青の地平のトーラ プレイログ B組:CSLv.1 前半

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    文字色説明

    GM: トーラ  PC発言 行動説明、PL発言など  ナレーション、状況説明  雑談、システム文など
    SGM: カルム PC発言 行動説明、PL発言など
    PL :  沙紗   PC発言 行動説明、PL発言など



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  セッションB-1-2 2016/02/20
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  では、ダイブについての説明をしますね

  まずダイブのシステムについてですが、これはコスモスフィアサプリメントに書いてある通りです
  主な要素を抜粋しますと、

  ・最初にダイブポイント(DP)が配布され、イベントやポインタ(場所)移動で消費していく
   DPが0になったらクリティカルダウンによりダイブ終了(p10~11)

  ・ポインタ移動は基本的にはGMの指示に従う(p11)

  ・シナリオには完了条件が設定されていて、それを満たすとパラダイムシフト発生が宣言される
   最後にパラダイムシフトのイベントをこなすことでダイブ完了(p12)

  こんな感じです


  ただし、このキャンペーンでは次の要素を追加します:

  ・GMは、ダイブされているレーヴァテイルにとってあまりに酷いことを
   ダイバーにされた場合、任意にクリティカルダウンを起こせる

  ここでいう酷いことというのは

  1.「そのレーヴァテイルに対する明らかな嫌がらせ」
  2.「人倫にもとるような行為・発言」

  であって、うっかり地雷を踏み抜いた程度では簡単にクリティカルダウンはしません
  自由行動(選択肢から選ぶのではなく自由にできる行動)が多いゆえの制約としてご了承ください

  もしクリティカルダウンが起こった場合、適当なシーンまで巻き戻して再開となります


  ダイブの進め方については今までと特に変わりません
  基本的には会話や自由行動で進め、ときどき判定やその他のイベントによって進みます

  ダイブの性質上、どう答えていいか分からない局面が出てくることがあるかもしれません
  そういう場合はGMに相談しても問題ありません
  考える時間が欲しい場合は、ひとこと言っていただければ10分でも1時間でも待ちます

  また、台詞で答えることが難しい場合は、要点の箇条書きでの回答でもいいです
  ログ公開の際には、必要なら台詞なり地の文なりに適宜変換しちゃいますので


  あ、それから言い忘れてましたが、
  奇跡ポイントの使い方は本体と同じです 宣言することでダイス追加・振り直しに使用できます
  使った奇跡ポイントは、パラダイムシフトまたはクリティカルダウンによって回復します



        [雑談] さて準備はよろしいでしょうか?
        [雑談] 問題ないよ
        [雑談] おk 資料は全部開き終えてるので大丈夫です



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――トコシヱ隧道 ミズモリ広場――

    BGM: 闇市場
        from アルトネリコ3(バンダイナムコ/ガスト, 2010)
        Composed by 中河健



ダイブ屋は、他の店に比べて派手なお店だ。
それ故に、ダイブ屋がある区画さえ分かれば、見つけることはたやすい。

二人は、沙紗の店を出てそれほど苦労することなく、
独特のネオンで彩られたダイブ屋を探し出すことができた。



トーラ:「ありました、ここみたいですね」
沙紗:「いつ見ても、異質な雰囲気ね……」
沙紗:「まさか入ることになるとは思いもしなかったわ……」
トーラ:「では、さっそく入りましょうか」
沙紗:「ええ」


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    BGM: 起動
        from アルトネリコ2(バンプレスト/ガスト, 2007)
        Composed by 中河健



ダイブ屋の中は、ダイブマシンを中心に多くの配線と機械で埋め尽くされている。
普通の店に比べると薄暗く、機械の光がやや眩しい。
初めてダイブ屋を訪れた者は、この光景に驚くだろう。



沙紗:「うわぁ……」

驚き立ち尽くす沙紗を後目に、トーラはダイブ屋のスタッフに近づく。

ダイブ屋:「いらっしゃい。お二人でダイブするのかい?」
トーラ:「はい、お願いします」
沙紗:「は、はい。お願いします」

トーラ:「それで、こちらは初めてのダイブなので、軽く説明をお願いしたいのですが……」
ダイブ屋:「なるほど。初めてなのかい?」
沙紗:「え、ええ」
ダイブ屋:「なら、軽く説明させてもらうよ。
      白く大きな機械があるだろ? そこに寝るだけでいいのさ。後は……」

沙紗:「……分かったわ」

トーラ:「ではお願いしますね」
ダイブ屋:「まいどありー、後は任せてくれ」
ダイブ屋:「お嬢さんたちは寝ていてくれればいいよ。いま蓋開けるから」
沙紗(緊張するなぁ……)
ダイブ屋:「準備完了、さあ、どうぞ」

沙紗の緊張を知ってか知らずか、トーラは軽く声を掛ける。

トーラ:「じゃあ、また後でね」
沙紗:「え、えぇ」

トーラはポッドの中に入っていき、姿が見えなくなった。
待たせちゃいけないと思い、沙紗もまたポッドの中に入った。

二人はアナウンスに従って準備を済ませ、寝台の上に横たわる。
やがて、心地よい音楽が流れ始め、間もなく二人は意識を失った――



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    BGM: Di-Ve
        from ロビン・ロイドの冒険(ガスト, 2000)
        Composed by 土屋暁



  ダイブポイントの初期値は 1200+【想い】×20 です。
  【想い】ロールをお願いします。


  10+2D 想い
  DiceBot : (10+2D6) → 10+4[2,2] → 14


        [雑談] 導入がすごくいい感じだったのでボーナス200入れてます
        [雑談] その代わりダイスの出目が悪いねw


  ダイブポイントの初期値は1480です。
  では、これからダイブを開始します。



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  Checking condition of clients...


  < Diver >
  Vital Signs: Normal
  Consciousness: Hypnotized


  < Revatail >
  Install Point Scanning: Completed
  Consciousness: Tranquilized


  DHW Connection Established.
  Determining Dive Level. . .  Done


  Initial G.W.C.: 002400Hmag/s
  Start Frequency: 000031930Hz (Lv. 1)


  Extracting Cosmosphere. . . OK

  The dive got start successfully. Good luck!


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    BGM: ヘーマンタ(冬)
        from メールプラーナ(ガスト, 1996)
        Composed by 山西利治



ここは、果てしなく広がる荒野。

石と草とまばらに生える低木が地平線まで続く大地は、太陽のない空の
青とも白ともつかぬ曖昧な色に照らされ、どちらを向いても彩度の低い
退屈な光景を織りなしている。


これほどの広さの平原にも関わらず、鳥も獣も、虫の姿すら一つとしてない。
何も遮るものがないにも関わらず、荒野を渡り過ぎていくはずの風も吹いていない。


息が詰まりそうになるほどの「何もない場所」。
しかし、一か所だけ、この土地には似つかわしくないような人工物の形跡がある。


荒野の中に、岩が円を描くように並べられた場所があり、
その中心には円盤状の大きな石が置かれている。

円盤の表面はよく磨かれていて、同心円と正六角形を組み合わせた
幾何学模様まで彫られている。


これは、レーヴァテイルの精神世界と現実世界とを結ぶ「ストーンヘンジ」のようだ。
それを示すかのように、円と六角形の中心に、
ダイバーである沙紗は佇んでいた。



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        cosmosphere.TORAI.Lv.1
        a.e. converged world <概収束世界>

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        [雑談] では状況開始です。何か行動をお願いします。
        [雑談] 了解です


沙紗:「ここが……コスモスフィアの中……」
沙紗:「それにしては、何もなさすぎるような……」

辺りを見渡しながら、沙紗は一人呟く。

沙紗:「そうだ、トーラさんを探さないと!」

ふと思い出して歩き出そうとするが、

沙紗:「とはいっても、何処を探したら良いものか」
沙紗:「ええい、考え込んでも仕方がない。とりあえず前に進まなきゃ何も始まらないし、こっちに行ってみよう」

ストーンヘンジを離れようとすると、後ろから呼び止めようとする声が聞こえた。

沙紗:「誰!?」



    BGM: 凩 その二
        from 大正もののけ異聞録(ガスト, 2003)
        Composed by 阿知波大輔


沙紗が振り返ると、そこには一人の小さな子の姿があった。

左手に笛を持ち、クラスタ風の装束を纏ったその姿は、
子どもというよりは「妖精」と言ったほうがいいだろう。
大きさは幼な子よりもさらに小さく、背中には4枚の翅が生えている。


その妖精が、ストーンヘンジの石組みの上に座って、
沙紗の顔をじっと眺めている。




沙紗:「あなたは……?」 自分を眺めている妖精に近づきます
カルム:「ここにお客さん? 珍しいね」
カルム:「申し遅れたけど、僕はカルム。貴方は?」
沙紗:「あたしは沙紗よ」
カルム:「沙紗さんね、よし覚えた。
     少し困っているように見えるけど、ここがどんなところか知ってる?」

沙紗:「コスモスフィア、よね?」
カルム:「少し、弱い回答だけど大丈夫そうだね。
     そして、こんな質問をする僕は“心の護”だけど、それくらいは理解してるよね?」

沙紗:「心の護? それって……」
カルム:「知らないってことは、ダイブは初めてなのかな?」
沙紗:「え、ええ。その通りよ」
カルム:「初めてなら、しっかりと教えないとね、トーラの為にも。
     では、簡単に説明するから、しっかり聞いてよ?」


カルム:「コスモスフィアとはレーヴァテイルの精神世界だよ。
     コスモスフィアは顕在意識・深層意識のレベルを反映した階層構造になってて、
     世界観はレーヴァテイルごとに全然違うらしいよ」

カルム:「心の護である僕は、主の心の監視役で貴方の案内役だよ。
     ここ、コスモスフィアでは、人格の異なる側面を反映する形で、異なる性格を持つ複数の本人が登場したりもするね。
     人格が違うとはいえ、本人なので普段通り関わって大丈夫だよ」

カルム:「コスモスフィアはダイブされるレーヴァテイルの内面そのものだから、
     レーヴァテイルにとっては自分の内面をさらけ出してるわけだね。
     だから、ダイブはふつうは強い信頼関係で結ばれた
     パートナーのみで行われるわけだね。きっと、貴方はトーラにとって大切な存在なのかな?」

カルム:「以上が、コスモスフィアについてだよ。理解してくれたかな?」
沙紗:「概ね、理解したわ」
カルム:「うん、宜しい」


        [雑談] 現実の話ってしてもおkでしたっけ?
        [雑談] 大丈夫なんじゃないかな? CS→現実はNG
        [雑談] OKです ただし、相手がそれを把握しているかどうかはまた別の話です


沙紗:「実はね、トーラさんとはこの間会ったばかりなの。
    でも、あたしのレーヴァテイルへの想いを伝えたら、あたしのことをもっと知りたいって……
    それで、今回のダイブにつながったのよ」

カルム:「つまり、沙紗さんをトーラが招きいれたってことだね」
沙紗:「そう思ってるわ」
沙紗:「それであなたは、心の護は、あたしがこのコスモスフィアで行うことを
    サポートしたり監視するだけで、直接介入したりはしないのよね?」

カルム:「その認識で間違いないよ。沙紗さんを一人の“人”としてトーラが見ているなら、僕は影ながら応援するよ。
     ようこそ、コスモスフィアへ」

沙紗:「ありがとう。ところで、トーラさんが何処にいるか、分かるの?」
カルム:「詳しい場所は僕にもわからないよ。近くを探してみるしか、ないんじゃないかな?」
沙紗:「そう…… なら、少し歩かないとね。前に進まないと何もできないもの」
カルム:「その通り。まずは自分の足で色々見て回ってみて」



        [雑談] ダイブの進め方については、なんとなく分かって頂けたと思います
        [雑談] こんな感じでかなり自由度高いです 要所では選択も出ます
        [雑談] 胃がイガイガするよ……(汗)
        [雑談] 要所で選択が出てくるお陰で進行はしやすいかな?
        [雑談] それが救いかな



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  [凪の大平原]に移動します。ダイブポイントを50ポイント消費します。
  DP: 1430

    BGM: ヘーマンタ(冬)


沙紗はストーンヘンジを離れ、荒野へと歩き出した。
どちらを向いても同じような景色が広がる場所だが、
幸いにも見通しはそれなりに利くので迷って遭難してしまう危険はなさそうだ。



        [雑談] ではまた自由行動です 今度はカルムが一緒にいます
        [雑談] 了解です


沙紗:「行けども行けども何もないわね。これが、本当に精神世界の中だとは信じられない……」
カルム:「コスモスフィアは主の心を映し描くから、どんな世界になってもおかしくはないよ?」
沙紗:「……トーラさんの心の中にこんな世界ができるほどの隙間があるってこと?」
カルム:「じゃないのかな? 僕も詳しくはわからないけど」
沙紗:「そう…… どうして、こんな……」
カルム:「……」
沙紗:「あのとき話していたことが、関係あるのかな……」
カルム:「あの時?」

沙紗:「ダイブする前の日、トーラさんはあたしがレーヴァテイルに対して怖いとか憎いとか思ってないかって訊いてきたの。
    その時、すごい悲しそうな顔してたから…… 過去に何かすごく辛いことがあったのかなって」

カルム:「悲しい顔ね……
     人は生きていれば、悲しいことの1つや2つあるんじゃないかな? 僕はそう思うよ。
     それがここに反映されるかは、トーラ次第なんじゃないかな?」

沙紗:「それは……そうよね……」

沙紗:「あたしに、何か出来ないかな?」


        [雑談] お? ここでこの言葉が出た!
        [雑談] (実は次のレベルの分岐判断要素の1つです 今の言葉)
        [雑談] フラグ踏んだね


カルム:「できること、といえばトーラと話すことかな?
     この世界はトーラ自身なんだし、触れ合うことが大切だと思うよ」

沙紗:「そう、だよね。もう少し探してみましょ」

そう言って、沙紗は少し遅くなっていた足を速める。
しかし、肝心のトーラは、まだ見つかりそうにない。

沙紗:「だいぶ、歩いたかな。少し休みたいけど、トーラさんを見つけて話をするまでは、頑張らなきゃ」
カルム:「そうだね。少しくらいは僕も協力するよ」
沙紗:「ねぇ、カルム? ここには、あの建造物以外には何があるの?」

        [雑談] あの建造物=ストーンヘンジです

カルム:「この世界に住んでいても知らないことばかりだからね。
     何があるかすら分からないから……
     流石に答えられないのは申し訳ないので、ちょっと辺りを探してくるね」

カルムはその場で飛び上がり、周囲を見回す。

  【幸運】ロールをお願いします 難易度11

  5+2D 幸運
  DiceBot : (5+2D6) → 5+7[4,3] → 12


カルム:「ん? あれは……」
沙紗:「何か、見つかった?」
カルム:「沙紗さーん、あっちに石碑を見つけたよ!」 (手を振りながら)

  ポインタ[荒野の碑]が開放されました。

沙紗:「じゃぁ、そちらに行ってみましょ」
カルム:「そうだね、案内するよ」
沙紗:「よろしくね」



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  [荒野の碑]に移動します。ダイブポイントを100ポイント消費します。
  DP: 1330


ゴツゴツした石に足を取られながらしばらく歩き、
ようやく目的地にたどり着いたようだ。

目の前にあるのは、高さ1ストンほどの石碑だ。
石の上にはクリスタルが据え付けられている。

不思議なことに、人っ気の全くない場所に建っている割には、苔一つ付いていない。
きれいに磨かれた石の表面には、なにかの模様とヒュムノス文字が刻まれている。



沙紗:「これ、誰のための石碑なのかしら? 何か刻まれてるのは分かるけど、読めないわ」
沙紗:「それに、こんなに磨かれてるなんて、一体誰が……」
カルム:「大きな石碑だね」 (飛びながら見回す)


        [雑談] 約3mの高さ、少し見上げる感じのイメージかな
        [雑談] ですね 上まではそこそこの高さがあります
        [雑談] 石碑を調べてみますか? >はい・いいえ
        [雑談] 調べます。が、その前に少しロールを


沙紗:「カルムは、ここに刻まれてるもの、読めるの?」
カルム:「何が書いてあるか僕にはさっぱり」
沙紗:「そう……。街を歩いているとたまに見かけるのだけど、あたしにもさっぱりなのよね……」
沙紗:「少し、周辺を調べてみましょう」
カルム:「うん、調べよう」


        [雑談] どうやって調べますか? >自由回答
        [雑談] なお、調べるチャンスは4回までです
        [雑談] 制限付き 考える必要がありますね
        [雑談] もし選択肢がほしいなら出しますよ
        [雑談] カルムに、石碑の全体を見てもらいたいです


沙紗:「カルム、この石碑をいろんな所から見てくれないかな。高い所は、あたしには無理だから」
カルム:「高いところから見ればいいの? 少し待ってて、見てくるから」
沙紗:「ええ、お願い」

  【感知】で判定 難易度11です

  7+2D 感知
  DiceBot : (7+2D6) → 7+10[6,4] → 17


カルム:「上から見た感じだと、石碑の上のクリスタルの台座が剣の形になっているよ」
沙紗:「剣の形?」
カルム:「剣の形だったよ」


        [雑談] 台座は剣の形で、そこにクリスタルがあるのかな?
        [雑談] そんな感じです
        [雑談] 得たヒントが何を指しているのかはもちろん不明です
           ダイブを進めていればいつかは分かるかもしれません

        [雑談] 状況把握しました


沙紗:「そのクリスタルも、何かありそうね……。剣の形の台座というのも、気になるわ」
沙紗:「剣の形の台座があるということは、そこに剣があったのかな……」

沙紗:「ねぇ、そのクリスタルは抜き取ることは出来るの?」

        [雑談] 何もなければ調べる2回目です もちろんこれで終わりにしてもいいですが……
        [雑談] 2回目:クリスタルについて調べる

  今回は判定はありません

カルム:「試してみるよ」

カルムは力強くクリスタルを引っ張る。
しかし完全に固定されていて、びくともしない。

カルム:「引っ張ってみたけど固定されていて、取れないね。
     剣も調べてみたけど、何もない感じ。飾りなのかな?」

沙紗:「そう、無理をさせてごめんなさい」
沙紗:「せめて、何のための石碑なのか分かればいいのだけど……」
カルム:「気にしなくて大丈夫だよ。まだまだ、始まったばかりなんだしさ」


        [雑談] 3回目:刻まれているものについて調べる
        [雑談] 観察する >文字? 模様?
        [雑談] 模様を観察します


沙紗:「あと調べられるものは、石碑に刻まれてる模様くらいね。もう一度見てみましょ」
    石碑に刻まれた模様を調べます

  【知識】で判定 難易度14です

  9+2D 知識
  DiceBot : (9+2D6) → 9+9[3,6] → 18


沙紗はどこかで見たことのあるこの模様の正体を思い出した。
これは、クラスタニアのエンブレムだ。



        [雑談] 日々の探索による知識の集積が実を結んだのかな(テキトウ)
        [雑談] 3資料集p110に載っているものです


沙紗:「これは……クラスタニアの……」
カルム:「クラスタニア? 外の世界の模様だったの?」
沙紗:「ええ、これを何度か見たことがあるの。間違いない」


        [雑談] 最後は選択肢出します
            > 石碑の文字を調べる
            > 触ってみる
            > ヒュムノス文を読む
            > 思いを巡らせながら観察する
            > その他 自由に

        [雑談] 4回目:石碑の文字を調べます
        [雑談] 石碑の文字は普通に見える高さに彫ってあるってことでいいのかな?
        [雑談] 見える高さのものを、読もうとするのではなく調べる、ということです
        [雑談] 高度を下げてカルムは隣りで話すイメージができたぞ


最後に沙紗は、刻まれた文字を眺めた。

  【第一紀成語】で判定 難易度8

  奇跡消費宣言 奇跡1点を消費し、第一紀成語ダイスに1つダイスを追加します
  奇跡: 5->4

  2D+1D 第一紀成語+奇跡1点
  DiceBot : (2D6+1D6) → 7[5,2]+4[4] → 11


沙紗は文字の並びをよく観察して、あることに気が付いた。

これは、実はヒュムノス語の文章ではなく、
何か固有名詞のようなものをひたすら羅列したものであることが分かる。


沙紗:「これは、一体何を指しているのかしら?
    この文字の並びに違和感を覚えるのだけど……」




沙紗:「これ以上は、考えても出てこなさそうね……」
カルム:「でも、少しはこの世界についての欠片が見つかったよね」
沙紗:「そうね、これで少し、道が開けた気がする」
カルム:「収穫があったんだし、ゆっくりと次を探せばいいさ」

沙紗:(一旦ストーンヘンジに戻るか、それとも……)


        [雑談] 調べるターンはこれで終わりです なにか行動しますか?
            > カルムと話す
            > ストーンヘンジに戻る
            > その他

        [雑談] ストーンヘンジへ戻ります


沙紗:「本当は、トーラさんに会えれば良かったのだけど、そう上手くはいかないものね」
沙紗:「一度ストーンヘンジへ戻りましょ」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



  [ストーンヘンジ]に移動します。ダイブポイントを50ポイント消費します。
  DP: 1280


ストーンヘンジに戻ると、そこには見覚えのある人影があった。

円盤を取り囲む石組みの一つに身体を預けて立つその人物は、
沙紗に気づいてこちらに近づいてきた。青い髪の長身の女性――トーラだ。



    BGM: 慶雲の彼方
        from 信長の野望 覇王伝(光栄, 1992)
        Composed by 菅野よう子



        [雑談] 勝手にトーラのテーマ曲認定
        [雑談] 落ち着いた曲ですね
        [雑談] これはまたずいぶん古い曲をw


トーラ:「沙紗さん、こんにちは。私のコスモスフィアにようこそいらっしゃいました」

沙紗:「トーラさん!?」
トーラ:「歩き回ってきたようですね。どうでしたか? 私のコスモスフィアは」
沙紗:「石碑を、見てきたわ。それ以外は、何もなかった。この世界は、まるで空っぽね……」
トーラ:「……そうですよね、つまらないところでごめんなさいね」

沙紗:「何が、あったの?
    カルムから、コスモスフィアはレーヴァテイルの心の様を映し出してるって聞いたけど……」


トーラ:「……以前はこうではありませんでした」
沙紗:「……以前は?」
トーラ:「今はこんな何もない場所ですけど、昔はもっといろいろなものがありました。
     長い時が経つにつれて、一つ一つ、この世界から人も物も消えていきました。
     今では何もない荒野が残るだけ……
     もしかしたら、最後にはこの荒野すらなくなってしまうかもしれませんね」


すこし冗談めかして、寂しそうに言った。

沙紗:「そんな、そんなことって……」
沙紗:「トーラさんは……それで良いの?」
トーラ:「……それが人生というものなのかもしれませんから」


        [雑談] そういえば実際の年齢は教えていなかったですねw
        [雑談] 確かに言ってないと思います
        [雑談] ホントだ!
        [雑談] 少なくとも40より上ということはダイブ前の会話で分かってますね
        [雑談] yes 実際には40どころの話ではありませんがw


沙紗:「誰にも覚えてもらえず、ただ一人で終わるのが人生なの? そんなの……そんなの……!」
トーラ:「レーヴァテイルβ純血種とは、そういう生き物なのです。
     私たちにはまず親からして存在しませんからね」

沙紗:「……どうして……
    どうしてそんな顔して言えるのよ……どうして……」

トーラ:「……確かに、寂しくないといえば、嘘になりますね」
沙紗:「トーラさんにも、友達はいるんでしょう?
    その人が、自分のことを忘れても気にしないの?」

トーラ:「友達がいない、とは言いません。だけど、これは仕方のないことなのです。
     長い生は、それだけ多くの友を見送ることでもあるのです」


沙紗:「たしかに、あたしたち人間に比べたら、生きている時間は長いかもしれない……
    あたしたち人間は、短すぎる時間ゆえに、その時のつながりを大切にしてるのかもしれない……
    でもね、それがβレーヴァテイルでも同じだと思うんだ。ただ単に時間の長さが違うだけで
    人やレーヴァテイルに会ったその記憶に、時間の長さの違いなんて関係ないもの」


トーラ:「……」
しばらく考え込むトーラ。

トーラ:「……そうですね、そうかもしれません」
トーラ:「……私は、実年齢では107歳です。あと42年と2か月ほど生きることになっています。
     あなたはまだ若い。おそらく、生きる時間は私とそうかわりはないでしょう」

沙紗:「……」
    実年齢を聞いて驚くも、表情には出さない


        [雑談] 「ことになっている」というところがβの死生観かと


沙紗:「あたしね、今貴女に伝えたいことがあるの」

沙紗:「それはね、あたしはトーラさんのこと、ずっと覚えていたいし、貴女にも、あたしのことを覚えていて欲しいってこと」
沙紗:「ただ、このダイブを通じて、ってことじゃないよ?
    あたしは一人の人間で大牙で暮らしてる。貴女は一人のレーヴァテイルでクラスタニアに暮らしている。
    少し昔なら、今こうして一緒にいること自体ありえないと思うの」

沙紗:「だからこそ、ね。今この瞬間を大事にしたいし、この瞬間を覚えていたいし、貴女にも覚えていてもらいたい。
    人もレーヴァテイルも、何も変わらないんだもの。
    貴女があたしたち人間と一緒にいたいっていう気持ちも、あたしが貴女達レーヴァテイルと
    一緒にいたいっていう気持ちも、ね」



        [雑談] これは心打たれる
        [雑談] わりと今本気で涙出てる
        [雑談] さっきから涙出てます
        [雑談] (トーラが、人生について諦めてる?ところから)


再び考え込むトーラ。そして、

トーラ:「……沙紗さんに、ひとつお願いをしてもいいでしょうか?」

沙紗:「……」
沙紗はトーラの目を見て話の続きを促す。

トーラ:「この場所に、なにか楽しいものを、一つ作って残してください。
     そうすれば、きっと、忘れないでいられるから……」


沙紗:「……この場所に?」
トーラ:「はい。何を作るのかは、お任せします」
沙紗:「……」
沙紗:「一つだけ、訊いても良い?」
トーラ:「はい、なんでしょうか?」
沙紗:「ここに唯一あった石碑は、何のためにあるの?」
トーラ:「……」
トーラ:「……私の、……いえ、私たちの、友のためです」
沙紗:「そう……。あそこに書いてあった文字は、そういうことなのね」

再び、しばらく思案する沙紗。

沙紗:「そう……ね。あたしの鍛冶屋を作ろうかしら。
    楽しい場所ではないかもしれないけど、あたしと貴女が会って、最初に行ったお店よ。
    あの時、もの珍しそうに見ていたのを覚えているわ。それだけ、興味があったのでしょう?」


トーラ:「……面白いかもしれませんね」
トーラ:「そうすれば、“沙紗さん”がいつでもこの世界にいることになるかもしれません」

トーラ:「ではお願いしますね。私はここで待っていますから……」



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