トランプ
概要
飼い主の義母にいじめられて家を飛び出したお嬢様犬の
レディを助けた雄の野良犬。自由気ままに生きており、勇敢な上に知恵や機転が利く。野犬収容車に捕まった野良犬を助けていることから、仲間の犬からの信頼を集めている。可愛い女の子に弱いプレイボーイな一面は仲間たちからは有名らしい。
スパゲッティを食べながらのキスシーンは映画史に残る名場面として知られており、ディズニー作品においても、『
Bonkers*』や『
ミッキーマウス!』でもレディとトランプ本人が登場して贅沢なセルフパロディを演じることも。
エピソード
気ままな野良犬の
トランプはある家のそばを通りかかり、犬の
レディ、
ジョック、
トラスティが飼い主に赤ちゃんが生まれる話を小耳に挟む。トランプは「人間に赤ちゃんが産まれると犬は追い出される」と持論を述べてレディの不安を煽ったため、ジョックとトラスティに追い出される。
トランプはたまたま野良犬に襲われているレディと再会し、彼女を助ける。トランプは彼女に家の外の自由な世界を見せ、
トニーのレストランに彼女を連れていきデートを楽しむ。帰宅の途中、レディは野犬収容員に捕まってしまう。そこでレディはトランプにたくさんのガールフレンドが居ることを聞く。
家に戻ったレディは犬小屋に繋がれる。レディは謝罪にきたトランプを追い返すが、赤ちゃんを狙うネズミを見つけるとトランプに助けを求める。トランプはネズミを撃退するが、赤ちゃんを襲っていると勘違いした
セーラおばさんの通報によってトランプは連行されてしまう。そこへ偶然旅行から戻ってきた
ジム・ディアと
ダーリングにレディはトランプの無実を訴える。野犬収容員の車はジョックとトラスティの活躍によって止められる。トラスティは倒れてしまうが、トランプは解放される。
その年のクリスマス、トランプは家族の一員となっていた。レディとトランプには4匹の子犬たち(
スキャンプ、
アネット、
コレット、
ダニエル)が生まれ、ジョックやトラスティと楽しくクリスマスを過ごすのであった。
レディとトランプの息子のスキャンプはいたずら好きで活発であり、部屋の中をめちゃくちゃにしたりジムの帽子に噛み付いたため庭の犬小屋に繋がれる罰を受ける。レディは野良犬になりたがっているスキャンプに、トランプの過去を話したほうが良いのではないかと考える。トランプがスキャンプに家族の素晴らしさを説くが、スキャンプはその晩家出をしてしまう。レディたちはジョックとトラスティに協力してもらい、家族総出でスキャンプを探すがなかなか見つからない。
独立記念日当日、スキャンプが見つからないままジムの一家はセーラおばさん、
サイ、
アムとともにピクニックに出かける。そこへスキャンプが現れてチキンを奪って立ち去ってしまう。スキャンプは追いかけたトランプは彼を叱りつける。スキャンプはトランプのかつての相棒
バスターから父の過去を聞いており、バスターは自分よりも飼い犬としての生活を選んだことを根に持っていた。バスターはスキャンプをそそのかして野良犬としての暮らしを薦める。トランプはスキャンプにいつでも帰っておいでと言い残して身を引く。
その晩、スキャンプとつるんでいた
エンジェルが現れてスキャンプが
動物管理官に捕まったことを知らされる。トランプは
レジーと動物管理官を退け、スキャンプとエンジェルとともに脱出する。スキャンプは彼を捜しに来たジョックやトラスティと再会すると、バスターに自分は飼い犬に戻ると宣言する。スキャンプにノックアウトされたバスターは仲間たちに見捨てられてしまう。
自宅に戻ったスキャンプは家族から歓迎され、エンジェルも新しい家族として迎え入れられることとなった。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
KH
『Re:COM』では3番街のイベントシーン追加に伴い、前作『KH』に登場した
レディとトランプのオブジェが背景に登場するようになった。
登場作品
1950年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
- 小林桂樹(1956年)
- 高沢明(1960年代:日本コロムビア版レコード)
- 稲垣隆史(1970年代:キングレコード版レコード)
- 中尾隆聖(1989年~2001年)
実写
『
わんわん物語』では、モンテという犬が演じており、
ジャスティン・セロー /
咲野俊介が声を演じる。野良犬になる前の生活が回想で描かれ、『わんわん物語II』のヒロインのエンジェルと近い境遇となっている。
最終更新:2024年04月04日 00:07