青の地平のトーラ プレイログ C組:CSLv.1 中盤

最終更新:

twnd

- view
管理者のみ編集可


レベル1前半<<前    次>>レベル1後半







  文字色説明

  GM : トーラ  PC発言 行動説明、PL発言など  ナレーション、状況説明  雑談、システム文など
  PL1: 沙羅紗 PC発言 行動説明、PL発言など
  PL2: アミューレ PC発言 行動説明、PL発言など
  見学者 ただし、B組沙紗のPLD組アレットのPL




  セッションC-1-8 2017/02/07




    [雑談] さて前回の続きです……どうなることやら 方針はなにか見えましたかね?
    [雑談] 実は私が見えず……
    [雑談] 私も結構ぷるぷるしてます
    [雑談] 方法的にはやっぱり目に見える形にする以外ないかなあと
    [雑談] うんうん。絵を描いたりできないかなって……
    [雑談] なるほど
    [雑談] それと本人への言葉がけかなあと
    [雑談] ですね……








アスカ:「さあ、どうする? お前らはどう思う?」
アミューレ:「わたしは……この世界で解決するべき問題だと思う」
沙羅紗:「そう。それは、そう思う……でも同時に、トーラさん、本人……
  ええと、表の?彼女にも、働きかける……べきだと、思う」

アスカ:「んー? いまひとつよく分からんが……どうするつもりだ?」
アミューレ:「忘れたくない記憶を、目に見える形……絵に残すとか」
アスカ:「なるほど、記憶を固定化しようというわけだな」
沙羅紗:「それを、表のトーラさんにも、提案する……
  忘れるのが、怖いなら、残しておけば……今より、忘れたときに、よすがになる」


アスカ:「やりたいことはわかった。ただそれには一つ問題がある」
アミューレ:「問題……?」
アスカ:「この世界のトーラは、この世界の文法に従って動く。
  現実世界の記憶は、この世界のテーマに沿って変換されていて、トーラもそれを受け入れている。
  つまり……この世界のトーラに聞いても、現実世界の記憶がそのまま出てくるわけではない」

アミューレ:「つまり……変換された記憶を残しても、意味がない……?」
アスカ:「そうだ。もし記憶を『目に見える形』に残すなら、現実世界でやるべきだ」
沙羅紗:「この階層では、この階層での、答えが必要……と、いうこと?」
アスカ:「そういうことだ。仮にこの世界の中での解決を望むならばな。
  ただ、現実世界でやった場合も、それでうまくいったならばきっとこの世界にも変化が現れる。
  どっちにするか、決めるのはお前たちだ」



    [雑談] というわけでここが分岐点です 現実世界でやるか、精神世界でやるか、選んでください
    [雑談] 先ほどの相談の通りにやるなら現実世界で、です
    [雑談] 私はこの階層に何らかのアクションを起こしてから現実で提案したいかなって……
    [雑談] でもできること限られてますよね……真っ先に思いつくのが対話なんですが
    [雑談] はい、話はできますよ どういう話をするかが問題ですが
    [雑談] 崖に氷漬け魔法ぶっぱするわけにもいかないし、やっぱり話に行くのが無難ですかね
    [雑談] また氷漬けw
    [雑談] 氷漬けダメゼッタイ
    [雑談] 「忘却を食い止める」メタファーにならないかなとか昨日思って
    [雑談] 精神世界のトーラさんはこの状況についてわかっていたりするのかな……
    [雑談] この状況とは?
    [雑談] 大穴=忘却ということについて、です
    [雑談] 答えを言ってしまうとノーです この世界の文法では、大穴はあくまで大穴です
    [雑談] パラダイムシフトが起こるまでは、トーラにとって大穴はただの大穴です
    [雑談] なるほど、ありがとうございます
    [雑談] 奇跡全消費で大穴を物理的にふさいでも意味はなさそうだな
    [雑談] 塞いだところで氷の大地ができるわけですがw
    [雑談] うん、やめておきましょう。慰霊碑の名前が増えそうだ。
    [雑談] それはそれでトーラさんのクール度があがってしまう
    [雑談] 次のレベルが氷の世界になってしまう
    [雑談] あかんですな
    [見学用] 雪ステージ
    [見学用] 滑って前に進めなさそう
    [雑談] あ、実際にダイブ中の行動が後のレベルに影響しますのでよろしく
    [雑談] いまのところ提示できてるのはB組だけだけど

    [雑談] さて、どうしましょうか
    [雑談] こっちの世界でいきます?
    [雑談] ですね


アミューレ:「私は――この世界で解決したいと思います。沙羅紗さんは……?」
沙羅紗:「私も、それは、思っている……ここの彼女と、会いたい」
アスカ:「トーラと話すのは今からでもできるが、どうやって解決を目指すんだ?」

    [雑談] 対話の場合単刀直入に行ってしまっていいのか!?って思ったんですが……さ、沙羅紗さん……
    [雑談] ファンタスマゴリア的に、この町の歌を作るとか……
    [雑談] 「記録に残すこと」に近いことをこの階層でしてみてもいいかなって……というか、そういう提案
    [雑談] なるほど……
    [雑談] 沙羅紗さんから言ってもらっても……?
    [雑談] わかりました

沙羅紗:「私は、個人的経験、から……忘れるのが怖いなら、少しでも、記録に残すべき……と、思う。
  それを、私は……この階層でも、形にできないかな、って……詩でも、絵でも、新しい石碑、でも」


アスカ:「……」 しばらく無言で考えて
  「現実の記憶そのものではなく、記憶にまつわる想いを残そうというわけだな、言ってみれば」
沙羅紗:「……そう」
アスカ:「正直に言って、成功するかは賭けだな。
  対象が抽象的なぶん、現実世界で記憶を記録として残すよりも難しいことだろう。
  お前らは、それでも、やってみるというのか?」


    [雑談] では決意表明をお願いしたいです

沙羅紗:「私は、それでも、やってみたい……そういう、ことを、あきらめたく、ない。
  ……同じ、長く生きた、β純血種として……忘却に、抗うべきだと、言いたい、から」

アミューレ:「私も。やってみたいと思います。難しくても……それが想いを変えるってこと。
  現実世界での記録……それをどんな想いで綴るかってこと、大切だと思うんです」


    [雑談] 「そういうことを諦めたくない」ですか いいですね
    [雑談] 自分だってたぶん、オババ様の顔とかかなりおぼろげですしね
    [雑談] ありがとうございます

アスカ:「わかった。その想いがあれば、きっとなんとかなるだろう。
  一つヒントを出しておいてやろう。この世界の登場人物は、全員がトーラの想いの産物だ。
  言い換えれば、皆がトーラの想いを少しずつ持っている」

アスカ:「じゃあトーラのことをよろしくな。ま、うまくいくことを願ってるよ」

    [雑談] 分岐確定、Aルートに入ります 次の行動をお願いします
    [雑談] トーラさんのところに行くべきか、町でほかの登場人物に会うべきか……?
    [雑談] 会った方がいいですかね……今まで話聞いたの2人……情報を集めるべきかな
    [雑談] 誰行きましょうね 子供か老人か貴婦人……
    [雑談] ……さいころでも降ります?
    [雑談] ふりますか ポインタの上から順番に1-5の数字当てはめて
    [雑談] ですね
    [雑談] 1D5 → 5
    [雑談] おじいちゃん
    [雑談] ですな

沙羅紗:「ん、わかった……町に、行こ」 市民病院に行って老人に会います
アスカ:「俺はまだここにいるから、もしなんかあったら戻ってこい。頑張れよ」
アミューレ:「はい! ありがとうございました!」







  BGM:GOTHIC

  [トールスブルク:市民病院]に移動します
  DP:870->820



宮殿の南側には病院があるようだ。
外来診療の時間は終わっているので中には入れないが、
病院前の公園には病院を訪れていただろう老人たちが集まり、世間話などをしているようだ。



  ここからの流れ

  ポインタとそこにいる人の内訳は変わりません
  それぞれ、従前通りこの階層の世界に関する情報収集もできますが、
  新たに「この町の思い出を聞く」ことができるようになっています



アミューレ:この町の思い出について聞きます
老人:「思い出か……ふむ」 ちょっと間があって
  「そうだな……あの穴のある場所、あそこに元々何があったか知っておるか?」
沙羅紗:ふるふると首を横に振ります
アミューレ:「いえ」
老人:「そりゃそうだろうなあ、若いからのう。
  あの場所には……変わった石組みがあった。あとは小さな村と畑くらいしかなかった。
  それもずいぶんと昔の話で、穴に呑まれる前の段階でもう人は住んでいなかったがの」

沙羅紗:「変わった石組みって、どう、変わってたか……絵とか、描けます、か?」
老人:「絵? それはちょっと勘弁願いたいの。
  でも言葉では説明できるぞ。まんなかに平たい石があって、変な模様が刻まれていて――」


    [雑談] 要はアレです >変わった石組み というわけでアミュさんでも代わりに描けます
    [雑談] アレだったかーーすごい情報でヒエ

アミューレ:「それって、こんな感じのですか?」 と簡単に絵を描いて見せます
老人:「そうそう……? 知っているではないか、おぬし。若そうに見えて関心関心」
アミューレ:「あっ、ありがとうございますっ。……沙羅紗さん、これって」
沙羅紗:「私たち、見たこと、ある……?」 と困惑顔です

老人:「この町もどんどん人が減っている。いずれは、あの小さな村と同じように、
  ここも穴の底に消えていくのだろうなあ。どちらにしてもこの老体には関係のない話だ。
  女王陛下がもう亡くなって、この惨状を見ないで済んでいるのは幸か不幸か……」

沙羅紗:「女王陛下は、どんな人、だったの?」
老人:「女王陛下か? ありゃとにかくわがままな人だった。
  住民のことはえり好みする、相手を好むと好まざるとに関わらず口は悪い。
  町の人は誰もが振り回されっぱなしだった……そういう人、だの」


    [雑談] ああ…読みはずれてたな……候補にはあったけど……
    [見学用] 言いたい放題ちょっとじわじわくる
    [見学用] そして女王陛下の正体についてはD卓と似た外し方してたんですね
    [見学用] この人は「人間」なので……象徴しているものが
    [見学用] トーラさんの考える人間ならこう言うだろう、的な
    [見学用] 「人間」の口を借りて言いたい放題
    [見学用] そっかーーーーーーーーー(伸ばし音に感慨を込めている)

アミューレ:「そ、そんなひとが女王様だったんですか……」
沙羅紗:「それで、国、大丈夫だった、の……?」
老人:「ま、大丈夫だったかどうかというと、この町がこうして存在できているのが証拠だの」
沙羅紗:「まあ、確かに……えり好み、好まれてたのは、どういう人?」
老人:「一言でいえば、女性かの」
沙羅紗:「女好きな……女王様……?」 と想像がつかないフリしてますが、察してはいます
アミューレ:「ああ……」 と同じく察します

    [見学用] 女好きの一言でまとめるとちょっとなんかアレ
    [見学用] それが男性の言葉でも問題発言ではある
    [見学用] 要するにレーヴァテイルのことなんでしょうけど
    [見学用] (ここでアレットが見たあのイベントの含意に気がつく顔)
    [雑談] 聞ききった気はする……どうしましょうか
    [雑談] 貴婦人に話聞いてみるとか。女性だし
    [雑談] おお、なるほど いきますか







  [トールスブルク:劇場前]に移動します
  DP:820->770



町の中心から少し南西側には、数々の彫刻に彩られた壮麗な建物があった。これは劇場のようだ。
ただ、いまは何も上演プログラムがなく、閉鎖されているようだ。
行き交う人は少ないが、みな裕福そうに見える。



アミューレ:この町の思い出について聞きます
貴婦人:「思い出? 急に言われても……」 ちょっと困惑してる様子
沙羅紗:「女王様の、こと、とか……」
貴婦人:「女王様? あ、そうそう、この劇場は以前亡くなった女王さまが建てたのよ。
  いいセンスしているでしょう? 女王様はいつも私たちのことを考えていてくれたわ。
  生活も豊かで、こういう文化に触れる機会もあって……
  亡くなってからもう1年以上経つのね。懐かしいわ」


    [見学用] 貴婦人:クラスタニア非軍人レーヴァテイル
    [見学用] なるほどなーーーーー
    [見学用] 基本、クラスタニアの『普通の』レーヴァテイルにとっちゃ、
    [見学用] ハーヴェ様は良い王様だったんだろうなぁ……
    [見学用] ハーヴェ様にエロス方面の愛は実装されてたのだろうか……(パッチDLCは除く)

沙羅紗:「女王様、は、女の人が好きと、聞いたけど……ふつう、みたい」 とアミュさんに言います
アミューレ:「うーん、そうだった、のかな。おじいさんはああいってたけど……」
貴婦人:「女の人が好き? ……そうかもしれないわね。
  男には厳しい態度をとることが多かった。まあ、当然でしょう? 私たちはそう教えられてきたのだから。
  とはいえ、私のような者が会える方ではなかったので、女の人が好きかどうかは実際にはわからないけれど」

アミューレ:「その、教えってどんなものなんですか?」
貴婦人:「あれ? あなたはそう教わっていないのかしら?
  ……ああ、若いからね。最近はちょっと違っているらしいわね。
  私たちの頃は、男は野蛮なケダモノだってよく言われていたものだけど」

沙羅紗:「初めて、聞いた……」

貴婦人:「……時代は変わっていく。世界も変わっていく。
  いずれはそういう新しい価値観が浸透していくのでしょう。それが良いか悪いかの話ではなくて」

沙羅紗:「あなたは、そうやって変わることは、寂しい?」
貴婦人:「……」 少し俯いて
貴婦人:「女王様を懐かしく思うことは時々ある。その治世のことを。
  この町と一緒に消えてしまってもいいかな、と思うこともある。だから私は、まだここを離れられない」

沙羅紗:「そう……」 と言ってうつむいてます。いろいろ考えこんで
アミューレ:「……消えてしまいたい、か……」
貴婦人:「あ、変な話になってごめんなさい。町が消えるのはもう少し先だし、その時はその時よ。
  さて、お茶を買って帰らなくちゃ。いつものウェストウッドの紅茶を」


    [雑談] 子供に思い出を聞きに行きます?
    [雑談] 子ども行きますか







  [トールスブルク:学校前]に移動します
  DP:770->720



町の北東には、小さな校庭を備えた学校があった。
今は授業の時間ではないようだ。校庭や敷地の外で遊んでいる子どもの姿が何人か見かけられる。



沙羅紗:「この町での、思い出、とか……聞いて回って、る……何か、ある?」
子ども:「思い出? うーん…… 遠足が楽しかった!」
アミューレ:「遠足? どこにいったの?」
子ども:「町の外!」

    [雑談] サキの幼稚園の子かな……
    [雑談] それに近いです 象徴するものは新世代の人

アミューレ:「町の外、って危なくなかったの? ほら、大穴が広がってるでしょう?」
沙羅紗:「うん、すごく、危なそう……」
子ども:「穴には近づいちゃダメなんだよ、知ってる。
  そっちじゃないほうの外に行って、川があって、石とかおっきな石とか、あと虫とかいて。
  それで、男の子と女の子で一緒に行ったんだよ! すごいでしょ!」

沙羅紗:「とっても、すごいと……思う」 と、かがんで子供の頭を撫でます
子ども:「お姉ちゃんは、男の人と一緒にどこかに行ったことあるの?」

    [雑談] 反応してくれたので変なことを聞いていく

沙羅紗:「……………… ない」 と遠い目で言います
子ども:「へー、やっぱりそうなんだ」

    [雑談] 無邪気ゆえのひどい返し
    [雑談] ひどい!

子ども:「でも、ちょっと前まで、学校も男の子と女の子で分かれてたから、しょうがないよね」

    [雑談] 意図はこういうことでしたw

沙羅紗:「う、うん、しょうがない……」 と話を合わせます
アミューレ:「沙羅紗さん元気出してくださいね……」

子ども:「でも、やっぱり、一緒のほうが楽しいよね!」
アミューレ:「……うん。そうだね。一緒の方が、楽しみは何倍にもなるよね」 とニコニコ
沙羅紗:「一緒のほうが、楽しい……わかる……たぶん」
子ども:「遠足のときの絵、描いたんだよ! 見る?」
アミューレ:「そうなの? 見せてほしいな」
子ども:「じゃあ、お姉ちゃん、ちょっと待っててね」 と走って校舎の中に戻り、取ってきたものを
  「はい!」 と見せてくれます

年齢相応の稚拙さですが、男の子と女の子とが一緒になって
川で楽しそうに遊んでいる情景です

アミューレ:「上手だね~ とっても楽しそう」
沙羅紗:「素敵な、絵……」
子ども:「でしょ?」 得意げ
  「穴なんかなくなって、もっといろんなところにみんなで行けるようになればいいよね」
アミューレ:「そうだね……そうしたいよね」
沙羅紗:「そうだね、そうなると、いいね……」







    [雑談] Aルートは現実世界でやる場合と精神世界でやる場合があるのですが、
    [雑談] どちらの場合も具体的に何をさせるのかは決めていませんでした
    [雑談] で、沙羅紗さんが「ファンタスマゴリア的に」って言ってましたよね なので実際にファンタスマゴリア展開です
    [雑談] 本当にファンタスマゴリアみたいで楽しいです
    [雑談] わくわく
    [雑談] 想いを集めて、最後に何を創るのでしょうか こちらとしても楽しみです
    [雑談] 見学用でもちょっと言いましたが、それぞれの登場人物はそれぞれ象徴する役割があります
    [雑談] と同時に、それらの人物の口を借りてトーラの想いを(少しずつ)語っていることにもなります
    [雑談] 原作のコスチューム違いキャラと似たポジションですね そこまで極端ではないですが
    [雑談] なるほどなあ~と思いながら巡ってます
    [雑談] この方式の場合は、最後にトーラに想いをぶつけることになります
    [雑談] 最後に何を作るか……頑張らないと
    [雑談] そこですねえ……
    [見学用] がんばえーって気持ちで見てる
    [雑談] どういう想いを受け取ったか、何をこの世界に残したいのか
    [雑談] それぞれに語っていただく予定なのでよろしくお願いします
    [雑談] が、がんばります
    [雑談] 今回も「決意表明」をお願いしたじゃないですか あれと同じようなものだと思っていただければ




  セッションC-1-9 2017/02/22




現在地 [トールスブルク:学校前] 次の行動を決めてください
沙羅紗:衛兵と商人に、町の思い出を聞いてみます?
アミューレ:そうですね、いってみますか
  choice[商人,衛兵]
  DiceBot : (CHOICE[商人,衛兵]) → 衛兵

沙羅紗:衛兵からですかね?
アミューレ:おkです、いきましょう~

  [トールスブルク:中央広場]に移動します。ダイブポイントを50ポイント消費します。
  DP:670


王宮前の広場だ。先ほどの衛兵が相変わらず立番をしている。


沙羅紗:「今、町の思い出、聞いて回ってる……あなたは、何か、ある?」
衛兵:「思い出ですか? そうですね……」 考えるそぶりを見せてから
  「確か旅行の方でしたよね? そうするとあまり面白い話ではないかもしれませんが、それでもよろしければ」

沙羅紗:「……かまわない」
アミューレ:「ぜひ聞かせてください」

衛兵:「この宮殿、見て分かるとおり少し荒廃しているのですが、
  もう主はいません。一年ほど前に、亡くなられました。
  主、すなわちこの国を治めていた方は女王だったのですが……
  見かけは若いのですが、とても聡明な方でした」

沙羅紗:「女王様、とは、聞いていたけど……若かった、んだ」
衛兵:「はい、実際のお年は存じませんが。
  性格的には難がありましたが、その一方で、政策でめったに間違えることはありませんでした。
  それだけに、何年か前に、急に大きく政策の方針を変えた時は驚きました」

沙羅紗:「方針を……?」
衛兵:「はい。それまではこの国は閉鎖的でしたし、男女に対する扱いが大きく違っていたりもしたのですが、
  そういう点が一気に変わりまして。しかも、それだけではなく……」

アミューレ:「それだけで、なく?」
衛兵:「……不思議なことに、ちょうどその時期に、性格が大きく変わったのですよ。陛下自身の性格が」
アミューレ:「性格が、ですか」
衛兵:「はい。それまで傍若無人だったのが、別人と言ってもいいくらいに」
沙羅紗:「性格が、変わったから、政策も、変わった……?」
衛兵:「実際に関係があるのかまではわかりませんが……あまりに急な路線変更だったので、
  『もしかして、替え玉と入れ替わった?』とかいろいろと憶測が飛んだりしたものです」

沙羅紗:「急な、変更は……確かに、疑われる」
衛兵:「それどころか、今の陛下は偽物だとして、反乱が計画されたことまで……
  あ、旅行の方に話すような話じゃなかったですね、こんなことまでは」

アミューレ:「いえ、興味深かったです」
沙羅紗:「いいえ……ありがたい。あなたに、とって、女王様は、どんな人、だったの?」

衛兵:「私は……正直に言ってしまえば、昔の陛下のほうが好きでした。
  確かにいろいろとひどい所はあったのですが、少なくとも私にとっては――
  私が女性だからというのもあるのですが――決して悪いことをしてくるような方ではありませんでしたし、
  口は悪いけれども正直で、この町を平和に維持することに対しては真剣で。でも――」


    [雑談] 今とても「えっ」て顔になっている……
    [雑談] 惑星再生のためには頑張っていたのでしょう……たぶん(3未プレイ)
    [雑談] 衛兵:クラスタニア兵
    [雑談] トーラの軍人としての立場にいちばん近い象徴です 「陛下」は長年の忠誠の相手でしたし
    [雑談] なるほど

沙羅紗:「……でも?」
衛兵:「最近、分からなくなってきています。
  これはただ、陛下がもういなくなってしまったから、懐かしくなってそう思っているだけではないかと。
  政策から判断するなら、今の方がいいに決まっていますし……」

沙羅紗:「あなたは、少なくとも、女王様を嫌いでは、ない?」
衛兵:「……もう、それも、よく分かりません。いまだに、結論が出せずにいます」
アミューレ:「……結論、無理に出さなくても、いいんじゃないかな」 とぽつりといいます
沙羅紗:「そう……。でも、私も、結論は、急がなくていいと、思う」
衛兵:「そうでしょうか。 ……そうですね。
  もし、この町が消えてしまったら、また考えが変わるかもしれません」

沙羅紗:「どんな結果でも、考えて、自分で納得が、できれば……それが、いいと思う」
衛兵:「……すみません、思い出を聞きたいというのに、変な話をしてしまって」
アミューレ:「いいえ、想い出を、ちゃんと聞かせてもらいましたよ」
沙羅紗:「ううん……話、聞けた。よかった」 と笑顔で答えます
衛兵:「お役に立てたのなら幸いです」
沙羅紗:「ありがとう」

    [雑談] というわけで、トーラはそんな簡単な性格をしているわけではないというところを覗いてもらった感じです
    [雑談] なるほどなるほど
    [雑談] コスモスフィアの流儀に則り人格を分けるとこうなる
    [雑談] うぐぐ脳みそがすでに半壊
    [雑談] じゃあ次で全壊にしましょうねー
    [雑談] こわいよおおお
    [雑談] 怖い怖い

    [雑談] 市場に行きますかね
    [雑談] いきましょうか







  [トールスブルク:市場通り]に移動します。ダイブポイントを50ポイント消費します。
  DP:620


市場通りの様子は先ほどと大差ない。相変わらず買い物客が訪れ、この町の中では例外的に活気がある。


アミューレ:「こんにちわ、今、この町の思い出を聞いて回っていて……お話を聞かせてもらえませんか?」
商人:「お、さっきのお嬢さんがたじゃないか。
  思い出か? この町の思い出……というか、俺も最近気付いたんだが、
  ちょっと変わってないか? この町」

沙羅紗:「穴とかは、変わってると、思うけど……」
アミューレ:「? 政策が……とかですか? それともつくりが?」
商人:「穴? そりゃ確かにそうだな、変わってたな」 と笑ってから
  「政策もつくりも含めて全体的に。他の国と比べて、ってことだ。
  旅の者なんだろ? お嬢さんの国と比べてもやっぱり違うだろ?」

沙羅紗:「それは、確かに」
アミューレ:こく、と頷きます
商人:「商人になって、他の場所にも行くようになって気がついたんだ。
  この国はとても小さい。この町と、周辺の野原がちょっとあるだけだな。
  人口も少ない。今はかなり減っちゃってるが、人が避難する前からそうだった。
  周囲の自然にしても町にしても、特に見どころがあるわけじゃない。
  こんな小さなところで、俺たちは……この町の住人は、互いにいがみ合っていた」

沙羅紗:「その、衛兵さんに、聞いた……女王様の、政策の、せいで?」
商人:「それも原因の一つだな。実体はもうちょっと複雑だが」
商人:「お嬢さんの国はどうだったか? もっと大きく広い割には平和だったんじゃないのか?」

    [雑談] アミュ、比較的平和な時代生きてるからなあ……
    [雑談] 年齢と立場の差が出る質問
    [雑談] C組おもしろい組み合わせだほんと
    [雑談] 共通項があるようでない
    [雑談] それなんですよねえ

沙羅紗:「あまり、変わらない……長細い、狭い国なのに、断絶もしてた、から……もっと、ひどかった」
  
とため息とともに言います
  「今は、長が変わって……だいぶ、マシになった……ここは、この国と、一緒」
アミューレ:「わたしは、その時代を知らないけど……争いは、どこにだっておこるものだと思います」
商人:「お? そっか、まあその場所に暮らしている者にとってはいろいろあるのかもな。
  ともかく、こんなちっさい国だが、俺はそれなりに気に入っていてな。だから俺は避難はしていない」

沙羅紗:「そう……ありがとう」
アミューレ:「故郷、ですもんね」
商人:「そうだ。生まれ育った場所には、やっぱり特別な愛着があるもんだ。そうだろう?」
沙羅紗:「それは、私も思う……やっぱり、故郷は、大切」
アミューレ:「はい。自分をつくったまちなら、なおさら」

商人:「……あの穴、なんとかならないもんかねえ」 と独り言のようにぼそりと
沙羅紗:「なると、いい……私も、祈ってる」
アミューレ:「なんとかしたいですよね。……でも、埋めたりとか、できないですからね……」
沙羅紗:「あれは、埋められる大きさじゃ、ない……」
商人:「そうだな。俺にも何かできることがあればよかったんだが」
沙羅紗:「何もない、とは、私も、思いたくない……だから、町の思い出を、集めてる」

    [雑談] ここまでで町の5か所は全部回ったので、あと行ける場所は2つだけですね
    [雑談] 思い出は集め終わりましたね あと何を作るか、ですが
    [雑談] 終わりましたね……どうしよう クリスタル作るわけにもいかないし……
    [雑談] 集め終わったかどうかというと微妙ですが……トーラの「分身」はもう一人いるので
    [雑談] えっ
    [雑談] あっ
    [雑談] アスカに会いに行きましょう!
    [雑談] しょう!

沙羅紗:「シエラ門に、行って……最後の、トーラさんのカケラに、会わないと」
アミューレ:「そうですね。行きましょう。 思い出を聞かせてくれて、ありがとうございました!」
沙羅紗:「……ありがとう」 と沙羅紗も礼を言います







  BGM:夢の岸辺に アナザー・ワールド

  [シエラ門]に移動します。ダイブポイントの消費はありません。


門を出たところで、アスカが二人に声を掛けた。


アスカ:「どうだ? 計画は順調か?」
沙羅紗:「かなり、声は、聞けた……あなたは? アスカ。この町の思い出は、持ってるの?」
アスカ:「は? 俺か?」 ちょっとうろたえてます
アミューレ:「はい、アスカさんにききたいです」
アスカ:「俺はこの世界のルールに縛られているわけじゃないからなあ……なんとも」 と言ってから
  「……でも、『現実世界の』トーラの思い出話ならできるぞ?」
沙羅紗:「……聞きたい」
沙羅紗:「心の護、というのなら、線引きも……大丈夫そう、だし」
アスカ:「いや、心の護だからこそ勝手に話すのもなあ……どうしようかなー」

  >聞かない >DP100消費して聞く >DP200消費して聞く

    [雑談] 原作に近いDPの使い方
    [雑談] 多い方がいいのだろうか……?
    [雑談] 確か、心をゆさぶるからDP多くかかるって設定だったはず……私は多い方で!
    [雑談] ではそっちで

  DP:620->420

アスカ:「まあ、いっか!」
アスカ:「この町には学校があったと思うんだが、
  お前たちの町にはどうだった? 学校みたいなものはあったのか?」


    [雑談] アスカさんの反応がおもしろいw
    [雑談] 1の世界は教会や天覇による私学があります プラティナについては不明です
    [雑談] ミシャの話を聞く限り、あっても通えてないと思うので知らないことにしておきます
    [雑談] 私学何歳くらいまでかよえるやつです? 学校の存在を知らず設定していなかった……
    [雑談] 年齢は不明ですね ちょっといま引用出します

  2)アルトネリコ1~3の各舞台での学校制度はどうなっているのでしょうか?
  コスモスフィアやバイナリ野では頻繁に見られますが、現実(?)では就学している人は見ない気がします。

> 2ですが、単純に一般市民にスポットが当たる事が無い為割愛しているだけです。
> 例えばAT3ではサキが保育園で働いていましたが、当然その上には初等学校などが存在します。
> また、第一塔では天覇の養成訓練校や、教会の学校などがあり、
> 自由意志で(月謝はかかりますが)通う事が出来ます。
> 第二塔では、パスタリアには官僚教育向け学校と騎士団養成所があり、
> リムにもとりわけ道徳教育中心の寺子屋的なものは存在します。
> (編纂室13)


    [雑談] 年齢は不明……小学校は通ってた、にしよう
    [雑談] ついでに、この先の話に関わる部分

> クラスタニアでは、生まれついてすぐに、生涯の職務が決まりますから、比較的職に付くのは早いです。
> 6歳相当で誕生し、その後6年で殆どの学校教育は修得してしまいます。
> その後3年ほどで職業訓練のようなものを行い、15歳には社会人デビューです。
> 元々生まれてくるときからその能力に特化した素体を創りますから、
> 修得効率はとても良く、故に就学期間は短くできるのです。
> (トウコウ113)


沙羅紗:「……なかった」 と首をかしげながら言います(90年くらい前なのでかなりあやふや)
アミューレ:「ありました。教会が運営してる学校に通ってましたよ。あと、天覇にも学校があったかと」
アスカ:「そっちの……沙羅紗のほうは、学校ってどんなところかは分かるか?」
沙羅紗:「本では、読んだけど……”お役目”の勉強が、忙しくて、行かせてもらってない、はず」
アスカ:「行ったことはなくても、知っているなら問題ない。
  クラスタニアでトーラは一人暮らしをしていたが、トーラに限らず、クラスタニアのレーヴァテイルは
  全員が自分の家を持っている。政府から皆に支給されているわけだ。ただ、例外があってだな」

アミューレ:「例外?」
沙羅紗:「??」 と首をかしげてます
アスカ:「子どものレーヴァテイルだ。生まれて間もないときは生活能力なんてないからな、
  その時だけは寮で集団生活を営むことになる」

沙羅紗:「ああ……確かに」

    [雑談] いまでも生活能力なさそうな人がいるけど
    [雑談] ダレダロウナー
    [雑談] そっ……

アスカ:「しかし、同じようなやつが集まる場所では、人間関係でどうしても問題が発生しやすい。
  トーラも、ある事情から、その人間関係の問題に巻き込まれていた。まあ、よくある話だ」

沙羅紗:(実はいまいちぴんときていない顔)

    [雑談] 沙羅紗さんは同じような人が周りに居なかったから仕方ない
    [雑談] 廃人になってるか縁切ってるかだろうし
    [雑談] そもそも同年齢のβがいないじゃないですか こっちは単純計算150~200人くらいいる
    [雑談] まあまずそうなんですよね!

アミューレ:「いじめ、とかですか?」
アスカ:「そういうことだ」
アミューレ:「それで、トーラさんは、いじめられて……?」
沙羅紗:「……アミュ、話、任せた」 と小声でささやきます
アミューレ:「えと、了解です」 

アスカ:「まあ、そっちの話題はどっちかというと横道だ。その時にトーラを助けてくれた人がいた」
アミューレ:「助けてくれた人がいたんですね。……その人は、どんな人だったんですか?」
沙羅紗:聞き役に徹してます
アスカ:「同じ学校、一つ年上の人だ。物静かな、しかし芯の通った人でな……
  彼女が、トーラの最初の『憧れの人』になった」

アミューレ:「ああ……今のトーラさん、少し似てる気がします」
沙羅紗:「……それは、確かに」
アスカ:「そうか? まあ、そうなのかもしれないな。大きな影響を与えているのは確かだ」
アミューレ:「初めてあった時の雰囲気が。その人は、今は……?」
アスカ:「……もういない。死んだ」
沙羅紗:「寿命?」
アスカ:「違う」
アミューレ:「……塔の崩壊で?」
アスカ:「違う。もっと前の話だ。……これ以上は、さすがに、俺からは言えない」
沙羅紗:「……わかった」
アミューレ:「わかりました。そのことについては、もう」

アスカ:「ともかく、その人にはトーラはとてもかわいがってもらっていたものだ。
  トーラもとても慕っていた。二人は友情……よりももう少し深い関係になっていた」

アミューレ:「家族、みたいに?」
沙羅紗:「他だと……思いつかない。やっぱり、家族?」
アスカ:「うーん、多分『家族』という呼び方だとちょっと違うな」
アミューレ:「……? 恋人?」
アスカ:「そうだな、そっちのほうが近いな」
アミューレ:「憧れの人から恋人に、素敵ですね」
アスカ:「……というか、いちおう女性同士がそういう関係になった話だというのに、
  意外と冷静に聞いているもんだな。他の世界のやつにはあまり理解されないと思っていたが」

沙羅紗:「ちょっと、処理が、追いつかない……レーヴァテイルの、普通?」 と、おろおろしています

    [雑談] 意訳=自分たちは廃人と培養前と自分!みたいな状態だったから
    [雑談] 知らなかったけどレーヴァテイルってGLがデフォ?
    [雑談] どうなんでしょうねえ

アミューレ:「んー、そうかもしれないですけど、性別はともかく、両思いになるってなかなかないじゃないですか。
  自分が好きになった人が、自分を好きになってくれるなんて、奇跡だと思う。
  だから、祝福したいし、それについて差別はしたくないなって」

アスカ:「まあ実際に『恋人』と呼べるかどうかというと、微妙だとは思うがな。
  クラスタニアはレーヴァテイルの国だ。見かけや言葉遣いが女性らしいかどうかなんて、
  そこでは何の意味も持たない。そういうもんだ。
  そういう究極の同質集団のなかでトーラは育ってきた。このことをできれば心の片隅に留めておいてほしい」


    [雑談] アスカの一人称に対して結局どの組もツッコミが入らなかったので、こちらから言っていくスタイル

アミューレ:「……はい。わかりました」
沙羅紗:「ん……わかった」



アスカ:「俺の話はもういいだろう? そっちはどうなんだ? 結局、何を作るんだ?」

    [雑談] 作るものが決まっていればそれでいいし、決まってなければここでアスカに相談しちゃってもいいです
    [雑談] シチャイマシタ

アミューレ:「実は、まだ何を作るか、悩んでいて……何が最善なのかなって」
沙羅紗:「実は、話を聞こうと思ったのは、第一塔で似たことをしているのを、見ていたからだけど……
  ヒュムネクリスタルは、さすがに、作れないし……困ってる」

アスカ:「なるほどな、言いたいことは分からんでもない。
  ただ、ここはコスモスフィアだ。なんであろうと、想いさえあれば作れる。
  お前たちの想いはなんだ? ここで何を感じた? そしてトーラのためにどういう想いを残そうとしている?」


    [雑談] ここからいよいよ最終盤の展開に入ります
    [雑談] うーん、ちょっと的外れかもだけど、思ったこと先に行っちゃっていいです?
    [雑談] どぞどぞ

沙羅紗:「私が、感じたのは、恐怖と、迷いと……懐かしさ。忘れることが怖くて、
  でも、思い返す記憶に美化があるのではとも、怯えている。
  思い返す過去より、今の方が人々は幸せかもしれないと、思うから余計に、迷う……ちょっと、私と似てる。
  想いを、固定させることは、できるけど、それは、停止と変わらないと、知ってる……
  だから、よすがになるような、ものを。私は、「難しいこと抜きで故郷を忍べる想い」を、残したいと、思っている……
  私の、独りよがりかも、だけど」


    [雑談] 今はあえて反応しないけど
    [雑談] 昨日の卓でも言ったけど、サラシャは50年分くらい記憶がぽーんしてるから
    [雑談] 忘れるのってそんなに怖くない(恐れても仕方ないと開き直ってる)

アスカ:「……そうか。アミューレ、お前は?」

    [雑談] あの、すみません、かなり、答えがすごくアレなんですけど、いいですか
    [雑談] どうぞ アレかどうかなんていったら、このシナリオ自体がそうとうのアレな曲者ですよ
    [雑談] E組レベル1が別シナリオになったのが幸運に思えるほど

アミューレ:「私、忘れることが怖いって思ったことなかった。
  大事なものを失うってこと、まだしたことがないから。だから最初、わからなかった。
  でもここで、沢山の思いを見て。忘れたくない、忘れるなら一緒に消えてしまいたいって願い。
  自分自身が信じられなくて不安になっていること、とか。
  ……思いをなぞっただけだから、全部理解できてはいないだろうけど。
  だから、私が伝えられること、伝えたいことは、どうか忘却の恐怖を乗り越えてほしいという、エール。
  忘れても確かにそこに存在する想いがあったことを、これから作るものを通して伝えたい」


    [雑談] ナンッカスミマセンンン
    [雑談] (さっきの続き)沙羅紗さんの洞察はたいしたものですね、驚いた
    [雑談] そしてやっぱりここで違いが出ますね 見る方向が前と後ろで分かれた
    [雑談] どうしても前向きになってしまう
    [雑談] サラシャの「想いを固定化させることはできる」ってのは、
    [雑談] バイナリ野にHALT突っ込めばいいっていう元職のよくわかる発想故

アスカ:「なるほどな。……トーラはいい相手に恵まれたものだな」


アスカ:「この世界で、トーラのところには何があったか覚えているか?」
沙羅紗:「石碑。yasra dius manafと、刻まれた……」
アミューレ:「……慰霊碑」
アスカ:「あの場所にトーラがずっといることからも分かるように、トーラは今でも記憶の中に生きている。
  『難しいこと抜きで』『どうか忘却の恐怖を乗り越えてほしい』
  そういう想いを、ぜひ伝えてやってほしい」

アミューレ:「……はいっ」
沙羅紗:「……わかった」

アスカ:「さて、実はヒュムネクリスタルみたいな想いの塊を作ることは、
  コスモスフィアでは造作もない話なんだが……やっぱりそれじゃ面白くないな。
  なにか形のあるものにしたほうがいいが……どう思う?」

沙羅紗:「それは、とってもいい考え、だと、思う……!」

アスカ:「沙羅紗、『難しいこと抜きで故郷を忍べる想い』を得られるものってなんだろうな?
  考え込まなくても昔のことを思いだせるようなものって」

アスカ:「アミューレ、『忘却の恐怖を乗り越え』るためには何が必要だ?
  直感で思いついたものでいい。コスモスフィアではそういうところが大事だからな」


沙羅紗:「私なら、象徴する記念品……例えば、塔や、モニュメントのミニチュアとか。
  あるいは、昔も今も変わらないもの……星、とか。星巡りは、クラスタにもあったと、聞いてる。
  むろん、個人的な体感、だけど……」

アミューレ:「私も、塔のミニチュアとかかなって……あとは、トーラさんの家にあったものかな、とも思ったんですけど……」
沙羅紗:「ああ、家にあったものは……よさそう」 うんうんとうなづいてます
アミューレ:「あるいは家そのものとか……? 紅茶はよく出てきましたけど再現が」
沙羅紗:「家か塔の、スノードームって、どうかな……」 と思い付きを話してみます
アミューレ:「あっ、それ、すごくいいと思います! ……頑張れば、両方、いれられますよね?」
沙羅紗:「イメージ、できれば……」
アミューレ:「じゃあ、それでいきましょうか……!」
沙羅紗:「わかった……」
アスカ:「よし、決まったようだな。あとは、どういうスノードームを作るか、
  しっかり妄想するだけだ。レーヴァテイルならそういうことは得意だろう?
  もし不安だったらここで予行演習しておけばいい。本番はトーラの前でやってこい」

沙羅紗:「ん、わかった……演習は、していく」
アミューレ:「演習して、とびっきりのもの、つくりましょう!」




  セッションC-1-10 2017/03/02




  BGM:Merk
    from アルトネリコ(バンプレスト/ガスト, 2006)
    Composed by 中河健


アスカ:「じゃあ作り方を説明するぞ。
  まずは作るものを細かいところまでしっかり妄想しておく。
  じゅうぶん想像できたならば、精神を統一し、妄想したものができるように祈るんだ。
  そうすれば具現化するだろう……この精神世界の主が許可してくれれば、だが」



  システム的な説明:
  作成の際には、次の二段階の処理を行います。

  1.作るものの内容を決めて、必要なダイブポイントを支払う
  移動コストであと50DPかかりますので、残り370DPまで使用可能です。

  <必須>スノードームの基本セット(容器+液体+雪):150DP
  ミニチュア(地形・建物・樹など) 1種類につき60DP
  フィギュア(人や動物など) 1個につき40DP
  仕掛け(発光や水流など) 1種類につき50DP

  2.【想い】ロールで作成
  【想い】による判定に成功すれば作成完了です。
  なお、この判定には[奇跡]による振り直しが([奇跡]ポイントが残っている限り)何度でも可能です。



アスカ:「予行演習するならやってみな。
  トーラではなく俺が一時的に許可するだけだから、本格的なものは作れないけど」


  (ここではDP消費なしでできます)

    [雑談] 前回家と塔いれよう、って話はしましたけど余裕あんまりなさそうな
    [雑談] 逆に言えば、何を重要視するか、ですねー
    [雑談] どっちかにした方がいいかも?
    [雑談] 一応両方入れられるようには調整していますので ギリギリですけど
    [雑談] 塔と家いれて270、星って仕掛けに入ります? それともミニチュアでしょうか
    [雑談] 内容的には仕掛け扱いがよさそうですね
    [雑談] 星が光る仕掛けにしたらいける
    [雑談] はい、そういうことです 発光+星で1つの仕掛けでいいかなと
    [雑談] そしたら320ですね
    [雑談] あと50なら余裕があるのか
    [雑談] はい ルール上では「DP0になったらクリティカルダウン」ってなっているのですが、
    [雑談] 〈青の地平のトーラ〉では「DP0はギリギリOK」でやりますので
    [雑談] 私はこれ以上はいれたいものはないかな、と
    [雑談] いいんじゃないですか? 詰め込めばいいというものでもないですし
    [雑談] 確かに
    [雑談] じゃあこれでいきましょうか
    [雑談] 星についてちょっとやりたいことあるから妄想に時間ください
    [雑談] はーいw

沙羅紗:「欲しい、のは、塔と……トーラさんの、家。あと……星も、欲しい。星巡り……あわせて、みたい。
  でも、難しそう……アミュは?」

アミューレ:「私も塔と、家が欲しいかな……。あとは、光る仕掛けとかあったら、綺麗かなって思ったけど……
  あっ、星が光るような仕掛けだったらすごく綺麗じゃないですか?」

沙羅紗:「すごく、キレイ……!」

沙羅紗:「……トーラさんの、誕生月って、いつだっけ」

    [雑談] これはこっちで答えた方がいいのか、アミュさんに任せるか
    [雑談] ダイブ前の喫茶店のシーンで「なるほど。私はちょうど110歳になったところです」
    [雑談] と言っている通り、今月(珠洲ノ宮=12月)です
    [雑談] おっと、そうだったか! たぶん、今月ってのが……抜けてる……
    [雑談] 直接聞いたっけと思ってましたがそういえば年の話で出ていましたね
    [雑談] アミュにいわせていただいても?
    [雑談] どうぞ もしあれならアスカのほうから補足します
    [雑談] ありがとうございます

アミューレ:「えっと……ダイブの前にトーラさん、ちょうど110歳になったばかりって言ってたと思うから……今月?」
沙羅紗:「それなら……珠洲ノ宮の星向き、妄想しようかな……ただの星空より、ちょっと、お得?」
アミューレ:「わあ、いいですね! 自分が生まれたときの星空……!」
沙羅紗:「ただ、想像するより……わかりやすい」

    [雑談] 沙羅紗さんは5月 アミュさんはトーラと1日違いなので12月
    [雑談] wikiにまとめておくとこういうときに自分が楽できる
    [雑談] アミュはキャラシ作るときとっさに考えた設定でしたがこうなるとはw
    [雑談] 沙羅紗さんは名前がこうなので分かりやすいですけどねw
    [雑談] 星巡りそのまんまの名前だもーん
    [雑談] というか、名前考える時に星巡り見ながら決めた!
    [雑談] なるほどw
    [雑談] で実際に星巡りやろうとすると実年齢が壁になるw
    [雑談] 本当にwww
    [雑談] サラシャはテルから本物の星巡り習ってそうで
    [雑談] いいなーそれ シャラノワールのお話とか聞いていたならもっといいなあ
    [雑談] だってもとはと言えばアルカのやってたことみたいだし(絶対ジャックは忘れてるだろうけど
    [雑談] オババ様から習う時間はたっっっっっぷりあったよなとこじつけます。シャラノワールのも聞いてそう


  とりあえず先に判定条件 【想い】難易度は二人合計で24です

    [雑談] というわけで精神統一ができたら振って下さい
    [雑談] さすがの難易度……
    [雑談] うむむむむむむ……
    [雑談] まあ二人の【想い】の合計でこの数値をだせばいいだけですので 奇跡振り足しもありますし
    [雑談] あっ、皇帝の鈴とかは使っていいんです?
    [雑談] はい、もちろんですよ 気付いてくれてよかった
    [雑談] このシナリオでは戦闘は基本的に無いので、1レベル1回までならアイテムは消費なしで使用していいですよ
    [雑談] よしよし。振り足しもあるならなんとかなりそう

沙羅紗:とりあえず振ってみます
  3+2D
  DiceBot : (3+2D6) → 3+9[6,3] → 12

アミューレ:いきます
  4+2D
  DiceBot : (4+2D6) → 4+8[5,3] → 12


    [雑談] ギッギリギリーーーーーーッ
    [雑談] ちょーぎりぎりー!
    [雑談] でも振り足せる余地があって、アイテムで底値も使えるなら、なんとかできそうっと


二人が想いを込めると、アスカが差し出した手の平の上に光球が現れ、その光が収まると――

アスカ:「おっ、初めてでこれなら上出来じゃないか?」

やや不恰好ながらも想像した通りのスノードームができていた

沙羅紗:「……ちゃんと、できた……?」
アミューレ:「やったぁ! これなら……!」
アスカ:「本番はもっと気合を入れてやれば、よりいいのができるだろう」 軽く振って具合を確かめている
沙羅紗:「ありがとう……ちょっと、自信、ついた」
アミューレ:「うん、私ももっと頑張れる……! ありがとうございます、アスカさん」
アスカ:「よし、後はトーラの前でこれをやるだけだ。頑張ってこい」

そう言うと、アスカの手にあったスノードームは消えてしまった。

沙羅紗:「頑張って、くる…………ありがと」
アミューレ:「はい、いってきます!」
アスカ:「うまくいくのを祈ってるよ」









レベル1前半<<前    次>>レベル1後半




記事メニュー
ウィキ募集バナー