PC紹介
| ノース=トラム |
学者。25歳。神官の家系の次男坊で、気ままに趣味の星の研究を続けている。クレイグの師でもある。何が起こっても飄々とした雰囲気を崩さないが、その言葉には深い含蓄があるとか。
テイルという名の発光する不思議な猫を連れている。
| ジリアス |
旅の戦士。24歳。一度見たものは決して忘れない記憶力を持つ。
数年前にたった一人の肉親だった妹を亡くしている。命のやり取りに没頭している間はそれを忘れていられるという理由で戦いを求めている。
| ヴィート=クローチェ |
探索者の少年。17歳。幼馴染のナナという少女に片想いをしていて、男をあげるため故郷を発つ。ナナの父ロウガから剣の教えを受けており短剣の扱いを得意とする。
無口でクールな外面を装ってはいるが、根は善人。
| クレイグ |
類稀な魔法の素質を持つ少年。14歳。9歳以前の記憶を失っている。両親は健在だが、家はたいへんな貧乏で多額の借金を抱えている。
直情型で考えるより先に行動するタイプ。ノースを師と仰ぎ教えを受けている。
ストーリー
第一夜 『FREEZING WORLD』
| シノン=ファルネージュ |
ノースの昔馴染み。22歳。
シェローティアの古い神官家ステイシアの出。マリンという妹がいる。
非常に優秀な能力の持ち主だが、神託により妹が家を継ぐことになり、自分の存在が妹の負担になることを懸念して家を出る。旅の途中で船が襲われ海賊に捕えられるが、彼らを説得し改心させて商売を始める。現在ではアルセイルに本店を置く“シノン商会”の会長。今回、フレイス進出をかけてエンネンの街にやってきた。
| マリン=ファルネージュ=ステイシア |
夢の世界で一行と出会う。
ステイシアの分家のひとつ、ファルネージュ家の跡取り。16歳。正体不明の“蟲”の襲撃によって両親を亡くし、現在では生き残りの集まるティアナ神殿で指導的な立場に立っている。旅の女性から預かった“知りたいことがなんでも載っている手帳”を所持している。
6年前から行方不明の姉について気にかけている。
| エルジェ |
ジリアスが出会った謎の少女。外見は10歳前後。白い髪、紅い瞳という印象的な容姿をしている。口数が少なく表情もほとんど動かさない。特に笑顔を見せることは決してない。しかしどうやら空を見上げることは気に入っているらしい。
ジリアスの死んだ妹イリスにどことなく似ている。
| セレーヌ |
メイド姿の女性。20歳程度に見える。白髪で紅い瞳。
自称エルジェの保護者。事務的な態度に、ときおりエルジェへの気遣いを見せる。
フレイスはエンネンの街で、ジリアスはエルジェと名乗る少女に会う。エルジェに亡き妹の影を思い出したジリアスは、「遊んでこいと言われたけど何をすればいいか分からない」と言う彼女にしばらく付き合う。エルジェを迎えにきたセレーヌという女性は、ジリアスに「またエルジェ様と遊んであげてください」と頼んで去る。
同じくエンネンにて、ノースは昔馴染みのシノンと再会する。シノンは困ったことが起きたので知恵を借りたいと頼む。シノン商会フレイス支店の開店セールの目玉にしている2頭のホワイトタイガーが盗まれてしまったらしい。ノースはこれを承諾し、弟子のクレイグと、商会に雇われた2人の探索者ジリアスとヴィートと共に調査を開始する。
その夜、4人は同じ夢を見る。その夢の世界では、辺り一面が氷に覆われていて多くの人々がその氷の中に閉じ込められていた。夢の世界に現れた一行は、目の前にいた少女マリンからこの世界を救って欲しいと頼まれる。彼女は世界を救う勇者が現れるという神託を受け、その場所(シェローティア、フェイスの街近辺の山の頂上)で待っていたらしい。
話を聞くと、この世界の暦は4人がいた世界の1年ほど前で、その40日前に空から星が降ってきたのだという。星は光を雪のように世界中に降りしきらせ、光は氷となって今のような状態ができた。さらに星の落ちた場所からは無数の巨大な蟲が溢れ出し、難を逃れた人々を虐殺して回っている。マリンがいるフェイスのティアナ神殿は認められた者以外は通過を阻むという結界のため今まで持ちこたえているが、今世界にどれだけの人が残っているかは皆目見当もつかず、全滅している可能性もあるという。その日以来、空一面を覆う黒雲は一度たりとも晴れていない。
一行はティアナ神殿に入ろうとするが、待ち構えていたかのように芋虫型の蟲が神殿の周りを取り囲んでいて戻れそうにない。マリンは蟲が嫌う匂いを放つ香水があればなんとかなるかもしれないのに、と言う。そこで4人は目を覚ます。
4人はこの夢に戸惑いつつも、どうやらこちら側で手に入れた物はあちら側に持っていけるらしいことから、その香水を手に入れる努力をすることに決める。
調査の結果、犯人を追い詰めホワイトタイガーの一頭を取り戻すが、もう一頭は輸送中に逃げ出してしまいエンネンの地下下水路に入り込んでしまった可能性が高いという。一行は下水を探索しこれも無事に取り戻し、シノンから目的の香水を報酬として手に入れる。
香水を手に再び夢の世界へやって来た一行(2つの世界では時間の進み方が違うらしく、現実の一日はこちらでは数時間に相当する)。香水を使って無事に神殿へと入り、改めて勇者として歓迎を受ける。
同じくエンネンにて、ノースは昔馴染みのシノンと再会する。シノンは困ったことが起きたので知恵を借りたいと頼む。シノン商会フレイス支店の開店セールの目玉にしている2頭のホワイトタイガーが盗まれてしまったらしい。ノースはこれを承諾し、弟子のクレイグと、商会に雇われた2人の探索者ジリアスとヴィートと共に調査を開始する。
その夜、4人は同じ夢を見る。その夢の世界では、辺り一面が氷に覆われていて多くの人々がその氷の中に閉じ込められていた。夢の世界に現れた一行は、目の前にいた少女マリンからこの世界を救って欲しいと頼まれる。彼女は世界を救う勇者が現れるという神託を受け、その場所(シェローティア、フェイスの街近辺の山の頂上)で待っていたらしい。
話を聞くと、この世界の暦は4人がいた世界の1年ほど前で、その40日前に空から星が降ってきたのだという。星は光を雪のように世界中に降りしきらせ、光は氷となって今のような状態ができた。さらに星の落ちた場所からは無数の巨大な蟲が溢れ出し、難を逃れた人々を虐殺して回っている。マリンがいるフェイスのティアナ神殿は認められた者以外は通過を阻むという結界のため今まで持ちこたえているが、今世界にどれだけの人が残っているかは皆目見当もつかず、全滅している可能性もあるという。その日以来、空一面を覆う黒雲は一度たりとも晴れていない。
一行はティアナ神殿に入ろうとするが、待ち構えていたかのように芋虫型の蟲が神殿の周りを取り囲んでいて戻れそうにない。マリンは蟲が嫌う匂いを放つ香水があればなんとかなるかもしれないのに、と言う。そこで4人は目を覚ます。
4人はこの夢に戸惑いつつも、どうやらこちら側で手に入れた物はあちら側に持っていけるらしいことから、その香水を手に入れる努力をすることに決める。
調査の結果、犯人を追い詰めホワイトタイガーの一頭を取り戻すが、もう一頭は輸送中に逃げ出してしまいエンネンの地下下水路に入り込んでしまった可能性が高いという。一行は下水を探索しこれも無事に取り戻し、シノンから目的の香水を報酬として手に入れる。
香水を手に再び夢の世界へやって来た一行(2つの世界では時間の進み方が違うらしく、現実の一日はこちらでは数時間に相当する)。香水を使って無事に神殿へと入り、改めて勇者として歓迎を受ける。
第二夜 『STRUGGLE』
| ナナ |
ヴィートの幼馴染で片想いの相手。夢の世界では何故か敵として蟲を率いて現れる。
サイレントウォーリアで、父から手ほどきを受けた投具の扱いを得意とする。
| レイズナージュ |
竜の子供(正確には転生直後の姿)。生まれたとき傍にいたクレイグになついている。預けられる際、本来の力を解放し成体並みの大きさになることのできる丸薬を3粒受け取っている。
夢の世界に行くと、生き残りの人が現れたらしくマリンがその立ち入りを許可している。その人物はヴィートの幼馴染、ナナであった。混乱するヴィートだが、ナナもこの場所にヴィートがいることに戸惑っている様子を見せる。しかしナナはヴィートの呼びかけには答えず、結界の内側に蟲を呼び込み神殿を包囲する。そして人々にここで殺されるか、氷に閉じ込められるかのどちらかを選ぶよう迫る。
香水で蟲の侵入を防げるのはせいぜいあと3日。マリンは手帳をめくり、爆弾を作って弱点を突けば(蟲はすべて高温を苦手としている)蟲を撃退できるかもしれない、と提案する。
元の世界に戻った一行は、爆弾の材料となる特殊な鉱石がフレイスの奥地で取れると聞きそこに向かう。道中ヴィートの生まれ故郷に立ち寄り、そこでナナと再会する。彼女は夢の世界に現れた彼女と同一人物であるようだが、蟲に協力している理由は明かさない。ヴィートは後ろ髪を引かれながらも先を急ぐため村を後にする。
鉱石が取れるのは火の精霊族サラマンダーの集落であり、集落では最近盗人が出たとかで出入りを制限している。盗まれたのは竜の卵。一行はその事件の調査に当たるが、さらにその最中、サラマンダーの族長の息子が殺される。一行は推理をはたらかせこれを解決、竜の卵も無事に出てくる。ところが、卵は偶然クレイグの目の前で割れ、生まれた竜はクレイグになついてしまう。悩んだ末、族長はクレイグに竜の子供を託すことに決める。
再び夢の世界。鉱石を元に急ごしらえの爆弾を製造し、こちらから打って出る。一行がナナを抑えている間に人々は爆弾で蟲を撃退し、不利を悟ったナナは撤退する。
香水で蟲の侵入を防げるのはせいぜいあと3日。マリンは手帳をめくり、爆弾を作って弱点を突けば(蟲はすべて高温を苦手としている)蟲を撃退できるかもしれない、と提案する。
元の世界に戻った一行は、爆弾の材料となる特殊な鉱石がフレイスの奥地で取れると聞きそこに向かう。道中ヴィートの生まれ故郷に立ち寄り、そこでナナと再会する。彼女は夢の世界に現れた彼女と同一人物であるようだが、蟲に協力している理由は明かさない。ヴィートは後ろ髪を引かれながらも先を急ぐため村を後にする。
鉱石が取れるのは火の精霊族サラマンダーの集落であり、集落では最近盗人が出たとかで出入りを制限している。盗まれたのは竜の卵。一行はその事件の調査に当たるが、さらにその最中、サラマンダーの族長の息子が殺される。一行は推理をはたらかせこれを解決、竜の卵も無事に出てくる。ところが、卵は偶然クレイグの目の前で割れ、生まれた竜はクレイグになついてしまう。悩んだ末、族長はクレイグに竜の子供を託すことに決める。
再び夢の世界。鉱石を元に急ごしらえの爆弾を製造し、こちらから打って出る。一行がナナを抑えている間に人々は爆弾で蟲を撃退し、不利を悟ったナナは撤退する。
第三夜 『MEMORIES OF DISASTER』
| ダスト |
仮面で顔を隠した少年。クレイグに執着し付け狙っている。
魔法騎士で、剣と同時に魔法の扱いも得意としている。
ナナと同じく蟲を率いる立場にある。
| ギャロン |
異様に背が高くピエロのような面を被った男。常にハイテンションで奇怪な口調で喋る。ナナとダストとは同僚。殺人愛好者でカニバリスト。死体を操る得体のしれない術を使う。ジリアスの妹を殺した張本人でもある。
| フィーゼ |
クレイグと同郷の少女で、事件の数少ない生存者。
事件で両親や知り合いを全て亡くしたため、クレイグを憎んでいる。
マリンは手帳から、超古代に開発された人工太陽ならばフェイスの街を覆っている氷を融かせるかもしれないと提案する。それを収めた遺跡がアルセイルにあると聞いた一行はエンネンから船に乗り、アルセイルのカガセに向かう。その途中、船は謎の人物ギャロンの襲撃を受ける。仇に相対したジリアスは改めて妹の喪失を実感し怒りに任せて立ち向かうが、力及ばず瀕死の重傷を負う。
一方クレイグはダストと名乗る仮面の少年に襲われる。ダストはクレイグの思い出せない記憶について責め、何かの魔術を使うとクレイグは忘れていた9歳までの記憶が蘇る。ギャロンとダストの2人はそれで目的を達したらしく船から撤退する。
カガセの街には何故かエルジェがいた。ジリアスはまたエルジェに付き合いながら、救えなかった妹の分まで彼女のことを護り抜くことを誓う。別れ際、エルジェは昔彼女の兄の為に作ったという自分を模した人形をジリアスに渡す。
クレイグは、現在の親は実は伯父伯母夫婦で、9歳以前の自分はアルセイルのタウザント村という場所で本当の両親と過ごしていたことを思い出す。目的地に向かう途中そのタウザントという村に向かってみるとそこは廃墟であり、何か巨大な爆発があって住民が全滅したらしいことを知る。
クレイグはその廃墟ですべてを思い出す。彼は5年前、魔導管理委員会に所属していた祖父の蔵書から、あまりの威力ゆえに封印された禁呪についての記述を偶然目にする。直後、禁呪目当てに襲ってきた闇の宗教に両親を殺されたクレイグは、その魔法を発動させ闇の宗教はおろか村そのものを吹き飛ばしてしまう。その記憶に耐えられなかった彼はその魔法についての記憶と共に9歳以前の自分を封印してしまった。
その村から立ち去る途中、墓石に祈りを捧げている少女とその仲間である探索者の一団に遭遇する。フィーゼという名のその少女は、村を滅ぼした張本人であるクレイグを責め今さら何をしに帰ってきたのかと言う。責任を痛感しているクレイグはそれに何も言い返すことができない。一時は魔導の道を捨てることまで考えたクレイグだが、仲間の励ましを受けて立ち直り、償いのために生きることを誓う。
目的の遺跡には、フィーゼのパーティがほぼ同時に辿り着いていた。競い合って遺跡の探索を始める2つのパーティだが、途中やむをえない状況から両者は協力しあうことになり、クレイグを毛嫌いしていたフィーゼも徐々に彼を信用するようになる。遺跡の最終防衛兵器ジェネラル・カニアーマーも彼らの支援の元で撃破し、一行は目的の人工太陽を手に入れる。
夢の世界に向かった一行は人工太陽をセットしに街の中心に向かうが、そこにはダストが配下の蟲を率いて待ち構えていた。ダストはクレイグの記憶をすべて取り戻させ絶望させたところで殺すことを望んでいるらしい。一行はダストに敗北し現実世界に戻されるが、その間際に人工太陽を起動、不完全ながらもフェイスの街の氷は融け始める。
一方クレイグはダストと名乗る仮面の少年に襲われる。ダストはクレイグの思い出せない記憶について責め、何かの魔術を使うとクレイグは忘れていた9歳までの記憶が蘇る。ギャロンとダストの2人はそれで目的を達したらしく船から撤退する。
カガセの街には何故かエルジェがいた。ジリアスはまたエルジェに付き合いながら、救えなかった妹の分まで彼女のことを護り抜くことを誓う。別れ際、エルジェは昔彼女の兄の為に作ったという自分を模した人形をジリアスに渡す。
クレイグは、現在の親は実は伯父伯母夫婦で、9歳以前の自分はアルセイルのタウザント村という場所で本当の両親と過ごしていたことを思い出す。目的地に向かう途中そのタウザントという村に向かってみるとそこは廃墟であり、何か巨大な爆発があって住民が全滅したらしいことを知る。
クレイグはその廃墟ですべてを思い出す。彼は5年前、魔導管理委員会に所属していた祖父の蔵書から、あまりの威力ゆえに封印された禁呪についての記述を偶然目にする。直後、禁呪目当てに襲ってきた闇の宗教に両親を殺されたクレイグは、その魔法を発動させ闇の宗教はおろか村そのものを吹き飛ばしてしまう。その記憶に耐えられなかった彼はその魔法についての記憶と共に9歳以前の自分を封印してしまった。
その村から立ち去る途中、墓石に祈りを捧げている少女とその仲間である探索者の一団に遭遇する。フィーゼという名のその少女は、村を滅ぼした張本人であるクレイグを責め今さら何をしに帰ってきたのかと言う。責任を痛感しているクレイグはそれに何も言い返すことができない。一時は魔導の道を捨てることまで考えたクレイグだが、仲間の励ましを受けて立ち直り、償いのために生きることを誓う。
目的の遺跡には、フィーゼのパーティがほぼ同時に辿り着いていた。競い合って遺跡の探索を始める2つのパーティだが、途中やむをえない状況から両者は協力しあうことになり、クレイグを毛嫌いしていたフィーゼも徐々に彼を信用するようになる。遺跡の最終防衛兵器ジェネラル・カニアーマーも彼らの支援の元で撃破し、一行は目的の人工太陽を手に入れる。
夢の世界に向かった一行は人工太陽をセットしに街の中心に向かうが、そこにはダストが配下の蟲を率いて待ち構えていた。ダストはクレイグの記憶をすべて取り戻させ絶望させたところで殺すことを望んでいるらしい。一行はダストに敗北し現実世界に戻されるが、その間際に人工太陽を起動、不完全ながらもフェイスの街の氷は融け始める。
第四夜 『TRUTH』
| クレスト=ノイマン |
自ら“天帝”を名乗り、こちらの世界を支配する。ナナ、ダスト、ギャロンの上役。尊大な態度を装っているが、臆病で神経質な性格は威厳に著しく欠けている。利用されているだけの存在。
氷が融けつつあるフェイスの街では、蟲たちが人々を起きる端から殺して回っている。一行も一人でも多くの人を助けるべく努力をするが、その数は僅かなものに過ぎない。
一方現実世界。遺跡からカガセの街まで戻ってきた一行は、突然賞金稼ぎからの襲撃を受ける。どうやら天帝が彼ら4人を世界を滅ぼす大罪人とし、多額の賞金をかけたらしい。さらにはこの世界のフェイスがごく最近に消滅しており、その責も4人にあるという。カガセの衛兵や賞金稼ぎ、そして天帝直属の精鋭部隊“鳳翼騎士団”に追われながらも、どうにかシノンに接触し助力を請う。シノンはエンネン行きの商船に乗せて一行を逃してくれることを約束する。
船旅の途中、夢の世界でナナが一行に接触をかけてくる。ナナは現在彼女が知っている情報について明かす。
世界を覆う氷は人々の意識と意識をつなぐ効果を持っていて、そちらの世界はその人々が見ているひとつの巨大な夢であり、氷に覆われた世界こそが現実の世界であること。一行の現実での身体は今もどこかで氷漬けになっているはずで、こうして存在していることは彼女たちにとっても不可解であること。彼女やダストら、そして天帝は夢の世界の中で望みを叶えてもらえることを条件に、氷を降らせ蟲を生み出している存在“シップ”に協力していること。それらを告げた後、ナナは自分の選んだ道とヴィートの歩む道、どちらが正しいのかの決着をつけるため翌日に決闘を行うことを要求して去る。
“ドリームワールド”(一行が今まで現実として認識していた世界。本来の現実である氷漬けの世界の方は以降“リアルワールド”と呼称)に戻ってくると、シノンが鳳翼騎士団を手引きしている現場に出くわす。シノンはリアルワールドで自分がすでに死んでいて、一行が世界を元に戻せば今の自分はドリームワールドと共に消滅することを聞かされて彼らを裏切ることを選択したのだった。さらにシノンは、リアルワールドのノースも彼女と同じくすでに死亡していることを告げる。ノースは衝撃を受けるが、たとえそうであっても、遺される人々のためにも世界を元に戻す戦いを続けることを選択する。しかし多勢にはどうすることもできず、一行は船倉の一室に閉じ込められる。エンネン到着後、処刑が行われるという。
そこにシノンが助けにやってくる。妹のマリンのこともあり、ノースの言葉に思い直した彼女は一行を助けることにしたのである。彼女の機転で鳳翼騎士団は彼らを見失い、こうしてつつがなくエンネンに到着する。しかし、今度はシノンが犯罪者を助けた咎で処刑されるという。それを見捨ててはおけない一行は、商会の元海賊の面々と共に処刑場に襲撃をかける。処刑場では観衆をすべて死体にかえて伏せていたギャロンが一行を待ち構えていた。激戦の末なんとかこれを撃退した一行は、海賊船でエンネンを脱出する。
そのうちにリアルワールドでナナと交わしていた決闘の期日がやってくる。ナナはヴィートに対して告げる。生まれ故郷の村はリアルワールドでは蟲の襲撃によってほぼ全滅していて、彼女は仮初の夢と知りつつも家族と平穏に暮らせる世界を選んだのだと。ヴィートは村を出るときにナナと交わした約束――彼女が危険な目に遭っていたらどこからでも駆けつけてそれを助けること――を守れなかったことを悔やむが、改めて自分のナナへの想いを告げる。ナナは今さら信じてきた道を曲げることはできないと、互いの信念をかけて決闘することを選ぶ。
敗北したのはナナ。傷を負って倒れる彼女に、ヴィートは以前からプレゼントしようと準備していた宝石を渡し、現実の世界で2人で生きていこうと言う。
ナナは一命を取り留めたが、意識は回復しない。どうやら魂が別の場所に囚われている可能性があるという。ナナが遺した手紙には、空を覆う黒雲(正体は無数の蟲の塊)を制御している天帝を倒せば世界を元に戻せるかもしれないこと、そして天帝が居城にしている天翔宮の飛行航路が記されていた。
一方現実世界。遺跡からカガセの街まで戻ってきた一行は、突然賞金稼ぎからの襲撃を受ける。どうやら天帝が彼ら4人を世界を滅ぼす大罪人とし、多額の賞金をかけたらしい。さらにはこの世界のフェイスがごく最近に消滅しており、その責も4人にあるという。カガセの衛兵や賞金稼ぎ、そして天帝直属の精鋭部隊“鳳翼騎士団”に追われながらも、どうにかシノンに接触し助力を請う。シノンはエンネン行きの商船に乗せて一行を逃してくれることを約束する。
船旅の途中、夢の世界でナナが一行に接触をかけてくる。ナナは現在彼女が知っている情報について明かす。
世界を覆う氷は人々の意識と意識をつなぐ効果を持っていて、そちらの世界はその人々が見ているひとつの巨大な夢であり、氷に覆われた世界こそが現実の世界であること。一行の現実での身体は今もどこかで氷漬けになっているはずで、こうして存在していることは彼女たちにとっても不可解であること。彼女やダストら、そして天帝は夢の世界の中で望みを叶えてもらえることを条件に、氷を降らせ蟲を生み出している存在“シップ”に協力していること。それらを告げた後、ナナは自分の選んだ道とヴィートの歩む道、どちらが正しいのかの決着をつけるため翌日に決闘を行うことを要求して去る。
“ドリームワールド”(一行が今まで現実として認識していた世界。本来の現実である氷漬けの世界の方は以降“リアルワールド”と呼称)に戻ってくると、シノンが鳳翼騎士団を手引きしている現場に出くわす。シノンはリアルワールドで自分がすでに死んでいて、一行が世界を元に戻せば今の自分はドリームワールドと共に消滅することを聞かされて彼らを裏切ることを選択したのだった。さらにシノンは、リアルワールドのノースも彼女と同じくすでに死亡していることを告げる。ノースは衝撃を受けるが、たとえそうであっても、遺される人々のためにも世界を元に戻す戦いを続けることを選択する。しかし多勢にはどうすることもできず、一行は船倉の一室に閉じ込められる。エンネン到着後、処刑が行われるという。
そこにシノンが助けにやってくる。妹のマリンのこともあり、ノースの言葉に思い直した彼女は一行を助けることにしたのである。彼女の機転で鳳翼騎士団は彼らを見失い、こうしてつつがなくエンネンに到着する。しかし、今度はシノンが犯罪者を助けた咎で処刑されるという。それを見捨ててはおけない一行は、商会の元海賊の面々と共に処刑場に襲撃をかける。処刑場では観衆をすべて死体にかえて伏せていたギャロンが一行を待ち構えていた。激戦の末なんとかこれを撃退した一行は、海賊船でエンネンを脱出する。
そのうちにリアルワールドでナナと交わしていた決闘の期日がやってくる。ナナはヴィートに対して告げる。生まれ故郷の村はリアルワールドでは蟲の襲撃によってほぼ全滅していて、彼女は仮初の夢と知りつつも家族と平穏に暮らせる世界を選んだのだと。ヴィートは村を出るときにナナと交わした約束――彼女が危険な目に遭っていたらどこからでも駆けつけてそれを助けること――を守れなかったことを悔やむが、改めて自分のナナへの想いを告げる。ナナは今さら信じてきた道を曲げることはできないと、互いの信念をかけて決闘することを選ぶ。
敗北したのはナナ。傷を負って倒れる彼女に、ヴィートは以前からプレゼントしようと準備していた宝石を渡し、現実の世界で2人で生きていこうと言う。
ナナは一命を取り留めたが、意識は回復しない。どうやら魂が別の場所に囚われている可能性があるという。ナナが遺した手紙には、空を覆う黒雲(正体は無数の蟲の塊)を制御している天帝を倒せば世界を元に戻せるかもしれないこと、そして天帝が居城にしている天翔宮の飛行航路が記されていた。
第五夜 『AWAKEN WORLD』
| テトライルニスカ |
ノースの猫テイルの真の正体。古代神の一柱。女性神格。
転移に特化した力を持ち、その能力は夢と現実の境すらも超える。ただし戦闘力は皆無に等しい。古代神ながら天界に逆らうことを選択しなかったために存在を見逃されている。様々な世界を渡り歩いていては勝手気ままに過ごしている。
ドリームワールドにて。レイズナージュの力を解放しその背に乗った一行は、一路天翔宮を目指す。天翔宮を護る防御衛星と鳳翼騎士団を突破し、宮殿の最奥、玉座の間に到達する。
天帝はこの侵入者にうろたえるが、“目を覚ます”ことでその場からいなくなり、一行のリアルワールドでの身体を破壊することを思いつく。即座にそれを追いかける手段のない一行は途方にくれるが、そこにノースの猫であるテイルが話しかけてくる。テイルは自らの正体が古代神で今まで一行をリアルワールドに送り込んでいたことを明かす。彼女は蟲の襲撃からノースによって助けられ、それによって命を落としたノースの望みを叶えるために協力していた。しかし人間に過剰な干渉をしてはならないという天神との契約を破ってしまった以上、速やかにこの世界を去らなければならない。その前に最後の力でテイルは一行を天帝の元に転移させようとする。
そのとき、現れたダストによって静止が入る。彼はあくまでもクレイグの存在を認めず戦おうとする。その交錯で仮面が外れ、その下からクレイグに瓜二つの顔が現れる。ダストはクレイグが封印した9歳以前の彼で、常に意識の底に閉じ込められていたが、ドリームワールドが生成されたときにクレイグの意識と分離した。彼は自分がクレイグの体の主導権を握ることを条件に“シップ”に協力していて、それはクレイグを殺すことで完成されるという。さらに玉座の間の外壁を破ってギャロンが登場する。ギャロンは前回に受けたダメージでまともな思考能力は残っていないが、自分を痛めつけた一行に復讐することに執着して襲い掛かってくる。
ダストはクレイグと一騎打ちの末敗れる。ダストは自分も同様に罪の記憶に耐えられず逃げていたことを悟り消滅する。クレイグは記憶を取り戻し、そのトラウマの根源である禁呪≪ここに放つ、ただ輝く魔≫を使えるようになる。一方ギャロンもとどめを刺され、天翔宮から落下していく。
妨害を退けた一行はテイルによってリアルワールドに飛ぶ。場所は高空、空一面を覆う蟲雲の上。天帝は突然現れた一行に錯乱気味になりながら、小蟲をコントロールする巨大蟲“マザーインセクト”で迎撃する。天帝が押され始めるとマザーインセクトからセレーヌの声がする。「現在の指揮系統を不適格と判断、スレイブモードを起動」。天帝は意思と生命を奪われ、思考するだけの道具として一行の前に立ち塞がる。死闘の末にこれをどうにか撃破する。
マザーインセクトが倒されることにより雲は形を乱し、隙間から地上に光が射し始める。光が当たると地上の氷は急速に融けていく。再びドリームワールドに戻り、ノースとの別れを告げ、またリアルワールドでの再会を誓う一行。しかしそのとき、遥か天から声がする。声は自らをこの世界の創造者と名乗り、世界が心ない者の手によって滅びつつある、自分の元にくれば新たな世界で転生させてやることができると告げる。崩壊しつつある世界にパニックに陥っていた人々は、我先にその光の方へと昇っていく。一行はどうすることもできないままその光景を見つめていた。
覚醒の直前、ジリアスはエルジェの声を聞く。エルジェはもう会うことができないと告げるが、ジリアスはそれを否定し必ず会いに行くことを約束する。
天帝はこの侵入者にうろたえるが、“目を覚ます”ことでその場からいなくなり、一行のリアルワールドでの身体を破壊することを思いつく。即座にそれを追いかける手段のない一行は途方にくれるが、そこにノースの猫であるテイルが話しかけてくる。テイルは自らの正体が古代神で今まで一行をリアルワールドに送り込んでいたことを明かす。彼女は蟲の襲撃からノースによって助けられ、それによって命を落としたノースの望みを叶えるために協力していた。しかし人間に過剰な干渉をしてはならないという天神との契約を破ってしまった以上、速やかにこの世界を去らなければならない。その前に最後の力でテイルは一行を天帝の元に転移させようとする。
そのとき、現れたダストによって静止が入る。彼はあくまでもクレイグの存在を認めず戦おうとする。その交錯で仮面が外れ、その下からクレイグに瓜二つの顔が現れる。ダストはクレイグが封印した9歳以前の彼で、常に意識の底に閉じ込められていたが、ドリームワールドが生成されたときにクレイグの意識と分離した。彼は自分がクレイグの体の主導権を握ることを条件に“シップ”に協力していて、それはクレイグを殺すことで完成されるという。さらに玉座の間の外壁を破ってギャロンが登場する。ギャロンは前回に受けたダメージでまともな思考能力は残っていないが、自分を痛めつけた一行に復讐することに執着して襲い掛かってくる。
ダストはクレイグと一騎打ちの末敗れる。ダストは自分も同様に罪の記憶に耐えられず逃げていたことを悟り消滅する。クレイグは記憶を取り戻し、そのトラウマの根源である禁呪≪ここに放つ、ただ輝く魔≫を使えるようになる。一方ギャロンもとどめを刺され、天翔宮から落下していく。
妨害を退けた一行はテイルによってリアルワールドに飛ぶ。場所は高空、空一面を覆う蟲雲の上。天帝は突然現れた一行に錯乱気味になりながら、小蟲をコントロールする巨大蟲“マザーインセクト”で迎撃する。天帝が押され始めるとマザーインセクトからセレーヌの声がする。「現在の指揮系統を不適格と判断、スレイブモードを起動」。天帝は意思と生命を奪われ、思考するだけの道具として一行の前に立ち塞がる。死闘の末にこれをどうにか撃破する。
マザーインセクトが倒されることにより雲は形を乱し、隙間から地上に光が射し始める。光が当たると地上の氷は急速に融けていく。再びドリームワールドに戻り、ノースとの別れを告げ、またリアルワールドでの再会を誓う一行。しかしそのとき、遥か天から声がする。声は自らをこの世界の創造者と名乗り、世界が心ない者の手によって滅びつつある、自分の元にくれば新たな世界で転生させてやることができると告げる。崩壊しつつある世界にパニックに陥っていた人々は、我先にその光の方へと昇っていく。一行はどうすることもできないままその光景を見つめていた。
覚醒の直前、ジリアスはエルジェの声を聞く。エルジェはもう会うことができないと告げるが、ジリアスはそれを否定し必ず会いに行くことを約束する。
第六夜 『IN THE UNIVERCE』
ノースを除く目覚めた3人は、氷が融けたにも関わらずまだ多くの人が目を覚ましていないこと、星が天の一角に向けて飛び去ったことを聞く。クレイグはレイズナージュに一行を乗せ、魔力を供給することで竜を加速、飛び去った星を追いかける。
一方ノースは薄れゆく意識の中でテイルの声を聞く。テイルはまだすべてが終わったわけではないとしてノースを呼び寄せる。その場所はラース=フェリアを離れて行く星の上であった。
かつて――ラース=フェリアができるよりもさらに前の、遥か昔の話。一年中雪と氷に閉ざされつつも高度に文明を発達させた世界があった。しかし、その世界は人々が相争った結果滅びの道を辿る。テイルの話によると、この星――巨大な岩の塊のような物体――は、その滅びた世界から人々を脱出させ別の世界へ移住させるために造られた船だという。そして、この船の中にはラース=フェリアの人々の魂が閉じ込められているようだ。テイルはこの世界で使える力を使い果たしたため、できることはここまでだと告げて消失する。
ノースは追いついてきたクレイグたちと合流し、船の中に侵入する。途中で道が閉ざされていたが、ジリアスが受け取っていたエルジェの人形に添えられていた記憶媒体を展開することで道が開かれる。記憶媒体にはさらに、この船の技術者だったらしいエルジェの兄からエルジェへのメッセージが含まれていた。このエルジェの兄はどうやらジリアスの遠い前世の姿のようだった。
船の中枢に向けて進んでいくと、行く手にセレーヌが立ち塞がる。彼女はこの船の管理を担当するAIだった。セレーヌは命令に従い侵入者は排除しなければならないと告げ、一行を電脳空間に引きずり込みナナやダストの戦闘データをぶつける。一行はこれに勝利し、セレーヌはオーバーヒートにより一時的に行動不能になる。
エルジェのいる部屋に辿り着くと、彼女は驚き戸惑いながらも、ジリアスが来てくれたことを喜ぶ。そこに静止が入る。この船の人間は永い時の中でエルジェを除いて全滅しているが、その意思だけを船にコピーして遺していた。その集合意識がこれまでのすべてを操っていたのである。彼らの目的はラース=フェリアの支配。今回は一時的な撤退であり、集めた魂をスレイブ化して蟲に埋め込み新たに侵攻を開始する予定だった。そして優性人類としてその頂点に立つ予定のエルジェをここで連れ出すことは許可できることではない。集合意識は回復したセレーヌに一行を排除しエルジェを連れ戻すことを命令する。
セレーヌはエルジェに、何の不安もない守られるだけの立場から離れ、未知の世界で自分の力で困難に立ち向かっていく覚悟があるのかと問う。エルジェは迷うが、ジリアスの言葉を受けて新たな世界で生きることを選ぶ。セレーヌはその言葉に微笑を見せる。ようやく自分が作られた本分を果たすことができた、と。セレーヌは命令に背き船の自壊装置を作動させる。そして崩れゆく船の中、一行を脱出艇へと導きエルジェのことを託す。
脱出艇はラース=フェリアに進路を取る。しかし自壊を始めるシップ本体もまた、ラース=フェリアに舳先を向ける。脱出艇にセレーヌから通信が入り、集合意識は最期にシップを大地に落とし自爆させるつもりだと告げる。それを止めるためには、直接シップ本体を攻撃し破壊する以外にはない。
一方ノースは薄れゆく意識の中でテイルの声を聞く。テイルはまだすべてが終わったわけではないとしてノースを呼び寄せる。その場所はラース=フェリアを離れて行く星の上であった。
かつて――ラース=フェリアができるよりもさらに前の、遥か昔の話。一年中雪と氷に閉ざされつつも高度に文明を発達させた世界があった。しかし、その世界は人々が相争った結果滅びの道を辿る。テイルの話によると、この星――巨大な岩の塊のような物体――は、その滅びた世界から人々を脱出させ別の世界へ移住させるために造られた船だという。そして、この船の中にはラース=フェリアの人々の魂が閉じ込められているようだ。テイルはこの世界で使える力を使い果たしたため、できることはここまでだと告げて消失する。
ノースは追いついてきたクレイグたちと合流し、船の中に侵入する。途中で道が閉ざされていたが、ジリアスが受け取っていたエルジェの人形に添えられていた記憶媒体を展開することで道が開かれる。記憶媒体にはさらに、この船の技術者だったらしいエルジェの兄からエルジェへのメッセージが含まれていた。このエルジェの兄はどうやらジリアスの遠い前世の姿のようだった。
船の中枢に向けて進んでいくと、行く手にセレーヌが立ち塞がる。彼女はこの船の管理を担当するAIだった。セレーヌは命令に従い侵入者は排除しなければならないと告げ、一行を電脳空間に引きずり込みナナやダストの戦闘データをぶつける。一行はこれに勝利し、セレーヌはオーバーヒートにより一時的に行動不能になる。
エルジェのいる部屋に辿り着くと、彼女は驚き戸惑いながらも、ジリアスが来てくれたことを喜ぶ。そこに静止が入る。この船の人間は永い時の中でエルジェを除いて全滅しているが、その意思だけを船にコピーして遺していた。その集合意識がこれまでのすべてを操っていたのである。彼らの目的はラース=フェリアの支配。今回は一時的な撤退であり、集めた魂をスレイブ化して蟲に埋め込み新たに侵攻を開始する予定だった。そして優性人類としてその頂点に立つ予定のエルジェをここで連れ出すことは許可できることではない。集合意識は回復したセレーヌに一行を排除しエルジェを連れ戻すことを命令する。
セレーヌはエルジェに、何の不安もない守られるだけの立場から離れ、未知の世界で自分の力で困難に立ち向かっていく覚悟があるのかと問う。エルジェは迷うが、ジリアスの言葉を受けて新たな世界で生きることを選ぶ。セレーヌはその言葉に微笑を見せる。ようやく自分が作られた本分を果たすことができた、と。セレーヌは命令に背き船の自壊装置を作動させる。そして崩れゆく船の中、一行を脱出艇へと導きエルジェのことを託す。
脱出艇はラース=フェリアに進路を取る。しかし自壊を始めるシップ本体もまた、ラース=フェリアに舳先を向ける。脱出艇にセレーヌから通信が入り、集合意識は最期にシップを大地に落とし自爆させるつもりだと告げる。それを止めるためには、直接シップ本体を攻撃し破壊する以外にはない。
第七夜 『DAYBREAK』
脱出艇に備えられた空中でも行動可能になる装備を身につけ、朝焼けの中、落ちゆく船との戦闘が始まる。崩壊しかけた外殻部分を破壊すると、中から現れたのはシップの戦闘形態、とてつもなく巨大な蝶の姿だった。その力は圧倒的だったが、同時に外殻の破壊によって出てきた人々の魂が一行に力を貸す。これまでの戦いの中で絆を深めてきた人々に助けられながら、シップの破壊に成功する。
こうしてすべてが終わり、世界に平和が取り戻された。残された3人もそれぞれ別の道を歩み始める。
ノースはそれを見届けた後、テイルの誘いに従い別の星々を巡る旅に出る。遥か遠い旅路を、しかしいつか必ず、再び巡り会うことを信じて。
こうしてすべてが終わり、世界に平和が取り戻された。残された3人もそれぞれ別の道を歩み始める。
ノースはそれを見届けた後、テイルの誘いに従い別の星々を巡る旅に出る。遥か遠い旅路を、しかしいつか必ず、再び巡り会うことを信じて。
番外 『I am You, and You are Me』
第4夜中盤にエンネンの街を離脱した一行はその後、フォーチューンの自治都市エアル・ラーメに身を寄せる。
ところが、ふとした事故でシノンが持ってきた怪しい薬を被ってしまった4人は、お互いの心と身体が入れ替わってしまう。薬の効果が切れるまで大人しく待つことにした一行。しかし間が悪いことに、そこに次々と訪問者が現れる。“シップ”側に一行が身動きの取れない状態であると知られれば、フェイスの街が蟲の総攻撃に晒される危険がある。一行はお互いがお互いの振りをしてこの窮地をしのがなくてはならない。
実家に戻って神殿を継がないかと迫るノースの両親。
フィーゼを人質にクレイグに決闘を要求するダスト。
一緒に流れ星を見に行きたいと誘いをかけてくるナナ。
どうしてもサーカスというものを見せて欲しいとねだるエルジェ。
果たして一行は、正体を知られることなくこれらの問題を解決することができるのだろうか?
……というような騒がしい一幕もあったことを、すべてが終わった今、4人の探索者たちは懐かしく思い出すのであった。
ところが、ふとした事故でシノンが持ってきた怪しい薬を被ってしまった4人は、お互いの心と身体が入れ替わってしまう。薬の効果が切れるまで大人しく待つことにした一行。しかし間が悪いことに、そこに次々と訪問者が現れる。“シップ”側に一行が身動きの取れない状態であると知られれば、フェイスの街が蟲の総攻撃に晒される危険がある。一行はお互いがお互いの振りをしてこの窮地をしのがなくてはならない。
実家に戻って神殿を継がないかと迫るノースの両親。
フィーゼを人質にクレイグに決闘を要求するダスト。
一緒に流れ星を見に行きたいと誘いをかけてくるナナ。
どうしてもサーカスというものを見せて欲しいとねだるエルジェ。
果たして一行は、正体を知られることなくこれらの問題を解決することができるのだろうか?
……というような騒がしい一幕もあったことを、すべてが終わった今、4人の探索者たちは懐かしく思い出すのであった。