【今回予告】
――夢を、見てみたい。
たくさんの人に囲まれた私が、誰かと一緒に楽しそうに笑っている夢。
夜が終われば、朝露に溶けて消えてしまいそうな儚い夢。
眩しくて暖かくて、そしてほんの少しだけ幸せになれる、そんな夢を。
セブン=フォートレスキャンペーン「Butterflie’s Dream」 最終夜
『DAYBREAK』
だから今朝は、光が昇る。
GM
必要な情報をすべて送信したところでセレーヌからの通信は切れる。おそらく、通信の権限が奪われたんだろう。後は最後の準備を整えてくれ。脱出艇備え付けのカプセルに入って休めばHP・MP・プラーナは全快する。
魔法のレベル上げ、EXパラメータのチェック、そして運命の分岐点たるCF値の決定等々を行う一同。
ノース
「皆さんは、これが終わったらどうされるのですか?」
クレイグ
「僕は、まだ具体的にどうすればいいのかわからないんですけど、何かの形で世界が立ち直るためのお手伝いをしたいと思っています」
ジリアス
「そうだな、戦いが終わった後は……エルジェに、世界を見せてやりたい」
ヴィート
「俺はこの世界で、また元のように生きていくさ」
ノース
「素敵な未来ですね。私は……どうしましょうか。そうですね、星にでもなって皆さんのことを見守り続けることにしますか」
一同
「…………」
ノース
「ではそろそろ行きましょう、皆さん」
クレイグ
「――はい!」
ヴィート
「――ああ」
ジリアス
「――行こう」
ラース=フェリアに向かって墜ちていく、巨大な岩の塊のような船。そこに向かって4人は降下していく。
時刻は夜明け前。朝焼けの空には二つの月と、消える直前の僅かばかりの星たちが世界を照らし出していた――。
GM
じゃあ目標は、このライン(フィールド上に一本の線を引く)のこっち側ぐらいに存在すると思っといてくれ。
ジリアス
そんなアバウトな……。
GM
100Sq×200Sqだから全然入りきらないんだよ(笑) 今見えてるのは全体の1000分の1の大きさか。まあ、どこに攻撃してもHPは共通だから。
ヴィート
……≪竜飛翔≫で距離を離すのは意味がなさそうだな。
クレイグ
それ以前に動くのか、≪竜飛翔≫で!?(笑)
GM
外敵の接近を確認すると護衛用の蟲が出撃してくる。今見えてるのは(ころ)ビートルタイプとスタッグビートルタイプ。“シップ”本体はこの段階では特に行動はしない。
戦闘開始。先手を取ったのは行動値30代の蟲二匹。
GM
カブトムシは「チャージ」、ジリアスに(ころころ)31で命中、157点。
一同
ひゃくごじゅうなな……?
ヴィート
こいつら、ザコじゃないのか。
クレイグ
軽く中ボスレベルだ(笑) ≪虹色の衣≫と≪咲き乱れし炎の華≫か。
GM
続いてクワガタ、「二刀流」でヴィートに攻撃。(ころころ)47と45、「連続攻撃」が発動して(ころころ)さらに45で命中。
クレイグ
このGM、やる気だ。
GM
やる気を出させたのは誰だ。
ヴィート
「超々俊足」が最終段階になったから、回避ジャッジを2回振れるんだったな。(ころころ)……うん、全部回避。
GM
って、かわしたのかよ!(笑)
ヴィート
少し危なかった。
こちらの攻撃だが……問題はダメージが通るかどうかか。
GM
あ、「致命の一撃」最終段階行ってたっけ? じゃあ回れば落ちる。
一同
…………。
クレイグ
訂正する! こいつらはただのザコだ!
ジリアス
頭にモブって書いてあった(笑)
クレイグ
よし回せ! 君ならできる!
ヴィート
プレッシャーをかけないでください。
プレッシャーに負けたのか、ここで珍しくヴィートのダイス目が揮わず。
生き残ったカブトムシとクワガタは「チャージ」「二刀流」で暴れ回り一行に甚大な被害を与えていくのだった。
GM
カウント1、“シップ”本体は新たな蟲を召喚。(ころ)ファイアフライ=蛍型とシケーダ=蝉型がこのSqに出現。
クレイグ
まずいぞこのままだと。残った蟲はどのくらい元気そう?
GM
さっきの魔法で削れてるから、あともう一押しってところか。
ジリアス
その蟲を攻撃か。
クレイグ
いや、本体を削っていかないと勝利はない。ザコの処理はヴィートさんを信じよう。
ヴィート
だからそんなプレッシャーを……。
クレイグ
でも、どう考えてもGMはクリティカルを出すことを前提にバランス組んでるぞ(笑)
ジリアス
じゃあ全力で本体を攻撃。とはいえ「渾身の一撃」しかできることはないか。
ヴィート
「粉砕」を取ってなかったっけ?
ジリアス
段階が伸びてなくて。EXパラメータが『想い』だから。
ヴィート
何故塗らない!? 今からでも塗りに行け!
回想シーンを挟め、出て行く前にエルジェと一悶着あったに違いない!!
挟まれることになった。
GM
では、脱出艇を出る寸前のことだ。エルジェが君の裾を掴み、不安そうな瞳で見上げている。
ジリアス
本当のところは自分も不安を感じているだが、それは顔には出さない。エルジェの頭を優しく撫で、「大丈夫だ。俺たちは絶対、あれを止めてみせる」
エルジェ
「ちゃんと……帰ってくる?」
ジリアス
「……安心しろ、ちゃんと戻ってくるさ」頭をぽんと叩いて、それから出撃のために背を向ける。
GM/エルジェ
その背中に必死に声をかけよう。
「待ってるからっ! 今度は何があっても絶対……いい子にして、ずっと待ってるから……!」
ジリアス
「……ああ、待っていてくれ。絶対、戻ってくる――」
GM
という話があったのだった。
クレイグ
EXパラメータは時として生死を左右するからなぁ(笑)
次のラウンド以降、調子を取り戻したヴィートの「致命の一撃」により蟲たちは一刀のもとに切り落とされていく。ジリアスとクレイグはじわじわと、だが着実にシップ本体にダメージを蓄積させていった。
GM
♪ホ、ホ、ホータル、じばく(笑) 絶対命中(ころころ)308点。
・
・
・
ヴィート
クリティカル……(ころころ)した。
GM
じゃあ死んだ(笑)
クレイグ
何をどうやってるのか最早わからん。何なんだこの人。
・
・
・
GM
(ころころ)このスクエアにローカストタイプ、蝗の群れが出現。こいつらは範囲攻撃でしかダメージを受けないので。
ヴィート
範囲攻撃なんて「超俊足」最終段階しかないけど。
GM
≪烈震撃≫でも習得すればいーじゃない。
クレイグ
このGM、プラーナと習得上限を削りにきている。
・
・
・
ノース
≪静寂の月と海≫を使います。ヴィートには離れているから届かないので……。
ヴィート
いや、こう(ノースの位置に接近してからUターン、現在の位置に戻る)動くから一発くれ(笑)
クレイグ
高機動戦闘の醍醐味を堪能してるな。
・
・
・
ヴィート
≪穿岩≫「超脚力」「致命の一撃」。(ころころ)絶対命中で……(ころころ)回らずか。430点。
GM
(ころころ)お、ぎりぎり残った。
ジリアス
MPを注ぎ込んで「渾身の一撃」。(ころころ)命中して(ころころ)205と217。
GM
そのダメージで終了だな。“シップ”は耐久度の限界を迎えた外殻部分を自ら射出。
クレイグ
射出!?
GM
まあ当たらないとは思うけど、死ねる威力があるよ。……(ころころ)クリティカル。22。
ヴィート
……(←「超脚力」の代償で気絶中)。
GM
あ、当たる人がいた(笑) (ころころ)262点の物理。
ノース
≪虹色の衣≫≪咲き乱れし炎の華≫と≪神水≫で……重傷値には戻ってこれそうですね。
ヴィート
……本番前に帰ってこれなくなるところだった。
GM
吹き飛んだ外殻――実はサナギだったんだが――の下から姿を現すのは、全翼1kmにも及ぶ美しいエメラルドグリーンの羽根を広げた巨大な蝶。この姿が“シップ”の戦闘形態だ。
ジリアス
蝶……。こいつもやはり虫だったか。
クレイグ
「まだか……? コイツを倒さないと、船は止まらないのか!?」
ノース
「おそらく、そうでしょうね」
ジリアス
「逆に考えろ。コイツさえ倒せば、それで終わりだ……!」
ヴィート
……(まだ気絶してるので喋れない)。
GM
同時に外殻部分に捕獲されていた人々の魂は解放され、周囲を飛び交っている。今なら呼びかければ君たちに力を貸してくれるかもしれない。具体的に言うとHP・MP・プラーナ全快。
ノース
どのタイミングで使うかが問題ですね。
クレイグ
回数上限は知り合いの数までといったところか。
GM
さらに1PCに1つ、特定キャラクターに声をかけるとパワーアップイベントが起こるようになっている。内容の方は後のお楽しみということで。
では、ラストバトル開始といこう。大気圏内を光の帯を残しながら降下していく巨大な蝶との交戦だ。
クレイグ
絵面を想像すると、自分たちの小ささが実感できて仕方ない。
せめてガ○ダムにでも乗せてくれ(笑)
いきなり最初の行動ジャッジでファンブルを振るシップ。
それでも行動値は30、一番手で行動となる。
GM
大きく羽ばたいて風を巻き起こして攻撃。全員敏捷ジャッジ30。
一同
30!?
ノース
とても無理ですね、敏捷4からでは(笑)
GM
全員失敗した? (ころころ)111点の物理ダメージと、1D6を振って。出た目の分だけ吹き飛ばされる。
ノース
≪咲き乱れし炎の華≫と≪虹色の衣≫を。誰に飛ばしましょうか?
ヴィート
こっちはどの道助からないので他に回せ。俺は……。
あれからずっと、夢を見ている。
懐かしい思い出であったり、罪の記憶であったり、あるいは何の変哲もない日常であったり。そんな夢を見ながら、私はいつか起こしに来てくれるはずの誰かを待っている。
今の私は、もう夢から覚めることが怖くはない。
なぜなら目が覚めたとき私の傍には、“彼”がいるはずだから――。
ヴィート
衝撃波に吹き飛ばされ薄れていく意識の中で、近くに懐かしい気配を感じるんだろう。
「ナナ……? いるのか?」
GM/ナナ
いつの間にか君の背中を支える手がある。
「――頼りないんだから。やっぱり、私がいないと駄目みたいね」
ヴィート
「……そうだな。俺一人じゃ何もできやしない。だがナナ、君が傍にいてくれれば、俺はまだ戦える――!」
GM
君の傍にはナナが付いてサポートをしよう。彼女の特殊能力のうちひとつを選んで習得していい。
ヴィート
(しばらく考えて)……「二刀流」と迷ったけど「隙間打ち」で。これで命中判定にクリティカルすれば防御無視で攻撃できる。
GM/ナナ
では――「あなたの技は装甲の隙間を突くときが一番有効なはず。私の教える場所に攻撃して!」
ヴィート
「ありがたい。ナナの力が加われば、俺たちは無敵だ」
クレイグ
俺たちときたか(笑)
GM
それはそれとして、こちらの次の行動だな。3Sqの帯状の範囲に熱線を掃射。(ころころ)命中79。
クレイグ
……もう「見切り」でもないと不可能な値。
ヴィート
俺か、俺が悪いのか。
GM
ダメージは(ころころ)190。
クレイグ
先生はジリアスさんに≪虹色の衣≫を! ≪咲き乱れし炎の華≫を自分に。
GM
半分にはならないよ。
ノース
氷ではない? 熱線だから……≪虹色の衣≫の属性は炎にします。
クレイグ
ということはこれで落ちる。……となると。
魔導書に封じられていたのは、故郷を滅ぼした魔法をも遥かに凌ぐ究極絶対の破壊魔法だった。そのあまりの威力ゆえ、些細な操作のミスにより術者自らの身を滅ぼしてしまうほどの。
本能的な恐怖からその魔法を使うことを忌避したのだろう、その記憶は二つに分かたれた人格のそれぞれに分割して受け継がれ、再び完全な形になることはないはずだった。
けれど、今はその封印を解かなければならないとき。
恐怖は今もある。でもそれは己の身が消滅する恐怖ではなく、果たして自分はこの力を正しく揮っていくことができるのだろうか、という畏れ――。
クレイグ
「ダスト、そこにいるんだろう?」
ダスト
「……なんだ。僕にまだ何か用なのか」
クレイグ
「力を貸してくれ、このままじゃ勝てない! お前がもう一人の僕だというなら、“あの魔法”の記憶を持っているはずだ」
ダスト
「片割れだけならね。僕らがもう一度ひとつになれば、きっと使えるようになるんだろう」
クレイグ
「なら、頼む。僕と一緒に来て欲しい」
ダスト
「まったく、相変わらずだな。お前のそういうところ、やっぱり気に入らない。……でも、それも僕なんだな」
クレイグ
「…………」
GM/ダスト
「いいさ、全部……くれてやる」呟くと、ダストの姿は君に重なり合うようにして消えていく。同時に頭の中には失われた記憶の最後の一ピースが戻ってくる。……例の魔法を習得していいよ。
クレイグ
このラウンドはプラーナを解放して……勝負は次のラウンドだ。
最初の記憶は、覗き込んでいる少女の華の咲くような笑顔だった。
「あなた、セレーヌってゆうの? わたしはエルジェ、よろしくね」
少女の兄――私の開発者の職場に連れてきてもらえたことが嬉しくて気分が高揚していたのだろう、少女はきょろきょろと周囲に興味を巡らせ私の前から立ち去って行った。……けれどそのときの画像は、今でも私の記憶野の一番深い部分に焼きついている。
今ならば思う。
私は、あのときの笑顔をもう一度見たかったのだろうと。
GM/セレーヌ
ジリアスの元に“シップ”からの通信が入る。
「ようやく外部へのアクセス権限を奪取できました。ご無事ですか」
ジリアス
「セレーヌさんか。無事だ……と言いたいところだが、厳しいな」
GM/セレーヌ
「こちらもたいしたことはできませんが、支援いたします」
とセレーヌが言うと、周囲に漂っていた甲殻の破片が集まってきて鎧になる。
一同
うおぅ!?
GM/セレーヌ
「実戦投入は初めてですが、シミュレーションは既に完了しています」
前回シノンが付けていた鎧だ。性能は防御と神力+50、毎ラウンドプラーナ2D6点回復。
一同
強っ!?
クレイグ
そりゃ一発も攻撃が通らないはずだ(笑)
ジリアス
「ありがたい。これならまだ戦えそうだ」
セレーヌ
「はい。どうかエルジェ様を――この世界を、頼みます」
ジリアス
「わかっている。エルジェのためにも、ここで負ける訳にはいかない」
クレイグ
……とはいえ、このペースで戦っているともたないぞ。究極魔法も撃つ余裕があるかどうか。(ころころ)とりあえず、≪神罰の業炎≫は命中44。
GM
(ころころ)うん、かわせない。
クレイグ
当たることは当たるんだな。(ころころ)139点の炎属性。通るか……?
GM
(ころころ)普通に削れてる。最大HPから比べれば微々たるものだが。
ヴィート
雷砕轟、致命、隙間打ち。(ころころ)絶対命中、防御0。(ころころ)クリティカル、ダメージ5倍の56点。
ノース
流石ですね(笑)
GM
それはちょっと痛いな。ラストの行動、光の鱗粉を降らせる。まあ落ちてくるのはこのラウンドの最後なので今は気にしなくていいよ。
ノース
ラウンドの最後ですか。となると対抗は……。
GM
当然、使えない。
クレイグ
きっついな……。≪咲き乱れし炎の華≫を通常で自分に使っておこう。次のラウンドは例の魔法を撃ちたいから、ジリアスさんカバーリングをどうかお願いします(笑)
ジリアス
了解した。とはいえ、その位置からでは攻撃できないな……。ここで攻撃の手を緩めていては勝てない。射程を伸ばすオリジナル剣技を習得したい。
GM
なるほど、「剣技の資質」最終段階か。≪烈空破≫のデータを参考にして……命中/攻撃-2で射程2Sqってところで。
ジリアス
(ころころ)命中42と49、(ころころ)ダメージが187と196。
ノース
こちらの行動はどうしましょう。回復の必要がないようなら、今のうちに「発光」最終段階を使っておきましょうか。
クレイグ
たしかに、戦力の強化は早いほうがいいな。
ノース
では呼びかけましょう。――「テイル! 力を貸してください」
きっかけはちょっとした興味だった。
自らの命よりも世界の未来を優先した男が、どんな運命を辿るのか。その行く末を見届けるだけのつもりだった。過度の肩入れも執着もするつもりはなかった。
……だというのに、なぜ自分は今もこの世界に留まっているのか。しかも、残り少ない力をこの人間のために使おうとしているのか。
もしかすると、自分はとんでもなく厄介な人間に関わってしまったのかもしれない。
テイル
「まったく人使い……いや、神使いの荒い男だな、そなたは」テイルの声だけが響く。
ノース
「来てくれると思っていましたよ、テイル」
GM/テイル
「もう力が残っておらんので直接手を貸してやることはできんが……こいつを使え」テイルが言うと、今まで手を貸してくれていた天使が現れ君の体に重なる。
クレイグ
それってまさか……!
GM
天使の戦闘能力値をすべて足す。それと、天使が持っていた特殊能力も全部自由に使っていい。
ヴィート
先生が天使に!(笑)
ノース
それって物凄く強くないですか?
GM
まあ最終段階だからね、これぐらいは。
全員行動終了したから、鱗粉の着弾か。絶対命中、(ころころ)57点の魔法ダメージ。さらにダメージの有無に関わりなく、精神ジャッジ24に失敗すると眠る。
クレイグ
(ころころ)つらい! 次の行動ジャッジに使う予定のプラーナがっ!
ノース
神力が54になりました(笑) ダメージは受けません(ころころ)
ジリアス
(ころころ)こっちも精神力ジャッジだけだ。
ヴィート
(ころころ)プラーナが吸われるのは痛いなー。
GM
誰も眠らなかったか、残念。では次のラウンドに行くとしよう。
クレイグ
「属性能力:冥(炎)」でプラーナを全解放。(ころころ)行動値は60。いい値だ。
さて、始めようか(笑) カウント1までドロウルーン。この一撃に全てを賭ける!
ノース
「クレイグ。ついに使うのですね、あの魔法を」
クレイグ
あんたいつから気付いてた!?(笑)
「先生、ご存知だったんですか!?」……なぜ僕も話を合わせているんだか(笑)
GM
こちらの最初の行動。羽根を震わせて全ての魔法効果を打ち消した。同時に全属性の属性防御を展開する。
ノース
「結界破壊」の出番ですね。最後の一回ですが、ダメージ2倍になる方を使用します。
GM
続いて行動。眼前に重力球を発生、筋力ジャッジ30に失敗するとこのSqに引き寄せられる。
クレイグ
ダメージはないのか。とはいえ、受けるとやばい気もするが……30は無理だ。
ヴィート
いつも通りに攻撃。疾旋烈、雷砕轟、致命、隙間。(ころころ)絶対命中して(ころころ)クリティカル。70点。
GM
5倍に「結界破壊」が加わって8倍か。(ころころ)早くも累積ダメージが4桁にいったな。さて、こちらの行動だ。眼前、3Sq×3Sqの範囲に噛み付き。命中が(ころころ)低い、37。
クレイグ
これ、当たると絶対やばいよな。「サクリファイス」をお願いしたい。
ノース
私の方が使いましょう。(ころころ)一発回避して、もう一発は「発動遅効」で止めます。
GM
当たったのはレイとジリアスか。ダメージ、(ころころ)604。
一同
600……。
クレイグ
それぞれ≪虹色の衣≫で……何点くらうんだ。287ぁ? レイが死んでしまう。
ジリアス
重傷値だな。(ころころ)精神力ジャッジには成功した。
クレイグ
……この調子でダメージをくらい続けるのはまずい。
ヴィート
次の行動。「超脚力」の使いどきか。命中は(ころころ)クリティカルして防御0、そして攻撃(ころころ)クリティカル、5倍!
GM
8倍だな。まったく勝負強い奴め。
ヴィート
(ころころ)455点だ。
GM
(ころころ)……3300点ぐらい減った。
一同
(笑)
クレイグ
ただのダガーでの一撃ではありえないな。傷口が広がってるか何かしてるよ、絶対(笑)
ヴィート
その全力の一撃でHP0になって気絶するんだが、そのときに俺を励ます師匠の声が聞こえるはずだ。
GM/ロウガ
仕方ないな(笑) 「まだ倒れるには早いぞ、ヴィートくん。ここで終わりではないはずだ。君の実力は、もう私のそれを超えている」
クレイグ
もう軽々とね(笑)
ヴィート
「ロウガさん!? わかりました……! 傍で見ていてください、そうすれば俺はいつも以上の力を発揮できます」
ロウガ
「そう言ってくれると師匠冥利につきるというものだ。頑張れよ」
ヴィート
「はい!」
ジェシカ
「その意気よヴィートちゃん♪ ナナちゃんに格好いいところ見せてあげないと」
ヴィート
「か、母さん!?」
クレイグ
君の周りは賑やかだな(笑)
ヴィート
流れ上やむをえず。でも、このテンションを維持し続けるのはつらいかもしれない(笑)
GM
こっちは最後の行動、もしかすると最強の攻撃かもしれない通常攻撃をさせていただこう。範囲2Sqの攻撃が4回。適当に前脚を振るっているだけなんだが、大きさ故に範囲攻撃になってる(笑)
(ころころ)命中は順に31、33、32、29。
クレイグ
4回攻撃!? こんなところでプラーナを削られたくはないぞ。
ジリアス
「サクリファイス」で一発引き受けよう。
ノース
こちらも「サクリファイス」で貰っておきましょう。「発動遅効」と≪虹色の衣≫を。
クレイグ
こっちもレイと自分で≪咲き乱れし炎の華≫と≪虹色の衣≫。なんとか耐えられるか。
ジリアス
HPが(ころころ)-87に。ここで「片手持ち」最終段階を使う! ハルバードを構え、攻撃を受けようとするが。
GM/セレーヌ
では……必死に構えた武器はその一撃で消し飛ばされる。次の瞬間、再び通信が。
「即席のプログラムですが、支援いたします!」セレーヌの声と共に再び甲殻が集まり、君の手には元の10倍ほどの大きさにもなる超巨大なハルバードが。
一同
(笑)
ジリアス
さすが最終段階(笑)
GM
重量などはそのままで、攻撃力のみ10倍。重力制御ユニットをフルに活用して重量を軽減している。その分、演算装置が焼き切れるまで3回分しか持たないわけだが。
クレイグ
……もっとコンパクトにはできなかったんですか?
セレーヌ
「すみません、これぐらい必要かなと思ったので」
ヴィート
そんなアバウトな(笑)
ジリアス
早速そのハルバードで攻撃しようか。命中、(ころころ)44と44。
GM
(ころころ)両方当たったな。
ジリアス
(ころころ)698と、(ころころ)702!
一同
おおー。
GM
(ころころ)豪快に削れていくなぁ。
クレイグ
「――準備が整いました。皆さん、ありがとうございます」
ついにこの魔法を放つ時か。≪ここに放つ、ただ無垢なる魔≫。
まずは右手の≪聖夜に降る雪≫の発動ジャッジから。「同時発動」で二発分。(ころころ)46と……(ころころ)46。
GM
いい数字を振るね。
クレイグ
次に左の≪神罰の業炎≫。(ころころ)7。回った。
ノース
7はクリティカルなんですか?
クレイグ
「魔導の素質」第一段階という忌まわしい能力があってね……。次は(ころころ)5、クリティカル。(ころころ)最後に12。
ヴィート
ダイス目で24。これは……。
クレイグ
恐れていた事態になったか……。2回目は、プラーナを入れて引きにいくしかない。(ころころ)11、達成値は31になる。
一同
…………。
クレイグ
合計は103。差を埋めるために必要なプラーナは55。……足りた。
GM
……ちなみに、残プラーナは?
クレイグ
10(笑) 本気で焦ったよ。
ヴィート
正に紙一重。
クレイグ
「行きます……!」と、あまり演出的に派手な魔法ではないんだが。
左右の魔力を併せると、そこに光を放つ小さな球が生まれる。きっとその球は、一目で分かるほどの魔力の奔流を湛えているに違いない!
ジリアス
「これほどの魔力が……!?」
ヴィート
思わず軌道上から身を逸らすよ(笑)
クレイグ
「これなら、あれにも大きなダメージを与えられるはず! 先生! 僕に最後の力を!」
ノース
「任せてください」MP80点を消費して、「魔法逸らし」の最終段階を(笑)
クレイグ
命中は42から。残りのプラーナ10点も入れるか。(ころころ)58。
GM
やーめーてー。かわす目があると思ったのに(笑) (ころころ)……無理。
クレイグ
≪潜在能力開発≫で冥力を倍、「同時発動」で2つずつくっつけたものをさらに併せて合計4倍、魔法の効果で10倍、最後に「魔法逸らし」でそれを倍!
(ころころ)……17740!
一同
(笑)
ヴィート
強すぎる(笑)
クレイグ
これでもまだ墜ちないのか。
GM
……大穴空いて壊れかけだがな。まだ終わりではない、次のラウンドだ。
一撃でHPの7割を消し飛ばされたシップだったが、それでもなお止まらない。
稲妻、レーザー、対空砲火に通常攻撃と、どれもまともに当たれば即死級の攻撃を次々と浴びせてくる。
一行は必死の防戦でそれをしのぎながら反撃を試みるものの、ヴィートの致命不発、結界破壊の打ち止めなどの理由で最後の一押しが届かない。
戦いはさらに次のラウンドへともつれ込んだ。
GM
そろそろHPが本当にまずいな、残り1割を切った。能力バランスを変更する機能を解放しよう。……えーと、こんな感じに。ここから先は殲滅に入る。
クレイグ
殲滅だと?
GM
(ころころ)このラウンドの行動値は60。最初の行動は補助魔法解除。≪潜在能力開発≫がかかってる人はHP1にしてね。
ヴィート、クレイグ
……なるほど。
ヴィート
これは回復が必要か。どうせなら「超脚力」を撃ってから回復しよう(笑) (ころころ)命中クリティカル。攻撃は、(ころころ)クリティカルせずか……。214点。
GM
(ころころ)もらっておこう。
ヴィート
「今のは少し無理があったか……!」何度も命を削る攻撃をして、そろそろ体がボロボロだ(笑) 意志も挫けそうになっている。
村の子供たち
「ヴィート兄ちゃん、負けちゃダメだ!」
ヴィート
「シズマ、それにお前たち……。ああ、任せておけ。みんな俺の強さは分かっているはずだろ?」
シズマ
「……うん。応援してるから!」
ヴィート
……俺の後ろにだけギャラリーがいっぱいいる。
ノース
賑やかでいいですね(笑)
クレイグ
こっちは……回復さえすれば究極魔法があと一発撃てそうなんだよな。でも、そのためには越えなければならない試練が……。
ヴィート
試練? ……ああ、なるほど(笑)
クレイグ
……覚悟を決めるか。傷口は最小限に留めるつもりだが。
「もう、駄目なのか……? これだけやってもあいつには勝てないのか……!?」
あの魔法を撃ち込んでも倒れない敵に、絶望を感じ始めている。
フィーゼ
「何をしてるのよっ……!」
クレイグ
「フィーゼ!?」
フィーゼ
「約束したでしょ、あなたが何をしていくか私が見届けるって! ここで、終わるつもりなの……?」
クレイグ
「でも……僕はもう何もかも使い果たしてしまった。僕にできることは、もう何も残っていないんだ」
フィーゼ
「情けないわね。……なら、手を貸してあげる。
あなたのことを許すわけじゃない。でも私は今までたぶん、あなたの生き方や考え方を誤解していたんだと思う。……だから、ちゃんと見極めさせて」
クレイグ
「わかった。なら、僕もやれるところまでやってみる。君に……誤解されたままでいたくないから――」ってなんでこんなセリフを!?
一同
(笑)
GM
よかろう、好きなだけ回復しろ(笑)
クレイグ
直前までこんなセリフを言うつもりじゃなかったんだ!
ヴィート
雰囲気に乗せられましたね。
GM
恋愛ロールの苦手な君からこんなセリフを引き出せただけでもこのキャンペーンをやった価値はあったよ。
ノース
あとはエンディングを待つばかりですね。
クレイグ
もういいよ……(笑) 「同時発動」でカウントを開始する。
GM
こっちの行動は噛み付き。今なら全員を巻き込む! (ころころ)命中47。
クレイグ
あの600点の攻撃か……。正直当たっている場合ではないな。レイは≪不死鳥≫を使うことが確定しているけど。
GM
こんな場所で予定外の転生をすることになるとは(笑)
ノース
クレイグの分は最後の「サクリファイス」で引き受けましょう。そのダメージで倒れます。
「ここまで……でしょうか……。いえ……」周囲を巡っている魂のひとつに目を向け、「力を貸してくださいませんか、シノンさん」
シノン
「またあなたの手助けができるなんて、光栄ね」
ノース
「お願いします。あともう少し、皆に希望の光を――」
シノン
「ええ。ノース、あなたが教えてくれたのよ。私のようなこのまま消えゆく存在でも、何かを残すことができるっていうことを。……一緒に、戦いましょう」
ノース
「はい、よろしくお願いします」
クレイグ
このラウンドの最後までもつ気がしない。ここで確実に仕留めたい。
「また、この魔法を撃つことになるなんて……!」2回目の≪ここに放つ、ただ無垢なる魔≫。
ノース
「クレイグ、頼みましたよ……!」
クレイグ
(ころころ)案の定クリティカル……。(ころころ)左手の出目が20。右手にプラーナを13点入れて、(ころころ)合計17。さっきより調整がうまくなってるみたいです!
ヴィート
戦いの中で成長している!?(笑)
クレイグ
余った37点のプラーナは命中に(ころころ)
ダメージは――4340!
GM
……うん、それには耐えられない。クレイグの放った光の奔流に貫かれた蝶は、ついにその巨体を崩壊させバラバラになって落ちていく――。破片がいくつか海に沈んでいったが、被害は微々たるものだろう。
クレイグ
……荒い息を吐いている。
ジリアス
「間に合ったのか……!」
ノース
「なんとかなったようですね……」
GM
君たちは緩やかに降下を続けながら、エルジェを乗せた脱出艇に回収されるのを待っている状態だ。解放された魂はあるいは元の身体に戻り、あるいは天に昇っていった。ただ、君たちに力を貸してくれたいくつかの魂はまだそこに残っている。
ヴィート
「ナナ……」
GM/ナナ/ロウガ
ナナはロウガ、シズマの2人と話をしている。
「父さん、シズマ、私……」「ナナ。私は、お前が私たち家族を何よりも深く愛してくれていたことを知った。そしてそのために沢山の苦しみを背負ってきたことも。だが、もういいんだ。これからは、お前自身が幸せに生きれる道を探しなさい。
……いや、その道はもう見つかっているようだね」
ヴィート
「…………ロウガさん。俺はこの新しい幸せを、絶対に守りきります。前の約束は果たせなかったけど……もう絶対に、過ちは繰り返さない」
ロウガ
「うむ。……君なら安心して、娘を任せられそうだ」
ヴィート
それから、子供たちの方にも声をかけておきたい。
村の子供たち
「ヴィート兄ちゃん! さっきの戦い、すっごく格好よかったよ!」
ヴィート
「いや、お前たちが応援していてくれたからだ。俺一人じゃきっとどうにもならなかった」
GM/村の子供たち
「うん、ありがとう。それじゃ、僕らそろそろ……」
子供たちは順番にふわりと天へ昇っていく。
ヴィート
「向こうにいっても、あんまりケンカするんじゃないぞ! ロウガさんの言うことを聞いて、いい子にしてろよ!」
村の子供たち
「はーーーい!」
ヴィート
「…………」別れを実感して、少し涙を堪えるように。
「それじゃあナナ、帰ろうか」
ナナ
「そうね。一度、ここでお別れだけど……次に目覚めたときには、あなたが傍にいるのかしら」
ヴィート
「ナナ。……俺は旅の間に強くなった。でもそれは、君がいてくれたからだ。改めてお礼を言わせてくれ」
ナナ
「お礼を言うのは私の方。あなたがいたから、私はもう一度、“こっち側”の世界で生きていくことができるんだもの」
ヴィート
「……今度は、もう君の傍を離れたりしない」
ナナ
「……ええ、私も。それじゃあ、ね」
ナナの姿はうっすらと消えていった。
クレイグ
……さて。フィーゼのことはどうしようか。
ヴィート
君に誤解されたくない、ですからね。
クレイグ
いや、あのセリフは深い意味で言ったんではなく! 僕の生き方を誤解されたままなのは心外だというだけであって!
一同
(笑)
クレイグ
その辺を微に入り細に渡りじっくり説明したいところだが、するだけ無駄か。むしろやればやるほど歓迎せざる空気になっていく気がする。
GM
状況的に詰んでるな(笑) もう観念しろ。
クレイグ
駄目なんだよ、僕にはこの先に進むことはできない。……いや、ひょっとしたらできるか? クレイグならいけてしまうのか?
一同
おお?
クレイグ
どうせあとはエンディングだけ、続きをやる必要はないわけだからな。終わりがあるって素敵だー。
一同
(笑)
クレイグ
……フィーゼに声をかけに行こう。
「僕は一段落ついたら、被害の大きかったところに行って復興の手伝いをするつもりなんだ。そういうわけだから、何かあったらいつでも――」
フィーゼ
「待って! 私も、あなたと一緒に行ってもいいっ?」
クレイグ
「え?」
GM/フィーゼ
「や、約束したから! あなたのやることを見届けるって!」
目を逸らして視線を合わせないようにしながらそんなことを。
クレイグ
「……わかった。君がそうしてくれるなら、僕も気を緩めなくてすみそうだ」
フィーゼ
「そ、そうよ! 私はあなたを監視するために同行するんだから、変な勘違いはしないでよね」
クレイグ
知覚力ジャッジ……(ころころ)駄目。
「あ、ああ。気を付けるよ」なんでいちいち断るんだろう、と思っている(笑)
ノース
「……彼らがいれば、これからもこの世界はなんとかやっていけるでしょう」
シノン
「そうね、あの子たちなら」
ノース
こうして無事に守りきった世界を見下ろしながら。
「今まで数多くの星を見上げてきましたが――。最も美しい星は、こんな近くにあったんですね」
シノン
「…………」
ノース
「この世界は深い傷を負いましたが、まだこんなにも輝きを保っています」
シノン
「……この星の上にはまだ沢山の人たちが生きている。その人の数だけ幸せがあって、輝きもあるんでしょうね。今はその光を未来に繋いだことを、誇りに思いたいわ」
ノース
「後は……彼らに託しましょう。この世界の、光を」
GM
そうしているうちに、ノースは自身のタイムリミットが来たことを知る。
ノース
「……そろそろ、時間のようですね」
クレイグ
「先生……!? やっぱり、お別れなんですか……?」
ノース
「どうやら運命は変わらないようです。……まあ、人は死んだら星になるともいいます。私はきっと、空のあの辺りで輝いているんじゃないでしょうか」
クレイグ
「先生……」
ノース
「これから先も、このような危機がまたあるでしょうが……」
星を診たところ、少なくとも2年以内に。
一同
マジでっ!?(笑)
ノース
「皆さん、後のことはよろしくお願いします」
クレイグ
「任せてください。先生の分まで僕が……僕が、この世界を守ってみせます!」
ノース
「頼みましたよ、クレイグ。……それでは」
GM
ノースの姿は、虚空にうっすらと消えていった。
一同
…………。
GM/エルジェ
そうしているうちに、脱出艇が君たちを回収しにきてくれる。
中から走り出てくるのはエルジェ。
クレイグ
さて、僕らは邪魔しないようにカプセルで休もうか(笑)
セレーヌ
「そうですか。でしたら、準備はできております」
ヴィート
え、セレーヌ?
セレーヌ
「寸前でデータのダウンロードが間に合いまして。
今は、この船に間借りさせてもらっています」
クレイグ
ちゃっかり生き残っていたのか、この人。
「じゃあ、少し休ませてください」
ヴィート
「俺もだ。目的地に着いたら起こしてくれ」
エルジェ
「お兄ちゃん!」
ジリアス
「言っただろう? ちゃんと帰ってくるって」
GM/エルジェ
「うん……。お帰り……!」
彼女は安心するように、君の胸に顔を埋める。
ジリアス
「……ただいま、エルジェ」
そのまま、どれだけ時が経っただろうか。
ふと顔を照らす眩しい光に二人は顔を上げた。見れば、金色の雲海の上に朝の太陽が顔を出すところだった。
「空――。とっても綺麗……」
そう呟いて朝日を眺め続けるエルジェの横顔は、控えめながら、彼女の心からの自然な笑顔に見えた――。
GM
ヴィートのエンディングは、結婚式か。
一同
(笑)
GM
ちょうどナナが寝ている場所も神殿だし。
ヴィート
それでもいいんだが……。その前に村のみんなのお墓の前で報告をするのが先だろうから、そのシーンで。
クレイグ
ところで、その村って生き残りはいるんですか。
GM
じゃあ1D6×10%の人間が生き残っていることにしよう。
ヴィート
そうか、じゃあ意外と生き残っているんだな。(ころ)1……10%。
クレイグ
全滅寸前だ(笑)
ヴィート
苦境に立たされていた。帰ってきておいて正解か。
村に着くと、記憶をなぞるようにして子供たちに稽古をつけていた裏庭にやってくる。「みんな……。すっかり遅くなったけど、帰ってきたよ」
GM
ナナも横で、深く目を閉じて祈りを捧げている。
ヴィート
すっかり時間が過ぎてから顔を上げ、ナナに声をかける。
「ナナ、そろそろ行こうか。俺たち二人には、できることがたくさんある」
ナナ
「……ええ。二人ならきっと、うまくやっていけるわ」
ヴィート
「これから先、君に寂しい思いをさせはしない。……ずっと一緒にいるよ」
唇を重ねる。
GM/ナナ
「ありがとう、ヴィート……」
――そんなところかな。
ジリアス
今のセレーヌさんは、船から離れることができないのか。
GM
そうだな。データだけなら例の三角錐体に入れられるが、その状態では何の行動も取れない。
ジリアス
「これから一緒にいるためには、身体になるものが必要なのか」
GM/セレーヌ
「そうですね。そうしていただけると助かりますが……」
船の動力はそう長くはもたないのでお早めに。動力が切れると、その間セレーヌは眠りにつくことになるな。
ジリアス
「たぶん、世界中を探し回ることになるだろう。エルジェ、君はそれでいいか?」
GM/エルジェ
「うん」コクリと肯く。
「私、この世界をもっとよく知りたい」
ジリアス
「――よし。じゃあ出発するか」
クレイグ
さて。一番被害の多かった地域ってどこだろう。ダイスで決めよう。
一同
(笑)
クレイグ
(ころころ)海。フォーチューンか。
GM
フォーチューンにいったい何があったんだろう(笑)
クレイグ
フィーゼとはきっと最寄の探索者協会ででも待ち合わせをしたんだろう。レイに乗って目的地近くまで飛んでいき、あとは徒歩で。
GM
フィーゼは先にきている。不安そうな瞳で君が来るのを待っていたんだが、君が入ってくるのを見ると一瞬顔が明るくなり、今度はすぐに不機嫌そうな表情になる。
一同
(笑)
フィーゼ
「遅い! いつまで待たせるのよ!」
クレイグ
「ごめん、少し遅れてしまったみたいだ」
……なぜこんなデートの待ち合わせのような会話をしているのか。
酔っぱらいA
「若いもんはいいのぉ」
酔っぱらいB
「わしにも昔、あのような時代があったもんじゃ」
クレイグ
うるさい黙れ、なんで探索者協会で酒を飲んでいる(笑)
フィーゼ
「それで、これからどうするつもりなの?」
クレイグ
「あまり具体的に決めてはいないんだけど……。僕の魔法でできることはあまり多くはないから、やれることは限られてくると思う。僕にできるのは魔物から人々から守ること、それから、人間同士の戦いを止めさせることぐらいだ」
フィーゼ
「そう。そういうことなら、私も手伝えることがあれば手伝う。…………あなたのためじゃないわよ!?」
クレイグ
「あ、ああ」(ころころ)知覚力ジャッジ1ゾロ、何も気付かない(笑)
GM
(ころころ)精神力ジャッジ6ゾロ。悟らせない(笑)
クレイグ
「それはわかってるんだけど、どうしていつもそんな言い方をするんだ?」
フィーゼ
「べっ……別にいいでしょっ!」
一同
(笑)
フィーゼ
「それよりホラ! 先を急ぐんじゃないの?」
クレイグ
「あ……そうだったね。行こうか」
GM
そんな二人の様子を、物陰から見守る姿があった。
ノース
「この分なら、彼らはこれからも元気でやっていけそうですね」
クレイグ
せ、先生、いつから覗き見を!?(笑)
GM/テイル
そのとき、ノースの前に虹色の光が現れる。
「ノース、我の力もそろそろ届かなくなる。そなたをこれ以上、この世界に留めおくことはできん」
ノース
「いえ、これで充分ですよ。ありがとうございます」
テイル
「全ては一夜の夢となりて日々は日常に戻ってゆく、か。……これでそなたと交わした契約も、終わりだな。して、これからどうする?」
ノース
「どうする、というのは?」
テイル
「そなたにその気があればだが、我と共に来る気はないか? 我はこれから、こことは別の遠い世界へと向かう。そこでならそなたに別の体も用意してやれる。……長く旅を続けていると、道連れの一人も欲しくなるものでな」
ノース
「なるほど。……彗星のように彷徨う星となるのもいいものかもしれません。ご一緒しましょう」
テイル
「そうか、嬉しいぞ。
では行くとしようか、星々の彼方の世界へ」
ノース
そのままこの世界から完全に消えてしまう前に、クレイグが去っていった方角を見ながら一言呟きましょう。
「……一度現れた彗星が、同じ場所に再び現れる可能性は無きに等しいものです。それでも彗星は、この地と再び巡り合うことを信じて飛び続けることをやめません。
私もまた、歩める限り歩み続けましょう。たとえ別れが来ようとも、希望の光がある限り、また出会えることを信じて――――」
――fin.
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