのところにはニーシロがやって来る。
ニーシロ
「では、報酬の件なのですが」
ガドル
「そっちには報酬が出るんだなぁ……。うらやましいぜ」
ニーシロ
「1万GPの約束でしたね」
ガドル
「い、1万!?」
セレス
「まあ、王女を護衛するのですからこれくらいは」(笑)
ガドル
「そうか……。い、いや、いいんだ。気にしないでくれ」(笑)
ニーシロ
「……多少なら、私の懐からお出ししましょうか」
セレスに報酬として支払われるはずだった1万GPはユニへの服代として消えてしまったので、金はそちらに支払われることに。
GM/ニーシロ
「ですが、それではあなた方への直接の報酬は無しということになってしまいますね。それではあまりに申し訳ないので……」と、少ないですが500GPを。
ガドル
……いい人だ。
セレス
ニーシロ、貴方の下で働きたい(笑)
ニーシロ
「それと、頼まれていた調べものについてですが……」
「カグヤ」という名前に該当するものを調べた結果、古代兵器だとか闘気法だとか御伽噺だとか宿屋の名前だとか、闇の宗教の世界征服プランだとか、家具屋だとかが出てきた。
セレス
闇の宗教というのが一番気になるな。
ニーシロ
「私も気になるので、調べられる機会があれば調べておきましょう。それと翌朝なのですが、王妃様から皆様を会議にお呼びしろと仰せつかっておりますので、城門の前にいらしてください」
で、城に戻るや否や今度はニアナに呼び出されるニーシロ。
彼の苦労人ぶりには頭が下がる。
ニアナ
「突然ですまん。そなたに聞きたいことがあってな。わらわが留守の間、レオノーラの周辺に何か変わった動きはなかったか」
ニーシロ
「レオノーラ様ですか。ええ、実は……」
ニーシロの話では、ニアナが旅立った直後、彼がその件について王妃に報告しているのをレオノーラに聞かれていたという。レオノーラはそのことについて大臣と相談し、その結果ニアナに護衛を付けることを決めたらしい。
ニアナ
……大臣が怪しい(笑) 大臣ってどんな人?
GM
ええと、成金の、禿げ頭の。
一同
(笑)
ニアナ
……今の二言で疑いがいや増したんだが。
GM
あと怪しい人物といえば、レオノーラ姫が手紙を渡している変な女の子がいたり。問い詰めたら「私はただの配達人ですから♪」とはぐらかされた。
ニアナ
はぐらかしてねえ(笑)
GM
一方そのころ。ガドルが酔いを醒まそうと少し外に出ていると。
ガドル
とてつもなくイヤな予感がする(笑)
GM/配達人
背中からすごい衝撃が!(笑) 「酔いは覚めましたか~?」
ガドル
「ぐはっ! ……またお前か。だ、大丈夫だ」
配達人
「いい大人だからって、日も落ちないうちから飲んだくれてちゃダメですよ♪」
ガドル
「…………。まあいい、それで何の用だ。もう仕事は終わったんじゃないのか」
配達人
「はい。ですから、貸していたものを返していただこうと」
0話参照。字の読み書きができないガドルは、声を吹き込む魔法装置を貸してもらっている。
ガドル
「ああ、あれのことか」
配達人
「お願いしますよ。その小さい脳味噌にも詰まっているでしょう。あ、体の割りにってことです」
一同
(笑)
セレス
嫌な言い方だな(笑)
ガドル
「お前な、もう少し年上に対する礼儀ってもんを……」
配達人
「人を見かけで判断するのはやめてください。少なくともあなたよりは年上です」
ガドル
「そうなのか? いったい何歳……いややっぱりいい」
配達人
「女性に年齢を聞くのは…」
ガドル
「わ、わかってるわかってる! あああアレを取ってくるんだったなちょっと待っててくれ」
配達人
「……私は5分以上待つのがキライです」
ガドル
「わかったすぐ取ってくる!」
配達人
「い~ち、に~い……」
ガドル
怖い、怖いよ!(笑)
配達人
「一分と三秒ですか、頑張ったほうですね。確かに受け取りました」
ガドル
「なあ、ひとつ聞いていいか。今回の仕事の依頼主って……」
配達人
「それは守秘義務がありますから。あ、私の名前聞きたいですか?」
ガドル
「……一応聞いておこう」
配達人
「ラミアです。惚れたらダメですよ♪」
ガドル
……誰が惚れるか。
配達人
「ん?」
ガドル
あああああごめんなさいごめんなさい!
GM/配達人
「……まあ口に出さなかったので許してあげます。じゃあまたです。次に会うときはあなたが死ぬときですよ♪」と冗談めかして言ってみる。
ガドル
冗談に聞こえねーー!!
翌朝。御前会議の席。
マナート
「……リーンは現在、このような苦しい状態にあります。なにとぞ、援助をよろしくお願いします」
ニアナ
「父上、母上。私からもお頼みします。このままでは、リーンでは多くの民が飢えて死ぬでしょう。それにリーンという動かぬ地盤を確保することは、セレニアの未来にとっても有益なことと思います」
貴族
「失礼ながら、今回の件はリーンの国の失態ではありませんか。助けるとなれば我が国の民にも負担を強います。容易に応えてよいものでしょうか」
セレス
はっ。(馬鹿にした笑い)
一同
(笑)
セレス
ここで土地を得ることの利を理解していないとは、と薄笑いをしながら見ている(笑)
オーフェリア
「ふむ。クレス、そなたのその発言を本気で実現したいと願うなら、相応の責任のある立場につかねばならぬな」
ニアナ
「? ……どういうことでしょう、母上」
GM/オーフェリア/フレデリック
「成人の儀……前倒しするかのう」
その発言に会場は騒然となる。しかし、
「静まれ! 今重要なのは日取りなどという些細なことではない。クレスニアナは今回の旅で、成人の儀を受けるにふさわしい精神性を身につけたと判断する!」
ニアナ
「父上……」
フレデリック/大臣
「大臣よ、成人の儀の準備、如何ほどあれば整えられる?」「はあ、1週間ありますればなんとか……」「ならば、3日後に前夜祭を執り行うことにしよう」
一同
(笑)
オーフェリア
「クレス、そなたは禊の準備に入り後の本祭に備えなさい」
ニアナ
「はい」
オーフェリア
「他の者も休んでいる暇はないぞ。ありったけの高速船と、水と食料、医薬品、それに当然人手も要るじゃろうな。何をしておる? セレニア第一王女の最初の公務であるぞ。準備はすべて滞りなく進めよ!」
会議の終了後、王、王妃とニーシロ、PC4人が部屋に残される。
GM/オーフェリア
ニーシロによって完全に人払いがされたのを確認して。
「ああ、クレス! 本当に、よく帰ってきましたね……!」とあなたに抱きつく。
ニアナ
「は、母上!?」
セレス
急にテンションが変わったな(笑)
マナート
こういう人なのかー。
ニアナ
「父上、母上……。ご心配をおかけしました」
さて、落ち着いた両親から話を聞いたところ、成人の儀を受ける者は「星海の神殿」と呼ばれる場所に赴きしかるべき試練を受けれなければならないのだという。
危険を伴う道程のため、残りの3人はお供を頼まれる。
GM
3日後。祭りが始まり、セレニアの城下町は活気に賑わっています。
人でごったがえす中、リーン派遣隊の準備のため城の警備に充分な人手を割くことができず。
ニアナ
不安は残るが特にできることもない。焦っても日取りは早くならんしな。
大臣の動向にだけ気をつけるようニーシロに行っておこう。
準備を整え、一行は目的地に向かう。星海の神殿の入口は、海に突き出た巨大な岩の尖端にあった。
以下、フォートレスはダイジェストモードでお送りする。
GM
降りてくると四角い部屋があり、壁に『これより試練を授ける』と。守護するにふさわしい力を持つことの証を立てよ、というような言葉が難しい表現で書いてある。
ニアナ
「ご先祖様や父上、母上もこの道を通ってきたのであろうな……」
GM
扉が四方に。罠を確かめるなら知覚力ジャッジを。
セレス
「ではクレス王女」
ニアナ
え!? 「わらわがやるのか?」(ころころ)
マナート
ダイス振ってる(笑)
セレス
……指示をくれ、という意味だったんだが。
ニアナ
知覚ジャッジ14、何もわからん(笑)
セレス
もうやらなくていいです。
・
・
・
セレス
宝箱を調べる。
ガドル
でも最近宝箱って爆発するだけのやつばっかりのような……。
GM
そりゃ第一話目にしてマジハンパねー×2とか出されたら警戒します。
セレス
(ころころ)……知覚力17。
GM
何もないと思った。
セレス
開ける。
GM
爆発しま~す。(ころころ)絶対命中37点! 中身は空。
ニアナ、マナート、ガドル
やっぱりなー。
・
・
・
GM
バルブを開けるには筋力ジャッジ。
ガドル
力仕事なら任せろ! (ころころ)34。
ニアナ
……ジャッジの必要すらない気がする。
ガドル
(ころころ)あ、今度はクリティカル。
セレス
おい、バルブを壊すんじゃない(笑)
・
・
・
GM
床が濡れているのでファンブルを振った人はこけるよ。
あ、浮ける人は気にしなくていいです。
マナート
例のハーフプレートの能力ですか。
ニアナ
あああ、なんて便利な。手放せなくなるじゃないかー!
・
・
・
GM
幅七メートルの水路があり、そこに岩のようなものが。
「テンパーロック」です。
セレス
踏んだら死ぬんだっけ。
ニアナ
突起が3つあって、踏んだら死ぬか自爆するかバーサークする。
……かわいそうな生命体だ。
セレス
なんでそんな急所を曝け出して生きているのかがわからん。
・
・
・
セレス
宝箱のトラップを解除! まあどうせ空だろうけど。(ころころ)19。
GM
失敗。爆発。破片を見ると中には何か入っていたようですが。
ニアナ
「セレス~!? 何をしておるか~!」(笑)
セレス
プラーナ振ってこれなんだから仕方ないだろ。
・
・
・
セレス
バルブを開ける筋力ジャッジの目標値はどのくらいだろう。
GM
ガドルなら今までやってきた経験からわかるかもしれません。
ガドル
(ころころ)知力ジャッジにファンブル。
「簡単だよ、こんなの筋力20もありゃ充分だ」
一同
(笑)
マナート
それは君の基準だろうが。
最深部まで降りてきた一行。
周囲を覆うガラスの向こうには水中の光景が広がっている。海の中をキラキラと舞う白い光の粒が、まるで無数の星のように見える。
ニアナ
マリンスノーか。たしかプランクトンの死骸なんだっけ、これ。
セレス
ファンタジー世界でプランクトン言うな(笑)
GM
最下層につくと、そこには2体、青色のオニのような石像が。
ガドル
オニ? ……同族?
(ころころ)知力ジャッジクリティカルです。
GM
ちょっとシンパシーを感じるかも。
オニ?
「……サア、ヤツヲ殺セ」(笑)
ガドル
誰ですかあなたは(笑)
GM/壁
奥の壁が光っており、そこから声がします。
「試練を受ける者たちよ。これが最後の試練だ。守護の任につくにふさわしい力があるか、験させてもらう」
ニアナ
「よかろう。セレニア王家の正当なる後継者として相手をしよう!」
戦闘ラウンド開始。敵はオニのような物体2体+壁である。
セレス
壁も行動値があるのか。斬ってみよう(ころころ)
GM
ダメージは通らない。
セレス
魔法でないと効かない? それとも他に何かあるんだろうか。
ニアナ
攻撃力100点ぐらいいるのかも(笑)
セレス
現国王とかどうやって勝ったんだよ。
マナート
オニに≪貫く雷弾≫(ころころ)
GM
(ころころ)クリティカルして回避。こっちの攻撃はセレスに(ころころ)命中26。
セレス
(ころころ)同値で当たり……いや、「男装趣味」の+1ボーナスでかわした(笑)
ガドル
二刀流で(ころころ)一発だけ命中。(ころころ)90点です。
GM
恐ろしい攻撃力だ、半分は身から出た錆とはいえ。(ころころ)通ったけど、思ったより効きが悪い。
ニアナ
属性防御かな。
オニの攻撃力は高いが、ニアナの≪静寂の月と海≫で戦線を維持しつつ、反撃でHPをじりじりと削っていくパーティ側。しかし、開戦直後以降まったく無視されていた光る壁がついに動き出した。
GM
壁が「ウォーターカッター」!
一同
うお!?
ニアナ
そのために今まで地道に水位をあげていたのか(笑)
GM
対象はセレス以外の3人。命中(ころころ)26、攻撃(ころころ)48。魔法ダメージ。
マナート
(ころころ)プラーナ使ってなんとか回避~。
ニアナ
(ころころ)同じく。
ガドル
(ころころ)くらって、残りHP4、重傷値です。オニの血覚醒(笑)
ニアナ
セーラーウォーリアの技を使われては黙っているわけにはいかんな。必殺技を使う。
「力の紋章」初期段階、≪水鋭槍≫発動! (ころころ)命中25で(ころころ)攻撃58。
GM
(ころころ)これはけっこう痛いな~。
ニアナ
初めてまともに敵にダメージを与えた気がする(笑)
次のラウンド。重傷値に落ちたガドルにとどめを刺すべく、オニの攻撃が襲い掛かる。
ガドル
プラーナを全部入れてもダイスで8以上……。
セレス
EXプラーナはないのか?
ガドル
チェックできそうなのがないんですよ。
ニアナ
(キャラシーを見て)「生まれる前から…」だ。生命の危機に陥って改めてメノウへの恋心を意識しろ(笑)
ガドル
無理ありすぎますって。
やるしかない……(ころころ)成功!!
マナート
HPが減ってる方に≪貫く雷弾≫を「同時発動」(ころころころ)
GM
さすがに耐えられないなー、落ちた。だがもう1匹いるぞ。
ニアナ
早いとこガドルを回復させる必要があるが……壁の「ウォーターカッター」が怖いな。よし、カウントを合わせた上で「気合」で神力アップ、カッターを弾く。上昇した神力でガドルに≪神水≫。残ったマナートには≪虹色の衣≫。
セレス
がんばってるな。
ニアナ
完璧だ。正にプリーストの鑑。
マナート
(ころころ)……ダメージ半分になってもHPマイナスにいきました。
ニアナ
そんな奴知るかーー!!(笑)
マナート
メイジのHPの低さを舐めないでください(笑)
次のラウンド。ニアナは魔法を使い切ってしまったので、このラウンドで残りのオニを落とせなければマナートが生死判定をしなければならない。
GM
(ころころ、行動値でセレスと同じ値を振る)
セレス
おおっ、よく来た! これは運命だな。
Shall we dance?(「肉を斬らせて」をやりませんか、という意味)
一同
(笑)
GM
Let’s dancin’!! (ころころ)命中31。
セレス
攻撃を当てるのにプラーナを使わないといけないから(ころころ)かわせないな。
GM
攻撃力は(ころころ)クリティカル! 67!
セレス
(ころころ)≪虹色の衣≫をもらっても重傷か。だが次はこちらの番だ。(ころころ)命中して、(ころころ)攻撃46点、防御力ゼロ!
GM
(ころころ)駄目だ、落ちた。
セレス
楽し~! やっぱり「肉を斬らせて」こそがライトウォーリアの醍醐味!(笑)
GM/壁
「……見事だ」言葉と共に壁が開かれ、「ここから先は継承者一人で向かうがよい」と。
ニアナ
「ふむ、では行ってこよう。そなたらはここで待っておれ」
GM
長い通路を抜けると、そこに台座が2つある。そのうちのひとつにスティック状のものが置かれている。
セレス
それはまさかアレか! アレなんだな!?
セーラーウォーリアの専用装備、“海護鎧”。このアイテムは普段はスティック状で、コマンドワードを唱えることにより装着者に纏われる。
ニアナ
手を伸ばしてそれを取ってみよう。
GM
すると君は眩い光に包まれ、セーラーウォーリアに変身をとげるのであった。
セレス
あ~あ、やっちゃった。
一同
(笑)
ガドル
ついに変身する人がパーティ2人目に(笑)
GM
そして、足元から声が聞こえる。
ニアナ
足元!?
GM
海中にいる巨大なクジラがあなたに語りかけてくるのです。
ニアナ
巨大というと、この島を乗せられるぐらいにでかいのか。
GM
いやそんなに大きくはない。
ニアナ
なんだ。セレニアが海上を動いている理由はこれだったのかー!とMMRばりに驚いたところだったのに(笑)
GM/クジラ
「新たな継承者か。名前はなんという」
ニアナ
「クレスニアナ。クレスニアナ=マルグレイブ=セレニアじゃ」
クジラはセレニアの王城の地下に「月の神殿」と呼ばれる場所があり、代々のセレニア王家がそれを守る任を負っていること、月の神殿の中には「月の宝珠」の欠片のひとつが収められていることなどを伝える。
ニアナ
“海護鎧”はもらっていいのか。
GM
神殿を守護する役目に就くにあたり力が必要だろうと。ちなみに隣の台座にはもともとスプリガンアーマーがあり、フレデリックはそれを装備している。
ニアナ
父上スプリガンかよ。母上はやっぱりセーラーウォーリア?
GM
いや、そんな弱い職業ではない。
一同
(笑)
ニアナ
今セーラーウォーリアを馬鹿にしたか! 馬鹿にしただろ!?(笑)
GM/クジラ
「実はもうひとつ頼みがあってな」
突然、宙に浮くイルカが現れる。陸イルカという種類です。
ニアナ
おおっ!? 「かわいいな、この者は?」
イルカ/クジラ
「きゅ~んきゅ~ん」
「わしの孫だ。こやつのことをお主に任せたい」
ニアナ
「この者を連れて行ってよいのか?」
GM/クジラ
「お主が呼べばいつでも出て来よう」
通常タイミングで行動使えば召喚できます。
ニアナ
おお、便利。空飛ぶイルカに乗るセーラー戦士……美し過ぎる。
セレス
王女は一人ファンシーな世界に行ってしまわれた……(笑)
GM
名前はあるんですが人間の言語で発音できないので、適当につけてあげてください。
「ルウ」と名付けられた陸イルカが新たに戦力として加わった。
こうして無事試練をクリアした一行は、セレニア城への帰途につくのだったが。
以下次回に続く。
セレス
この国の十数年後が楽しみだ。絶対に後継者争いが起きてる。
一同
(笑)
セレス
うん、実に面白いなー。
ガドル
「……何を笑っているんだ?」(笑)
セレス
「いろいろ考えると楽しいことって、ありますよね」(笑)