レディ
概要
ジム・ディアと
ダーリング夫妻に大事に飼われているコッカースパニエルの雌犬。世間知らずなところがあるお嬢様犬。気ままに暮らす野良犬の
トランプと出会い、惹かれていく。
1937年、アニメーターの
ジョー・グラントが
ウォルト・ディズニーを夕食に誘った際にスケッチしてみせたのが彼の愛犬であるレディという犬であった。当初、ジョーは新しい映画のタイトルとして『Lady』を挙げていた。
スパゲッティを食べながらのキスシーンは映画史に残る名場面として知られており、ディズニー作品においても、『
Bonkers*』や『
ミッキーマウス!』でもレディとトランプ本人が登場して贅沢なセルフパロディを演じることも。
エピソード
ある日、レディはジムとダーリングの扱いが冷たくなっていることを気に病む。ジョックとトラスティに相談すると、「二人に赤ちゃんが産まれるので、一時的にレディの扱いが疎かになっているだけ」とアドバイスされる。そこに通りかかった野良犬の
トランプは「人間に赤ちゃんが産まれると犬は追い出される」と持論を述べてレディの不安を煽ったため、ジョックとトラスティに追い出される。
ジムとダーリングは新しく生まれた赤ちゃん
ジム・ジュニアをレディに優しく紹介し、レディはホッとする。夫妻は赤ちゃんを
セーラおばさんに預けて旅行へ出ることに。セーラおばさんは大の犬嫌いでレディをいじめる。セーラおばさんの飼い猫
サイと
アムに嵌められたレディはたまらず家を飛び出し、野犬収容員に捕獲される。トランプはレディを助けると、彼女に家の外の自由な世界を見せる。トランプは
トニーのレストランに彼女を連れていきデートを楽しむ。帰宅の途中、レディは野犬収容員に捕まってしまう。そこでレディは姉御肌の
ペグからトランプにたくさんのガールフレンドが居ることを聞く。
家に戻ったレディは犬小屋に繋がれる。レディは謝罪にきたトランプを追い返すが、赤ちゃんを狙うネズミを見つけるとトランプに助けを求める。トランプはネズミを撃退するが、赤ちゃんを襲っていると勘違いしたセーラおばさんの通報によってトランプは連行されてしまう。そこへ偶然旅行から戻ってきたジムとダーリングにレディはトランプの無実を訴える。野犬収容員の車はジョックとトラスティの活躍によって止められる。トラスティは倒れてしまうが、トランプは解放される。
その年のクリスマス、トランプは家族の一員となっていた。レディとトランプには4匹の子犬たち(
スキャンプ、
アネット、
コレット、
ダニエル)が生まれ、ジョックやトラスティと楽しくクリスマスを過ごすのであった。
レディとトランプの息子のスキャンプはいたずら好きで活発であり、部屋の中をめちゃくちゃにしたりジムの帽子に噛み付いたため庭の犬小屋に繋がれる罰を受ける。レディは野良犬になりたがっているスキャンプに、トランプの過去を話したほうが良いのではないかと考える。トランプがスキャンプに家族の素晴らしさを説くが、スキャンプはその晩家出をしてしまう。レディたちはジョックとトラスティに協力してもらい、家族総出でスキャンプを探すがなかなか見つからない。
独立記念日当日、スキャンプが見つからないままジムの一家はセーラおばさん、サイ、アムとともにピクニックに出かける。そこへスキャンプが現れてチキンを奪って立ち去ってしまう。その晩、スキャンプとつるんでいた
エンジェルが現れてスキャンプが
動物管理官に捕まったことを知らされる。トランプがエンジェルとともにスキャンプを助け出すと、スキャンプも家族の温かさを感じて家族のもとへ戻る。
自宅に戻ったスキャンプは家族から歓迎され、エンジェルも新しい家族として迎え入れられることとなった。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
ゲーム
KH
『Re:COM』では3番街のイベントシーン追加に伴い、前作『KH』に登場したレディと
トランプのオブジェが背景に登場するようになった。
登場作品
1950年代
1960年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
- 宝田薫(1956年)
- 栗葉子(1960年代:日本コロムビア版レコード)
- 小原乃梨子(1970年代:キングレコード版レコード)
- 藤田淑子(1989年~2001年)
実写
最終更新:2024年09月08日 19:10