【今回予告】
仲間を集め、合わされた力が悪を断つ。
それが当たり前だと思っていた。
しかし事態は急転する。
道を誤ったのは力ゆえか、それともこれもまた人の業なのか。
The Moon also rises 第3話
『仲間と、裏切りと』
前回の成長では、ニアナが一部で最強とも言われる特殊能力「力の紋章」を獲得、初期段階効果で水の槍を放つ必殺技を手に入れた。ガドルはナイトにクラスチェンジし、「渾身の一撃」が使えるようになり正に鬼に金棒状態である。
GM
ガドルは朝起きるとこのようなものが枕元に。(と、手紙を渡す)
ニアナ
おや、今回は平和だな。
ガドル
なんか『世界で一番優秀な配達人より』とか書いてある。
GM
どこまでも配達しに行くよ。君が異世界に行こうと。
ガドル
イヤだな~。
ニアナ
「どうした。顔色が優れんように見えるが」
ガドル
「いや……まあな。なんでもない」
タチバナ
「メノウちゃんと別れたのがそんなに寂しかったのか?」(笑)
ニアナ
「そうなのか。なんなら残っていても良かったのじゃぞ」(笑)
ガドル
「な、何を言っている」
GM
そんな風にまったり過ごしていると、例によって例のごとくダグラス卿が駆け込んでくる。
ニアナ
マメだな。使いの者をよこすだけで充分だろうに。
セレス
傀儡にされてるんじゃないか(笑)
GM/ダグラス
姫様がいるから丁重にしているんですよ。
「皆さん。先日のデビル博士を尋問したところ、敵の本拠地が割り出せました」
マナート
ほう。
ダグラス
「これでリーンの勝利は決まったも同然でしょう。奴らは月の出ていないときには戦力が半減します。適当な頃合に軍を動員し退路を断てば、楽に殲滅できます」
ニアナ
「すると我らの出番はもうないということか」
ダグラス
「ここまで来れば皆さんの手をわずらわせるまでもありません。リーンの威信にかけても、我々の手で撃破してみせます。ただ、この作戦の間どうしてもハザンが手薄になります。万が一にもクリーチャーが攻めてきた場合のことを考え、皆さんにはそこについていてもらいたい。お願いできますか?」
ニアナ
「ふむ。構わんぞ」
セレス
「……それほどの危険もなさそうですしね」
というわけで、一行は魔法で一気にハザンまで飛ばされる。
ハザンの街は兵が酒を飲んで騒いでいたりとすでにお気楽ムードが漂っていた。
GM/ダグラス
ダグラス卿は「私は城の中枢に待機していつでも緊急事態に対処できるよう備えておりますので、皆さんは気楽になさっていてください」と。
作戦の決行は翌日の昼。それまで特にすることがなく、自由に過ごす一行。
市民
「さすが、勇者様ともなると筋骨隆々でいらっしゃる。こんな重いものを2本もどうやって持っているのですか?」
ガドル
「まあ、これくらいは余裕だ」
GM
ぶらさがる子供までいたり。
ガドル
「ほーら、回るぞー」(笑)
子供
「わーいわーい!」
兵士
「どうだい、姉ちゃんも酒飲まないか?」
セレス
「……仕事中ですので」
兵士
「一番上の偉いさんが許してくれてんだ。そんな固いこと言わなくてもいいじゃねえか」
セレス
「私の偉いさんは許してくれないのです」
……うん、ちょっと飲めんな。この半年ずっと仕事中だ(笑)
ニアナ
「そなたは、この一件が終わったらどうするつもりじゃ?」
マナート
「そうだな。俺はやっぱり、世界を回って色々な魔法をみてみたい。魔法の研究は俺の人生の目標でもあるからな」
ニアナ
「そうか。ならば、我らと共に来んか?」
カレン
「そうですね。マナート様がいれば心強いです」
マナート
「悪くないな……。まあ、考えておくよ」
一行は束の間の休息を楽しみ、そして作戦前夜。
GM
さて、夜警はどのようなシフトで。起き通しで頑張りますか?
セレス
この雰囲気ではなー。正直、テキトーに頑張る感じで(笑)
ニアナ
「このような状況だからこそ、我らが他の者の分まで努力せねばならんのではないか」
セレス
ニアナがそう檄をとばすなら、まあ真面目にやろうか。
GM
では一晩中頑張ると。翌朝は疲れているでしょうね。精神力ジャッジを。
一同
(サイコロを振る)
GM
18に届いていないセレスさんは寝ていてください。
セレス
……どうやら、日頃の疲れが溜まっていたようです。
GM/ダグラス
ダグラス卿がやって来て「皆さん、ご苦労様です。そういえば、作戦の開始がもう間もなくですね。西の空を見ていれば戦火の光が見られるかもしれません」
ガドル
それはちょっと見てみたいな。
GM
では屋上のほうに案内してあげよう。
ニアナ
セレスは休ませてあげた方がいいか。
マナート
「気を張りすぎたんだろうな」
ガドル
「可愛い寝顔じゃないか」(笑)
セレス
黙れ(笑)
作戦開始時刻。伏せていた騎士団が進軍を開始すると、ほどなくして凄まじい閃光とともに現れた敵勢力との戦闘が始まった。
ニアナ
「あの光は?」
ダグラス
「敵幹部の中にはあのような光を伴って変身する者もいると聞きましたが……」
ガドル
「昼間は変身できないはずじゃなかったのか」
GM/ダグラス
「おかしいですね、何かあったのかもしれません」
そうしていると、知覚力ジャッジ。成功した人は今見ている方向の反対、東の方から冥魔らしき影が近づいてきているのに気がつく。
マナート
「あれは……もしかして冥魔か!」
ダグラス
「そのようですね。皆さん、私は落雷装置を起動させにいきます。その間、この場をお願いします」
ガドル
「ああ、わかった」
ニアナ
「カレン、セレスを起こしに行ってくれるか」
カレン
「はい、わかりました!」
冥魔の先鋒、冥界の騎士×2との戦闘に突入する。ちなみに休んでいたセレスは戦闘に参加できず、3対2の戦いとなる……のだが、いきなり2匹から集中砲火をくらって倒れるマナート。
マナート
HPが-18、ギリギリ絶対死は免れたー。
ニアナ
……これは強敵だな。
GM
まあガドルの攻撃をくらえば一撃で沈むような防御力なんだけどね。
ガドル
じゃあ≪烈風≫を修得して攻撃します。副武装が(ころころころ)回って37。(ころころ)主武装が28です。
GM
(ころころ)……これは死んだか?
ガドル
攻撃力は(ころころ)お、回った。(ころころ)また回って(ころころ)また回った!
(ころころ)ダメージは……100(笑)
これで片手分の威力だというのだから恐ろしい。3レベルにして早くも大台に乗せたガドルの異様な火力の前に一振りで落とされていく冥界の騎士たち。後ほど増援も到着したものの。
GM
本気で殺しに行ってやる。粉砕+粉砕! 攻撃力3倍だ。
ニアナ
命中値-6してね。
GM
忘れてたっ!(笑) (ころころ)……命中15。
ガドル
避けました(笑)
そしてまた、戦いの裏でも恐ろしいことが起きていた。
セレス
暇なので冥界の騎士のドロップ品のランダムアイテムでも振っていよう。(ころころころ)………………(突然笑い出す)
ニアナ
どうした、何が出た。
セレス
ダブルアーク・シン・オナー・レビテート・リッチハーフプレート。
一同
(笑)
GM
……ハーフプレートに何が起こったのかを教えてください。
ニアナ
(計算して)重量2、命中-1、回避-1、防御+9、冥力+3、練気+3、行動-2。
あと、浮きます。
一同
(笑)
ニアナ
ランクSSS魔法アイテム。
GM
なんでランクでヒーロースーツを上回ってるんですか。
さて、一方カレンに起こされたセレスはというと。
カレン
「セレスさん、セレスさん、起きてください! 襲撃です!」
セレス
起きた。「襲撃、ですか?」
カレン
「はい、東の方から冥魔たちが。ダグラス卿が先程、落雷装置を起動しに奥に行かれました。姫様たちは屋上で戦われているはずです」
セレス
「わかりました。すぐに私もそちらに」と装備を整えて駆けつけるか。
GM
では、あなたが部屋に出て廊下を走っていると、視界の隅に見慣れた背中を見たような気が。エストです。
セレス
エスト? あいつ如きが今さら何しに出てきた(笑)
ここにいるのはおかしいよな?
GM
別に召集かかってはいないはずですからね。
セレス
カレンにここで待っていてくださいと言ってこっそり後をつけてみよう。
GM
エストはそのまま地下に降りて行き、落雷の制御装置がある部屋の扉をくぐっていきました。
セレス
なぜ奴ごときの下っ端が、と思いながら(笑) こっそり聞き耳を。
GM/エスト
ではこのような会話が聞こえる。
「ダグラス、準備は整ったか」
セレス
(小声で)……エストの癖に。
一同
(笑)
GM/ダグラス/エスト
「ええ。これでこの国は変わるでしょう。我々には、もっと力がいる」
そこまで話したところでエストが「誰かいるのか?」と。
セレス
じゃあ、おもむろに出て行きましょうか。
「私です、エストさん。あなたがここに来ているとは知らなかったもので。すみませんが後をつけさせてもらいました」
GM/エスト/ダグラス
「そうか。前に言ったかどうか覚えていないが、俺はダグラス卿とは懇意の仲でね」
ダグラスの方が、「セレスさん、上の方はよろしいのですか」
セレス
「仲間たちがいれば、それほど心配はないでしょう(笑) ……ところで、あなたたちの先程の会話。あれはいったいどういう意味なのですか?」
ダグラス
「……聞かれていましたか。ならば仕方ない」
セレス
うわあ。
GM/ダグラス
「作動させますか。これが合図です」彼が装置を起動させると、物凄い量の雷が天に昇る。そして、本来なら街の周囲を薙ぎ払うはずの雷撃がそのまま街中に振り降りてくる。
屋上にいる人たちはダメージを受けるんじゃないでしょうか。
一同
マジでー!?
GM
君たちが屋上で冥魔の第2陣に備えていると、落雷を放つ装置が光を放ち始める。限界を超えたエネルギーは天を突いたかと思うと、街中に四散する。
ニアナ
「莫迦な、いったい何が……?」
マナート
「暴走!?」
GM
その一部は君たちの方にも襲い掛かる。絶対命中、攻撃力37点。
一同
(ころころ)なんとか生きてます。
GM
落雷は冥魔や兵士の区別もなく街にいた者たちを薙ぎ払う。そしてその衝撃も収まらぬうちに、遥か西に見えるオルガノの街でも同様のことが起きる。ちなみに向こうの街はこちらと違って一般市民だらけなので。
セレス
地獄絵図だな。
ニアナ
「くっ……なんということじゃ。――落雷の制御装置は!?」
GM
まだうぃんうぃん唸ってエネルギーを溜めようとしているようです。
マナート
「まずいな。急いで止めにいかないと」
GM/エスト
一方、地下ではエストが。
「悪いことはいわない。見ないふりをしてどこかへ逃げたほうがいい」
セレス
「……残念ですが、そういうわけにはいきません」とシダライトソードを引き抜くしかないだろう。
「今すぐ、その装置を止めてもらいましょう」
GM/エスト
「探索者ならどこへなりと行けるだろうに。何度も拾ったその命、ここで落とすつもりかい」
と、彼も剣を抜く。
セレス
剣を!? エストが?
ニアナ
あの浮かれたミスリルボウを撃っていたこの男が?(笑)
GM/ダグラス
「ここであなたが命を張ることに何の意味があるのか、私にはわかりかねますね」
とダグラス卿も剣を抜く。
セレス
2対1かー。
ダグラス
「世間知らずなお姫様の護衛などやめて、誰も知らぬ土地へ逃げてしまえばどうです?」
セレス
「私はニアナを見捨てることもできなければ、他の仲間を見捨てることもできない。あなたたちのことを信用する気もありませんしね」
ダグラス
「あなたはもっと賢明な人かと思っていましたが」
セレス
「……今でもそのつもりですよ」
「私一人が相手をした方が早い」といらん余裕を見せつけるダグラス卿。1対1のバトルが開始される。
ダグラス
「ライトウォーリアが私の相手を務められるとは思えませんが」
セレス
相手はナイトか。私はまだライトウォーリアなんだけど。
ダグラス
「3レベルですからソードマスターかと思っていました」(笑)
セレス
うるさい。
ニアナ
ブリザードメイデンの宿命だな(笑)
ブリザードメイデンは転職の前提条件としてライトウォーリアを4レベル以上経験していなければならない。
セレス
(ころころ)こっちの命中は23。
GM
(ころころ)余裕で受けて差し上げましょう。(ころころ)通らない。高価そうな装備を身につけています。
セレス
このボンボンが。
GM
こちらの攻撃。命中が、(ころころ)回った。(ころころ)35。
セレス
35ぉ!? (ころころ)それは当たった。
GM
攻撃が57。
セレス
(ころころ)……倒れはしないがHPが半減。勝てる気がしないんだけど。
セレスも反撃はするが高い受け値と防御力に阻まれてダメージが通らない。さらに。
GM
カウントを遅らせて、「読心術」で行動を聞きます。
セレス
貴様(笑) これはどう見ても「肉を斬らせて」だな。とはいえ誘いに乗るしかあるまい。
GM
ではこちらから。(ころころ)回った。(ころころ)回った。
ニアナ
……これは助からんな。
GM
(ころころ)命中39です。
セレス
受けるわけにはいかんよな。プラーナ全部入れて8以上……(ころころ)よし、避けた!
一同
おお。
セレス
次はこっちの番だ。命中、(ころころ)18しかない。
GM/ダグラス
「ふふっ、その程度ですか」(ころころ、出目は1ゾロ)当たった。
一同
(笑)
マナート
笑ってるから(笑)
ガドル
格好悪っ(笑)
セレス
攻撃は38点!
GM/ダグラス
プラーナ解放して止めます。「これは本気を出すしかないようですね」(笑)
次のラウンド、他の3人が到着する。
ニアナ
「これは……いったいどういうことじゃ、ダグラス卿!」
ダグラス
「生きてらっしゃいましたか、王女様」
ニアナ
「何故このようなことを……」
ダグラス
「わかりませんか? ラニス陛下は甘すぎる。あれでは世界の覇権どころか、リーンの威信すら守れない」
ニアナ
「だからといって! こんなやり方では、民はついて来まい」
ダグラス
「民ですか。民など、力を示せばついてくるものです」
ニアナ
「……どうやら、そなたとは考え方が根本的に違うようじゃ」
ダグラス
「そのようですね。私も、あなたよりは妹君の方が話が解りやすくていい」
ニアナ
えええ。妹ぉ?
GM
ところで、マナートにはダグラス卿の後ろに控えている男に見覚えがあります。最初に牢屋で戦った改造人間の彼。
マナート
「お、お前は!?」
セレス
倒したんじゃなかったっけ。
GM/猫怪人
回収されたので。「ダグラス卿、こいつにはちょっと因縁がある。助太刀させてもらうぜ」
マナート
「また会ったか」
GM/猫怪人
「覚えていたか、勝者は敗者のことを忘れているかと思ったがな。どうだ、月の出ていない今ならお前は変身できない」
マナート
「……だが、あの時とは状況が違う」
GM/猫怪人
「ああ、ゴミが3匹ほどくっついているようだな。ザコがいくら集まったところで強者には勝てないということを教えてやろう!」
PC側に残りの3人、ダグラス卿側に改造人間1人をくわえて乱戦が開始される。ちなみにエストはこの状況でも日和見を継続中である。
セレス
(ころころ)クリティカル、絶対命中! (ころころ)攻撃力は40。
GM/ダグラス
≪小さき風の盾≫。(ころころ)クリティカルで発動。「本気を出せばこんなものです」
セレス
「風の盾に本気を出してどうするというのです」(笑)
ニアナ
そして防御ジャッジでファンブルを。
GM
(ころころ)ってホントにファンブル出たし!
一同
(笑)
GM
何やってるのこの人ー!
ニアナ
彼はそういう星の下の生まれのようだ(笑) 防御力が8点増えて10点減りました。
ダグラス
「ふむ。そろそろ本気を出さなければならないようですね」
ガドル
この人おもしろい(笑)
しかしその後、本気(笑)のダグラス卿の渾身の一撃+絶対命中でセレスが、チャージ斬撃でガドルが沈められる。パーティのアタッカーを失い窮地に立たされるPCたち。その傍らでマナートと猫怪人は不毛な追いかけっこを続けていたが。
GM
ようやく捕らえた! 両手でパンチ。(ころころ)命中26と(ころころ)32。
マナート
プラーナないしな。(ころころ)両方当たった。
GM
攻撃力は(ころころ)46、49。
マナート
HP-23は~、絶対死いくぞ!?
GM/?
では君が死の淵に立たされたそのとき!
「……そなたの力はその程度か」という声が聞こえた気がする。そして部屋にあった落雷装置が突然電撃を放ったかと思うと、天井を吹き飛ばす。そこには昼間だというのに月が。
一同
なぜ!?
GM
てなわけで変身してもいいよ。
一方では復活したセレスがまた絶対命中でダグラス卿に沈められたり、復活したガドルがまたチャージでダグラス卿に沈められたりしながらも、ヒーローの阿呆くさいスペックのパンチ連打は確実に敵のHPを削り取っていく。
まずダグラス卿が重傷値に追い込まれ、そして残った猫怪人も。
マナート
これが変身して3ラウンド目か。じゃあキックで。(ころころ)命中34。
ニアナ
やってしまえー。
GM
34か……(ころころ)どうぞ。
マナート
「マナティオンキック!!」ダメージ58!
GM
こいつ邪悪だしなー。(ころころ)うん、吹っ飛んだ。
ニアナ
あとは制御装置か。近づいて「力の紋章」。
GM
何をする気ですか。
ニアナ
いや回復が忙しすぎて使う暇がなかったから、ここで使っておこうかと。水の槍で制御装置を破壊します。
GM
ふむ。止まったんじゃないでしょうか。
そんなことをしていると、新たな登場人物が。マナートのオープニングで研究所を破壊した彼です。
ガドル
シャ○ウムーンか(笑)
GM/シャドウ/エスト
まあこの人の名前は『シャドウ』なんですが(笑)
「ふん、大分強くなったようだが、この程度に苦戦しているようではまだまだだな」
エストが「ところでこの坊ちゃんはどうする?」と聞くと、「聞くまでもない」とぶしゃーと。
マナート
うわー。
ガドル
「貴様、仲間じゃないのか!」
シャドウ
「仲間? ロマンチストなお坊ちゃんなどを仲間に加えた覚えはないな。
力があればどんなことでも叶うと思っていたんだろう。哀れな奴だ」
ニアナ
「そなたら、何の目的でこのようなことをしておる?」
GM/エスト
するとエストが「世界を救うため、かな」と白々しく言う。
ニアナ
「……このような非道を行う者の言葉では、信用できんな」
GM/エスト/シャドウ
「それはそれで構わないさ」
そこまで話したら「退くぞ、目的は達した」と帰ろうとします。去り際にエストが「王女様、あなたの国もいつまでも安泰だと思っていると……どうなるでしょうね」
ニアナ
「どういう意味じゃ?」
GM
エストは何も答えず、肩をすくめて去っていく。
ニアナ
ところでカレンは無事?
GM
カレンなら階段の隅で震えながら皆さんの無事を祈っていました。傷は彼女がポーションとかを持ってきてくれるので。
ニアナ
「いや、わらわなら心配はいらん。それは傷ついた民に与えてくれ」
カレン
「わかりました。ではすぐに外の様子を見て参りますので」
セレス
果たして外の様子は?
GM
ハザンは全壊。西を見るとオルガナからも黒い煙がもうもうと立ち昇っている。もう少し北の戦場ではほぼ相打ち、両軍ともに壊滅状態のようです。
ニアナ
「これは……」
セレス
「……どうやら、ハザンとオルガノは放棄せざるを得ないでしょうね」
予想外の事態に戸惑いながらも、一行はハザンからベルモーゼまで避難する住民の護衛役を買ってでる。
ニアナ
さすがに結構な長丁場になりそうな。カレンを呼んで、
「少し気になることがある。王宮の方に大事はないか確認をとってくれぬか」
GM/カレン
「はい、わかりました」カレンは一足先にベルモーゼに飛びましょう。
セレス
「ニアナ、ダグラス卿の口ぶりでは妹姫は……」
ガドル
このあたりでいいかげん、依頼を受けてこっそり護衛&報告をしていたということを話しておこうかと思います。
「こういう訳でな。今まで黙っていてすまなかった」
ニアナ
「……いや、気にするな。それよりよく話してくれた」
ガドル
「俺に依頼を持ってきたのが妹姫の手の者だとすると……」
ニアナ
ふむ。正直、この情報をどう判断したものか。
カレン
「私とエレン、マレンの3姉妹は、陛下の寛大なご措置もあって姫様、レオノーラ様、ユセトライア様とは実の兄弟同然に育てられて参りました。そのような方をお疑いするのは心苦しいのですが……」
ニアナ
「レオノーラがあのような輩と手を組むような者ではないことは、わらわが一番よくわかっておる。何かの間違いだと思いたいがな」
セレス
王国に政争はつきものか。いいなー、憧れるなー、姉殺し。
一同
(笑)
GM
誰も殺すとは言っていませんよ(笑)
疑惑を残しつつも、一月ほどかけて住民の誘導を終える一行。ベルモーゼにはスターシャドウ討伐に向かった騎士団も戻ってきていた。
GM/アイギール
では騎士団長が。「話は聞いております。なんと申し上げていいか……」
ニアナ
陛下は? さては名誉の戦死を……。
GM
違う違う(笑) 戦いで重傷を負ったが生きてる。しばらく意識は戻らないかもしれませんが。
アイギールもさすがに沈痛な表情だ。ダグラス卿は彼の息子だしね。
ニアナ
「今回の件はダグラス卿なりにこの国の未来を憂えてのことじゃろう。……ただ、その方向は少し間違っておったようじゃが」
GM/アイギール
「……皆さんはこれから如何なさいますか」
ちなみにスターシャドウはこれで壊滅しました。なんたら元帥とかなんたら将軍とかもちゃんと倒したので(笑)
マナート
シャドウについての情報はない?
アイギール
「敵の本拠地跡を調査していた部隊と後ほど合流する予定ですので、それまで待っていただければと。それと王女殿下、このようなことをお願いしたくはないのですが……」
ニアナ
「……バレておったのか」
アイギール
「女性の秘密を見抜くのは得意なので」
一同
(笑)
アイギール
「リーンはもう駄目です。今のこの国は、焼け焦げた土地に疲れきった兵馬……とても民を養っていくことなどできません。つきましては、リーンはセレニアにくだりたいと」
セレス
ほう、これは面白い。
GM/アイギール
「これは陛下が倒れられる前に仰ったことです。商業国家であるセレニアの財があれば、ひとまず路頭に迷っている民を飢えて死なせることは避けられるかと。不躾なお願いであることは承知していますが……」と、彼は地にひれ伏す。
ニアナ
「顔をあげられよ、アイギール殿。……今のわらわにはそれを決められるような立場にはない。国に戻り、父上と母上にそのように頼んでみよう」
GM/アイギール
「ありがとうございます!」と再び頭を下げた。
ニアナ
「ただ――リーンは、セレニアにくだるのではない。これからはセレニアとリーンは共に歩んで行くのだ。それでよいか」
アイギール
「……然と、承りました」
【次回予告】
失われた故郷、奪われた命。
裏切りが残した爪痕は深く激しい。
しかし悲しみに暮れている暇はない。
そう、まだ立てる者たちが立つ他はないのだから。
The Moon also rises 第4話
『裏切りと、思いと』
「私を疑いになるのですか、姉上様」
セレス
「まったく、ニアナも甘いですね……」
一同
(笑)
セレス
かのキスリングにこれほどの状況が整っていれば、スレイプニルを世界の覇王にしていたものを……。
GM
あなたはさっきから何を言っているんですか(笑)